この規格ページの目次
JIS Z 8531-1:2007 規格概要
この規格 Z8531-1は、マルチメディアユーザインタフェースの設計原則を定め,設計時の各種考慮事項を扱う枠組みについて規定。
JISZ8531-1 規格全文情報
- 規格番号
- JIS Z8531-1
- 規格名称
- 人間工学―マルチメディアを用いるユーザインタフェースのソフトウェア―第1部 : 設計原則及び枠組み
- 規格名称英語訳
- Ergonomics -- Software for multimedia user interfaces -- Part 1:Design principles and framework
- 制定年月日
- 2007年9月20日
- 最新改正日
- 2016年10月20日
- JIS 閲覧
- ‐
- 対応国際規格
ISO
- ISO 14915-1:2002(IDT)
- 国際規格分類
ICS
- 13.180, 35.200
- 主務大臣
- 経済産業
- JISハンドブック
- ‐
- 改訂:履歴
- 2007-09-20 制定日, 2011-10-20 確認日, 2016-10-20 確認
- ページ
- JIS Z 8531-1:2007 PDF [15]
Z 8531-1 : 2007 (ISO 14915-1 : 2002)
まえがき
この規格は,工業標準化法第12条第1項の規定に基づき,日本人間工学会(JES)/財団法人日本規格協
会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格(日本産業規格)を制定すべきとの申出があり,日本工業標準調査会の審
議を経て,経済産業大臣が制定した日本工業規格(日本産業規格)である。
制定に当たっては,日本工業規格(日本産業規格)と国際規格との対比,国際規格に一致した日本工業規格(日本産業規格)の作成及び日
本工業規格を基礎にした国際規格原案の提案を容易にするために,ISO 14915-1:2002,Software ergonomics
for multimedia user interfaces−Part 1: Design principles and flameworkを基礎として用いた。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権又は出願公開後の実用新案登録出願に
抵触する可能性があることに注意を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許
権,出願公開後の特許出願,実用新案権又は出願公開後の実用新案登録出願に係る確認について,責任は
もたない。
JIS Z 8531の規格群には,次に示す部編成がある。
JIS Z 8531-1 第1部 : 設計原則及び枠組み
JIS Z 8531-2 第2部 : マルチメディアナビゲーション及び制御
JIS Z 8531-3 第3部 : メディアの選択及び組合せ
(pdf 一覧ページ番号 1)
――――― [JIS Z 8531-1 pdf 1] ―――――
Z 8531-1 : 2007 (ISO 14915-1 : 2002)
pdf 目 次
ページ
- 序文・・・・[1]
- 1. 適用範囲・・・・[1]
- 2. 引用規格・・・・[1]
- 3. 定義・・・・[2]
- 4. この規格の適用・・・・[2]
- 4.1 この規格が対象とする人・・・・[2]
- 4.2 推奨事項の適用・・・・[3]
- 4.3 この規格へ適合していることの報告・・・・[3]
- 5. 設計目標及び設計原則・・・・[3]
- 5.1 設計目標・・・・[3]
- 5.2 マルチメディアアプリケーションの設計原則・・・・[3]
- 6. 設計で考慮すべき事項・・・・[8]
- 6.1 一般・・・・[8]
- 6.2 コンテンツの設計・・・・[8]
- 6.3 対話の設計・・・・[9]
- 6.4 メディアの設計・・・・[9]
- 7. 設計及び開発の手順・・・・[9]
- 7.1 一般・・・・[9]
- 7.2 分析・・・・[10]
- 7.3 概念設計・・・・[10]
- 7.4 コンテンツ,対話及びメディアの設計・・・・[10]
- 7.5 試作・・・・[10]
- 7.6 評価・・・・[10]
- 参考文献・・・・[11]
――――― [JIS Z 8531-1 pdf 2] ―――――
JIS C 0068 : 1995
日本工業規格(日本産業規格) JIS
Z 8531-1 : 2007
(ISO 14915-1 : 2002)
人間工学−マルチメディアを用いるユーザインタフェースのソフトウェア−第1部 : 設計原則及び枠組み
Ergonomics−Software for multimedia user interfaces− Part 1: Design principles and framework
序文
この規格は,2002年に第1版として発行されたISO 14915-1,Software ergonomics for multimedia user
interfaces−Part 1: Design principles and frameworkを翻訳し,技術的内容及び規格票の様式を変更することな
く作成した日本工業規格(日本産業規格)である。
1. 適用範囲
この規格は,マルチメディアユーザインタフェースの設計原則を定め,設計時の各種考慮
事項を扱う枠組みについて規定する。
この規格は,互いに異なるメディアを組み入れて統合したり,同期するようなアプリケーションのユー
ザインタフェースを扱う。ここでいうメディアは,文章,図,静止画像のような静的メディア及び音響,
アニメーション,動画像などの動的メディアを含む。単一のメディアに閉じた詳細な設計問題(例えば,
アニメーション用の図の設計など)については,ユーザーに対して人間工学的な影響の及ぶ範囲内で扱う。
この規格は,主に専門的で職業的な業務,学習などを念頭に置いているマルチメディアアプリケーショ
ンを,人間工学の原理に基づいて設計する際の要求事項及び推奨事項を与える。また,上記分野から外れ
る娯楽などのアプリケーションは,明確に対象にはしていないが,推奨事項の中にはそのような分野にも
適用できるものがある。
この規格は,マルチメディアユーザインタフェースにかかわるソフトウェアに適用するものであり,ハ
ードウェア及び実装技術の問題は扱わない。したがって,人間工学的要求事項及び推奨事項は,配信シス
テム,スクリプト言語,又はアプリケーションのように,かなり異なった技法を用いても実現可能である。
この規格の重点は,マルチメディアによる情報提示に置かれていて,音声とポインティング動作を組み
合わせて情報を入力するようなマルチメディアを用いる入力については考慮しない。
備考 この規格の対応国際規格を,次に示す。
なお,対応の程度を表す記号は,ISO/IEC Guide 21に基づき,IDT(一致している),MOD
(修正している),NEQ(同等でない)とする。
ISO 14915-1:2002,Software ergonomics for multimedia user interfaces−Part 1: Design principles and
framework (IDT)
2. 引用規格
次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成す
――――― [JIS Z 8531-1 pdf 3] ―――――
Z 8531-1 : 2007 (ISO 14915-1 : 2002)
る。これらの引用規格のうちで,発効年を付記してあるものは,記載の年の版だけがこの規格の規定を構
成するものであって,その後の改正版・追補は適用しない。発効年を付記していない引用規格は,その最
新版(追補を含む。)を適用する。
JIS Z 8520:1999 人間工学−視覚表示装置を用いるオフィス作業−対話の原則
備考 ISO 9241-10:1996,Ergonomic requirements for office work with visual display terminals (VDTs)−
Part 10: Dialogue principlesが,この規格と一致している。
JIS Z 8521:1999 人間工学−視覚表示装置を用いるオフィス作業−使用性についての手引
備考 ISO 9241-11:1998,Ergonomic requirements for office work with visual display terminals (VDTs)−
Part 11: Guidance on usabilityが,この規格と一致している。
JIS Z 8530:2000 人間工学−インタラクティブシステムの人間中心設計プロセス
備考 ISO 13407:1999,Human-centred design processes for interactive systemsが,この規格と一致し
ている。
JIS Z 8531-2 人間工学−マルチメディアを用いるユーザインタフェースのソフトウェア−第2部 : マ
ルチメディアナビゲーション及び制御
備考 ISO 14915-2,Software ergonomics for multimedia user interfaces−Part 2: Multimedia navigation
and controlが,この規格と一致している。
JIS Z 8531-3 人間工学−マルチメディアを用いるユーザインタフェースのソフトウェア−第3部 : メ
ディアの選択及び組合せ
備考 ISO 14915-3,Software ergonomics for multimedia user interfaces−Part 3: Media selection and
combinationが,この規格と一致している。
3. 定義
この規格で用いる主な用語の定義は,次による。
3.1 コンテンツ (content) コミュニケーション目標に従って,発信者からユーザーにマルチメディアア
プリケーションを使って伝達される情報。
3.2 動的メディア (dynamic media) ユーザーに対する提示内容が時間経過とともに変化するメディア。
例 動画,音楽,アニメーションなど。
3.3 メディア (medium,media) ユーザー向けに情報提示を行う際の各種形態。
例 文章,動画,図,アニメーション,音響など。
3.4 メタファ (metaphor) ユーザーがアプリケーションの動作を理解し予測できるようにアプリケーシ
ョンに取り入れた,ユーザーにとって馴染み深い概念。
3.5 マルチメディア (multimedia) 静的メディア及び/又は動的メディアを組み合わせたもの。アプリケ
ーション内での同時提示と相互作用的な制御が可能である。
例 文章と動画との組合せ,音響とアニメーションとの組合せなど。
3.6 ナビゲーション (navigation) 対象物,特定の題目又は個別の情報項目を見つけるための,ユーザー
の対象メディア又は提示物(JIS Z 8531-2を参照)間の移動。
3.7 静的メディア (static media) 時間が経過してもユーザーへの提示内容が変化しないメディア。
例 文章及び図。
4. この規格の適用
4.1 この規格が対象とする人
この規格は,次のような人を対象とする。
――――― [JIS Z 8531-1 pdf 4] ―――――
Z 8531-1 : 2007 (ISO 14915-1 : 2002)
− 開発過程でこの規格を適用する,ユーザインタフェース及びマルチメディアの設計者。
− 製品がこの規格の推奨事項を満たしていることを確認する,品質保証の責務を負っている評価担当者。
− 適切に設計されたマルチメディア製品を購入しようとする,購買担当者。
− ユーザインタフェース開発者及びマルチメディア開発者が利用する,マルチメディア開発ツールの設
計者。
4.2 推奨事項の適用
この規格で規定している設計の原則は,JIS Z 8520に規定する原則を,マルチメ
ディア特有なものへと拡張したものとする。マルチメディアユーザインタフェースの設計は,JIS Z 8520
の原則及びこの規格の原則の両方に従うことが望ましい。設計者は,何らかの状況(例えば,ある種の仕
事及びユーザ集団)に対しては,最適な設計を達成するために一方の原則を採用して他方の原則を犠牲に
してもよい。
4.3 この規格へ適合していることの報告
製品が,この規格に適合すると主張するためには,マルチメ
ディアユーザインタフェースの要求事項を決定する手順,並びにマルチメディアユーザインタフェースを
開発する及び/又は評価するときに用いた手順を明記しなければならない。手順の詳細度は,関係者間の
協議事項である。JIS Z 8531は規格群として構成されているため,規格への適合の主張はJIS Z 8531規格
群の各規格に対して実施する。
5. 設計目標及び設計原則
5.1 設計目標
人間工学の原理を考慮した設計によって,マルチメディアアプリケーションをユーザー
が有効に,効率よく満足を伴って操作できるようになる(ユーザビリティについて更に詳しくはJIS Z 8521
参照)。マルチメディア情報は,混乱,疲れ及びいらいらの原因にならないことが望ましい。そのためには,
マルチメディアアプリケーションを,ユーザーの特性,ユーザーが実現しようとしている作業の種類(例
えば,業務として行うのか,教育目的か,実行を支援するためか),及びそのシステムを利用する環境に応
じて細部まで気を配って設計する。
マルチメディアアプリケーションの設計には,人間がどのように情報を処理するかについての次の諸点
を考慮に入れることが望ましい。
− 人間の感覚器官の生理機能
− 人間の知覚特性及び意欲
− 人間の認知特性
− 人間の意思伝達特性
上記に加え,マルチメディアの制御及び利用にかかわる人間の情報処理の概念として,探索及び仕事へ
の専念がある。
5.2 マルチメディアアプリケーションの設計原則
5.2.1 全般的事項 マルチメディアアプリケーションは,JIS Z 8520に規定している対話を人間工学的な
配慮に基づいて設計するための総論的な原則に従って設計することが望ましい。5.2.2ではJIS Z 8520中の
各原則に対してマルチメディアの場合に特定した例を与える。さらに,5.2.3ではマルチメディアアプリケ
ーションに関連する原則を追加する。
マルチメディアアプリケーションの設計では,そのアプリケーションの目的及び特性に関連する特有の
設計課題を生じる場合が多い。マルチメディアアプリケーションは,例えば,ユーザーに対して情報を知
らせるなどの伝達を目的として開発することもあれば,作業の遂行を支援するもの,教育訓練を目的とす
るものがある。さらに,各メディア又は知覚の様式への個人の好みなど,ユーザーによる広範囲の要求事
――――― [JIS Z 8531-1 pdf 5] ―――――
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JIS Z 8531-1:2007の引用国際規格 ISO 一覧
- ISO 14915-1:2002(IDT)
JIS Z 8531-1:2007の国際規格 ICS 分類一覧
- 35 : 情報技術.事務機械 > 35.200 : インタフェース及び相互接続設備
- 13 : 環境.健康予防.安全 > 13.180 : 人間工学
JIS Z 8531-1:2007の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISZ8531-2:2007
- 人間工学―マルチメディアを用いるユーザインタフェースのソフトウェア―第2部:マルチメディアナビゲーション及び制御
- JISZ8531-3:2007
- 人間工学―マルチメディアを用いるユーザインタフェースのソフトウェア―第3部:メディアの選択及び組合せ