この規格ページの目次
JIS Z 8732:2000 規格概要
この規格 Z8732は、騒音源から発生する音の音響パワーレベル又は音響エネルギーレベルを算出するために,無響室又は半無響室において騒音源を囲む測定面上で音圧レベルを測定する方法を規定。
JISZ8732 規格全文情報
- 規格番号
- JIS Z8732
- 規格名称
- 音響―音圧法による騒音源の音響パワーレベルの測定方法―無響室及び半無響室における精密測定方法
- 規格名称英語訳
- Acoustics -- Determination of sound power levels of noise sources using sound pressure -- Precision methods for anechoic and hemi-anechoic rooms
- 制定年月日
- 1986年2月1日
- 最新改正日
- 2019年10月21日
- JIS 閲覧
- ‐
- 対応国際規格
ISO
- ISO/DIS 3745:2000(IDT)
- 国際規格分類
ICS
- 17.140.01
- 主務大臣
- 経済産業
- JISハンドブック
- ‐
- 改訂:履歴
- 1986-02-01 制定日, 1991-06-01 確認日, 2000-05-20 改正日, 2005-03-20 確認日, 2009-10-01 確認日, 2014-10-20 確認日, 2019-10-21 確認
- ページ
- JIS Z 8732:2000 PDF [32]
(ISO/DIS 3745 : 2000)
まえがき
この規格は,工業標準化法に基づいて,日本工業標準審査会の審議を経て,通商産業大臣が改正した日
本工業規格である。これによってJIS Z 8732 : 1986は改正され,この規格に置き換えられる。
今回の改正では,国際規格と整合した日本工業規格(日本産業規格)とするため,ISO/DIS 3745 : 2000, Acoustics−
Determination of sound power levels of noise sources using sound pressure−Precision methods for anechoic and
hemi−anechoic roomsに一致させた。
今回の主な改正点は,次のとおりである。
−原国際規格であるISO/DIS 3745に様式を一致させた。
−ISO/DIS 3745の改正に伴い,オクターブバンドでの測定を削除した。
−ISO/DIS 3745の改正に伴い,音響エネルギーレベルの測定方法を追加した。
−ISO/DIS 3745の改正に伴い,移動マイクロホンのためのらせん経路を追加した。
−ISO/DIS 3745の改正に伴い,旧規格の附属書5(音圧レベルの時間変動が大きい場合の測定方法)を削
除した。
− 面上平均音圧レベルによる無響室及び半無響室の適正試験方法を追加した。
JIS Z 8732には,次に示す附属書がある。
附属書A(規定) 無響室及び半無響室の一般的適正試験方法
附属書B(規定) 特定騒音源の音響パワーレベル算出を目的とした他の適正試験方法
附属書C(規定) 自由音場における固定マイクロホンの配列
附属書D(規定) 反射面上の自由音場における固定マイクロホンの基本配列
附属書E(規定) 反射面上の自由音場における移動マイクロホンのための同軸平行円周経路
附属書F(規定) 反射面上の自由音場における移動マイクロホンのための子午線経路
附属書G(規定) 反射面上の自由音場における移動マイクロホンのためのらせん経路
附属書H(規定) 1/3オクターブバンド音響パワーレベルからA特性音響パワーレベルを求める方
法
附属書I(規定) 指向指数及び指向係数の算出方法
(pdf 一覧ページ番号 )
――――― [JIS Z 8732 pdf 1] ―――――
(ISO/DIS 3745 : 2000)
pdf 目次
ページ
- 序文・・・・[1]
- 1.1 一般事項・・・・[2]
- 1.2 騒音及び騒音源の種類・・・・[2]
- 1.3 試験室・・・・[2]
- 1.4 測定の不確かさ・・・・[2]
- 2. 引用規格・・・・[3]
- 3. 定義・・・・[3]
- 4. 試験室の要求事項・・・・[5]
- 4.1 一般事項・・・・[5]
- 4.2 試験室の適性評価・・・・[5]
- 4.3 暗騒音の評価・・・・[5]
- 5. 測定器・・・・[5]
- 5.1 一般事項・・・・[5]
- 5.2 校正・・・・[5]
- 6. 測定対象音源の設置及び作動・・・・[6]
- 6.1 一般事項・・・・[6]
- 6.2 音源位置・・・・[6]
- 6.3 音源の設置・・・・[6]
- 6.3.1 手持ち形機器・・・・[6]
- 6.3.2 床置き形及び壁掛け形機器・・・・[6]
- 6.4 補助装置・・・・[6]
- 6.5 測定対象音源の作動・・・・[6]
- 7. 音響パワーレベル算出のための音圧レベルの測定・・・・[7]
- 7.1 一般事項・・・・[7]
- 7.2 測定面・・・・[7]
- 7.2.1 測定球面(無響室における測定用)・・・・[7]
- 7.2.2 測定半球面(半無響室における測定用)・・・・[7]
- 7.3 マイクロホン位置・・・・[7]
- 7.3.1 一般事項・・・・[7]
- 7.3.2 固定マイクロホン位置・・・・[7]
- 7.3.2.1 測定球面(無響室における測定用)・・・・[8]
- 7.3.2.2 測定半球面(半無響室における測定用)・・・・[8]
- 7.3.3 同軸平行円筒経路(半無響室における測定用)・・・・[8]
- 7.3.4 子午線経路・・・・[9]
- 7.3.5 らせん経路・・・・[9]
(pdf 一覧ページ番号 )
――――― [JIS Z 8732 pdf 2] ―――――
(ISO/DIS 3745 : 2000)
pdf 目次
- 7.4 測定条件・・・・[9]
- 7.5 求められるデータ・・・・[9]
- 7.6 暗騒音音圧レベルの補正・・・・[9]
- 7.7 表面音圧レベルの算出・・・・[10]
- 7.7.1 固定マイクロホン位置・・・・[10]
- 7.7.1.1 等面積・・・・[10]
- 7.7.1.2 不等面積・・・・[10]
- 7.7.2 円周マイクロホン経路・・・・[10]
- 7.7.3 子午線及びらせん経路に沿っての移動・・・・[10]
- 8. 音響エネルギーレベル算出のための単発音圧レベルの測定・・・・[10]
- 8.1 一般事項・・・・[10]
- 8.2 マイクロホン配置・・・・[10]
- 9. 音響パワーレベル及び音響エネルギーレベルの算出・・・・[11]
- 9.1 音響パワーレベル・・・・[11]
- 9.1.1 自由音場・・・・[11]
- 9.1.2 反射面上の自由音場・・・・[11]
- 9.1.3 重み付け音響パワーレベル及びバンド音響パワーレベル・・・・[11]
- 9.2 音響エネルギーレベル・・・・[11]
- 9.2.1 自由音場・・・・[11]
- 9.2.2 反射面上の自由音場・・・・[11]
- 10. 記録事項・・・・[12]
- 10.1 測定対象音源・・・・[12]
- 10.2 音響環境・・・・[12]
- 10.3 測定器・・・・[12]
- 10.4 音響データ・・・・[12]
- 11. 報告事項・・・・[12]
- 附属書A(規定) 無響室及び半無響室の一般的適性試験方法・・・・[13]
- A.1 一般事項・・・・[13]
- A.2 測定器・・・・[13]
- A.2.1 一般事項・・・・[13]
- A.2.2 試験用音源の種類と位置・・・・[13]
- A.3 試験用音源及びマイクロホンの設置・・・・[13]
- A.3.1 無響室・・・・[13]
- A.3.2 半無響室・・・・[13]
- A.3.3 マイクロホンの移動・・・・[13]
- A.4 試験方法・・・・[13]
- A.4.1 試験音の発生・・・・[13]
- A.4.2 音圧レベルの測定・・・・[14]
- A.4.3 逆二乗則からの偏差の算出・・・・[14]
(pdf 一覧ページ番号 )
――――― [JIS Z 8732 pdf 3] ―――――
(ISO/DIS 3745 : 2000)
- A.4.3.1 逆二乗則による音圧レベル推定式・・・・[14]
- A.4.3.2 逆二乗則からの偏差・・・・[14]
- A.5 評価方法・・・・[14]
- 附属書B(規定) 特定騒音源の音響パワーレベル算出 を目的とした他の適正試験方法・・・・[16]
- B.1 一般事項・・・・[16]
- B.2 反射面の特性・・・・[16]
- B.2.1 寸法・・・・[16]
- B.2.2 吸音率・・・・[16]
- B.3 異なった半径の二つの測定球面又は半球面を使う方法(2表面法)・・・・[16]
- B.3.1 試験音源・・・・[16]
- B.3.2 試験方法・・・・[16]
- 附属書C(規定) 自由音場における固定マイクロホンの配列・・・・[17]
- 附属書D(規定) 反射面上の自由音場における 固定マイクロホンの基本配列・・・・[19]
- 附属書E(規定) 反射面上の自由音場における 移動マイクロホンのための同軸平行円周経路・・・・[21]
- 附属書F(規定) 反射面上の自由音場における 移動マイクロホンのための子午線経路・・・・[22]
- 附属書G(規定) 反射面上の自由音場における 移動マイクロホンのためのらせん経路・・・・[24]
- 附属書H(規定) 1/3オクターブバンド音響パワーレベルから A特性音響パワーレベルを求める方法25附属書I(参考) 指向指数及び指向係数の算出方法・・・・[26]
- I.1 自由音場・・・・[26]
- I.2 反射面上の自由音場・・・・[26]
- 文献・・・・[27]
(pdf 一覧ページ番号 )
――――― [JIS Z 8732 pdf 4] ―――――
日本工業規格(日本産業規格) JIS
Z 8732 : 2000
(ISO/DIS 3745 : 2000)
音響−音圧法による騒音源の音響パワーレベルの測定方法−無響室及び半無響室における精密測定方法
Acoustics−Determination of sound power levels of noise sources usingsound pressure−Precision methods for anechoic and hemi-anechoicrooms
序文
この規格は,1977年に第1版として発行され,2000年に発行されたISO/DIS 3745 : Acoustics−
Determination of sound power levels of noise sources using sound pressure−Precision methods for anechoic and
hemi-anechoic roomsを翻訳した日本工業規格(日本産業規格)であり,技術的内容を変更することなく作成してある。
原国際規格のISO 3745は,機械,装置及びその他の部品の音響パワーレベルを算出するための各種の方法
を規定するISO 3740シリーズの一つである。ISO 3740シリーズの一つの方法を選ぶときには,試験の条
件と目的に対してもっとも適切な方法を選ぶことが必要である。選定のための一般的な指針は,ISO 12001
及びISO 3740に規定されている。ISO 3740シリーズは,測定対象音源の設置及び作動条件の一般事項だ
けを規定している。特定の種類の機械に対する個別規格がある場合,設置及び作動条件の規定については,
それに従うことが望ましい。
この規格は,規定の音響特性をもった無響室及び半無響室を用いて,音源が放射する音響パワーを求める
ための方法について規定する。この規格で規定する方法は,規定の試験室での室内測定だけに適用される。
この規格では音圧測定からの音響パワーの計算は,ある音響パワーを放射する音源において,測定球面又
は半球面上で平均した平均二乗音圧が音響パワーに比例するという前提に基づいている。
この規格は,音源の音響パワーレベルだけでなく音響エネルギーレベルを算出する方法も規定する。単発
的又は過渡的な音については,音響パワーレベルは定義できないので,このような時間特性をもった放射
音を規定するためには,音響エネルギーレベルを適用することが必要である。他のISO 3740シリーズヘの
音響エネルギーレベルの適用は,将来の改正で考慮する。
この規格では,海面レベルにおける標準気象条件についての規準化音響パワーレベル又は音響エネルギー
レベルを求める。これは精密法の測定において特に要求されている。
――――― [JIS Z 8732 pdf 5] ―――――
次のページ PDF 6
JIS Z 8732:2000の引用国際規格 ISO 一覧
- ISO/DIS 3745:2000(IDT)
JIS Z 8732:2000の国際規格 ICS 分類一覧
- 17 : 度量衡及び測定.物理的現象 > 17.140 : 音響及び音響測定 > 17.140.01 : 音響測定及び雑音除去一般
JIS Z 8732:2000の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISC1505:1988
- 精密騒音計
- JISC1515:2020
- 電気音響―音響校正器