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Z 8125 : 2004
番号 用語 定義 対応英語 参考 読み
図6.2 代表的な平仮名のエレメン
06.04.03 欧文のエレメ欧文の字形を構成する要素。 代表的な欧文のエレメント及びそ おうぶんの
ント の名称を図6.3に示す。 えれめんと
図6.3 代表的な欧文のエレメント
07. 組版要素
番号 用語 定義 対応英語 参考 読み
07.01 組方向 横組又は縦組。 くみほうこ
う
――――― [JIS Z 8125 pdf 16] ―――――
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Z 8125 : 2004
番号 用語 定義 対応英語 参考 読み
07.01.01 横組 行においては文字を水平方向に左 horizontal よこぐみ
から右へ,ページにおいて行を上か composition
ら下へ,段を左から右へ配列するこ
と。また,そのように文字が配置さ
れた状態。
07.01.02 縦組 行においては文字を垂直方向に上 vertical たてぐみ
から下へ,ページにおいて行を右か composition
ら左へ,段を上から下へ配列するこ
と。また,そのように文字が配置さ
れた状態。
07.02 アキ 隣接する文字又は隣接する行の間 space使用する文字に対する相対値(全角
隔。 アキ・二分アキなど)又は絶対値(ポ
イント単位・Q単位など)でアキの
量を指定する。
07.03 スペーシング 欧文のワードスペース及び/又は行 spacing
字配りともいう。字間調整の意味に
間をあけること。 使用することもある。
07.04 字間 同一行の隣接する二つの文字の仮 letter space じかん
想ボディの間隔。
07.04.01 字間調整 字間を変化させること。 letter spacing 欧文ではレタースペーシングとい じかんちょ
う。 うせい
07.04.02 字送り 同一行の隣接する文字同士の基準 じおくり
点から基準点までの距離。
07.04.03 ベタ組 字間ベタともいう。行間を空けずに べたぐみ
字間を空けずに仮想ボディを接し solid,
て文字を配置すること。 solid matter
文字を配置する場合は,行間ベタと
いう。
07.04.04 アキ組 字間に一定のアキを入れて文字を アキ組にする例としては,俳句の字 あきぐみ
配置する方法。 間を四分アキ又は二分アキにする
場合,漢詩の字間を二分アキにする
場合などがある。
07.04.04.01均等割り 字間を均等に空け,文字列の両端を equal space きんとうわ
行頭及び行末にそろえること。 り
07.04.05 字取り 使用文字サイズの倍数で指定した 倍取りともいう。例えば,名簿の組 じどり
長さの両端に文字列の先頭と最後 版において名前を6字取りとし,6
尾をそろえて文字を配置する方法。 文字に満たない場合は字間を割り,
7文字以上は変形をかけ6文字分の
長さにそろえる。
07.04.06 トラッキング ベタ組の字送りより,字送りを全体 tracking
同一書体でも文字サイズを大きく
的に変更する機能。欧文では,個々 すると字間が開いて見える場合が
の文字がもつ固有の字送りより,全 ある。これを補正するためにトラッ
体的に字送りを変更すること。 キングを使って全体の字間を詰め
る。反対に文字サイズを小さくした
場合には,字間が詰まって見えるた
めに広げて組版することがある。
07.04.07 カーニング “A”と“V”,“T”と“o”,“r”と“e”など
固有の字幅と異なる字幅(通常は, kerning
固有の字幅より狭い。)を用いて文 のように前後の文字の組合せごと
字の送りをし,字間を調整するこ に増減量を設定して字間を調整す
と。 ることをペアカーニングという。
07.04.08 詰め組 ベタ組より字送りを詰めて文字を 均等詰,字面詰,食込み詰などがあ つめぐみ
配置する方法。 る。印刷媒体の宣伝・広告関係でよ
く使う。ツメともいう。
――――― [JIS Z 8125 pdf 17] ―――――
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Z 8125 : 2004
番号 用語 定義 対応英語 参考 読み
07.04.08.01仮名詰 仮名と隣接する文字との字間をベ kana-tracking, 代表的なものに,均等詰及び字面詰 かなつめ
がある。
タ組より詰めて文字を配置する方 kana-kerning
法。
07.04.08.02均等詰 ベタ組より字間を一定量詰めて文 きんとうつ
字を配置する方法。 め
07.04.08.03食込み詰 文字のふところ,字面領域内まで詰 隣接する文字の詰める量をテーブ くいこみつ
めて文字を配置する方法。 ルでもつ方法,隣接する文字の輪郭 め
情報から詰め量を算出する方法な
どがある。
07.04.08.04字面詰 仮名や約物などの字面が重ならな じづらつめ
い程度まで詰めて文字を配置する
方法。
07.04.09 和欧間スペー和欧混植における,隣接する和文部 わおうかん
ス 分と欧文部分とのアキ。 すぺーす
07.04.10 ワードスペー 標準的なワードスペースとしては, ごかん
欧文における単語と単語とのアキ。 word space
ス,(欧文の) 使用文字の四分から三分とするこ
語間 とが望ましいが,使用書体,行長な
どの条件で異なる。
07.04.11 分ち組 文を構成する語やその上位の構成 わかちぐみ
要素を単位として,それぞれの間に
アキを入れて文字を配置する方法。
07.05 行 (分類名) line ぎょう
07.05.01 行幅 同一行の最も大きな文字サイズの ぎょうはば
文字における仮想ボディの行送り
方向の長さ。
07.05.02 行間 隣接する行の最も大きな文字サイ 通常,行間は,行幅の1/2倍から1 ぎょうかん
ズの文字の仮想ボディ間の距離。 倍となる。
07.05.03 行送り 隣接する行同士の基準点から基準 line feed ぎょうおく
点までの距離。 り
07.05.04 行長 行そろえをして組まれた文字行の line length ぎょうちょ
長さ(JIS Z 8124参照)。 う
07.05.04.01字詰 行長を文字サイズの倍数で指定す じづめ
る場合の文字数。
07.05.05 改行 行を改めること。 line feed, かいぎょう
line break
07.05.06 行頭 一つの行の始まる位置。 line head ぎょうとう
07.05.06.01天付き a)行頭に位置した括弧類に二分の てんつき
字幅のものなどを使用して,隣接す
る行の行頭とそろえること。
b)段落最初の行において行頭の字
下げを行わないで,隣接する行の行
頭とそろえること。
07.05.06.02字下げ 行頭の位置を行末方向に移すこと。 indent じさげ
07.05.07 行末 一つの行の終わる位置。 line end ぎょうまつ
07.05.07.01字上げ 行末の位置を行頭方向に移すこと。 indent じあげ
07.05.08 行取り 見出しなどを配置する領域の行送 ぎょうどり
り方向の大きさを行単位で確保す
ること。
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番号 用語 定義 対応英語 参考 読み
07.06 字詰方向 1行の中で,一つの文字から次の文 じづめほう
字へと続く方向。 こう
07.07 行送り方向 一つの行が次の行へと続く方向。 ぎょうおく
りほうこう
07.08 そろえ (分類名)
07.08.01 上そろえ a)横組の場合に文字の上辺をそろ うえそろえ
えて配置する方法。
b)縦組の場合の行頭そろえ。
07.08.02 下そろえ a)横組の場合に文字の下辺をそろ したそろえ
えて配置する方法。
b)縦組の場合の行末そろえ。
07.08.03 左そろえ a)縦組の場合に文字の左辺をそろ b) lush left ひだりそろ
えて配置する方法。 え
b)横組の場合の行頭そろえ。
07.08.04 右そろえ a)縦組の場合に文字の右辺をそろ b) lush right みぎそろえ
えて配置する方法。
b)横組の場合の行末そろえ。
07.08.05 ベースライン欧文における,ベースラインをそろ
そろえ えて配置する方法。
07.08.06 行頭行末そろ各行の最初の文字を行頭にそろえ, justification
行そろえ又は頭末そろえともいう。 ぎょうとう
え かつ各行の最後の文字を行末にそ 欧文ではジャスティフィケーショ ぎょうまつ
ろえて配置する方法。 ンともいう。 そろえ
07.08.07 行頭そろえ 文字列の最初の文字を行頭の位置 ぎょうとう
に合わせること。 そろえ
07.08.08 行末そろえ 文字列の最後の文字を行末の位置 ぎょうまつ
に合わせること。 そろえ
07.08.09 中央そろえ 文字列の中央を,行頭と行末との中 centering ちゅうおう
央の位置に合わせること。 そろえ
07.08.10 ラグ組 ベタ組で行頭はそろえるが,行末は らぐぐみ
そろえないで文字を配置する方法。
07.09 禁則処理 行頭禁則,行末禁則,分離(分割) きんそくし
禁止などの禁則を避けるために行 ょり
われる処理。
07.09.01 行頭禁則 行頭に特定の文字を置くことを禁 line head wrap 行頭禁則とされる文字の ぎょうとう
止する規則。 例 。.、,・?!”)〕]}〉》」』】など。 きんそく
07.09.02 行末禁則 行末に特定の文字を置くことを禁 line end wrap 行末禁則とされる文字の例 ぎょうまつ
止する規則。 “(〔[{〈《「『【など。きんそく
07.09.03 分離分割禁 a)特定の文字の組の文字間にアキ 分離分割禁止とされる文字の例連 ぶんりぶん
止,分離禁止を入れることを禁止すること。 数字,――,······など。 かつきんし,
b)特定の文字の組の文字間で改行 ぶんりきん
にすることを禁止すること。 し
07.09.04 追込み処理 禁則処理の一つの方法であって,約 約物の前後だけではなく,ワードス おいこみし
物の前後などを詰めて行頭行末そ ペース,仮名などの字間を詰める方 ょり
ろえをすること。 法も行われる場合がある。詰め処理
ともいう。
07.09.05 追出し処理 禁則処理の一つの方法であって,字 延ばし処理ともいう。 おいだしし
間を広げて行頭行末そろえをする ょり
こと。
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番号 用語 定義 対応英語 参考 読み
07.09.06 ぶら下げ組 行頭に位置した和文の句読点を1文 hanging
行頭禁則文字である句読点の例外 ぶらさげぐ
的処理方法。ぶら下がり,ぶら下げ み
字だけ前行の行末文字の次に指定 punctuation
された行長を越えて配置する方法。 ともいう。
07.09.07 ハイフネーシ欧文組版において,2行に分かれた hyphenation
ョン 単語の前半部の最後にハイフンを
挿入すること。
07.09.08 ワードラップ 欧文の単語が2行に分割されないよ word wrap
うにする機能。
07.10 イニシャル組 強調したり,飾るために,文章の最 initial いにしゃる
初の文字に花文字,大きな文字など ぐみ
を使用して処理する方法。
07.11 ウィドウ 欧文組版において,2単語程度であ widow
欧文組版では,ウィドウを避ける。
る段落の最終行が,新しいページ又 新しい行がページ又は段の末尾か
は段の第1行目にくること。 ら始まることをオーファンという。
07.12 添え字 文字のそばに付ける上付き文字又 superscript, そえじ
は下付き文字。 subscript,
superior,
inferior
07.12.01 上付き文字 小さい字面の文字で,通常の大きさ superior うわつきも
の文字の右肩又は左肩に付けて配 character じ
置する文字。 (letter, figure),
superscript
07.12.02 下付き文字 小さい字面の文字で,通常の大きさ inferior したつきも
の文字の右下又は左下に付けて配 character じ
置する文字。 (letter, figure),
subscript
07.13 下線 横組において,文字又は文字列の下 under line かせん
に引いた線。
07.14 傍線 縦組において,文字又は文字列の右 ぼうせん
又は左に引いた線。
07.15 取り消し線 文字又は文字列の取り消し,削除な とりけしせ
どを示すために,文字又は文字列の ん
中心付近の字詰め方向に引いた線。
07.16 圏点 傍点ともいう。縦組では親文字の右 けんてん
文字のそばに付けて注意を促した ken dot
り,その部分を強調したりするしる 側,横組では親文字の上側に付ける
し。 ことが多い。
07.17 親文字 ルビ,添え字又は圏点が付けられた おやもじ
とき,その対象となる文字。
07.18 ルビ 文字及び語のそばに付けてその読 ruby 原則として縦組の場合は親文字の
み,意味などを示す小さな文字。 右側,横組の場合は親文字の上側に
添える。ルビ文字の大きさで分類す
ると二分ルビ,三分ルビなどがあ
る。
07.18.01 肩付きルビ 縦組において,ルビを親文字の右肩 親文字の左側にルビを付けた場合 かたつきる
に付けて配置する方法。 は,左肩となる。 び
07.18.02 中付きルビ 縦組の場合は親文字の天地中央に, なかつきる
横組の場合は親文字の左右中央に び
ルビを付けて配置する方法。
――――― [JIS Z 8125 pdf 20] ―――――
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JIS Z 8125:2004の国際規格 ICS 分類一覧
- 01 : 総論.用語.標準化.ドキュメンテーション > 01.040 : 用語集 > 01.040.37 : 映像技術(用語集)
JIS Z 8125:2004の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISP0001:1998
- 紙・板紙及びパルプ用語
- JISX4051:2004
- 日本語文書の組版方法
- JISX4153:1998
- 文書スタイル意味指定言語(DSSSL)
- JISX4154:1997
- 標準ページ記述言語SPDL
- JISX4161:1993
- フォント情報交換 第1部 体系
- JISX4162:1993
- フォント情報交換 第2部 交換様式
- JISX4163:1994
- フォント情報交換 第3部 グリフ形状表現
- JISZ8105:2000
- 色に関する用語
- JISZ8123:1995
- 印刷用語―基本用語
- JISZ8124:2000
- 印刷用語―取引関連
- JISZ8305:1962
- 活字の基準寸法