JIS A 5706:2016 硬質塩化ビニル雨どい | ページ 2

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A 5706 : 2016

7 試験

7.1 試験の一般条件

  試験は,特に指定のない限り,試験前1時間以上標準状態に置いた試験片を用い,標準状態で行うもの
とする。
標準状態とは,JIS Z 8703の20 ℃2級(20±2 ℃)をいう。

7.2 寸法の測定

  雨どいの寸法の測定は,軒どい及びたてどいについて行う。
a) 軒どい 軒どいの寸法測定は,外径,高さ,厚さ及び長さについて次のとおり行う。
1) 外径 外径は,平らな台に軒どいを伏せた状態に置き,長手方向の端付近においてJIS B 7507に規
定するノギスを用いて0.1 mmの単位まで測定する。
2) 高さ 高さは,平らな台に軒どいを伏せた状態に置き,表示の寸法の外径に合わせたときの高さを
長手方向の端付近においてJIS B 7507に規定するノギスを用いて0.1 mmの単位まで測定する。
3) 厚さ 厚さは,長手方向の端付近の3か所を,JIS B 7502に規定するマイクロメータを用いて0.01
mmの単位まで測定する。
4) 長さ 長さは,全長の最短部分を,JIS B 7512に規定する鋼製巻尺を用いて1 mmの単位まで測定
する。
b) たてどい たてどいの寸法測定は,外径,厚さ及び長さについて次のとおり行う。
1) 外径 外径は,長手方向の端付近において,JIS B 7507に規定するノギスを用いて0.1 mmの単位ま
で測定する。
2) 厚さ 厚さは,長手方向の端付近において,JIS B 7502に規定するマイクロメータを用いて0.01 mm
の単位まで測定する。
3) 長さ 長さは,全長の最短部分を,JIS B 7512に規定する鋼製巻尺を用いて1 mmの単位まで測定
する。

7.3 試験片

  試験片は,7.4及び7.5は製品とし,7.67.9は各試験で規定する形状及び寸法のものとする。
なお,試験片の数量は,種類ごとに製品3本から,7.67.9に規定する試験片を,製品1本につき1片
採取する。

7.4 外観

  外観の試験は,目視による。

7.5 雨どいの色

  雨どいの色の試験は,受渡当事者間の協定による。

7.6 引張強さ試験

7.6.1  試験片の形状及び寸法
試験片の形状及び寸法は,図2による。

――――― [JIS A 5706 pdf 6] ―――――

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単位 mm
図2−引張強さ試験片の形状及び寸法
7.6.2 試験片の厚さ及び幅の測定
試験片の標線内を,厚さはJIS B 7502に規定するマイクロメータを用いて0.1 mmの単位まで,幅はJIS
B 7507に規定するノギスを用いて1 mmの単位まで少なくとも3点測定する。
7.6.3 試験片の処理
試験片の処理は,次による。
a) 無処理 無処理の試験片は,標準状態に1時間以上静置する。
b) 促進暴露処理 促進暴露処理を行う試験片は,JIS A 1415の6.2(オープンフレームカーボンアークラ
ンプによる暴露試験方法)に規定するオープンフレームカーボンアークランプによる暴露試験方法の
WS-A法によって,ブラックパネル温度計の指示温度63±3 ℃,水噴霧サイクル120分中18分,暴
露時間500時間の処理を行う。暴露処理後の試験片は,標準状態に4時間以上静置する。暴露面は,
外面(排水が流れない面)とする。
7.6.4 試験手順
試験片のつかみ間隔が70 mmになるように引張試験機(試験時の最大荷重がその能力の1585 %の範
囲になるもの。)に取り付け,引張速度10 mm/minで引っ張り,最大荷重を求める。
なお,試験の際,標線外で試験片が破断した場合は,その試験片を除外し,新たに試験片を追加して行
う。
引張強さは,次の式によって算出し,試験片3片の平均値を四捨五入によって小数点以下2桁に丸めて
示す。
P
T
t b
ここに, T : 引張強さ(N/mm2)
P : 最大荷重(N)
t : 標線内の厚さの最小値(mm)
b : 標線内の幅の最小値(mm)

7.7 たわみ試験

  試験片の形状及び寸法は,長さ800 mmに調整した軒どいとする。
試験片を図3に示すように,水平基台上に固定した支持台に取り付ける。
図4に示す押しつちの長手方向を,軒どいと平行にし,毎分10 mmで245 Nまで加力し,そのときの最
大たわみ量をダイヤルゲージなどを用いて,0.01 mmの単位まで測定する。
たわみは,試験片3片の平均値を四捨五入によって整数値に丸めて示す。

――――― [JIS A 5706 pdf 7] ―――――

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単位 mm
図3−たわみ試験
単位 mm
図4−押しつち

7.8 衝撃試験

  試験片の形状及び寸法は,長さ300 mmに調整した軒どい及びたてどいとする。
試験片を図5に示すように,水平な場所に設置した木製台に取り付け,その中央部の山頂に,軒どいの
場合は1 200 mm,たてどいの場合は1 300 mmの高さから,図6に示す質量1 000 gの鋼製おもりを自然落
下させ,目視によって試験片3片の表面の亀裂及び破損の有無を観察する。

――――― [JIS A 5706 pdf 8] ―――――

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単位 mm
図5−衝撃試験
R=26 mm
質量1 000 g
図6−鋼製おもり

7.9 加熱変形試験

  試験片の形状及び寸法は,長さ200 mmに調整した軒どいとする。
試験片を60±2 ℃に調整した乾燥器などの内に,水平に上向きに置き,60分間静置した後取り出し,標
準状態で60分以上冷却した後,外径をJIS B 7507に規定するノギスを用いて0.05 mmの単位まで測定し,
次の式によって外径変化率を求め,試験片3片の平均値を四捨五入によって小数点以下1桁に丸めて示す。
D0 D1
Dr 100
D0
ここに, Dr : 外径変化率(%)
D0 : 加熱前の外径(mm)
D1 : 加熱後の外径(mm)

――――― [JIS A 5706 pdf 9] ―――――

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注記 外径とは,図7に示すD0及びD1をいう。
図7−加熱変形試験片の外径

8 検査

  検査は,合理的な抜取検査方式を用いて,箇条7によって試験したとき,箇条4及び箇条5に適合した
ものを合格とする。

9 製品の呼び方

  雨どいの呼び方は,次の例による。
例1 軒どいの場合
軒どい(リブなし)−114−50−1.30−3 600
長さ(設定寸法)
厚さ(設定寸法)
高さ(設定寸法)
外径(設定寸法)
種類
注記 リブのない軒どいには,種類の後に括弧を付け“リブなし”と明記する。
例2 たてどいの場合
たてどい−60−1.20−2 700
長さ(設定寸法)
厚さ(設定寸法)
外径(設定寸法)
種類

10 表示

  この規格の全ての要求事項に適合した雨どいには,製品及び包装の見やすい箇所に容易に消えない方法
で,次のとおり表示する。
a) 製品には,製造業者名又はその略号を表示する。
b) 包装には,次の事項を表示する。
1) 規格番号
2) 製品の名称

――――― [JIS A 5706 pdf 10] ―――――

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