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Z 9015-0 : 1999 (ISO 2859-0 : 1995)
所管権限者[3.1.10*]は,個々の場合に対して明示されるか暗示されるかの違いはあるが,判断・判定・選
択などいろいろな機能をもっている。所管権限者は,JIS Z 9015-1抜取検査システムの中立性を保持し,
この合否判定抜取検査手順が円滑に運用できるような十分な知識と能力をもつことが望ましい。
所管権限者は,次のうちのどれでもよい。
− 第一者(例えば供給者の品質部門),
− 第二者(例えば購入者の検査部門),
− 第三者(例えば中立の検査機関),
− 第一者,第二者又は第三者のどれか(機能ごとに異なる。)。
所管権限者は,合否判定の開始以前に,例えば,契約書中で規定することが望ましい。
合否判定抜取検査が購入者の工場で実施されるときには,購入者の検査部門が所管権限者になるのが普
通である。
合否判定抜取検査がロットの出荷以前に供給者の工場で実施されるときには,いろいろな場合がある。
もし合否判定抜取検査が購入者の検査部門から派遣された検査員の指揮下で実施されるならば,検査員は
所管権限者の代表者として一部の機能をもっているはずである。
もし合否判定抜取検査が中立の検査機関の指揮下で実施されるならば,所管権限者の機能の多くが検査
機関に割り当てられるのがむしろ普通である。機能分担のしかたはいろいろあるが,その一例を次に示す。
a) 購入者に割り当てられる機能
− AQL値の決定〔契約書に規定されてない場合[5.2*]〕,
− 不合格ロットの処置[7.2*],
− “致命的”不適合に対する特別留保の適用の決定[7.4*],
− 最初の検査をきつい検査又はゆるい検査で開始するという決定[9.1*],
− ゆるい検査に移ってよいかどうかの決定[9.3.3c)*],
− 何らかの条件からなみ検査に復帰するべきだとの判断[9.3.4c)*],
− 検査の停止からきつい検査に復帰することの承認[9.3.4c)*],
− ロットごとの検査の代わりにスキップロット抜取検査手順を適用してよいかどうかの決定[9.5*],
− 適切な検査水準の選定[10.1*],
− 限界品質保護のような特別手順を使用するかどうかの選定[12.6.2*]。
b) 検査機関に割り当てられる機能
− ロットの構成及び提出のしかたの指定又は承認[6.2*],
− 合格ロット中の不適合品の再提出のしかたの承認[7.2*],
− 再提出ロットの検査のしかたの決定[7.6*],
− 生産進度が安定しているかどうかの判断[9.3.3b)*及び9.3.4b)*](3.15参照),
− Ac=0の抜取方式の代わりに,対応するAc=1の抜取方式を使用することの選定又は承認[10.3*],
− 2回又は多回抜取方式を使用することの選定又は承認[10.4*],
− 分数合格判定個数の抜取方式を使用することの選定又は承認[13.*]。
c) 供給者に割り当てられる機能
− ロットが二つ以上のサブロットから構成されているかどうかの決定[8.1*],
− 異なるAQLのクラスに対して共通のサンプルサイズを使用するかどうかの選定[10.3*]。
JIS Z 9015-3では,スキップロット抜取検査手順に移行するには供給者と製品の両方が資格審査に合格
する必要があると規定し,その移行に必要な文書の代表的な例を与えている。また,所管権限者と検査機
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関との機能と責任の分担の例を示している。こういう情報は,特にゆるい検査に移行してよいかどうかを
判断するときには,JIS Z 9015-1でも有用であろう。この両者のうち,供給者の資格審査はJIS Z 9900シ
リーズによる品質システムの第三者審査登録で代用できる。
氏名 所属
(主査) 大 前 義 次 日本電信電話公社
(委員) 小 山 健 三菱電機株式会社
斉 脇 俊之助 日本大洋海底電線株式会社
清 水 平八郎 沖電機工業株式会社
菅 龍之助 防衛庁
高 木 妙二郎 沖電機工業株式会社
田 口 玄 一 青山学院大学
竹 内 寿一郎 慶應義塾大学
土 肥 清 一 黒沢通信工業株式会社
藤 田 茂 男 在日米軍調達本部
前 野 澄 夫 藤倉電線株式会社
益 子 淳 株式会社大興電機製作所
松 本 洋 国際電信電話株式会社
森 屋 光 行 藤倉電線株式会社
山 本 太 郎 日本電信電話公社
弓 削 恒 防衛庁
横 尾 恒 雄 東洋カーボン株式会社
氏名 所属
(主査) 横 尾 恒 雄 東洋カーボン株式会社
(委員) 大 前 義 次 日本電信電話公社
小 山 健 三菱電機株式会社
菅 龍之助 防衛庁
高 木 妙二郎 沖電機工業株式会社
森 屋 光 行 藤倉電線株式会社
山 本 太 郎 日本電信電話公社
高 橋 弘 之 中央大学
JIS Z 9010:1999の国際規格 ICS 分類一覧
- 03 : サービス.経営組織,管理及び品質.行政.運輸.社会学. > 03.120 : 品質 > 03.120.30 : 統計的方法の応用