4
A 5209 : 2020
3.1.2
役物
開口部又は隅角部に用いられるもので,定形タイルと不定形タイルとに分類され(図1参照),単体又は
一列に施工されるタイルで,有機質接着剤を用いて接着加工を行ったタイルは含まない。
3.1.2.1
定形タイル
平物の定形タイルを施工する場合に用いる役物タイル(図1参照)。
3.1.2.1.1
一つの面で構成されたタイル
正方形及び長方形のタイルで,装飾のため側面を非直線状にしたタイルは含まないもの。
3.1.2.1.2
複数の面で構成されたタイル
正方形と長方形との面,正方形と正方形との面又は長方形と長方形との面で構成され,かつ,隣接する
面との角度が直角の関係にあるタイルで,装飾のため側面を非直線状にしたタイルは含まないもの。
3.1.2.2
不定形タイル
平物の不定形タイルを施工する場合に用いる役物タイル(図1参照)。
3.2
裏あし(back feet)
モルタルなどとの接着をよくするため,タイルの裏面に付けたリブ又は凹凸。
3.3
素地(きじ)
タイルの主体をなす部分。
注記 施ゆうタイルの場合は,うわぐすりを除いた部分。
3.4
ユニットタイル
施工しやすいように,多数個のタイルを並べて連結したもので,タイル先付けプレキャストコンクリー
ト工法に用いるものは含まない。
注記 表張りユニットタイルと裏連結ユニットタイルとがある。また,平物を連結した平物ユニット
タイルと開口部又は隅角部に用いる役物ユニットタイルとがある。
なお,ユニットタイルのモデュール呼び寸法による面積は,1 800 cm2以下である。
3.4.1
表張りユニットタイル
タイルの表面に表張り台紙を張り付けて連結したもの。
注記 施工時に表張り台紙はがす。
3.4.2
裏連結ユニットタイル
タイルの裏面及び/又は側面を裏連結材で連結したもの。
注記 裏連結材には,ネット,台紙,樹脂などがあり,施工時にそのまま埋め込まれる。
――――― [JIS A 5209 pdf 6] ―――――
5
A 5209 : 2020
3.5
裏面開口率
裏連結ユニットタイルの裏面面積に対する,裏連結材が存在しない部分の面積の割合。
3.6
成形方法
3.6.1
押出し成形
素地原料を,押出成形機で所定の形状・寸法に成形する方法。
3.6.2
プレス成形
素地原料を,高圧プレス成形機で所定の形状・寸法に成形する方法。
3.7
寸法(sizes)
3.7.1
製作寸法
タイル及びユニットタイルを製作するときの製品の基本となる寸法(図2参照)。
注記 外観の大きさを示す,長さ,幅,厚さなどが製作寸法である。
図2−製作寸法及び目地共寸法
3.7.2
目地共寸法(coordinating size)
タイル及びユニットタイルの製作寸法に目地寸法を加えたもの(図2参照)。
3.7.3
モデュール呼び寸法
タイル及びユニットタイルの割付けに用いる寸法。
注記 図3及び図4に示すA及びBがモデュール呼び寸法,Jが目地寸法である。
――――― [JIS A 5209 pdf 7] ―――――
6
A 5209 : 2020
単位 mm
寸法の例
A,B 50 60 75 100 1 000/9 150 200 225 300 400 450 600
J 110
図3−タイルの割付(例)
――――― [JIS A 5209 pdf 8] ―――――
7
A 5209 : 2020
単位 mm
ユニットタイルのモデュール呼び寸法の例
平物ユニットタイル 役物ユニットタイル
モデュール呼び寸法の例 モデュール呼び寸法の例
A,B 300 400 303 300 400 303
注記 役物ユニットタイルの寸法は,平物ユニットタイルの寸法に合わせたものとする。
図4−ユニットタイルの割付(例)
3.8
施ゆうタイル
表面にうわぐすりを施したタイルで,うすゆう,エンゴーベ,はん点ゆう,共素地ゆうなどを含むもの。
3.9
無ゆうタイル
うわぐすりを施さず,素地がそのまま表面状態となるタイル。
3.10
セメントモルタルによるタイル後張り工法
――――― [JIS A 5209 pdf 9] ―――――
8
A 5209 : 2020
張付け材料として,セメントモルタルを用いるタイル後張り工法。
3.11
有機系接着剤によるタイル後張り工法
張付け材料として,JIS A 5548又はJIS A 5557に規定する有機系接着剤を用いるタイル後張り工法。
3.12
タイル先付けプレキャストコンクリート工法
プレキャストコンクリート工場でタイルを型枠に先付けし,コンクリートを打設して一体化する工法。
3.13
使用部位
タイルの材質,性能及び機能面によって,使用が可能な部位。
3.14
標準見本
品質の標準を示した見本。
3.15
限度見本
品質の限界を示した見本で,合否の判断基準となるもの。
3.16
ばち
正方形状のタイルの四辺又は長方形状のタイルの相対する二辺における寸法の不ぞろい。
3.17
反り
タイルの湾曲の総称(図5参照)。
でこ反り へこ反り
辺反り
側反り
図5−反り(例)
――――― [JIS A 5209 pdf 10] ―――――
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JIS A 5209:2020の引用国際規格 ISO 一覧
- ISO 13006:2018(MOD)
JIS A 5209:2020の国際規格 ICS 分類一覧
JIS A 5209:2020の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISA1509-1:2020
- セラミックタイル試験方法―第1部:抜取検査
- JISA1509-10:2020
- セラミックタイル試験方法―第10部:耐薬品性試験方法
- JISA1509-11:2014
- セラミックタイル試験方法―第11部:施ゆうタイルから溶出する鉛及びカドミウムの定量方法
- JISA1509-12:2020
- セラミックタイル試験方法―第12部:耐滑り性試験方法
- JISA1509-13:2020
- セラミックタイル試験方法―第13部:ユニットタイルの品質試験方法
- JISA1509-2:2014
- セラミックタイル試験方法―第2部:寸法・形状の測定方法
- JISA1509-3:2014
- セラミックタイル試験方法―第3部:吸水率,見掛け気孔率及びかさ密度の測定方法
- JISA1509-4:2014
- セラミックタイル試験方法―第4部:曲げ破壊荷重及び曲げ強度の測定方法
- JISA1509-5:2020
- セラミックタイル試験方法―第5部:床タイルの耐素地摩耗性試験方法
- JISA1509-6:2014
- セラミックタイル試験方法―第6部:床タイルの耐表面摩耗性試験方法
- JISA1509-7:2014
- セラミックタイル試験方法―第7部:耐熱衝撃性試験方法
- JISA1509-8:2014
- セラミックタイル試験方法―第8部:施ゆうタイルの耐貫入性試験方法
- JISA1509-9:2014
- セラミックタイル試験方法―第9部:耐凍害性試験方法
- JISA5548:2015
- セラミックタイル張り内装用有機系接着剤
- JISA5557:2020
- 外装タイル張り用有機系接着剤
- JIST9251:2014
- 高齢者・障害者配慮設計指針―視覚障害者誘導用ブロック等の突起の形状・寸法及びその配列