JIS A 5009:1972 規格概要
この規格 A5009は、軽量・吸音・断熱・防耐火および美装を目的として使用されるバーミキュライトについて規定。
JISA5009 規格全文情報
- 規格番号
- JIS A5009
- 規格名称
- バーミキュライト
- 規格名称英語訳
- Vermiculites
- 制定年月日
- 1972年7月1日
- 最新改正日
- 2016年10月20日
- JIS 閲覧
- ‐
- 対応国際規格
ISO
- 国際規格分類
ICS
- 91.100.15
- 主務大臣
- 経済産業
- JISハンドブック
- ‐
- 改訂:履歴
- 1972-07-01 制定日, 1975-09-01 確認日, 1978-10-01 確認日, 1983-12-01 確認日, 1989-03-01 確認日, 1994-05-01 確認日, 1999-02-20 確認日, 2006-11-20 確認日, 2011-10-20 確認日, 2016-10-20 確認
- ページ
- JIS A 5009:1972 PDF [4]
日本工業規格(日本産業規格) JIS
A 5009-1972
バーミキュライト
Vermiculites
1. 適用範囲 この規格は,軽量・吸音・断熱・防耐火および美装を目的として使用されるバーミキュラ
イトについて規定する。
引用規格 : 4ページに示す。
2. 製造方法 バーミキュライトは,膨張性雲母を焼成膨張させて製造する。
3. 種類および呼び方
3.1 バーミキュライトは,粒度および色名によって,つぎのように区分する。
(1) 粒度による区分表1,表2のいずれかによる。
表1 細粗粒が適度に混合しているもの
記号 粒度
最大寸法5mm以下で0.3mm以上の各粒のものが適度に混合しているもの
粒度 ( 5 )
最大寸法2.5mm以下で0.15mm以上の各粒のものが適度に混合しているもの
粒度 (2.5)
最大寸法1.2mm以下で0.15mm以上の各粒のものが適度に混合しているもの
粒度 (1.2)
表2 ある粒が大部分を占めるもの
記号 粒度
粒度5.01.2 5.0mm1.2mmのものが大部分を占めるもの
粒度2.50.6 2.5mm0.6mmのものが大部分を占めるもの
粒度1.20.3 1.2mm0.3mmのものが大部分を占めるもの
粒度0.60.15 0.6mm0.15mmのものが大部分を占めるもの
粒度0.3以下 0.3mm以下のものが大部分を占めるもの
(2) 色名による区分JIS Z 8102(色名)による。
備考 バーミキュライトは,原鉱石産地国名で区分することができる。
3.2 バーミキュライトの呼び方は,つぎの例による。
例 : 粒度 (5) 日本産 金色 バーミキュライト
粒度5.01.2 アメリカ産 シルバーグレー バーミキュライト
ただし,呼び方は必要のない部分を除いてもよい。
4. 品質
4.1 バーミキュライトは,清浄で,どろ,砂,有機不純物などの有害量を含んではならない。また,著
しく水分を含んではならない。
――――― [JIS A 5009 pdf 1] ―――――
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A 5009-1972
4.2 バーミキュライトは,5.2に規定する焼成試験による容積膨張率が3.0%をこえてはならない。
4.3 バーミキュライトの一荷口の色調は,著しく異なってはならない。
4.4 粒度,3.1(1)の表1および表2に規定するバーミキュライトは,表3および表4の範囲でなければな
らない。
表3
ふるい ふるいを通るものの重量百分率 (%)
の呼び
寸法
(mm)
10 5 2.5 1.2 0.6 0.3 0.15
記号
粒度 (5) 100 10080 8030 505 300 150 0
粒度 (2.5) 100 10085 7030 355 200 100
粒度 (1.2) 100 9550 7010 300 100
表4
記号 粒大 各ふるいの間にとどまる量の
重量百分率 (%)
粒度5.01.2 5.0mmふるいを90%以上通過 5.0mm1.2mmのものが60%以上
粒度2.50.6 2.5mmふるいを90%以上通過 2.5mm0.6mmのものが60%以上
粒度1.20.3 1.2mmふるいを90%以上通過 1.2mm0.3mmのものが60%以上
粒度0.60.15 0.6mmふるいを90%以上通過 0.6mm0.15mmのものが60%以上
粒度0.3以下0.3mmふるいを90%以上通過
4.5 単位容積重量は,表示した値に対して±10%以内でなければならない。
参考表 単位容積重量の標準値
記号 粒度 (5)粒度 (2.5)粒度 (1.2) 粒度 粒度 粒度 粒度 粒度
単位容積重量 5.01.2 2.50.6 1.20.3 0.60.15 0.3以下
kg/l 0.070.20 0.080.22 0.090.25 0.070.20 0.080.22 0.090.25 0.100.30 0.120.35
5. 試験
5.1 試料の採り方
(1) 気乾状態のもの1袋から,5.2,5.3,および5.4の試験に必要な試料を採取する。この場合,1袋の試料
を代表するように約4分の1をとり出し,四分法で縮分する。
(2) 単位容積重量試験に用いる試料は,約2lを用いる。
(3) 粒度試験に用いる試料は,約0.5lを用いる。
(4) 焼成試験に用いる試料は100mlを用いる。
5.2 焼成試験
5.2.1 試験器具
(1) 容積を計量する容器は,200mlメスシリンダーを用いる。
(2) 焼成装置は,750℃以上の温度が5分間以上得られるものとする。
5.2.2 試験方法
(1) 試料をメスシリンダーに静かに入れ100mlを計量する。
(2) 磁性蒸発ざらなどを用い,試料が均等に加熱されるよう試料を数回に分けて焼成する。焼成温度は
750℃以上,焼成時間は5分間とする。
(3) 冷却した試料をメスシリンダーに静かに入れ,上端をならして容積を読みとる。
――――― [JIS A 5009 pdf 2] ―――――
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A 5009-1972
(4) 報告は,焼成試験後の容積膨張百分率をつぎの式で算出し,有効数字3けためをJIS Z 8401(数値の
丸め方)によって有効数字2けたまでとする。
焼成試験後の容積 焼成試験前の容積
焼成試験容積膨張百分率(%) 100
焼成試験前の容積
5.3 粒度試験
5.3.1 試験器具
(1) はかりは,1gの精度を有するものを用いる。
(2) ふるいは,0.15mm,0.3mm,0.6mm,1.2mm,2.5mm,5mm,10mmの網ふるいを用いる。
備考 0.15mm,0.3mm,0.6mm,1.2mm,2.5mm,5mmおよび10mmの各ふるいは,JIS Z 8801(標準
ふるい)に規定する標準網ふるい149 297 590 1190 2380 4760
ある。
5.3.2 試験方法
(1) 試料は,5.3.1に規定するふるいのうち,ふるい分け試験の目的にあう1組のふるいを用いてふるい分
ける。
(2) ふるい分け作業は,ふるいに上下動および水平動を与えて試料をゆり動かし,試料が絶えずふるい面
を均等に運動するように操作する。
手でふるい分け作業を行なうときは,0.15mm,0.3mmおよび0.6mmのふるいにあっては,それぞ
れのふるいについて4分間,1.2mm,2.5mmおよび5mmのふるいにあっては,それぞれのふるいにつ
いて3分間ふるい分ける。
機械を用いてふるい分けを行なうときは,3分間操作し,さらに,手でふるい分けを1分間行なう。
(3) ふるい分けを終わったのち,はかりを用いて各ふるいにとどまる試料の重量を測る。
(4) 報告は,重量百分率により示し,これに最も近い整数に直したものとする。
5.4 単位容積重量試験
5.4.1 試験器具
(1) はかりは,1gの精度を有するものを用いる。
(2) 容積を計量する容器は,JIS A 1104(骨材の単位容積重量試験方法)に規定する内径14cm,内高13cm
の金属製の円筒形容器を用いる。容器の容量は,これを満たすに要する水の重量を正確に測って,こ
れを算出しなければならない。
備考 この容器は,寸法形状が正確であれば,容量は2.00lである。
(3) 試料の重量計量には,試料重量と同程度の重量の容器を用いる。
5.4.2 試験の方法
(1) 小形ショベルで試料をすくい,容器に落差をつけないで,かつ,大小粒が分離しないように移し入れ,
あふれるまで満たす。
(2) 試料の表面を軽く定規でならす。この場合,容器の上面から粗粒のはなはだしい突起がある場合には,
突起がその面の大きいへこみと同じ程度になるようにならす。
(3) 試料を,容積測定用容器から5.4.1(3)の容器に移し,試料の重量を測り,容積測定用容器の容積で,こ
れを割って単位容積重量を算出し,有効数字3けためをJIS Z 8401(数値の丸め方)によって丸めて
有効数字2けたまでとする。
(4) 同一試料について2回試験を行ない,その試験結果の差がその平均値の3.0%以下でなければならない。
3.0%をこえる場合には,5.1に規定する試料の採取から再試験を行なわなければならない。
――――― [JIS A 5009 pdf 3] ―――――
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A 5009-1972
(5) 報告すべき単位容積重量 (kg/l) は,(4)に示す平均値とする。
6. 検査 バーミキュライトの検査は,JIS Z 9001(抜取検査通則)によりロットの大きさを決定し,合
理的な抜取検査方式によりロットから試料を抜き取り,4.について試験を行ない合否を決定する。
7. 表示 包装の外面には,3.に規定した種類,単位容積重量および容量または重量,製造業者名または
その略号を明記する。
引用規格 :
JIS A 1104(骨材の単位容積重量試験方法)
JIS Z 8102(色名)
JIS Z 8401(数値の丸め方)
JIS Z 8801(標準ふるい)
JIS Z 9001(抜取検査通則)
建築部会バーミキュライト専門委員会 構成表
氏名 所属
(委員会長) 栗 山 寛 日本大学生産工学部
重 倉 祐 光 東京理科大学理工学部
石 神 武 男 職業訓練大学校
金 子 勇次郎 建設省住宅局
原 野 律 郎 通商産業省化学工業局
西 村 一 工業技術院標準部
深 沢 明 株式会社竹中工務店
岩 崎 行 男 日本湿式建材工業会
岡 崎 秋 夫 日本バーミキュライト工業会
鈴 木 賢 治 バミクライトオブジャパンリミテッド
松 原 光 一 株式会社エービーシー商会
(事務局) 田 村 尹 行 工業技術院標準部材料規格課
土 屋 隆 工業技術院標準部材料規格課
JIS A 5009:1972の国際規格 ICS 分類一覧
JIS A 5009:1972の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISA1104:2019
- 骨材の単位容積質量及び実積率試験方法
- JISZ8102:2001
- 物体色の色名
- JISZ8401:2019
- 数値の丸め方
- JISZ8801:1994
- 試験用ふるい
- JISZ9001:1980
- 抜取検査通則