JIS A 4811:2017 家庭用室内ブラインドに附属するコードの要求事項―子どもの安全性 | ページ 2

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A 4811 : 2017
参照)(図2参照)。
図2−ロールスクリーン(例)
3.6
バーチカルブラインド
垂直につ(吊)られたルーバー(羽根)を回転させて調光を行い,左右に開閉できる縦形の室内ブライ
ンド(JIS L 0212-2参照)(図3参照)。
図3−バーチカルブラインド(例)
3.7
プリーツスクリーン
プリーツ加工が施された生地(ファブリック)に,生地を畳み上げるように開閉する窓装飾エレメント
(JIS L 0212-2参照)(図4参照)。

――――― [JIS A 4811 pdf 6] ―――――

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a) クリップが取り付けられたプリーツスクリーン
b) 解除ジョイントが取り付けられたプリーツスクリーン
図4−プリーツスクリーン(例)
3.8
ハニカムスクリーン
プリーツスクリーンの一種で,二重にしたスクリーンがハニカム(蜂の巣)状の断面に仕立てられた窓
装飾エレメント(JIS L 0212-2参照)(図5参照)。

――――― [JIS A 4811 pdf 7] ―――――

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図5−ハニカムスクリーン(例)
3.9
ローマンシェード
生地(ファブリック)から仕立てられたシェード(幕体)がメカ(昇降器具)に取り付けられ,上下に
開閉を行う窓装飾エレメントの総称(JIS L 0212-2参照)(図6参照)。
図6−ローマンシェード(例)
3.10
パネルスクリーン
生地(ファブリック)から仕立てられたフラットなスクリーン(パネル)がレールにつ(吊)るされ,
障子又はふすま(襖)のように左右方向にスライドさせて開閉する窓装飾エレメント(JIS L 0212-2参照)
(図7参照)。
注記 パネルトラックとも呼ばれる。

――――― [JIS A 4811 pdf 8] ―――――

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図7−パネルスクリーン(例)
3.11
通常状態
一般住宅の室内に取り付けられた状態で,折り畳まれた室内ブラインドを最大まで閉める操作を行った
以外に意図的な動作及び操作を加えていない状態。
3.12
最大まで閉める
室内ブラインドを最大まで下げる。ただし,バーチカルブラインドの場合は,室内ブラインドを最大に
広げることをいう。
3.13
可接域
通常状態の室内ブラインドにできるだけ接近して直立した子どもが伸ばした手がコードに触れられる領
域。
3.14
基準面
可接域の範囲を特定するための基準となる面。
注記 通常状態の室内ブラインドの最下端(特別な指示がある場合には,通常状態の室内ブラインド
が設置されたときの床面)を基準面としている。
3.15
近接性プローブ
子どもの指の大きさを模した試験用の器具(5.4.1.1参照)。
3.16
ヘッドプローブ
子どもの頭部の大きさを模した試験用の器具(5.4.1.2参照)。
3.17
操作コード
ループ状のコード(チェーン)。双方向に引くことで室内ブラインドの開閉(昇降又は左右)及び/又は

――――― [JIS A 4811 pdf 9] ―――――

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角度調整を行う(図1,図2,図3,図4,図5及び図7参照)。
3.18
昇降コード
室内ブラインドを昇降するコード(図1,図4及び図6参照)。
3.19
回転コード
室内ブラインドのスラットを回転させるコード(図1参照)。
注記 ループ状の回転コードは操作コードの一種である。
3.20
補助コード
コード止めとボトムレールとの間を連結したコード(図1,図4及び図6参照)。
3.21
ボトムコード
バーチカルブラインドのルーバー下部に取り付けられたルーバーを等間隔に維持するコード(図3参照)。
3.22
ループ
コードによって形成される閉構造,又はコードとコード以外の室内ブラインドの一部とによって形成さ
れる閉構造。
3.23
自由端
コードの片端が室内ブラインドに取り付けられていない状態。
3.24
スラット
ベネシャンブラインドに使う薄い板(羽根)の呼称(図1参照)。
3.25
ヘッドボックス,ヘッドレール
室内ブラインド上部で開閉(昇降又は左右)・回転させる部品を装着した長尺部材(図1及び図3図7
参照)。
3.26
ボトムレール
室内ブラインドの最下端に付けられた長尺部材(図1,図4及び図5参照)。
3.27
コード止め
複数の昇降コードを連結する部品(図1,図4及び図6参照)。
3.28
コードストッパー
昇降コードが必要以上に引き出されないようにする部品(図4参照)。
注記 コード止めを兼ねることもある。
3.29
クリップ

――――― [JIS A 4811 pdf 10] ―――――

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