JIS A 1193:2021 コンクリート用連続繊維補強材の耐アルカリ試験方法

JIS A 1193:2021 規格概要

この規格 A1193は、コンクリートの補強用に鉄筋及び鋼材の代替として用いられる連続繊維補強材の耐アルカリ試験方法について規定。

JISA1193 規格全文情報

規格番号
JIS A1193 
規格名称
コンクリート用連続繊維補強材の耐アルカリ試験方法
規格名称英語訳
Test method for alkali resistance of fiber reinforced polymer (FRP) bars and grids for reinforcement of concrete
制定年月日
2005年10月19日
最新改正日
2021年5月25日
JIS 閲覧
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対応国際規格

ISO

ISO 10406-1:2015(MOD)
国際規格分類

ICS

91.100.99
主務大臣
国土交通
JISハンドブック
‐ 
改訂:履歴
2005-10-19 制定日, 2011-11-29 確認日, 2016-10-25 確認日, 2021-05-25 改正
ページ
JIS A 1193:2021 PDF [14]
                                                                                   A 1193 : 2021

pdf 目 次

ページ

  •  序文・・・・[1]
  •  1 適用範囲・・・・[1]
  •  2 引用規格・・・・[1]
  •  3 用語及び定義・・・・[2]
  •  4 供試体・・・・[2]
  •  4.1 供試体の作製・・・・[2]
  •  4.2 供試体端部の処理・・・・[2]
  •  4.3 供試体の長さ・・・・[2]
  •  4.4 供試体の取扱い・・・・[2]
  •  4.5 供試体の数・・・・[2]
  •  5 供試体を浸せきするアルカリ水溶液・・・・[2]
  •  5.1 アルカリ水溶液の種類・・・・[2]
  •  5.2 アルカリ水溶液の調製方法・・・・[3]
  •  6 試験方法・・・・[3]
  •  6.1 供試体のアルカリ水溶液への浸せき・・・・[3]
  •  6.2 外観観察・・・・[3]
  •  6.3 引張試験・・・・[3]
  •  7 試験結果・・・・[4]
  •  7.1 質量損失率の計算・・・・[4]
  •  7.2 荷重保持率の計算・・・・[4]
  •  8 報告・・・・[4]
  •  附属書JA(参考)JISと対応国際規格との対比表・・・・[6]
  •  附属書JB(参考)技術上重要な改正に関する新旧対照表・・・・[8]

(pdf 一覧ページ番号 1)

――――― [JIS A 1193 pdf 1] ―――――

           A 1193 : 2021

まえがき

  この規格は,産業標準化法第16条において準用する同法第12条第1項の規定に基づき,公益社団法人
日本コンクリート工学会(JCI)から,産業標準原案を添えて日本産業規格を改正すべきとの申出があ
り,日本産業標準調査会の審議を経て,国土交通大臣が改正した日本産業規格である。これによって,
JIS A 1193:2005は改正され,この規格に置き換えられた。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意
を喚起する。国土交通大臣及び日本産業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実
用新案権に関わる確認について,責任はもたない。

(pdf 一覧ページ番号 2)

――――― [JIS A 1193 pdf 2] ―――――

                                      日本産業規格                              JIS
A 1193 : 2021

コンクリート用連続繊維補強材の耐アルカリ試験方法

Test method for alkali resistance of fiber reinforced polymer (FRP) ars and grids for reinforcement of concrete

序文

  この規格は,2015年に第2版として発行されたISO 10406-1を基とし,技術的内容を変更して作成した
日本産業規格である。
なお,この規格で点線の下線を施してある箇所は,対応国際規格を変更している事項である。技術的差
異の一覧表にその説明を付けて,附属書JAに示す。また,技術上重要な改正に関する新旧対照表を,附
属書JBに示す。

1 適用範囲

  この規格は,コンクリートの補強用に鉄筋及び鋼材の代替として用いられる連続繊維補強材の耐アルカ
リ試験方法について規定する。ただし,この規格で対象とする連続繊維補強材は,棒状及び格子状とする。
注記 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。
ISO 10406-1:2015,Fibre-reinforced polymer (FRP) einforcement of concrete−Test methods−Part 1: FRP
bars and grids(MOD)
なお,対応の程度を表す記号“MOD”は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“修正している”こと
を示す。

2 引用規格

  次に掲げる引用規格は,この規格に引用されることによって,その一部又は全部がこの規格の要求事項
を構成している。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS A 1192 コンクリート用連続繊維補強材の引張試験方法
JIS K 8574 水酸化カリウム(試薬)
JIS K 8575 水酸化カルシウム(試薬)
JIS K 8576 水酸化ナトリウム(試薬)
JIS Z 8401 数値の丸め方
JIS Z 8802 pH測定方法

――――― [JIS A 1193 pdf 3] ―――――

           2
A 1193 : 2021

3 用語及び定義

  この規格で用いる主な用語及び定義は,JIS A 1192による。

4 供試体

4.1 供試体の作製

  供試体は,特記のない限り,納品時の状態で採取する。コイル巻き,ドラム巻きなどの形状から採取す
る場合には,塑性変形が最小限になるように配慮して直線状とする。機械的性質を確認するための引張試
験,接着試験及び定着試験においては,製品の要求性能に応じて人工的な経年劣化処理を(可能ならば直
線状に加工した後に)することが可能である。人工的な経年劣化処理が行われた場合は,その条件を試験
報告書に記載しなければならない。
供試体は,試験部の材質が変化しないように,所定の長さに切断して作製する。連続繊維補強材の形状
が格子状の場合は,試験方向を除く部分を切り取って,供試体としてもよい。このとき,直交方向側は2
mm以上を残して切断することが望ましい。

4.2 供試体端部の処理

  供試体の両端部は,アルカリ水溶液に浸せきしている期間,同溶液が浸入しないようにエポキシ樹脂な
どで保護しなければならない。

4.3 供試体の長さ

  供試体の長さは,試験部に定着部を加えたものとする。供試体試験部の長さは,次による。
a) 棒状の場合は,100 mm以上,かつ,公称直径の40倍以上としなければならない。
なお,公称直径については,JIS A 1192の附属書JA(連続繊維補強材の公称断面積及び公称直径の
測定方法)によって求める。
b) 棒状で,かつ,より線状の場合は,a)を満足し,かつ,よりピッチの2倍以上としなければならない。
c) 格子状の場合は,a)を満足し,かつ,交差部を3か所以上含まなければならない。

4.4 供試体の取扱い

  供試体は,採取時及び準備期間において試験部の材質に変化を生じさせるような変形,加熱及び紫外線
を避けて保存しなければならない。

4.5 供試体の数

  供試体の数は,アルカリ水溶液に浸せきする供試体及びアルカリ水溶液に浸せきしない供試体各5体以
上とする。定着部内での破壊及び抜け出しが生じた場合は,同一ロットから供試体を追加する。

5 供試体を浸せきするアルカリ水溶液

5.1 アルカリ水溶液の種類

  供試体を浸せきするアルカリ水溶液は,次による。

――――― [JIS A 1193 pdf 4] ―――――

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A 1193 : 2021
a) 溶液A : コンクリート中に含まれる細孔溶液の組成に相当するアルカリ水溶液
b) 溶液B : 5.2 b)に示す水酸化ナトリウム水溶液

5.2 アルカリ水溶液の調製方法

  アルカリ水溶液の調製方法は,次による。
a) 溶液Aは,次の1)3)の水溶液を混合してpH 13以上に調製する。
なお,水溶液に使用する蒸留水は,蒸留水と同等以上の品質をもつ水を使用してもよい。
1) IS K 8574に規定する水酸化カリウム14 gを1 000 mLの蒸留水に溶解した水溶液
2) IS K 8575に規定する水酸化カルシウム2 gを1 000 mLの蒸留水に溶解した水溶液
3) IS K 8576に規定する水酸化ナトリウム10 gを1 000 mLの蒸留水に溶解した水溶液
b) 溶液Bは,JIS K 8576に規定する水酸化ナトリウム100 gを1 000 mLの蒸留水に溶解して調製する。
なお,アルカリ水溶液を調製するとき発熱するため,注意して取り扱わなければならない。

6 試験方法

6.1 供試体のアルカリ水溶液への浸せき

  供試体のアルカリ水溶液への浸せきは,次による。
a) アルカリ水溶液の一部を採取し,常温まで冷却した後,JIS Z 8802によってpHを測定する。
b) 供試体をアルカリ水溶液に浸せきする。供試体は,浸せき容器の底部から3 cm以上,水溶液面から3
cm以下の位置に,安定した状態で水平に静置しなければならない。また,供試体相互の間隔は3 cm
以上とする。
なお,アルカリ水溶液は,供試体の浸せき期間中,温度を60 ℃±2 ℃に保ちながら水分の蒸発及
び空気中の二酸化炭素を吸収しないようにしなければならない。浸せき期間が長期にわたる場合はpH
を定期的に測定して記録する。また,必要に応じてアルカリ水溶液を交換する場合は,交換日,交換
前と後の浸せき溶液の温度及びpHを記録する。
c) 供試体のアルカリ水溶液への浸せき期間は28日とする。ただし,試験の目的によっては,8週,13週,
又は26週としてもよい。
d) 浸せき期間が所定の日数に達した後,供試体をアルカリ水溶液から取り出し,上水道水で洗浄する。
洗浄後の供試体は,常温で乾燥する。

6.2 外観観察

  アルカリ水溶液の浸せきあり又は浸せきなしの供試体を目視によって観察し,色,表面状態及び形状の
変化を比較する。また,必要に応じて,供試体を切断研磨して切断面を顕微鏡によって観察する。

6.3 引張試験

  引張試験は,次による。
a) 供試体は,アルカリ水溶液に所定期間浸せきした供試体及びアルカリ水溶液に浸せきしない供試体の
2種類とする。
b) 試験方法は,JIS A 1192による。ただし,ひずみの測定は必要に応じて行う。

――――― [JIS A 1193 pdf 5] ―――――

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JIS A 1193:2021の引用国際規格 ISO 一覧

  • ISO 10406-1:2015(MOD)

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