この規格ページの目次
JIS T 8150:2021 規格概要
この規格 T8150は、呼吸用保護具(附属書JA参照)を通常の作業で使用する場合の呼吸用保護具プログラムの策定及び実施に関わる責任者の参考となる情報を規定。
JIST8150 規格全文情報
- 規格番号
- JIS T8150
- 規格名称
- 呼吸用保護具の選択,使用及び保守管理方法
- 規格名称英語訳
- Guidance for selection, use and maintenance of respiratory protective devices
- 制定年月日
- 1985年7月15日
- 最新改正日
- 2021年5月25日
- JIS 閲覧
- ‐
- 対応国際規格
ISO
- ISO 16975-3:2017(MOD), ISO/TS 16975-1:2016(MOD)
- 国際規格分類
ICS
- 13.340.30
- 主務大臣
- 経済産業,厚生労働
- JISハンドブック
- ‐
- 改訂:履歴
- 1985-07-15 制定日, 1990-11-15 確認日, 1992-07-15 改正日, 2002-03-25 確認日, 2006-04-25 改正日, 2010-10-01 確認日, 2015-10-26 確認日, 2021-05-25 改正
- ページ
- JIS T 8150:2021 PDF [107]
T 8150 : 2021
pdf 目 次
ページ
- 序文・・・・[1]
- 1 適用範囲・・・・[1]
- 2 引用規格・・・・[2]
- 3 用語及び定義・・・・[2]
- 4 略語・・・・[6]
- 5 呼吸用保護具を使用する必要がある状況・・・・[6]
- 6 呼吸用保護具プログラム・・・・[6]
- 6.1 一般・・・・[6]
- 6.2 呼吸用保護具プログラムの要素・・・・[6]
- 6.3 役割及び責任・・・・[7]
- 6.4 呼吸用保護具プログラムの実施・・・・[8]
- 7 リスク評価及び呼吸用保護具の選択・・・・[8]
- 7.1 一般・・・・[8]
- 7.2 選択手順-フローチャート・・・・[9]
- 7.3 選択手順・・・・[15]
- 7.4 フィットテスト・・・・[22]
- 7.5 トレーニング・・・・[23]
- 7.6 使用・・・・[23]
- 7.7 保守管理手順・・・・[27]
- 7.8 保管・・・・[28]
- 7.9 プログラムの見直し・・・・[28]
- 7.10 記録及びその保管・・・・[28]
- 附属書A(参考)呼吸用保護具の種類及び構成品・・・・[30]
- 附属書B(参考)呼吸用保護具選択のための有害性評価(HAZ ASM)・・・・[41]
- 附属書C(参考)妥当性評価(ADE ASM)・・・・[43]
- 附属書D(参考)適切性評価(SU ASM)・・・・[46]
- 附属書E(参考)呼吸用保護具に用いる中圧圧縮空気及び高圧圧縮空気・・・・[55]
- 附属書F(参考)保守管理・・・・[57]
- 附属書G(参考)プログラムの再検討・・・・[58]
- 附属書H(参考)バイオエアロゾルのための呼吸用保護具の選択・・・・[59]
- 附属書I(参考)呼吸用保護具の体系・・・・[60]
- 附属書J(参考)選択記録様式の例・・・・[61]
- 附属書K(参考)TILから防護レベルへの移行 : 安全係数導出の論理的根拠・・・・[66]
- 附属書JA(参考)呼吸用保護具の系統図・・・・[67]
- 附属書JB(規定)呼吸用保護具の指定防護係数・・・・[69]
(pdf 一覧ページ番号 1)
――――― [JIS T 8150 pdf 1] ―――――
T 8150 : 2021
pdf 目次
ページ
- 附属書JC(規定)指定防護係数に関する技術資料・・・・[71]
- 附属書JD(規定)フィットテスト手順・・・・[74]
- 参考文献・・・・[90]
- 附属書JE(参考)JISと対応国際規格との対比表・・・・[91]
(pdf 一覧ページ番号 2)
――――― [JIS T 8150 pdf 2] ―――――
T 8150 : 2021
まえがき
この規格は,産業標準化法第16条において準用する同法第12条第1項の規定に基づき,公益社団法人
日本保安用品協会(JSAA)及び一般財団法人日本規格協会(JSA)から,産業標準原案を添えて日本産
業規格を改正すべきとの申出があり,日本産業標準調査会の審議を経て,厚生労働大臣及び経済産業大臣
が改正した日本産業規格である。これによって,JIS T 8150:2006は改正され,この規格に置き換えられ
た。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意
を喚起する。厚生労働大臣,経済産業大臣及び日本産業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の
特許出願及び実用新案権に関わる確認について,責任はもたない。
(pdf 一覧ページ番号 3)
――――― [JIS T 8150 pdf 3] ―――――
日本産業規格 JIS
T 8150 : 2021
呼吸用保護具の選択,使用及び保守管理方法
Guidance for selection, use and maintenance of respiratory protective devices
序文
この規格は,2016年に第1版として発行されたISO/TS 16975-1,及び2017年に第1版として発行され
たISO 16975-3を基とし,JIS体系を維持するため,技術的内容を変更して作成した日本産業規格である。
なお,この規格で,附属書JA附属書JDは,対応国際規格であるISO/TS 16975-1にはない事項であ
る。附属書JDは,もう一つの対応国際規格であるISO 16975-3を基として作成したものである。また,こ
の規格で側線又は点線の下線を施してある箇所は,対応国際規格を変更している事項である。技術的差異
の一覧表にその説明を付けて,附属書JEに示す。
この規格は,呼吸用保護具プログラムを策定し,それを実施するための基本的な要求事項を含んでいる。
また,リスク評価,選択手順,トレーニング,使用及び保守管理に関する情報を含んでいる。附属書は,
このようなプログラムを実施するときに,必要となる規定事項及び参考となる情報を与える。
1 適用範囲
この規格は,呼吸用保護具(附属書JA参照)を通常の作業で使用する場合の呼吸用保護具プログラム
の策定及び実施に関わる責任者の参考となる情報を規定する。
この規格は,水中で使用する呼吸用保護具,航空機で使用する呼吸用保護具,医療用救命人工呼吸器及
び酸素吸入器のための呼吸用保護具プログラムには適用しない。
警告 呼吸用保護具の選択,使用及び保守管理を適切に行わない場合は,障害若しくは病気が生じるか,
又は死亡に至ることがある。
注記1 この規格では,ISO 17420シリーズで規定しようとしている特殊用途の呼吸用保護具プログラ
ムは対象としない。
注記2 この規格の情報は,法令作成の一助として使用できるが,法令に優先するものではない。
注記3 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。
ISO/TS 16975-1:2016,Respiratory protective devices−Selection, use and maintenance−Part 1:
Establishing and implementing a respiratory protective device programme
ISO 16975-3:2017,Respiratory protective devices−Selection, use and maintenance−Part 3: Fit-testing
procedures(全体評価 : MOD)
なお,対応の程度を表す記号“MOD”は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“修正している”こ
とを示す。
――――― [JIS T 8150 pdf 4] ―――――
2
T 8150 : 2021
2 引用規格
次に掲げる引用規格は,この規格に引用されることによって,その一部又は全部がこの規格の要求事項
を構成している。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS T 8001 呼吸用保護具用語
ISO/TS 16973,Respiratory protective devices−Classification for respiratory protective device (RPD), excluding
RPD for underwater application
ISO/TS 16976-1,Respiratory protective devices−Human factors−Part 1: Metabolic rates and respiratory flow
rates
3 用語及び定義
この規格で用いる主な用語及び定義は,次によるほか,JIS T 8001による。
3.1
呼吸用保護具プログラム(RPD programme)
着用者の呼吸保護を確実にするために行う,呼吸用保護具の選択,使用及び保守管理の一連の手順
3.2
呼吸用保護具プログラム管理者(RPD programme administrator)
呼吸用保護具プログラム全体の効果的な管理について責任をもつ人
3.3
担当適任者(competent person)
呼吸用保護具プログラムの中の担当分野について適切で十分な経験並びに実務的及び理論的知識をもつ
人
3.4
リスク評価(risk assessment)
呼吸用保護具の選択のために行う,有害性評価,妥当性評価及び適切性評価の一連の手順
3.5
有害性評価,HAZ ASM(hazard assessment)
酸素欠乏,汚染レベル,IDLH(3.22参照)などの有害の性質を特定する作業
3.6
妥当性評価,ADE ASM(adequacy assessment)
有害性評価を実施した後に,吸入ばく露を許容範囲に低減する防護係数をもつ呼吸用保護具を特定する
作業
3.7
適切性評価,SU ASM(suitability assessment)
妥当性評価を実施した後に,着用者,作業,作業強度,環境などを考慮し,それらに適した呼吸用保護
具を特定する作業
――――― [JIS T 8150 pdf 5] ―――――
次のページ PDF 6
JIS T 8150:2021の引用国際規格 ISO 一覧
- ISO 16975-3:2017(MOD)
- ISO/TS 16975-1:2016(MOD)
JIS T 8150:2021の国際規格 ICS 分類一覧
- 13 : 環境.健康予防.安全 > 13.340 : 防護設備 > 13.340.30 : 呼吸保護装備
JIS T 8150:2021の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JIST8001:2006
- 呼吸用保護具用語