JIS A 5209:2020 セラミックタイル | ページ 3

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3.18
面反り
タイルの表面の対角線方向の湾曲(図5参照)。
注記 表面方向に山なりに湾曲したでこ反り及びその反対方向に湾曲したへこ反りがある。
3.19
ねじれ
タイル表面の2本の対角線方向の湾曲の差。
3.20
辺反り
タイルの表面の端部の湾曲(図5参照)。
注記 表面方向に山なりに湾曲したでこ反り及びその反対方向に湾曲したへこ反りがある。
3.21
側反り
タイルの側面の湾曲(図5参照)。
注記 側面方向に山なりに湾曲したでこ反り及びその反対方向に湾曲したへこ反りがある。
3.22
直角性
正方形又は長方形のタイルの四隅の直角の度合い(図6参照)。
図6−直角性(例)
3.23
貫入
施ゆうタイルのうわぐすり面に生じた亀裂。
3.24
切れ
タイルの表面,裏面又は側面に生じた素地の亀裂。
3.25
層離
素地に生じた層状の離。
3.26
C.S.R(Coefficient of Slip Resistance)
試料上で滑り片を滑らせたときの引張荷重を鉛直荷重で除して得られる滑り抵抗係数。
注記 履物で歩行する場合に用いる。

――――― [JIS A 5209 pdf 11] ―――――

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3.27
C.S.R・B(Coefficient of Slip Resistance of Bathroom Floor)
試料上で滑り片を滑らせたときの引張荷重を鉛直荷重で除して得られる滑り抵抗係数。
注記 素足で歩行する場合に用いる。

4 種類

  タイル及びユニットタイルの種類は,次による。
なお,成形方法及び吸水率による種類を,表1に示す。
a) 成形方法による種類 成形方法による種類は,次による。
− 押出し成形(A)
− プレス成形(B)
b) 吸水率による種類 吸水率による種類は,次による。
− I類(3.0 %以下)
− II類(10.0 %以下)
− III類(50.0 %以下)
c) うわぐすりの有無による種類 うわぐすりの有無による種類は,次による。
− 施ゆう
− 無ゆう
表1−成形方法及び吸水率による種類
成形方法 吸水率
I類 II類 III類
押出し成形(A) AI AII AIII
プレス成形(B) BI BII BIII

5 品質

5.1 タイル

5.1.1  外観
タイルの外観は,表2の規定を満足しなければならない。
なお,観察は,必要に応じて標準見本又は限度見本と比較対照して行う。

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表2−タイルの外観
検査項目 平物・役 欠点 欠点の種類 規定
物の区分 区分
個々のタイルc) 平物及び 重欠点a) 貫入・切れ・層離・裏面の著しい破損・裏タイルを手にとって観察
役物 面の著しい異物の付着・裏面の著しい変形したとき,認められない。
軽欠点a) タイルを並べ,約1 m離
欠け・小穴・ゆうとび・凸凹・端部の荒れ・
れて観察したとき,目立
きず・異物の付着・装飾むら・色むら・色ぽ
つ・光沢むら・反り・直角性・ばち たない。
平物相互間 平物 − 色調の不ぞろいb) タイルを並べ,約2 m離
光沢の不ぞろいb) れて観察したとき,目立
たない。
平物,役物相互 役物 − 色調の不ぞろいb) 平物と役物を隣接して並
間c) 光沢の不ぞろいb) べ,約2 m離れて観察し
たとき,目立たない。
注a) 装飾上及び/又は設計上,意図的に施したもの並びに製品の特徴として存在するものは,使用上及び施工上
有害でなく,かつ,タイルの接着性を阻害するおそれがなければよい。
b) 装飾上及び/又は設計上,意図的に施したもの並びに製品の特徴として存在するものを除く。
c) 複数の面をもつ役物は,それぞれの面に適用する。
5.1.2 形状
タイルの形状は,製造業者による。通常よく使用する標準的な平物及び役物,定形タイル及び不定形タ
イルの例を図1に示す。また,タイルの表面形状は,平面以外の形状とすること又は装飾のために模様を
付けることができる。
なお,視覚障害者誘導用床タイルの場合,突起の形状・寸法及びその配列は,JIS T 9251によるのが望
ましい。
5.1.3 裏あし
5.1.3.1 一般事項
次の使用部位で,セメントモルタルによるタイル後張り工法又はタイル先付けプレキャストコンクリー
ト工法で施工するタイルには,裏あしがなくてはならない。
なお,有機系接着剤によるタイル後張り工法で施工するタイルには,裏あしがなくてもよい。
a) 屋外壁
b) 屋内壁のうち,吹き抜けなどの高さが2階以上に相当する部分
5.1.3.2 裏あしの形状及び高さ
裏あしの形状及び高さは,JIS A 1509-2の箇条6(裏あしの形状及び高さ)に規定する測定を行ったとき,
次による。ただし,タイルの裏あし形状,高さ及び施工方法を受渡当事者間で取り決めた場合は,その取
り決めによる。
a) 裏あしの形状 形状は,あり状とし,製造業者が定める。
あり状とは,図7の例1に示すように,裏あしのほぼ先端部の幅(L0)とほぼ付根部の幅(L1)と
が,L0>L1の関係にある形状をいう。また,図7の例2に示すような裏あしの場合,高さ(h)の中央
部付近の幅(L2)がL0>L2を満足しなければならない。ただし,タイルの端部は除く。端部の形状の
例を,図7の例4に示す。
なお,図7の例3に示すように,例1及び例2以外の形状であっても,ほぼ付根部の幅(L3)がL4
>L3の条件を満たし,タイル裏面の中心部から上下又は左右対称に配列しているものについては,あ

――――― [JIS A 5209 pdf 13] ―――――

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り状とみなす。
図7−裏あしの形状の例
b) 裏あしの高さ 製作寸法で定めた部分の裏あしの高さは,表3を満足しなければならない。ただし,
タイルの端部に傾斜を設けたときは,その部分を除く。
なお,目地共寸法の長さ及び幅が150 mm×50 mm及び200 mm×50 mmのものについては,1.2 mm
以上3.5 mm以下とする。
表3−裏あしの高さ
単位 mm
タイル表面の面積a) 裏あしの高さ(h)
15 cm2未満 0.5以上3.5以下
15 cm2以上 60 cm2未満 0.7以上3.5以下
60 cm2以上 1.5以上3.5以下
注a) 複数の面で構成された役物の場合,大きい方の面の面積とする。
5.1.4 寸法
5.1.4.1 長さ,幅及び厚さ
タイルの製作寸法は,製造業者が定める。タイルの長さ,幅及び厚さの製作寸法に対する許容差は,JIS
A 1509-2の箇条5(寸法)に規定する測定を行ったとき,成形方法及び吸水率による種類ごとに表4表9
を満足しなければならない。ただし,割り肌面,引っ掻き面などの,成形後又は焼成後の加工によって著
しい凹凸面状としたタイルの厚さの許容差は,製造業者が定める。
なお,不定形タイルの場合,製造業者が製作寸法として定めた部分に適用する。
5.1.4.2 ばち
タイルのばちは,JIS A 1509-2の箇条7(ばち)に規定する測定を行ったとき,成形方法及び吸水率によ
る種類ごとに表4表9を満足しなければならない。
なお,測定は,長方形の場合は相対する長辺及び短辺の各々で行う。ただし,不定形タイル及び各辺が

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50 mm以下のタイルには適用しない。
5.1.4.3 反り
タイルの面反り,ねじれ,辺反り及び側反りは,JIS A 1509-2の箇条8(反り)に規定する測定を行った
とき,成形方法及び吸水率による種類ごとに表4表9を満足しなければならない。ただし,不定形タイ
ル,役物及び各辺が50 mm以下の平物には適用しない。
5.1.4.4 直角性
タイルの直角性は,JIS A 1509-2の箇条9(直角性)に規定する測定を行ったとき,成形方法及び吸水率
による種類ごとに表4表9を満足しなければならない。ただし,不定形タイル,役物,各辺が50 mm以
下の正方形状の平物及び短辺が50 mm以下の長方形状の平物には適用しない。
5.1.4.5 役物の角度
複数の面で構成された役物の角度の許容差は,JIS A 1509-2の箇条10(役物の角度)に規定する測定を
行ったとき,成形方法及び吸水率による種類ごとに表4表9を満足しなければならない。ただし,不定
形タイル,人為的に表面を凸凹にしたタイル及び各面又は小さい方の面の長さが45 mm未満のタイルには
適用しない。
表4−タイルの製作寸法に対する許容差[AI(押出し成形I類)]
単位 mm
項目 製作寸法a)
50以下 50を超え 105を超え 155を超え 235を超え 305を超え 455を超え
105以下 155以下 235以下 305以下 455以下 605以下
長さ及び幅 ±1.5 ±2.0 ±2.5 ±3.0 ±3.0 ±3.5 ±3.5
厚さ ±1.5
ばち 1.5以下 2.0以下 2.5以下 3.0以下 3.0以下 3.5以下 3.5以下
反り 面反りb) − ±1.2 ±1.6 ±2.0 ±2.0 ±2.4 ±2.4
ねじれb) − 0.9以下 1.2以下 1.5以下 1.5以下 1.8以下 1.8以下
辺反りb), c), d)− ±1.2 ±1.6 ±2.0 ±2.0 ±2.4 ±2.4
側反りd) − ±1.0 ±1.5 ±2.0 ±2.0 ±2.5 ±2.5
直角性 − 2.0以下 2.5以下 3.0以下 3.0以下 3.5以下 3.5以下
役物の角度(°) 90±1.5
注a) 長方形状の場合,厚さ及び反りは長辺,直角性は短辺を意味する。
b) 人為的に表面を凸凹にしたものには適用しない。
c) 長辺が短辺の2倍を超える長方形状のタイルには適用しない。
d) 長方形状の短辺には適用しない。

――――― [JIS A 5209 pdf 15] ―――――

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JIS A 5209:2020の引用国際規格 ISO 一覧

  • ISO 13006:2018(MOD)

JIS A 5209:2020の国際規格 ICS 分類一覧

JIS A 5209:2020の関連規格と引用規格一覧

規格番号
規格名称
JISA1509-1:2020
セラミックタイル試験方法―第1部:抜取検査
JISA1509-10:2020
セラミックタイル試験方法―第10部:耐薬品性試験方法
JISA1509-11:2014
セラミックタイル試験方法―第11部:施ゆうタイルから溶出する鉛及びカドミウムの定量方法
JISA1509-12:2020
セラミックタイル試験方法―第12部:耐滑り性試験方法
JISA1509-13:2020
セラミックタイル試験方法―第13部:ユニットタイルの品質試験方法
JISA1509-2:2014
セラミックタイル試験方法―第2部:寸法・形状の測定方法
JISA1509-3:2014
セラミックタイル試験方法―第3部:吸水率,見掛け気孔率及びかさ密度の測定方法
JISA1509-4:2014
セラミックタイル試験方法―第4部:曲げ破壊荷重及び曲げ強度の測定方法
JISA1509-5:2020
セラミックタイル試験方法―第5部:床タイルの耐素地摩耗性試験方法
JISA1509-6:2014
セラミックタイル試験方法―第6部:床タイルの耐表面摩耗性試験方法
JISA1509-7:2014
セラミックタイル試験方法―第7部:耐熱衝撃性試験方法
JISA1509-8:2014
セラミックタイル試験方法―第8部:施ゆうタイルの耐貫入性試験方法
JISA1509-9:2014
セラミックタイル試験方法―第9部:耐凍害性試験方法
JISA5548:2015
セラミックタイル張り内装用有機系接着剤
JISA5557:2020
外装タイル張り用有機系接着剤
JIST9251:2014
高齢者・障害者配慮設計指針―視覚障害者誘導用ブロック等の突起の形状・寸法及びその配列