JIS A 1158:2020 試験に用いる骨材の縮分方法 | ページ 2

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図3−四分法(骨材を積み上げた状態) 図4−四分法(骨材を押し広げた状態)
図5−四分法(骨材を4分割した状態) 図6−四分法(対角線上に位置する二つの扇形に
広がった骨材を採取した状態)
b) 試料分取器による方法 試料分取器による縮分方法は,次による。
1) 骨材の種類及び最大寸法に応じた仕様の試料分取器を準備する。
2) 縮分する骨材の含水状態を試験の目的に応じて調整する。なお,表面水がある細骨材は,試料分取
器の内側に付着し,滑らかに排出できない場合があるので注意する。
3) 2)の骨材を,骨材投入容器内に入れる。このとき,各スリットにほぼ等しい量の骨材が投入できる
ように,容器内の骨材を均等にならす。
4) 試料分取器の受容器に骨材が自由に流れ出る速度で骨材を骨材投入口に投入する(図7参照)。
5) 左右の受容器に排出された骨材を,それぞれ一つの試料(縮分した骨材)とする(図8参照)。
6) 一つの試料(縮分した骨材)をよく混合し,3)5)の操作を繰り返して,所定量まで縮分する。
図7−試料分取器による縮分状況 図8−試料分取器による縮分後の状況

――――― [JIS A 1158 pdf 6] ―――――

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6 報告

  報告は,次の事項のうち必要なものを記載する。
a) 骨材の種類,最大寸法及び産地
b) 試料の採取場所及び採取年月日
c) 縮分前の試料の質量及び含水状態(絶乾·気乾など)
d) 縮分方法(四分法,試料分取器,両者を組み合わせた方法),縮分回数
e) 縮分後の試料の質量及びその用途
f) 縮分した年月日

――――― [JIS A 1158 pdf 7] ―――――

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A1
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附属書A
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(参考)
8 : 2
技術上重要な改正に関する新旧対照表
020
現行規格(JIS A 1158:2020) 旧規格(JIS A 1158:2014) 改正理由
箇条番号 内容 箇条番号 内容
及び題名 及び題名
なし
2 引用規格 次に掲げる引用規格は,この規格に引用されること なし 引用規格としてJIS A 0203
によって,その一部又は全部がこの規格の要求事項 を追加した。
を構成している。この引用規格は,その最新版(追
補を含む。)を適用する。
JIS A 0203 コンクリート用語
3 用語及び 2 用語及び
この規格で用いる主な用語及び定義は,次によるほ 一般的な用語は,JIS A 0203
この規格で用いる主な用語及び定義は,次による。
定義 かJIS A 0203による。 定義 によることを追記した。
5 縮分方法 なし(縮分の回数を削除した。) 4 縮分方法 さらに,縮分の回数は,c)による。 縮分の回数は,縮分した試
料を用いる骨材試験の方法
及び目的に応じて定めるの
が合理的であることから,
この規格から削除した。
5 縮分方法 縮分後に必要な所定量が得られるように,次の四分
4 所定量まで縮分する回数は,2回以上とする4)。 縮分の回数は,縮分した試
c) 縮分の
法若しくは試料分取器による方法,又は両者を組み 注4) 採取する試料の量は,試験の目的,試験項目
料を用いる骨材試験の方法
合わせた方法で行う1)。人工軽量骨材,再生骨材など
回数 などによって異なるため具体的な質量(容及び目的に応じて定めるの
は,品質が偏る場合があるため,採取する試料の量 が合理的であることから,
量)は規定しないが,所定量まで縮分する回
を増やし,縮分回数を多くすることが望ましい。 この規格から削除した。
数は2回以上とする。人工軽量骨材,再生骨
ただし,人工軽量骨材,再
材などは,品質が偏る場合があるため,採取
生骨材などでは,採取する
する試料の量を増やし,縮分回数を多くする
ことが望ましい。 試料の量を増やして品質の
偏りを抑制し,縮分回数を
多くすることが望ましいた
め,試験の推奨方法として,
本文に移した。

――――― [JIS A 1158 pdf 8] ―――――

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現行規格(JIS A 1158:2020) 旧規格(JIS A 1158:2014) 改正理由
箇条番号 内容 箇条番号 内容
及び題名 及び題名
5 縮分方法 注1) 最大寸法の大きい粗骨材又は表面水をもつ4 縮分方法 注1) 最大寸法の大きい粗骨材又は骨材量が多い四分法が適している場合
細骨材の場合は,四分法が適しており,乾燥 と,試料分取器が適してい
場合及び表面水をもつ細骨材の場合は,四分
した細骨材は,試料分取器による方法が適し る場合とを明確にするため
法が適しており,乾燥した細骨材又は骨材量
ている。また,骨材量が多い場合は,四分法 記載の順序を変更した。
が少ない場合は,試料分取器による方法が適
が適しており,骨材量が少ない場合は,試料 している。また,四分法によって,ある程度
分取器による方法が適している。四分法によ の量まで縮分し,その後,試料分取器を用い
って,ある程度の量まで縮分し,その後,試 て縮分すると合理的である。
料分取器を用いて縮分すると合理的である。
5 なし 4 1) 対象とする骨材は,細骨材又は粗骨材とする。1 適用範囲の記載と重複し
a) 四分法 a) 四分法 ているため,削除した。
による方法 による方法
5 1)中に“なお,骨材が絶乾状態の場合,縮分によって
4 注2) 骨材が絶乾状態の場合,縮分によって微粒分

試験の推奨方法であるたa) 四分法 a) 四分法微粒分が飛散する可能性があるため,例えば,微粒 め,本文に移した。が飛散する可能性があるため,例えば,微粒による方法 による方法

                分量試験に供する骨材を縮分する場合は,表面水を                分量試験に供する骨材を縮分する場合は,表
1) 若干もつ状態に調整するとよい。”を追加した。 2) 面水を若干もつ状態に調整するとよい。
5 7) 互いに対角線上に位置する二つの扇形に広がっ4 8) 対角線上に位置する二つの扇形に広がった骨材従来の規定の表現では,取
a) 四分法 a) 四分法
た骨材を採取し,よく混合して一つの試料(縮分 を取り除く。 り除いた試料の取扱いが不
による方法 した骨材)とする(図6参照)。 による方法 明瞭であったため,手順を
なお,骨材を取り除くときは,ほうき(箒),
7),8) 8),9)
なお,二つの扇形に広がった骨材を採取すると 明確にするために,四分法
ブラシなどを用いて微粒分も残らず取り除く(図
きは,ほうき(箒),ブラシなどを用いて微粒分 6参照)。 の用語の定義に即した表現
も残らず採取し,混合する。 9) 残った二つの扇形に広がった骨材をよく混合しに改めた。
8) 3)7)の操作を繰り返して,所定量まで縮分す て一組の試料(縮分した骨材)とし,4)8)の操
る。 作を繰り返して,所定量まで縮分する。
図6 図6
四分法(対角線上に位置する二つの扇形に広がった 四分法(対角線上を除去した状態) 本文の修正に合わせて,図
骨材を採取した状態) の題名を修正した。
5 なし 4 1) 対象とする骨材は,細骨材又は粗骨材とする。1 適用範囲の記載と重複し
b) 試料分 b) 試料分 ているため,削除した。
取器による 取器による
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方法 方法
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020
2

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現行規格(JIS A 1158:2020) 旧規格(JIS A 1158:2014) 改正理由
1
箇条番号 内容 箇条番号 内容
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及び題名 及び題名
: 2
5 2)中に“なお,表面水がある細骨材は,試料分取器の
4 注3) 表面水がある細骨材は,試料分取器の内側に
実質的に試験の方法を推奨
020
b) 試料分 b) 試料分
内側に付着し,滑らかに排出できない場合があるの しているため,本文に移し
付着し,滑らかに排出できない場合があるの
取器による で注意する。”を追加した。 取器による で注意する必要がある。 た。
方法 方法
2) 3)
6 報告 5 報告
縮分方法(四分法,試料分取器,両者を組み合わせ 縮分方法(四分法,試料分取器,その他の方法) 趣旨を明確にするために表
d) た方法) d) 現を改めた。

JIS A 1158:2020の国際規格 ICS 分類一覧

JIS A 1158:2020の関連規格と引用規格一覧

規格番号
規格名称
JISA0203:2019
コンクリート用語