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A 1314 : 2014
附属書A
(規定)
排煙口(排煙ダンパー)兼用防火ダンパーの気密性試験
A.1 試験体
試験体は,排煙口(排煙ダンパー)兼用防火ダンパーを対象とする。試験体の材料及び構成は,実際の
ものと同一の条件で製作されたものとする。
A.2 試験装置
試験装置は,図2で示した試験装置の他に,JIS C 9603の附属書1に規定する試験装置と同等以上であ
る装置又はJIS A 1516で規定する試験装置と同等以上である装置を使用してもよい。また,試験装置は,
次の条件に適合しなければならない。
a) 圧力箱は,試験時の圧力差において変形しない十分な強度をもち,かつ,気密な構造とし,試験体を
気密に取り付けることのできるものとする。
b) 送風機及び圧力調整器は,試験体前後の圧力差を0 Pa1 000 Pa程度までの範囲で連続して調整でき,
かつ,一定の圧力に保持できるものとする。
c) 圧力差測定器は,圧力差の測定範囲の最大値において±5 Paの精度で測定ができるものとする。
d) 通気量測定装置は,図2に示すように通気量測定管,及び風速計,流量計などで構成されるものとし,
測定通気量の5 %以下の精度で測定ができるものとする。また,JIS B 8330で規定する通気量測定器
と同等以上である装置を使用してもよい。
e) 測定器の校正は,トレーサビリティのとれた校正器で定期的に行う。
A.3 試験環境
試験環境は,特に指定のない限り,温度5 ℃35 ℃,相対湿度45 %85 %,気圧860 hPa1 060 hPa
で行う。
A.4 試験手順
試験手順は,次のとおりとする。
a) 試験体を圧力箱の試験体取付部に現場の取付方法に準じて気密に取り付けた後,試験体が円滑に開閉
できることを確認し,自動閉鎖装置によって閉鎖状態にして試験を行う。
b) 圧力調整器を加減することによって,試験体前後の圧力差を最大1 000 Pa程度まで,圧力差の測定範
囲をほぼ等間隔となるように5点以上通気量を測定する。
なお,受渡当事者間の協議により最大圧力差を変更してもよい。
c) 測定は負圧とし,実際の試験体にかかる圧力方向と同一の気流方向とする。測定回数は3回行う。た
だし,1回ごとにa)に規定する開閉動作を行うものとする。また,試験体数は1体とするが,試験体
のばらつきを確認する場合は3体としてもよい。
A.5 試験結果
試験結果は,次による。
――――― [JIS A 1314 pdf 11] ―――――
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A 1314 : 2014
a) 通気量の算出 通気量は,式(1)による。ただし,必要に応じて防火ダンパーの周長で通気量を表す場
合は,式(A.1)によって通気量(ql)を算出する。ただし,有効数字は3桁とする。
Q P1 T0
ql= (A.1)
L P0T1
ここに, ql : 試験体の単位周長,単位時間当たりの通気量
[m3/(min・m)]
L : 試験体の周長(m)
注記1 試験体の周長は,防火ダンパーのケーシング内のりの周長とする。
注記2 P1及びT1は,試験室内の気圧及び温度を用いてもよい。
b) 通気特性式及び回帰線図 5.1.5 b)による。
――――― [JIS A 1314 pdf 12] ―――――
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A 1314 : 2014
附属書B
(規定)
防火ダンパーに組み込んだ温度ヒューズ連動自動閉鎖装置の作動試験方法
B.1 試験体
試験体は,防火ダンパー本体又は本体の一部に自動閉鎖装置を含めたものとし,その材料及び構成が実
際のものと同一の条件で製作されたものとする。ただし,防火ダンパー本体の一部とする場合は,防火ダ
ンパー本体とする場合と加熱気流とが同等であり,かつ,温度ヒューズと接触する部分の熱伝導が実際と
同等であるものとする。
B.2 試験装置
試験装置は,図B.1に示す試験体取付箱,循環ダクト,バイパスダクト,送風機,風速調整器,風速計,
温度測定機器,加熱器,恒温装置,温度計及び温度記録装置で構成し,次の条件に適合しなければならな
い。
a) 試験体取付箱及び循環ダクトは,耐熱性をもち,かつ,気密な構造とする。
b) 送風機及び風速調整器は,試験体に風速1 m/sで送風できる性能をもつものとする。
c) 風速計を使用する場合は,0.1 m/sの精度で測定ができる高温形熱線風速計又はこれと同等以上の性能
をもつものとする。
d) 温度測定機器は,JIS Z 8704に規定する“熱電対を用いたB級又はC級測定方式”のものとし,直径
0.32 mmのT熱電対を用いる。ただし,200 ℃以上の温度を測定する場合は,直径0.65 mmのK熱電
対とする。
なお,温度ヒューズの温度を測定する場合は,直径0.2 mm以下とする。
e) 加熱器は,電気ヒータとし,空気温度の変動幅を±3 ℃の範囲内に保持できるものとする。ただし,
200 ℃以上の加熱温度の場合には,ガスバーナーを用いてもよい。この場合,空気温度の変動幅は±
10 ℃の範囲内とする。
f) 恒温装置は,予備加熱時において試験体取付箱内の温度を23±2.5 ℃の状態に保持できるものとする。
g) 温度センサー及び測定器は,トレーサビリティのとれた校正器で定期的に校正する。
――――― [JIS A 1314 pdf 13] ―――――
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A 1314 : 2014
図B.1−温度ヒューズ連動自動閉鎖装置の作動試験装置(例)
B.3 試験手順
試験手順は,次による。
a) 作動試験
1) 試験体を試験体取付部に設置し,自動閉鎖装置の温度ヒューズのほぼ10 cm前方の位置の風速が1
±0.1 m/sになるように風量を調整する。
2) 切替装置のダンパーによってバイパスダクトを通して空気を循環させ,加熱器によって循環ダクト
内の空気を加熱する(予備加熱)。この間,恒温装置によって,試験体取付箱内の温度を23±2.5 ℃
に保持する。
3) 循環ダクト内の空気温度が所定の温度3)に達した後,切替装置のダンパーを切り替えることによっ
て,試験を開始する。空気温度は,試験開始前から終了まで連続して測定する。また,温度ヒュー
ズの温度を測定しておくことが望ましい。温度ヒューズの温度は,参考として付記する。
注3) 所定の温度とは,切替装置のダンパー切替後に,温度ヒューズ前方における温度が,試験
体について定められている作動試験温度に10秒以内になる温度。
4) 作動時間は,温度ヒューズ装置の前方における空気温度が所定の作動試験温度になった時点から作
動するまでの時間とし,秒で表す。この際,試験温度に到達した後の空気温度の平均値を試験温度
に,かつ,その変動を±5 ℃以内に保持しなければならない。ただし,200 ℃以上の加熱温度の場
合には,±10 ℃以内とする。
5) 作動試験温度は,表B.1による。
6) 試験体数は1体とし,試験回数は3回とする。また,1回の試験ごとに温度ヒューズを交換する。
なお,送風方向によって温度ヒューズに当たる気流が異なる場合は,試験体の向きを前後に変えた
2方向で試験を行う。ただし,外壁用防火ダンパーは,室内側から室外側への1方向とする。
――――― [JIS A 1314 pdf 14] ―――――
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A 1314 : 2014
表B.1−作動試験温度
装置(公称作動温度) 作動試験温度
温度ヒューズ装置(72 ℃) 90 ℃
ボイラー室,ちゅう(厨)房などa)(120 ℃) 150 ℃
排煙用防火ダンパー(280 ℃) 350 ℃
防火ダンパーを使用する場所によっては,受渡当事者間の協議によって,作動
試験温度b)を決定することができる。
注a) 周囲温度が50 ℃以上となる場所。
b) 公称作動温度を基に作動試験温度を決定する場合は,公称作動温度の
125 %の温度を作動試験温度とする。
b) 不作動試験
1) 予備加熱を行い,空気温度が所定の不作動試験温度に達してから試験を開始し,温度ヒューズ装置
前方の空気温度の平均値をこの温度に,かつ,その変動が±3 ℃以内になるように5分間保持して,
その間に自動閉鎖装置が作動しないことを確かめる。ただし,200 ℃以上の加熱温度の場合には,
±10 ℃以内とする。
2) 一般に使用される温度ヒューズ装置(公称作動温度72 ℃のもの)については不作動試験温度を
50 ℃とするが,ボイラー室,ちゅう(厨)房など周囲温度が50 ℃以上となる場所に使用する場合
(公称作動温度120 ℃のもの)は,不作動試験温度を110 ℃,排煙用防火ダンパー(公称作動温度
280 ℃のもの)においては不作動試験温度を240 ℃とする。また,防火ダンパーを使用する場所に
よっては,受渡当事者間の協議によって作動試験温度を決定した場合は,作動試験温度が150 ℃(公
称作動温度120 ℃のもの)から225 ℃(公称作動温度180 ℃のもの)までの防火ダンパーにおい
ては,作動試験温度に0.8を乗じた温度(公称作動温度)から10 ℃差し引いた温度を不作動温度と
する。
なお,防火ダンパーを使用する場所によっては受渡当事者間の協議によって不作動試験温度を決
定することができる。
3) 試験体数は1体とし,試験回数は3回とする。また,1回の試験ごとに温度ヒューズを交換する。
――――― [JIS A 1314 pdf 15] ―――――
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JIS A 1314:2014の国際規格 ICS 分類一覧
- 13 : 環境.健康予防.安全 > 13.220 : 火災に対する防御 > 13.220.20 : 防火
JIS A 1314:2014の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISA1516:1998
- 建具の気密性試験方法
- JISB8330:2000
- 送風機の試験及び検査方法
- JISC1302:2018
- 絶縁抵抗計
- JISC1605:1955
- 放射線サーベイ・メータ
- JISC1605:1995
- シース熱電対
- JISC60068-2-2:2010
- 環境試験方法―電気・電子―第2-2部:高温(耐熱性)試験方法(試験記号:B)
- JISC9603:1988
- 換気扇
- JISZ2371:2015
- 塩水噴霧試験方法
- JISZ8704:1993
- 温度測定方法―電気的方法