JIS Z 8781-4:2013 測色―第4部:CIE 1976 L*a*b*色空間

JIS Z 8781-4:2013 規格概要

この規格 Z8781-4は、明度,クロマ及び色相のそれぞれに関係する量を含むCIE 1976 L*a*b*色空間の色座標を計算する方法について規定。一次光源として発光しているように見える面,又は光を鏡面反射しているように見える面に属しているように知覚される色刺激には適用しない。

JISZ8781-4 規格全文情報

規格番号
JIS Z8781-4 
規格名称
測色―第4部 : CIE 1976 L*a*b*色空間
規格名称英語訳
Colorimetry -- Part 4:CIE 1976 L*a*b* Colour space
制定年月日
2013年12月20日
最新改正日
2018年10月22日
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対応国際規格

ISO

ISO 11664-4:2008(MOD)
国際規格分類

ICS

17.180.20
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
‐ 
改訂:履歴
2013-12-20 制定日, 2018-10-22 確認
ページ
JIS Z 8781-4:2013 PDF [10]
                                                                                  Z 8781-4 : 2013

pdf 目 次

ページ

  •  序文・・・・[1]
  •  1 適用範囲・・・・[1]
  •  2 引用規格・・・・[1]
  •  3 用語及び定義・・・・[2]
  •  4 計算方法・・・・[3]
  •  4.1 基本座標・・・・[3]
  •  4.2 明度,クロマ及び色相のそれぞれに関係する量・・・・[4]
  •  4.3 色差・・・・[4]
  •  附属書A(参考)L*,a*,b*からX,Y,Zへの変換・・・・[6]
  •  附属書B(参考)参考文献・・・・[7]
  •  附属書JA(参考)JISと対応国際規格との対比表・・・・[8]

(pdf 一覧ページ番号 1)

――――― [JIS Z 8781-4 pdf 1] ―――――

Z 8781-4 : 2013

まえがき

  この規格は,工業標準化法第12条第1項の規定に基づき,日本色彩学会(CSAJ)及び一般財団法人日
本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格(日本産業規格)を制定すべきとの申出があり,日本工業標
準調査会の審議を経て,経済産業大臣が制定した日本工業規格(日本産業規格)である。これによって,JIS Z 8729:2004は
廃止され,その一部を分割して制定したこの規格及びJIS Z 8781-5に置き換えられた。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意
を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実
用新案権に関わる確認について,責任はもたない。
JIS Z 8781の規格群には,次に示す部編成がある。
JIS Z 8781-1 第1部 : CIE測色標準観測者の等色関数
JIS Z 8781-2 第2部 : CIE測色用標準イルミナント
JIS Z 8781-3 第3部 : 三刺激値の計算方法(予定)
JIS Z 8781-4 第4部 : CIE 1976 L*a*b*色空間
JIS Z 8781-5 第5部 : CIE 1976 L*u*v*色空間及びu',v'均等色度図
JIS Z 8781-6 第6部 : CIEDE2000色差式(予定)

(pdf 一覧ページ番号 2)

――――― [JIS Z 8781-4 pdf 2] ―――――

                                       日本工業規格(日本産業規格)                             JIS
Z 8781-4 : 2013

測色−第4部 : CIE 1976 L*a*b*色空間

Colorimetry-Part 4: CIE 1976 L*a*b* Colour space

序文

  この規格は,2008年に第1版として発行されたISO 11664-4を基に,技術的内容を変更して作成した日
本工業規格である。
なお,この規格で点線の下線を施してある箇所は,対応国際規格を変更している事項である。変更の一
覧表にその説明を付けて,附属書JAに示す。

1 適用範囲

  この規格は,明度,クロマ及び色相のそれぞれに関係する量を含むCIE 1976 L*a*b*色空間の色座標を計
算する方法について規定する。色差の知覚量を表すため,この空間のユークリッド距離を計算する二つの
方法を含んでいる。
この規格は,CIE1931表色系又はCIE1964表色系の等色関数を用いて計算する三刺激値に適用する。
この規格は,三刺激値空間に比べてより均等な三次元空間が求められる場合,反射又は透過物体に属し
ているように知覚される色刺激を表示するために用いる。一次光源として発光しているように見える面,
又は光を鏡面反射しているように見える面に属しているように知覚される色刺激には適用しない。ただし,
自発光ディスプレイに表示する色が,反射又は透過物体として使われ,刺激が正規化され,白色が特定さ
れている場合には,自発光ディスプレイにも適用できる。
注記 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。
ISO 11664-4:2008,Colorimetry−Part 4: CIE 1976 L*a*b* Colour space(MOD)
なお,対応の程度を表す記号“MOD”は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“修正している”
ことを示す。

2 引用規格

  次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの
引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS Z 8113 照明用語
注記 対応国際規格 : IEC 60050-845/CIE 17.4:1987,International lighting vocabulary (ILV)−joint
publication IEC/CIE(MOD)
JIS Z 8781-1 測色−第1部 : CIE測色標準観測者の等色関数
注記 対応国際規格 : ISO 11664-1:2007,Colorimetry−Part 1: CIE standard colorimetric observers−joint
publication ISO/CIE(IDT)
JIS Z 8781-2 測色−第2部 : CIE測色用標準イルミナント

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2
Z 8781-4 : 2013
注記 対応国際規格 : ISO 11664-2:2007,Colorimetry−Part 2: CIE standard illuminants−joint publication
ISO/CIE(IDT)

3 用語及び定義

  この規格で用いる主な用語及び定義は,次によるほか,JIS Z 8113による。
ただし,文字Δが使えない場合,文字Dに置き換えてもよい。
また,CIE 1976 L*a*b*とCIELABとは,互いに言い換えることができる。
三刺激値をCIE 1964表色系(CIE 10°表色系として知られている。)の等色関数を用いて計算した場合
は,上記の全ての記号に添字10を付ける。
3.1
三刺激値 X,Y,Z(tristimulus values)
CIE 1931表色系(CIE 2°表色系として知られている。)の等色関数を用いて計算された試験刺激と等色
するための3個の原刺激の量。
3.2
特定の白色刺激の三刺激値,Xn,Yn,Zn(tristimulus values of a specified white colour stimulus)
CIE 1931表色系の等色関数を用いて計算された特定の白色刺激と等色するための3個の原刺激の量。
3.3
CIE 1976 明度指数,L*(CIE 1976 lightness)
4.1の式(1)によって計算される明度の相関量(JIS Z 8113の03079参照)。
3.4
CIELAB 1976 a*,b*座標,a*,b*(CIE 1976 a*, b* coordinates)
CIE 1976 L*a*b*色空間において,4.1の式(2)及び式(3)によって計算される色座標。
3.5
CIELAB 1976 abクロマ,C*ab(CIE 1976 a,b chroma)
CIE 1976 L*a*b*色空間において,4.2の式(10)によって計算されるクロマの相関量(JIS Z 8113の03086
参照)。
3.6
CIELAB 1976 ab色相角,hab(CIE 1976 a,b hue-angle)
CIE 1976 L*a*b*色空間において,4.2の式(11)によって計算される色相の相関量(JIS Z 8113の03087参
照)。
3.7
CIELAB 1976 ab明度差,ΔL*(CIE 1976 a,b lightness-difference)
CIE 1976 L*a*b*色差について,4.3の式(12)によって計算される明度成分。
3.8
CIELAB 1976 a*,b*差,Δa*, Δb*(CIE 1976 a*,b* difference)
CIE 1976 L*a*b*色差について,4.3の式(13)及び式(14)によって計算されるa*,b*の差。
3.9
CIELAB 1976 クロマ差,ΔC*ab(CIE 1976 a,b chroma-difference)
CIE 1976 L*a*b*色差について,4.3の式(15)によって計算されるクロマ成分。

――――― [JIS Z 8781-4 pdf 4] ―――――

                                                                                              3
Z 8781-4 : 2013
3.10
CIELAB 1976 色相角差,Δhab(CIE 1976 hue-angle difference)
CIE 1976 L*a*b*色差について,4.3の式(16)によって計算される色相角成分。
3.11
CIELAB 1976 色相差,ΔH*ab(CIE 1976 a,b hue-difference)
CIE 1976 L*a*b*色差について,4.3の式(17)によって計算される色相成分(JIS Z 8113の03089参照)。
3.12
CIELAB 1976 L*a*b*色差,ΔE*ab(CIE 1976 L*a*b* colour difference)
CIE 1976 L*a*b*色空間における座標間のユークリッド距離として定義されて4.3の式(19)又は式(20)によ
って計算される二つの色刺激間の色差(JIS Z 8113の03088参照)。

4 計算方法

4.1 基本座標

  CIE 1976 L*a*b*色空間は,次の式(1),式(2)及び式(3)によって定義する量L*,a*,b*を直交座標にプロ
ットすることによって得られるほぼ均等な三次元色空間である。
n
L* 116 f Y Y (1)
a* 500 f X Xn f Y Yn (2)
b* 200 f Y Yn f Z Zn (3)
ここに, X Xn 6 29 の場合
1

(pdf 一覧ページ番号 )

                                                  f X Xn    X Xn
X Xn ≦ 6 29 の場合 f X Xn 841 108 X Xn 4 29 (5)
及び
1
Y Yn 6 29 の場合 f Y Yn Y Yn (6)
Y Yn ≦ 6 29 の場合 f Y Yn 841 108 Y Yn 4 29 (7)
及び
1
Z Zn 6 29 の場合 f Z Zn Z Zn (8)
Z Zn ≦ 6 29 の場合 f Z Zn 841 108Z Zn 4 29 (9)
ここで,X,Y,ZはJIS Z 8781-1で規定するCIE 1931表色系の試験色刺激の三刺激値である。Xn,Yn,
Znは,特定の白色刺激に対応する三刺激値である。
自発光ディスプレイ上で反射物体及び透過物体を表現している場合,全ての三刺激値は100 %の反射率
又は透過率の物体について,Yが100に等しくなるように,正規化しなければならない。
試料刺激の目に張る角度(視角)が約1°4°の場合,CIE 1931表色系の等色関数を用いて計算した三
刺激値X,Y,Zを用いる。この視角が4°を超える場合は,CIE 1964表色系の等色関数を用いて計算した
三刺激値X10,Y10,Z10を用いる。同じ等色関数及び同じ特定の白色刺激を,それぞれ比較する全ての試料
に対して用いる。JIS Z 8781-1で規定するCIE 1964表色系に基づいた三刺激を用いる場合は,式(1)式(9)
の全ての記号に添字10を付ける。
三刺激値X,Y,Zが分光測光によって得られている場合,特定の白色刺激の三刺激値Xn,Yn,Znは,試
料刺激の計算に用いられた同じ方法(同じ等色関数,同じ波長範囲,同じ波長間隔及び同じ波長幅)を用
いて計算する。三刺激値X,Y,Zが,光電色彩計を用いた刺激値直読法によって得られた場合,Xn,Yn,
Znは,同じ光電色彩計及び完全拡散反射体に対して校正された白色反射標準(白色板)を用いて測定する。

――――― [JIS Z 8781-4 pdf 5] ―――――

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JIS Z 8781-4:2013の引用国際規格 ISO 一覧

  • ISO 11664-4:2008(MOD)

JIS Z 8781-4:2013の国際規格 ICS 分類一覧

JIS Z 8781-4:2013の関連規格と引用規格一覧