JIS A 1149:2017 コンクリートの静弾性係数試験方法

JIS A 1149:2017 規格概要

この規格 A1149は、静的な圧縮力を受けるコンクリート円柱供試体及び構造物から採取した円柱コア供試体の縦方向の静弾性係数を求める試験方法について規定。

JISA1149 規格全文情報

規格番号
JIS A1149 
規格名称
コンクリートの静弾性係数試験方法
規格名称英語訳
Method of test for static modulus of elasticity of concrete
制定年月日
2001年6月12日
最新改正日
2017年2月25日
JIS 閲覧
‐ 
対応国際規格

ISO

ISO 1920-10:2010(MOD)
国際規格分類

ICS

91.100.30
主務大臣
国土交通
JISハンドブック
建築 II-1(試験) 2021, 建築 II-2(試験) 2021, 生コンクリート 2020, 土木 I 2020, 土木 II 2020
改訂:履歴
2001-06-12 制定日, 2010-08-10 改正日, 2017-02-25 改正
ページ
JIS A 1149:2017 PDF [10]
                                                                                   A 1149 : 2017

pdf 目 次

ページ

  •  序文・・・・[1]
  •  1 適用範囲・・・・[1]
  •  2 引用規格・・・・[1]
  •  3 用語及び定義・・・・[1]
  •  4 試験装置及び器具・・・・[2]
  •  5 供試体・・・・[2]
  •  6 試験方法・・・・[2]
  •  6.1 供試体の準備・・・・[2]
  •  6.2 供試体寸法の測定・・・・[2]
  •  6.3 ひずみ測定器の取付け・・・・[2]
  •  6.4 載荷の準備・・・・[2]
  •  6.5 載荷方法・・・・[2]
  •  7 結果の計算・・・・[3]
  •  8 報告・・・・[3]
  •  附属書JA(参考)JISと対応国際規格との対比表・・・・[4]
  •  附属書JB(参考)技術上重要な改正に関する新旧対照表・・・・[8]

(pdf 一覧ページ番号 1)

――――― [JIS A 1149 pdf 1] ―――――

A 1149 : 2017

まえがき

  この規格は,工業標準化法第14条によって準用する第12条第1項の規定に基づき,公益社団法人日本
コンクリート工学会(JCI)から,工業標準原案を具して日本工業規格(日本産業規格)を改正すべきとの申出があり,日本
工業標準調査会の審議を経て,国土交通大臣が改正した日本工業規格(日本産業規格)である。これによって,JIS A 1149:
2010は改正され,この規格に置き換えられた。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意
を喚起する。国土交通大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実
用新案権に関わる確認について,責任はもたない。

(pdf 一覧ページ番号 2)

――――― [JIS A 1149 pdf 2] ―――――

                                       日本工業規格(日本産業規格)                             JIS
A 1149 : 2017

コンクリートの静弾性係数試験方法

Method of test for static modulus of elasticity of concrete

序文

  この規格は,2010年に第1版として発行されたISO 1920-10を基とし,使用実態を反映するため,技術
的内容を変更して作成した日本工業規格(日本産業規格)である。
なお,この規格で点線の下線を施してある箇所は,対応国際規格を変更している事項である。変更の一
覧表にその説明を付けて,附属書JAに示す。また,技術上重要な改正に関する新旧対照表を附属書JBに
示す。

1 適用範囲

  この規格は,静的な圧縮力を受けるコンクリート円柱供試体及び構造物から採取した円柱コア供試体の
縦方向の静弾性係数を求める試験方法について規定する。
注記 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。
ISO 1920-10:2010,Testing of concrete−Part 10: Determination of static modulus of elasticity in
compression(MOD)
なお,対応の程度を表す記号“MOD”は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“修正している”
ことを示す。

2 引用規格

  次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの
引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS A 1107 コンクリートからのコアの採取方法及び圧縮強度試験方法
JIS A 1108 コンクリートの圧縮強度試験方法
JIS A 1132 コンクリートの強度試験用供試体の作り方

3 用語及び定義

  この規格で用いる主な用語及び定義は,次による。
3.1
静弾性係数
供試体の応力−ひずみ曲線において,最大荷重の1/3に相当する応力点と供試体の縦ひずみ50×10−6の
ときの応力点とを結ぶ線分の勾配として与えられる割線静弾性係数。
3.2
検長

――――― [JIS A 1149 pdf 3] ―――――

2
A 1149 : 2017
供試体のひずみを検出する長さ。
3.3
ひずみ測定器
供試体の縦ひずみを検出するための測定器の総称。
なお,縦ひずみの検出センサーには,ひずみゲージ,差動トランス式変位計などを用いる。

4 試験装置及び器具

  試験装置及び器具は,次による。
4.1 圧縮試験機及び上下の加圧板 圧縮試験機及び上下の加圧板は,JIS A 1108の4.(装置)に規定する
ものとする。
4.2 ひずみ測定器 ひずみ測定器は,供試体の縦ひずみ(ひずみ度)を10×10−6以下の精度で測定でき
るものとする。また,ひずみ測定器の検長は,コンクリートに用いた粗骨材の最大寸法の3倍以上かつ供
試体の高さの1/2以下とする。

5 供試体

  供試体は,JIS A 1132の箇条4(圧縮強度試験用供試体)によって作製した円柱形の供試体又はJIS A 1107
によって切り取った円柱形のコア供試体とする。
なお,コア供試体の高さがその直径の2倍になるように成形する。

6 試験方法

6.1 供試体の準備

  供試体は,所定の養生を終わった直後の含水状態で試験ができるようにしなければならない。
水中養生又は湿潤養生を行った供試体は,ひずみゲージを貼り付けるため,供試体の表面を自然乾燥さ
せてもよい。

6.2 供試体寸法の測定

  JIS A 1132の箇条4によって作製した円柱供試体の場合はJIS A 1108に,円柱コア供試体の場合はJIS A
1107によって,供試体の寸法を測定する。

6.3 ひずみ測定器の取付け

  ひずみ測定器は,供試体の軸に平行かつ対称な二つの線上で,供試体の高さの1/2の位置を中心に取り
付ける。

6.4 載荷の準備

  載荷の準備は,次による。
a) 試験は,温度及び湿度の変化の少ない室内で行う。
b) 供試体は,供試体直径の1 %以内の誤差で,中心軸が加圧板の中心と一致するように置く。

6.5 載荷方法

  載荷方法は,次による。
a) 載荷は,供試体に衝撃を与えないように一様な速度で行う。
なお,載荷の初期段階において過大な速度で供試体に荷重を加えると,初期ひずみが測定できない
ため注意する必要がある。
b) 荷重を加える速度は,圧縮応力度の増加が毎秒0.6±0.4 N/mm2になるようにする。

――――― [JIS A 1149 pdf 4] ―――――

                                                                                              3
A 1149 : 2017
c) 供試体の縦ひずみは,最大荷重の1/2程度まで測定し,その測定間隔は等間隔として少なくとも10点
以上記録する。
d) 供試体が急激な変形を始めた後は,荷重を加える速度の調整を中止して,荷重を加え続ける。
e) 供試体が破壊するまでに圧縮試験機が示す最大荷重を有効数字3桁まで読む。

7 結果の計算

  試験結果の計算は,次による。
a) 6.5の結果から,供試体ごとに応力−ひずみ曲線を作成する。
b) 各供試体の静弾性係数は,次の式によって算出し,四捨五入して有効数字3桁に丸める。
S1 S2 10 3
Ec
ε1 ε2
ここに, Ec : 各供試体の静弾性係数(kN/mm2)
S1 : 最大荷重の1/3に相当する応力(N/mm2)
S2 : 供試体の縦ひずみ50×10−6のときの応力(N/mm2)
ε1 : S1の応力によって生じる供試体の縦ひずみ
ε2 : 50×10−6

8 報告

  報告は,次の事項について行う。
a) 必ず報告する事項 必ず報告する事項は,次による。
1) 試験年月日
2) 供試体の種類
3) 供試体の番号
4) 供試体の寸法
5) 供試体の養生方法及び養生温度
6) ひずみ測定器の種類及び検長(mm)
7) 最大荷重(N)及び圧縮強度(N/mm2)
8) 静弾性係数(kN/mm2)
b) 必要に応じて報告する事項 必要に応じて報告する事項は,次による。
1) 供試体の材齢
2) 供試体の採取方法
3) コア供試体の場合,その切取り位置
4) コア供試体の場合,その切取り方法
5) コア供試体の場合,切り取った構造物の概要
6) 応力−ひずみ曲線
7) 供試体の破壊状況
8) コア供試体の材齢

――――― [JIS A 1149 pdf 5] ―――――

次のページ PDF 6

JIS A 1149:2017の引用国際規格 ISO 一覧

  • ISO 1920-10:2010(MOD)

JIS A 1149:2017の国際規格 ICS 分類一覧

JIS A 1149:2017の関連規格と引用規格一覧