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Z 8736-1:1999 (ISO 9614-1:1993)
式によって計算する。
Ini=I0×10XX/10
また,面要素iについてのノーマル音響インテンシティレベルLI, niが (−) X dBと表される場合,Iniの
値は,次の式によって計算する。
Ini=I0×10XX/10
ここに, I0= 10-12W/m2
9.2 騒音源の音響パワーレベルの計算 式(4)によって,周波数帯域ごとに音源の音響パワーレベルを計
算する。
N
Pi
LW 10 log10 dB
i
P0
(pdf 一覧ページ番号 )
ここに, Pi : 式(11)によって計算した面要素iの部分音響パワー
P0 : 基準音響パワー (=10-12W)
N : 測定点(面要素)の総数
N
いずれかの周波数帯域で iP
が負の場合には,その帯域についてこの規格の方法を適用することはで
i1
きない。
10. 報告事項 この規格による測定では,次の事項をまとめて記録する。
10.1 被測定音源
a) 被測定音源の仕様(寸法及び表面の材質を含む。)
b) 被測定音源の特性(変動性,周期性,純音性の有無など。)
c) 作動条件
d) 設置条件
10.2 音響環境
a) 測定環境(音源の設置位置,近接した障害物の位置,局所的な地形及び地面の性質などのスケッチを
含む。)
b) 被測定音源以外の音源が発生する騒音の特性(変動性,周期性,純音性の有無などを含む。)
c) 気温及び気圧
d) 平均風速及び風向
e) 外来騒音の影響を最小にするために用いた装置及び方法
f) 気流及びその不安定さに関する定性的記述
10.3 測定器
a) 使用した測定器(名称,形式,製造番号,製造業者,プローブ構成などを含む。)
b) 測定器の校正及び現場での点検方法(校正日時を含む。)
c) 音響インテンシティ測定システム並びに使用したプローブの各測定周波数帯域及び各プローブ構成に
ついての音圧−残留インテンシティ指数
d) 音響インテンシティ測定器の校正場所及び日時
10.4 測定方法
――――― [JIS Z 8736-1 pdf 11] ―――――
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Z 8736-1:1999 (ISO 9614-1:1993)
a) 測定の各段階における手順
b) 測定中のインテンシティプローブの設置又は支持方法
c) 測定面及び面要素の定量的記述(図を付ける。)
d) 測定点の配列(各測定点に番号及び座標を付ける。)
e) 各測定点における平均化時間
10.5 音響データ
a) 各測定面についての一連の測定ごとに計算した音場指標F1F4の表
b) 被測定音源の全測定周波数帯域における音響パワーレベル算出値の表又は図。A特性音響パワーレベ
ルを求めた場合には,附属書Bに示す基準1及び基準2の両方,又は一方を満たさない周波数帯域の
寄与は計算の際に除外する。その場合,4.3によってその寄与を無視してもよい場合以外は,その旨を
明記する。
c) 附属書Bに示す基準2を満たさない周波数帯域における音響パワーレベルの測定値の95%信頼区間
[式(B.3)によって計算]
d) 必要に応じて,6.2.2に示したプローブを反転させる方法による現場での点検の結果
e) 測定を行った年/月/日
10.6 音響パワーレベルの測定精度のグレード 最終的な測定における測定精度のグレードを必ず明記す
る(表2参照)。音響パワーレベルの測定精度が所定のグレードに適合していない周波数帯域がある場合に
は,その95%信頼区間を式(B.3)によって推定し,報告する。
――――― [JIS Z 8736-1 pdf 12] ―――――
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Z 8736-1:1999 (ISO 9614-1:1993)
附属書A(規定) 音場指標の計算
A.1 一般事項 音響パワーレベルの測定を行う測定面と測定点の配置について,測定周波数帯域ごとに,
式(A.1)式(A.9)によって音場指標を求める。
A.2 音場指標の定義
A.2.1 時間変動性指標 測定面上の適切な位置で,音場の時間変動性指標F1を式(A.1)によって求める。
M
1 1 2
F1 Ink In (A.1)
In M 1k 1
ここに, nI : M個の短時間の測定によるサンプル値Inkから,式(A.2)
によって計算したInの平均値
M
1
In Ink (A.2)
Mk1
備考 Mは,通常10とする。また,短時間測定の平均時間は,8秒12秒とし,周期的に変動する
音の場合には周期の整数倍の時間とする。
A.2.2 符号なし音圧−インテンシティ指標 測定面上の音圧−インテンシティ指標F2を,式(A.3)によって
計算する。
F2 LpLIn (A.3)
ここに, L :
p
式(A.4)によって計算した測定面上の平均音圧レベル
N
1
Lp 10 log10 10 1.0Lpi
dB (A.4)
Ni1
ここに, L :
In
測定面における符号なしノーマル音響インテンシティ
レベルの平均値
式(A.5)によって計算する。
N
1 Ini
LIn 10 log10 dB (A.5)
Ni1 I0
ここに, ni i番目の測定点におけるノーマル音響インテンシティの
I :
絶対値
I0 : 基準の音響インテンシティ (=10-12W/m2)
A.2.3 符号付き音圧−インテンシティ指標 負となる部分音響パワーを評価する指標F3を,式(A.6)によっ
て求める。
F3 LpLIn (A.6)
――――― [JIS Z 8736-1 pdf 13] ―――――
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Z 8736-1:1999 (ISO 9614-1:1993)
ここに, L :
p
式(A.4)によって計算した測定面上の音圧レベル(平均
値)
L :
In
測定面における符号付きノーマル音響インテンシティ
レベル(平均値)
式(A.7)によって計算する。
N
1 Ini
LIn 10 log10 dB (A.7)
N i 1 I0
ここに, Ini : i番目の測定点における符号付きノーマル音響インテンシティ
i番目の測定点におけるノーマル音響インテンシティレベルLIniがXX dBと表される場合には,Iniは,次
の式によって計算する。
Ini=I0×10XX/10
また,i番目の測定点におけるノーマル音響インテンシティレベルLIniが (−) X dBと表される場合に
は,Iniは,次の式によって計算する。
Ini=−I0×10XX/10
いずれかの周波数帯域で 椀一 である場合には,その帯域では測定条件がこの規格の条件に適合し
ていないことになる。
A.2.4 音場不均一性指標 音場の不均一性指標F4を,式(A.8)によって求める。
N
1 1 2
F4 Ini In (A.8)
In N 1i1
ここに, nI : 測定面上のノーマル音響インテンシティの平均値で,式
(A.9)によって計算する。
N
1
In Ini (A.9)
N i1
――――― [JIS Z 8736-1 pdf 14] ―――――
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Z 8736-1:1999 (ISO 9614-1:1993)
附属書B(規定) 必要な測定精度を得るための手順
B.1 必要とされる条件 初期測定で設定した測定点では,音場のばらつきが大きすぎる場合もあり得る。
そこで,この規格による音響パワーレベル測定における不確かさの上限を保証するために,測定システム
の妥当性及び個々の測定音場・環境に応じて設定した測定条件(測定面,距離,マイクロホン設置位置な
ど)の妥当性を調べる必要がある。その一般的な手順を図B.1に示す。
B.1.1 測定装置の検討 測定点の配置がこの規格による騒音源の音響パワーレベルの測定に適しているた
めには,各測定周波数帯域において測定器のダイナミック性能指数Ldが附属書Aで規定した指標F2より
も大きくなくてはならない。すなわち,
基準1 Ld>F2 (B.1)
初期測定で設定した測定面上で基準1が満たされない場合には,表B.3及び図B.1に示す方法をとる。
備考 式(B.1)で,F2の代わりにF3を用いれば,測定はより安全側である。
B.1.2 測定点の検討 次の条件が満たされていれば,測定面上に均等に配置されたN個の測定点は適切で
あると判断できる。
基準2 N>C・F42 (B.2)
ただし,F4の計算は附属書Aによる。また,Cの値は表B.2から求める。すべての測定周波数帯域につ
いて,測定点の数が同じ場合には,基準2の判定にはC・F42の最大値を用いる。
幾つかの周波数帯域で基準2が満たされず,それらの帯域におけるレベルがそれほど大きくない場合(4.3
参照)には,それらの値は報告してはならない。
個々の1オクターブバンド又は1/3オクターブバンドについての結果の95%信頼区間は,式(B.3)で与え
られる。
10 log 12F4 N dB (B.3)
ただし,F4はそれぞれの帯域ごとに計算する。ある周波数帯域で基準2が満たされない場合,その帯域
についての音響パワーレベルの測定結果は報告してもよいが,95%信頼区間を必ず付記する。
各周波数帯域の測定結果から合成計算によってA特性音響パワーレベルを求める場合,各周波数帯域に
おけるA特性の周波数重み付けをした音響インテンシティについてのIni及びnIの値を用いて式(A.8)及び
式(A.9)によってF4を計算する。その結果と,測定精度のグレードごとに決められている周波数帯域ごとの
Cの値の最大値を用いて,基準2の判定を行う。
各周波数帯域におけるA特性音響インテンシティは,次の方法で計算する。i番目の面要素におけるA
特性ノーマル音響インテンシティレベルLIniがXX dBと表される場合には,IniのA特性重み付けをした値
は,次の式によって計算する。
Ini=I0×10XX/10
また,i番目の面要素におけるA特性ノーマル音響インテンシティレベルLIniが (−) X dBと表される
場合には,A特性重み付けをしたIniの値は,次の式によって計算する。
Ini=−I0×10XX/10
ここに, I0 : 基準の音響インテンシティ (=10-12W/m2)
――――― [JIS Z 8736-1 pdf 15] ―――――
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JIS Z 8736-1:1999の引用国際規格 ISO 一覧
- ISO 9614-1:1993(IDT)
JIS Z 8736-1:1999の国際規格 ICS 分類一覧
- 17 : 度量衡及び測定.物理的現象 > 17.140 : 音響及び音響測定 > 17.140.01 : 音響測定及び雑音除去一般
JIS Z 8736-1:1999の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISC1515:2020
- 電気音響―音響校正器