JIS A 5548:2015 セラミックタイル張り内装用有機系接着剤 | ページ 2

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gを大きさ約300 mm×300 mm,厚さ約5 mmのガラス板上に載せ,直ちに適切なへらを用いて均質に
なるようによく練り混ぜる。

6.2 試験に用いる材料及び用具

  試験に用いる材料及び用具は,次のとおりとする。
a) 試験に用いる材料及び用具は,表6による。
表6−試験に用いる材料及び用具
材料及び用具 材質
繊維強化セメント板 JIS A 5430に規定するフレキシブル板。
モルタル板 JIS R 5201の11.5(供試体の作り方)に規定する方法によって調製した
モルタルを,内のり寸法70 mm×70 mm×20 mmの金属製型枠を用いて
成形し,温度20±3 ℃,湿度80 %以上の状態で24時間養生した後脱型
し,その後6日間,20±2 ℃の水中で養生する。さらに,7日間以上養
生室で養生した後,JIS R 6252に規定する研磨材の粒度によるP150の研
磨紙を用いて成形時の下面を十分に研磨して試験用基板としたもの。
セラミックタイル JIS A 5209に規定するセラミックタイルで,BIII施ゆうタイル,100 mm
角,裏面無処理のもので裏あしのないもの。
ガラス板 JIS R 3202に規定するフロート板ガラス及び磨き板ガラス。
標準くし目ごて JIS G 3101に規定するSS330。
鉄片,ジグ
b) 試験に用いる塗布用具は,標準くし目ごてとする。ただし,製造業者の指定するくし目ごてを用いて
もよい。標準くし目ごての形状・寸法は,図1による。厚さは0.8±0.2 mmとする。
単位 mm
部位 寸法
a 130±10
b 150±5
c 85±5
d 3±0.2
e 3±0.5
f 3±0.2
図1−くし目ごて
c) 試験体の作製に用いる鉄片の接着面は,40 mm×40 mmの正方形とし,その他の形状・寸法の例を図
2に示す。

――――― [JIS A 5548 pdf 6] ―――――

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単位 mm
図2−鉄片(例)

6.3 試験方法

6.3.1  混練終結確認容易性(二液形に適用)
混練終結確認容易性試験は,主剤及び硬化剤を約300 mm×300 mm,厚さ約5 mmのガラス板上に,製
造業者の示す割合で合計約200 g300 g程度となるように採取し,へらで十分に均質になるよう約3分間
混練する。
練り混ぜ前の主剤及び硬化剤と混練終了後のものとを比較して,目視によって混練終結が明瞭であるこ
とを確認する。
6.3.2 接着強さ
接着強さ試験は,次による。
a) 試験用材料 試験用材料は,次による。
1) 下地材 下地は,表6に規定するモルタル板とし,大きさ70 mm×70 mm,厚さ20 mmとする。表
面は,ごみ,その他の異物の付着がないように清掃する。
2) セラミックタイル 表6に規定するセラミックタイル(以下,タイルという。)は,あらかじめ40 mm
×40 mmの大きさに切断したものを用いる。
b) 試験体の作製 試験体の作製は,次による。
1) 下地材の処理 タイプIの接着剤の試験に供試するモルタル板は,各試験とも23±2 ℃の水中に7
日間浸せきしたものを用いる。水中から取り出したモルタル板は,布などを用いて軽く被着面を拭
った後,直ちに供試接着剤を塗布する。
なお,タイプII及びタイプIIIは表6のモルタル板を用いる。
2) 供試接着剤の塗布 供試接着剤の塗布操作を行うときは,図3に示す鉄製塗布用補助枠に,平滑面
を上にして下地材5枚を隙間なく挿入固定し,図4に示すように,下地材を粘着テープで3方を約
7 mm覆うように張り付け,供試接着剤の適量を載せて,へらなどを用いて厚さ約3 mmに塗布した
後,6.2 b) に規定する標準くし目ごてを角度約60度に立てて両手で一気に手前に引いて,供試接着
剤を5枚の下地材に均一に塗布する。粘着テープは,供試接着剤塗布後直ちに静かにがして取り
去る。

――――― [JIS A 5548 pdf 7] ―――――

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単位 mm
部位 寸法
a 350±1
b 70±0.5
c 10±4
d 20±1
図3−鉄製塗布用補助枠,供試接着剤
単位 mm
図4−供試接着剤の塗布(例)
3) タイルの張付け 供試接着剤塗布後,20分の待ち時間をとり,a) 2)に規定するタイルを供試接着剤
が塗布してあるそれぞれの下地材の中央に静かに載せ,更に各タイル上に質量1 kgのおもりを約30
秒間載せた後,おもりを取り除き,7日間養生する。
4) 鉄片の取付け 養生4日から6日までの間に6.2 c)に規定する鉄片を標準状態の中でエポキシ樹脂
系接着剤など1)でタイルに接着し,図5のように取り付けておく(試験体作製時に,タイルの施ゆ
う面を研磨紙などで,目荒ししておくとよい。)。
注1) この接着剤は,供試接着剤の接着強さより大きいものを用いる。

――――― [JIS A 5548 pdf 8] ―――――

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図5−鉄片の取付け
c) 試験体の養生 試験体の養生は,標準養生,低温養生及び高温養生とし,養生の条件は表7による。
表7−養生及び処理の条件
条件 項目 時間 温度 水分
h ℃
養生 標準養生 168 23±2 50±10(RH%)
条件 低温養生 168 5±2 −
高湿養生 168 23±2 90以上(RH%)
処理 温水浸せき処理 24 50±2 温水中
条件 乾燥・水中浸せき 4 23±2 水中
繰返し処理 20 60±2 50±10(RH%)
これを1サイクルとして4サイクル繰り返す。
乾燥・湿潤繰返し 4 23±2 90±10(RH%)
処理 20 60±2 乾燥
これを1サイクルとして4サイクル繰り返す。
熱劣化処理 672 60±2 乾燥
低温硬化処理 672 5±2 −
アルカリ水中浸せ 48 23±2 水酸化カルシウ
き処理 ム飽和溶液中
d) 試験体の処理 試験体の処理は,次による。
1) 標準 標準養生を行った後の処理は行わない。
2) 温水 低温養生を行った後,恒温水槽内において表7に示す温水浸せき処理を行う。
3) 乾燥・水中 低温養生を行った後,表7に示す乾燥・水中浸せき繰返し処理を行う。乾燥は恒温恒
湿槽(室)で行い,水中へは図6に従って浸せきする。
4) 乾燥・湿潤 高湿養生を行った後,表7に示す乾燥・湿潤繰返し処理を行う。乾燥は恒温槽(室),
湿潤は恒温恒湿槽(室)で行う。
5) 熱劣化 標準養生を行った後,表7に示す熱劣化処理を恒温室内で行う。
6) 低温硬化 低温養生を行った後,表7に示す低温硬化処理を恒温室内で行う。
7) アルカリ水中 標準養生を行った後,表7に示すアルカリ水中浸せき処理を行う。水酸化カルシウ
ム飽和溶液中へは図6に従って浸せきする。

――――― [JIS A 5548 pdf 9] ―――――

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単位 mm
図6−試験体の水中浸せき
e) 接着強さ試験
1) 試験機 試験機は,破壊荷重が試験機の容量の15 %85 %に相当する引張試験機で,変位速度が3
mm/minに調節できるものとする。
2) 接着強さ 接着強さは,b) によって作製した試験体を表7に示す養生及び処理を行った後,図7に
示すジグ及び図8に示す補助枠を用いて,試験機に図9の方法で取り付けて,変位速度は3 mm/min
で引張試験を行い,破断するまでの最大荷重を測定し,破断の状況を記録する。
なお,引張試験は,養生終了後,直ちに行うものとする。ただし,乾燥・湿潤繰返し処理及び熱
劣化処理を行った試験体は,標準状態で24時間静置した後に行う。
単位 mm
部位 寸法
a 21±5
b 80±5
c 50±5
図7−ジグ

――――― [JIS A 5548 pdf 10] ―――――

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