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A 1422 : 2015
単位 mm
図4−標準3 mm窓ガラスの内表面総合熱伝達率測定装置例
5.6 日よけ付き窓の中空層熱コンダクタンス測定装置 日よけ付き窓の中空層熱コンダクタンス測定装
置は,図5に示すように,つや消し黒色塗装を施した50 mm×50 mmのアルミニウムはくを日よけ付き窓
ガラスの内外表面に貼り付け,外側アルミニウムはくとガラスとの間に熱電対を設置した装置とする。
単位 mm
図5−日よけ付き窓の中空層熱コンダクタンス測定装置例
5.7 日射量,水平面有効放射量及び日よけ材表面の全日射に対する反射率・吸収率測定機器 日射量及
び日よけ材表面の全日射に対する反射率・吸収率の測定機器は,ISO 9060に規定する日射計とする。水平
面有効放射量の測定機器は,所定の検定を受けたアダプタ付き放射収支計とする。
5.8 温度測定機器 温度測定機器は,JIS C 1602に規定するT熱電対と同等のものとするが,素線の線
径は,0.2 mm 以下とする。温度測定機器及び計測器は,定期的に校正する。
なお,空気温度の測定には,素線径0.32 mmの熱電対を用いてもよい。
6 試験手順
6.1 試験装置の周囲条件設定及び試験体の取付方法
標準3 mm窓ガラス試験箱及び日よけ付き窓ガラス試験箱の周囲は,空間を隔てて黒色の布(網)で囲
み,周囲で反射した日射が二つの箱に入射しないようにする。窓面前の地表部分にも,通常,黒色の布(網)
を張る。ただし,地表面で反射した日射の影響を加味した日射遮蔽係数を求める場合には,任意の色の布
を張ってもよい。
試験体は図6に示すように,日よけ付き窓ガラス試験箱に,現実に即して取り付ける。
――――― [JIS A 1422 pdf 6] ―――――
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A 1422 : 2015
図6−試験体取付方法例
6.2 測定
測定条件は,晴天時の太陽高度1)が1020°,2030°及び3040°の三つの範囲とする。通常,次の
a) d)の全てを同時に測定する。ただし,日よけ材表面の反射率及び吸収率の測定は,別に行ってもよい。
なお,空気温度,日よけ材の表面温度,日射量及び水平面有効放射量並びに5.45.6の各装置における
温度は,5分間ごとに平均値をとり,同一太陽高度の範囲に対して四つの日射遮蔽係数が求められるよう
にする。
なお,試験装置は30分に1回程度回転させる。
注1) 試験装置は太陽の方位に正対させるので,太陽高度は窓面への入射角と一致する。
a) 温度測定 空気温度は,熱電対を使用して,窓面付近の外気温度(θe),日よけ付き窓ガラス試験箱内
空気温度(θsi)及び標準3 mm窓ガラス試験箱内空気温度(θ3i)を測定する。日よけ材の表面温度(θs)
は,ガラスと反対側面の図7に示す上,中及び下3か所に熱電対をセロハンテープ,接着剤などで貼
り付けて測定し,3か所の平均値を求める。このとき,熱電対はできるだけ日よけ材の等温面に沿っ
て10 cm以上貼り付ける。
単位 mm
図7−日よけ材の温度測定位置
b) 日射量及び水平面有効放射量測定 図1及び図8に示すような位置において,窓面に入射する日射量
(I),標準3 mm窓ガラスの透過日射量(τ3I)・反射日射量(ρ3I),及び日よけ付き窓ガラスの透日射
τs)・反射日射量(I
量(I ρs)を測定する。水平面有効放射量(qN)は,図8及び図9のように試験装
置前約10 m以内の範囲において,適切な高さで水平面全日射量(ITH)及びアダプタ付き放射収支計
の出力Rを測定し,次の式によって求める。
qN σTa4qak
σTa4(R εσTc4 )
ITH (>0
)
ここに, qN : 水平面有効放射量(W/m2)
R : アダプタ付き放射収支計の出力(W/m2)
ITH : 水平面全日射量(W/m2)
qak : 反放射量(W/m2)
Tc : 放射収支計のアダプタ絶対温度(K)
――――― [JIS A 1422 pdf 7] ―――――
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Ta : 外気絶対温度(K)
σ : ステファン・ボルツマン定数5.67×10−8[W/(m2・K4)]
ε : アダプタ内面放射率≒1.0
図8−日射量及び水平面有効放射量測定位置
図9−水平面有効放射量測定方法
c) 外表面総合熱伝達率,標準3 mm窓ガラスの内表面総合熱伝達率及び日よけ付き窓の中空層熱コンダ
クタンス測定 図1に示す位置に,図3,図4及び図5に示すように各測定装置をセットし,外表面
総合熱伝達率測定装置は,黒色銅板の温度(θb)及び銅板と反対側の表面温度(θi),標準3 mm窓ガ
ラスの内表面総合熱伝達率測定装置は,つや消し黒色アルミニウムはくの温度(θbq),日よけ付き窓
の中空層熱コンダクタンス測定装置は,つや消し黒色アルミニウムはくの温度(θbsq)を各々測定する。
外表面総合熱伝達率(αe),標準3 mm窓ガラスの内表面総合熱伝達率(α3i)及び日よけ付き窓の中
空層熱コンダクタンス(Cmi)は,a) 及びb) の温度,日射量,水平面有効放射量測定結果並びにd)
の日よけ材表面の全日射に対する反射率及び吸収率測定結果と合わせて,箇条7に示す計算方法によ
って算出する。
d) 日よけ材表面の全日射に対する反射率及び吸収率測定 試験体と同質の日よけ材をできるだけ無風
状態で日射にさらして垂下し,6.2に規定する太陽高度範囲において図10に示す位置の日射量を測定
し,日よけ材表面の全日射に対する反射率及び吸収率を次の式によって求める。測定は数回繰り返し,
その平均値を求める。
s ρsI
ρ
I
ρsIτsI
as 1
I
ここに, ρs : 日よけ材表面の全日射に対する反射率
as : 日よけ材表面の全日射に対する吸収率
I : 窓面入射全日射量(W/m2)
――――― [JIS A 1422 pdf 8] ―――――
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ρsI : 日よけ材表面の反射日射量(W/m2)
τsI : 日よけ材の透過日射量(W/m2)
図10−日よけ材表面の全日射に対する反射率及び吸収率測定方法
7 結果の算出
箇条6で求めた測定結果を用いて,日射遮蔽係数を次のa) g)の手順によって算出する。
なお,日射遮蔽係数は,四捨五入によって有効数字2桁で表示する。
a) 外表面総合熱伝達率αe
abI εb0.5qN θi )
Ci (θb
αe
θb θa
ここに, αe : 外表面総合熱伝達率[W/(m2・K)]
ab : 黒色銅板の日射吸収率(約0.95)
I : 銅板面(及び窓面)に入射する全日射量(W/m2)
εb : 黒色銅板の放射率(0.98)
qN : 水平面有効放射量(W/m2)(qN>0)
Ci : 断熱材の熱コンダクタンス[W/(m2・K)]
θb : 黒色銅板の温度(℃)
θi : 銅板と反対側の表面温度(℃)
θa : 窓面付近の外気温度(℃)
b) 標準3 mm窓ガラスの内表面総合熱伝達率α3i
ab Iεb0.5qN θa )
αe (θbg
αi3
θbgθi3
ここに, α3i : 標準3 mm窓ガラスの内表面総合熱伝達率[W/(m2・K)]
θbg : 黒色アルミニウムはく2)の温度(℃)
θ3i : 標準3 mm窓ガラス試験箱内の空気温度(℃)
注2) 黒色アルミニウムはく表面の日射吸収率及び放射率は,黒色銅板面のものと等しいと考える。
c) 標準3 mm窓ガラス温度θ3g
ag I εg0.5qN αi3θi3
αeθa
θ3g
αe αi3
ここに, θ3g : 標準3 mm窓ガラス温度(℃)
ag : 標準3 mm窓ガラスの全日射に対する吸収率
ρ3I τ3I
ag 1
I
ρ3I : 標準3 mm窓ガラスの反射日射量(W/m2)
τ3I : 標準3 mm窓ガラスの透過日射量(W/m2)
εg : 標準3 mm窓ガラスの放射率(0.95)
――――― [JIS A 1422 pdf 9] ―――――
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A 1422 : 2015
d) 日よけ付き窓の中空層熱コンダクタンスCmi
1[ ρs ρg ) ] abI
τg ρs /(1 εg0.5qN θa )
αe (θbsg
Cmi
θbsgθs
ここに, Cmi : 日よけ付き窓の中空層熱コンダクタンス[W/(m2・K)]
τ3
τg : 窓ガラスの全日射に対する透過率τg
ρs : 日よけ材表面の全日射に対する反射率
ρ3
ρg : 窓ガラスの反射率 ρg
θbsg : 黒色アルミニウムはくの温度(℃)
θs : 日よけ材の表面温度(℃)
e) 日よけ付き窓ガラス表面温度θsg
1[ ρs ρg ) ] ag I
τg ρs /(1 εg0.5qN Cmiθs
αeθa
θsg
αe Cmi
f) 日よけ材と室内空気との総合熱伝達率αsi
ρs ρg )
τgas /(1 I θsg )
Cmi (θs
αsi
θs θsi
ここに, αsi : 日よけ材と室内空気との総合熱伝達率[W/(m2・K)]
as : 日よけ材表面の全日射に対する吸収率
θsi : 日よけ付き窓ガラス試験箱内空気温度(℃)
g) 日射遮蔽係数SC
τsI θsi )
αsi (θs
SC
τsI θi3 )
αi3 (θ3g
ここに, SC : 日射遮蔽係数
τs :
I 日よけ付き窓ガラスの透過日射量(W/m2)
τ3I : 標準3 mm窓ガラスの透過日射量(W/m2)
8 報告
試験の結果は,次の項目について報告しなければならない。
a) 日よけの名称,形状,材質及び日よけ材の表面の光学的特性
b) 試験体の取付方法(取付状態)
c) 測定日時,太陽高度及び測定時窓面入射全日射量
d) 地表部分に用いた布(網)の反射率
e) 外気温度,標準3 mm窓ガラス試験箱内空気温度及び日よけ付き窓ガラス試験箱内空気温度
f) 外表面総合熱伝達率,標準3 mm窓ガラスの内表面総合熱伝達率,日よけ付き窓の中空層熱コンダク
タンス及び日よけ材と室内空気との総合熱伝達率
g) 日射遮蔽係数
h) 測定機関名及び測定者名
――――― [JIS A 1422 pdf 10] ―――――
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JIS A 1422:2015の国際規格 ICS 分類一覧
- 91 : 建設材料及び建築物 > 91.060 : 建築物の構成要素 > 91.060.99 : その他の建築物構成要素
JIS A 1422:2015の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISA0202:2008
- 断熱用語
- JISA1412-1:2016
- 熱絶縁材の熱抵抗及び熱伝導率の測定方法―第1部:保護熱板法(GHP法)
- JISA1412-2:1999
- 熱絶縁材の熱抵抗及び熱伝導率の測定方法―第2部:熱流計法(HFM法)
- JISC1602:2015
- 熱電対
- JISR3202:2011
- フロート板ガラス及び磨き板ガラス
- JISZ8113:1998
- 照明用語