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JIS Z 4573:2016 規格概要
この規格 Z4573は、三酢酸セルロース線量計測システムによって,光子又は電子で照射された物質の吸収線量を水吸収線量として測定するための方法について規定。
JISZ4573 規格全文情報
- 規格番号
- JIS Z4573
- 規格名称
- 三酢酸セルロース線量計測システムの使用方法
- 規格名称英語訳
- Practice for use of a cellulose triacetate dosimetry system
- 制定年月日
- 2016年3月22日
- 最新改正日
- 2016年3月22日
- JIS 閲覧
- ‐
- 対応国際規格
ISO
- ISO/ASTM 51650:2013(IDT)
- 国際規格分類
ICS
- 17.240
- 主務大臣
- 経済産業
- JISハンドブック
- ‐
- 改訂:履歴
- 2016-03-22 制定
- ページ
- JIS Z 4573:2016 PDF [12]
Z 4573 : 2016 (ISO/ASTM 51650 : 2013)
pdf 目 次
ページ
- 序文・・・・[1]
- 1 適用範囲・・・・[1]
- 2 引用規格・・・・[1]
- 3 用語及び定義・・・・[2]
- 4 重要性及び主な用途・・・・[3]
- 5 一般・・・・[4]
- 6 影響量・・・・[4]
- 7 CTA線量計測システム及びその検証・・・・[6]
- 8 納入時の線量計の評価・・・・[7]
- 9 校正・・・・[7]
- 10 ルーチン使用・・・・[7]
- 11 文書化の要求事項・・・・[8]
- 12 測定の不確かさ・・・・[8]
- 13 キーワード・・・・[8]
- 参考文献・・・・[9]
(pdf 一覧ページ番号 1)
――――― [JIS Z 4573 pdf 1] ―――――
Z 4573 : 2016 (ISO/ASTM 51650 : 2013)
まえがき
この規格は,工業標準化法第12条第1項の規定に基づき,一般社団法人日本原子力学会(AESJ)及び
一般財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格(日本産業規格)を制定すべきとの申出があ
り,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が制定した日本工業規格(日本産業規格)である。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意
を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実
用新案権に関わる確認について,責任はもたない。
(pdf 一覧ページ番号 2)
――――― [JIS Z 4573 pdf 2] ―――――
日本工業規格(日本産業規格) JIS
Z 4573 : 2016
(ISO/ASTM 51650 : 2013)
三酢酸セルロース線量計測システムの使用方法
Practice for use of a cellulose triacetate dosimetry system
序文
この規格は,2013年に第3版として発行されたISO/ASTM 51650を基に,技術的内容及び構成を変更す
ることなく作成した日本工業規格(日本産業規格)である。
1 適用範囲
1.1 この規格は,三酢酸セルロース(以下,CTAという。)線量計測システムによって,光子又は電子で
照射された物質の吸収線量を水吸収線量として測定するための方法について規定する。CTA線量計測シス
テムは,ISO/ASTM 52628に規定するルーチン線量計測システムに分類される。
1.2 CTA線量計は,ISO/ASTM 52628に規定するタイプII線量計に分類される。タイプII線量計とは,
その応答に対する影響量の複雑な効果に基づいた線量計である。
1.3 この規格は,放射線加工において適切な線量計測を実行するための推奨事項を規定する規格の一つ
であり,CTA線量計測システムにおけるISO/ASTM 52628の要求事項に適合する方法について規定する。
このCTA線量計測システムの使用に当たっては,ISO/ASTM 52628も参考にする。
1.4 この規格の使用範囲は,次のとおりとする。
1.4.1 吸収線量範囲は,1×104 Gy 3×105 Gyとする。
1.4.2 吸収線量率範囲は,3 Gy・s−1 4×1010 Gy・s−1とする。
1.4.3 光子エネルギー範囲は,0.1 MeV 50 MeVとする。
1.4.4 電子エネルギー範囲は,0.2 MeV 50 MeVとする。
1.5 この規格では,CTA線量計測システムの使用に係る安全性については規定していない。適切な安全
及び健康に対する基準を確立し,かつ,使用に先立ち,法的規制への適合性を決定することは,この規格
の利用者の責任である。
注記 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。
ISO/ASTM 51650:2013,Practice for use of a cellulose triacetate dosimetry system(IDT)
なお,対応の程度を表す記号“IDT”は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“一致している”こ
とを示す。
2 引用規格
次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの
引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
ISO/ASTM 51261,Practice for calibration of routine dosimetry systems for radiation processing
ISO/ASTM 51707,Guide for estimation of measurement uncertainty in dosimetry for radiation processing
――――― [JIS Z 4573 pdf 3] ―――――
2
Z 4573 : 2016 (ISO/ASTM 51650 : 2013)
ISO/ASTM 52628,Practice for dosimetry in radiation processing
ASTM E170,Terminology relating to radiation measurements and dosimetry
3 用語及び定義
この規格で用いる主な用語及び定義は,次による。
3.1 定義
3.1.1
吸収線量分布評価(absorbed-dose mapping)
照射された製品内の吸収線量を測定した,1次元,2次元又は3次元吸収線量分布図,すなわち,吸収線
量値のマップを作成すること。
注記 適切な長さに切ったCTA線量計を用いれば,深度線量分布のような高分解能線量分布測定を行
うことも可能である。
3.1.2
吸収線量率(absorbed-dose rate),D
物質中における単位時間当たりの吸収線量。すなわち,dDとdtとの比で表す[式(1)参照]。ASTM E170
も参照。SI単位ではGy・s−1と表す(ICRU-60,4.2.6)。
D dDd/t (1)
注記1 吸収線量率は,しばしばグレイ毎分(Gy・min−1)又はグレイ毎時(Gy・h−1)のように,長時
間における平均吸収線量率値として表記する。
注記2 ガンマ線照射施設では,線量率は場所によって全く異なることがある。
注記3 パルス又は走査ビームをもった電子線照射施設では,2種類の線量率がある。すなわち,数
パルス(スキャン)にわたって平均した吸収線量率及び1パルス(スキャン)内の瞬間的な
吸収線量率である。これらの二つの値は,全く異なることがある。
3.1.3
校正曲線(calibration curve)
指示値とそれに対応する測定量との関係の表現(式又はグラフ)(参考文献[17]参照)。
注記 放射線加工の線量計測規格では,“指示値”の代わりに“線量計応答(3.1.7参照)”という用語
が一般的に使用される。したがって,校正曲線は,線量計応答とそれに対応する吸収線量との
関係を式又はグラフで表している。
3.1.4
三酢酸セルロース線量計(cellulose triacetate dosimeter)
電離放射線の照射によって,吸収線量の関数として特定の吸光度に定量的な変化を示す三酢酸セルロー
スのフィルム素子。
3.1.5
線量計(dosimeter)
照射したときに,適切な測定機器を用いて,適切な手順を用いれば所定物質内の吸収線量と線量応答と
を関係付けることができる定量的な変化を示す素子。
3.1.6
線量計バッチ(dosimeter batch)
――――― [JIS Z 4573 pdf 4] ―――――
3
Z 4573 : 2016 (ISO/ASTM 51650 : 2013)
均一な組成をもつ原料から,管理された一貫した条件の下で,一回にまとめて製造される線量計の一群。
群のそれぞれに独自の識別コードをもたせる。
3.1.7
線量計応答(dosimeter response)
電離放射線によって線量計に生じる,再現性があり,定量化できる効果を表す値。
注記 CTA線量計では,単位厚さ当たりの吸光度が線量計応答となる。
3.1.8
保有線量計(dosimeter stock)
使用者が保有している線量計バッチ。
3.1.9
計測マネジメントシステム(measurement management system)
計量確認及び測定プロセスの継続的管理の達成に必要な,相互に関連する又は相互に作用する一連の要
素。
3.1.10
参照標準線量計測システム(reference standard dosimetry system)
特定の機関又は場所で実施された測定によって,当該利用者にとって計量上の最上位の品質を付与され
た線量計測システム。
3.1.11
応答(response)
線量計応答(3.1.7)と同義。
3.1.12
ルーチン線量計測システム(routine dosimetry system)
ISO/ASTM 52628に従って,参照標準線量計測システムによって線量を校正し,かつ,線量分布評価及
びプロセス監視を含むルーチン線量測定に使用する線量計測システム。
3.1.13
単位厚さ当たりの吸光度,k(specific net absorbance)
ある波長λでの吸光度ΔAλをその光路長dで除した値[式(2)参照]。
k A /d (2)
3.2 その他の用語及び定義
この規格で使用する放射線測定及び線量計測に関連するその他の用語の定義は,ASTM E170による。
ASTM E170の定義は,ICRU Report 85a(参考文献[1]参照)と整合しているので,用語の定義について
は,このASTM E170の定義をこの規格の代替として使用することができる。
4 重要性及び主な用途
4.1 CTA線量計測システムは,電離放射線によるCTA線量計の吸光度変化に基づいて吸収線量を測定す
る方法を提供する(参考文献[7],[9][16]参照)。
4.2 CTA線量計測システムは,通常,工業的な放射線加工,例えば,高分子改質,ヘルスケア製品の滅
菌などに用いられる。
――――― [JIS Z 4573 pdf 5] ―――――
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JIS Z 4573:2016の引用国際規格 ISO 一覧
- ISO/ASTM 51650:2013(IDT)
JIS Z 4573:2016の国際規格 ICS 分類一覧
- 17 : 度量衡及び測定.物理的現象 > 17.240 : 放射線測定