JIS Z 8617-2:2008 ダイヤグラム用図記号―第2部:一般用途 | ページ 2

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Z 8617-2 : 2008 (ISO 14617-2 : 2002)
注記 対応国際規格 : ISO 14617-1:2005,Graphical symbols for diagrams−Part 1 : General information
and indexes (IDT)
JIS Z 8617-3 ダイヤグラム用図記号−第3部 : 接続及び関連装置
注記 対応国際規格 : ISO 14617-3:2002,Graphical symbols for diagrams−Part 3 : Connections and
related devices (IDT)
JIS Z 8617-6 ダイヤグラム用図記号−第6部 : 計測及び制御機能
注記 対応国際規格 : ISO 14617-6:2002,Graphical symbols for diagrams−Part 6 : Measurement and
control functions (IDT)

3 用語及び定義

  この規格で用いる主な用語及び定義は,次による。
注記 次の用語を定義するに当たっては,JIS,ISO及びIECの規格に定義するものを用いた。括弧
内の規格を参照。
3.1
複合装置 (complex device)
幾つかの機能的に内部リンクしたコンポーネント又は要素からなる装置であり,コンポーネント又は要
素を表すには,(記述に)ダイヤグラムが必要である。
例 スター・デルタ自動始動装置,電動機,ブロッキング装置,ギヤーボックス及び位置決めスイッ
チからなる自動アクチュエータ。
3.2
機能ユニット (functional unit)
機能的に内部リンクしたコンポーネント又は装置を内蔵する組立品。
[IEC 60050-441]
3.3
入/出力ラベル (input/output label)
コンポーネント又は装置の入力/出力機能を示す図記号,文字又は番号。
[JIS C 0617-12]
3.4
変換 (conversion)
ある形態のエネルギー,情報又は材料を他の形態への変化。
[IEC 60050-551,IEC 60050-601]
3.5
ヒステリシス (hysteresis)
入力値が適用した方向シーケンスに依存して,入力値に関連して異なった出力値を与える装置の特性。
[IEC 60050-351]
3.6
安定化 (stabilizing)
ある出力量の水準が一定とみなせる状態になるように,それ以外の量による影響を除去又は軽減させる
機能。
[IEC 60050-351]

――――― [JIS Z 8617-2 pdf 6] ―――――

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Z 8617-2 : 2008 (ISO 14617-2 : 2002)
3.7
イネイブル (enabling)
ある機能を発揮できるようにする作動状態。
[JIS C 0617-12]
3.8
補償 (compensation)
動作状態の変動によって生じる誤差要因を相殺するための対策。
3.9
遅延出力機能 (postponed output function)
ある出力の状態変化を,この変化を引き起こす入力信号が元の状態に復帰するまで延期させる機能。
[JIS C 0617-12]
3.10
上限/下限 (high/low limitation)
あらかじめ設定された値を超えないように制限する機能。
[IEC 60050-151]
3.11
不感帯 (dead band),
しきい(閾)値 (threshold)
入力変数の変動が出力変数に顕著な変化を起こさないような入力値の有限範囲。
[IEC 60050-351]
3.12
上限/下限選択 (high/low selection)
上限値又は下限値を選択できる機能。
3.13
自動 (automatic)
(人間の介在を必要としない)自己動作(制御,動作)。
[IEC 60050-151]
3.14
複合機能 (complex function)
補足的なテキスト,グラフ,表などを必要とし,数学的表現だけでは容易に記述できない特性をもった
機能。
[JIS C 0617-12]
3.15
バイアス (bias)
入力信号のうち,あらかじめ決めたしきい(閾)値を超える入力信号分に対応した出力を与える機能。
[IEC 60050-393]
3.16
逆関数 (reverse function),
逆作動 (reverse action)
関数Y = 1−X,すなわち,Xが0 %のときにYが100 %となり,Xが100 %のときにYが0 %となるよう

――――― [JIS Z 8617-2 pdf 7] ―――――

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Z 8617-2 : 2008 (ISO 14617-2 : 2002)
な関数。
[IEC 60050-351]
3.17
特性量 (characteristics quantity)
装置とその機能を特徴づける名称をもった量(測定装置)。
[IEC 60050-446]
例 安全弁の特性量は“圧力”であり,過電流リレーの特性量は“電流”である。
3.18
パイロットスイッチ (pilot switch)
非電気的特性量の指定条件に反応して作動する監視装置。
[IEC 60050-441]
例 圧力,温度,速さ,流量,液面レベル。
3.19
論理否定 (logic negation)
論理状態1(真)が論理状態0(否)に変換される場合及びその逆の場合に,主として2値論理要素とと
もに用いる条件。
[JIS C 0617-12,JIS C 1082-2]
3.20
論理反転 (logic inversion)
相対的に高い物理レベルを相対的に低い物理レベルに,又はその逆に変換する場合に,主として二進法
論理要素とともに用いる条件。
[JIS C 0617-12,JIS C 1082-2]
3.21
フィードバックコントローラ (feedback controller)
被制御変数の測定量によって制御を行う装置。
[IEC 60050-351]
3.22
可変機能 (variability)
特性を変える機能。
注記 調節機能 (3.23) 及び固有可変機能 (3.25) を参照。
3.23
調節機能 (adjustability)
コンポーネント又は装置の設定値が調節できる機能。
[IEC 60050-371]
注記 可変機能 (3.22) を参照。
3.24
プリセット調節機能 (pre-set adjustability)
通常の使用前に,コンポーネント又は装置の設定値を調節する機能。
3.25
固有可変機能 (inherent variability)

――――― [JIS Z 8617-2 pdf 8] ―――――

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Z 8617-2 : 2008 (ISO 14617-2 : 2002)
コンポーネント又は装置の固有の特性に合わせる機能。
[IEC 60050-351]
注記 可変機能 (3.22) 及び調節機能 (3.23) を参照。
3.26
基準方向 (reference direction)
ある点Aから別の点Bへ任意に固定した方向。
[IEC 60375]
注記 ある流れにおいて,その実際の方向が点Aから点Bへ向かうとき,その流れを正とする。圧力
及び電圧では,圧力又はポテンシャルが点Bよりも点Aのほうが高いとき,これらを正とする。
3.27
相関表示 (correlation direction)
相関する方向,極性などを示す図記号。
3.28
段階機能 (stepping)
変位又は回転を段階的に行う機能。
3.29
両方向性 (bidirectional)
対向する二つの方向いずれにも移動,伝達などができる性質をもつ機能。
[IEC 60050-521]
3.30
気密容器,
タンク (envelope, tank)
気密容器又はタンクをその一部とするコンポーネントの機能を確保するための気密性又は防水性エンク
ロージャ。
[IEC 60050-531]
注記 気密容器又はタンクは,コンポーネントの一部である。その記号は,図記号の枠(外周)と混
同しないようにする。

4 コンポーネント,装置,機能ユニット,設備,プラント及び機能

4.1 基本的性質の記号

 4.1.1      101                                   複合装置,機能ユニット,設備,プラント及び機能
R101 (4.2.1) 参照。

4.2 4.1の記号の適用方法

 4.2.1      R101      この記号は,次の場合に用いる。
− コンポーネント若しくは装置の構成部品を表す記号を組み合わせて図記号を形成す
ることができない場合又は実際的でない場合,又はコンポーネント若しくは装置を表
す特定の記号が存在しない場合。
− 機能を表すため。
アスタリスク(*)は,次のa) g)に示す内容に置き換えるか,又は入力及び出力ラベルなど
の方法で記号の意味が理解できる場合には,これを省略する。記号106 (4.3.1.1) 参照。

――――― [JIS Z 8617-2 pdf 9] ―――――

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Z 8617-2 : 2008 (ISO 14617-2 : 2002)
4.2.1 例は,X112 (4.5.12) 参照。
(続き) a) 最も重要な構成要素を表す図記号。例は,X101 (4.5.1) 参照。
b) ISの数学記号若しくは公式又はその両方,量記号,化学式,グラフ及び記号。数学
記号はJIS Z 8201による。例は,X102 (4.5.2) X105 (4.5.5) 参照。
c) 略号,むしろ記憶を助ける適切な英語がよい。例は,X106 (4.5.6) 参照。略語が標準
化されておらず,その解釈が不明確な場合には,用いる略語をその図中又は補助文書
に説明する。
d) 記号106 (4.3.1.1) によって入力及び出力関連の補足情報を提供する図記号。例は,X112
(4.5.12) 参照。
e) 組合せ全体に関連する補足情報を提供する図記号で,実線の内側又は外側にある記
号。例は,X108 (4.5.8) X111 (4.5.11) 参照。
f) 上記a) e)に示す方法で図記号の意味を説明できない場合には,短い文章を追加する
ことができる。この文章は,図に用いる言語にかかわらず,常に英語とする。ただし,
定義された言語領域に限定して使用するときは,英語以外の言語を用いてもよい。文
章は,枠の内側又は外側に配置することができる。例は,X107 (4.5.7) 参照。
g) ) f)の組合せ。例えば,X113 (4.5.13) 及びX114 (4.5.14) 参照。
a) c)による表示は,外郭線の上で水平方向の中心に置く。
注記 上記の規則は,JIS Z 8222-1による。記号の正方形は,基本形である。
JIS Z 8617規格群では,一部の項目に別の形を使用することがある。

4.3 補助記号

4.3.1  入力及び出力ラベル
4.3.1.1 106 ラベル(入力が2点及び出力が1点の場所に表示)
R106 (4.4.1) 参照。
4.3.1.2 107 グループ化ラベル(二つの入力グループの場所に表示)
R107 (4.4.2) 参照。
4.3.2 一般機能
4.3.2.1 111 様式1 変換
R111 (4.4.3) 参照。
4.3.2.2 112 様式2
4.3.2.3 113 様式1 入出力回路間に接続がない変換
R111 (4.4.3) 参照。
4.3.2.4 114 様式2
4.3.2.5 115 増幅
注記 三角形は,伝達方向を指す。
4.3.2.6 119 磁場効果

――――― [JIS Z 8617-2 pdf 10] ―――――

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JIS Z 8617-2:2008の引用国際規格 ISO 一覧

  • ISO 14617-2:2002(IDT)

JIS Z 8617-2:2008の国際規格 ICS 分類一覧

JIS Z 8617-2:2008の関連規格と引用規格一覧