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ている。
5) 掘削装置によって,くい径以上の根固め球根を築造するようにし,根固め液などを充てんした
掘削孔に,くいを回転又は自沈で設置する工法。
6) くい中空部に挿入したアースオーガによって,くい先端部の地盤を掘削しながら,くいを支持
層付近まで沈設し,その後ハンマで打撃し,支持層中に貫入させる工法。
7) くい中空部に挿入したアースオーガによって,くい先端部の地盤を掘削しながら,くいを支持
層まで沈設後,根固め球根を築造する工法。
8) くい中空部に挿入したアースオーガによって,くい先端部の地盤を掘削しながら,くいを支持
層まで沈設後,くい径以上の根固め球根を築造する工法。
9) くい先端の特殊金具及びくい中空部に挿入したロッドによって,掘削水を吐出しながら,くい
先端金具に回転を与えて埋設し,くい先端部を根固めする工法。
6 施工機械及び装置
6.1 くい打ちやぐら
くい打ちやぐらは,次のとおりとする。
a) くい打ちやぐらは,自重及び作業による荷重に耐え,安全性のある構造で,作業中に有害な振動,移
動,傾斜などが生じない堅固なものとする。
b) リーダは,作業中,常に鉛直に保てるものでなければならない。ただし,斜くいを施工する場合は,
その角度を正しく保持できるものとする。
6.2 ハンマ
ハンマは,その構造及び性能をよく調査し,適切なものを選ぶ。
6.3 キャップ及びクッション材
キャップ及びクッション材は,次のとおりとする。
a) キャップは,ハンマの打撃力をくいに均等に伝えるもので,打撃に耐える構造とする。
b) クッション材には,くいの打込み中,くい頭部を保護し,くいに打撃力を均等に伝えるために適切な
材料を用いる。
6.4 やっとこ
やっとこは,くい頭を作業地盤面より下に設置するために用いるもので,各施工法に耐える構造とする。
6.5 オーガ駆動装置
オーガ駆動装置は,アースオーガ及びロッドを回転させ,掘削するための能力をもつものとする。
6.6 アースオーガ及びロッド
アースオーガ及びロッドは,掘削液,根固め液などを吐出するため,中空構造で剛性が高く,曲がりが
なく作業に耐えるものとする。
6.7 ビット
ビットは,各工法における掘削のための必要な機能及び構造をもち,作業に耐えるものとする。
6.8 圧入装置
圧入装置は,くいを所定の深度方向に設置するための質量及び構造を備えたものとする。
6.9 回転圧入装置
回転圧入装置は,くいの先端金具を回転圧入するための性能を備えたもので,くいに過大な応力を生じ
させないものとする。
――――― [JIS A 7201 pdf 6] ―――――
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6.10 回転キャップ
回転キャップは,くいを鉛直につり込み,掘削孔に挿入し,回転させて所定深度に設置後,くい頭部か
ら取外し可能な構造のもので,その作業に耐えるものとする。
6.11 排土ホッパ
排土ホッパは,くい打ちやぐらのリーダに取り付けることができ,かつ,衝撃に耐える堅固な構造のも
ので,くい径及びくい長に適応した貯留容量をもつものとする。
6.12 付帯設備
付帯設備は,くい打ちやぐらに取り付けられる設備以外の諸設備で,次による。
a) グラウトプラント グラウトプラントは,グラウトミキサとグラウトポンプとから構成するもので,
掘削液,根固め液などを均一に練り混ぜることができる構造のものとし,くいの施工中に連続して供
給できる容量及び機能を備えたものとする。また,グラウトポンプは,施工法に応じた吐出能力を備
えたものとする。ただし,狭い工事現場でグラウトプラントの設置が困難な場合は,グラウトミキサ
及びグラウトポンプは単独配置としてよい。
b) 空気圧縮機 空気圧縮機は,施工法に応じた圧力と吐出能力とを備えたものとする。
c) 溶接機 溶接機は,くいの継手の溶接に必要な性能があり,所定の安全装置を備えたものとする。
d) 電力設備 電力設備は,施工機械及び装置に必要な電力を十分供給できる容量を備えたものとする。
e) 給水設備 給水設備は,練り混ぜ装置などに必要な水量を連続して供給できる容量を備えたものとす
る。
f) 電流計 電流計は,オーガ駆動装置のモータ負荷電流値を記録できる機能を備えたものとする。
g) 油圧ショベル 油圧ショベルは,施工法に適応した掘削能力を備えたものとする。
h) 補助クレーン 補助クレーンは,施工するくいの質量,長さ及びクレーンの作業範囲を考慮して機種
を選定しなければならない。
7 施工
7.1 施工準備
7.1.1 施工計画
施工に先立ち,設計図書に基づき施工計画書を作成する。
7.1.2 地盤状況の把握
地盤状況については,施工に先立ち,あらかじめ実施されている地盤調査結果などの資料を参考にして,
施工に関する事項を把握しなければならない。
7.1.3 現地調査
くい施工に先立ち,次の項目について十分な検討を行わなければならない。
a) 機材搬入路の状況把握
b) 施工現場の敷地広さと隣接構造物との関係
c) 地上及び地中障害物の調査
d) 当該敷地の地盤状況など
e) 残土,泥水などの処理
f) 近隣環境への配慮
7.1.4 施工機械の選定
施工機械の選定に当たっては地盤,現場状況,施工方法,設計支持力などを考慮しなければならない。
――――― [JIS A 7201 pdf 7] ―――――
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7.1.5 施工機械の点検整備
施工に先立ち,設計図書どおりのくい施工を行うために,施工機械の点検及び整備を行い,安全性を確
認しなければならない。
7.2 施工中におけるくいの取扱い
つり込み時に,くいが,まくら材など,地上障害物を乗り越えるような場合には,くいに損傷が生じな
いように取り扱わなければならない。また,建込みに当たっては,有害な衝撃を与えないように注意しな
ければならない。
7.3 試験くい
試験くいは,次のとおりとする。
a) 使用するくい長の妥当性及び施工上の資料などを得るために,試験くいの施工を行う。その場合の試
験方法,項目などは,施工計画書及び設計図書による。記載がない場合は,工事監理者の指示による。
b) 試験くいは,使用予定のものを用いるのがよい。また,施工機械及び装置も,使用予定のものを用い
るものとする。
7.4 くい施工
7.4.1 打込み工法
a) 共通事項
1) くい長は,土質柱状図を参考に試験くいなどによって定める。
2) くいずれの管理は,くい心から直角2方向に逃げ心を取り,くい設置時又はオーガ掘削時に,くい
ずれが生じないようにするとともに,リーダの鉛直度についても管理する。
3) 打込み時には,くい頭部を保護するためにキャップを使用し,クッション材を必ず使用する。
4) 支持層が傾斜している場合は,くい先端部の破損が生じないような対応策を講じなければならない。
5) 構造物の近隣で施工する場合は,構造物などに悪影響を与えないような対応策を講じなければなら
ない。
b) 打撃工法
1) くいの建込み
1.1) くいを建て込んだ後,くい頭にキャップ及びハンマを載せ,各軸が打込み方向に一直線となるよ
うに調整し,確認する。
1.2) くい頭のキャップには必ずクッション材を用いる。くいの建込み時には,常にクッション材の状
態を確認し,異常が生じたものは交換する。
2) 打込み作業
2.1) 油圧ハンマ,ドロップハンマなどで打ち込む場合は,打撃初期段階では,ハンマ落下高さを小さ
くし,くいの貫入状況を観察しながら数回の軽打を行った後,所定の打撃を行う。
2.2) 1本のくいは,連続して打ち終えることが望ましい。
2.3) ハンマ,キャップ及びくいの軸は,常に同一直線上にあるように注意しなければならない。
2.4) 打込み中は,くいの傾斜に注意し,ハンマの横振れ及びくい頭の偏打を防止し,所定の方向に打
ち込むようにする。ただし,打込み中にくいが傾斜した場合には,無理な修正は行わず,くい軸
線にリーダの傾斜を合わせるように調整して,くい頭部に偏打を与えないようにする。特に,船
打ちの場合は,船の揺れによるくいの偏打に注意しなければならない。
2.5) くいに過度な引張応力が発生する場合は,くい体に損傷が生じないような対応策を講じなければ
ならない。
――――― [JIS A 7201 pdf 8] ―――――
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3) 支持力の確保
3.1) 打止めは,所定の打撃エネルギーで,所定の貫入量及びリバウンド量が得られたときとする。
なお,くいに対する制限打撃回数及び打止め時における貫入量は,工事監理者の指示による。
3.2) 打止め後のくい頭位置が,設計より高い場合又は所定の位置においても支持力が得られない場合
は,工事監理者と対応策を協議し,処置する。
c) プレボーリング併用打撃工法
1) 掘削
1.1) 掘削孔径は,くい外径以下とする。
1.2) 掘削は,周囲の地盤及び先端地盤をできるだけ乱さないように施工し,掘削深度は工事監理者の
指示による。
1.3) 掘削孔壁の崩壊が著しい場合には,掘削液を用いるなどの補助的な手段を講じる。
2) くいの建込み及び打込み作業
2.1) くいの建込みは,できる限り鉛直性を保つ方法で行い,くいの挿入後は無理な修正は行わないよ
うにする。
2.2) 打込みの初期は,ハンマの落下高さを小さくし,くいの鉛直性を確保しながら打撃を行う。
ハンマによる打撃では,過度な貫入によって,くい体に引張応力によるひび割れが発生する場
合があるので注意しなければならない。
3) 支持力の確保 打止めは,打撃工法の打止めに準じる。
7.4.2 埋込み工法
7.4.2.1 プレボーリング工法
a) 共通事項
1) 掘削深さは,土質柱状図,試験くいなどによって定める。
2) くいずれの管理は,くい心から直角2方向に逃げ心を取り,掘削時及びくい設置時の心ずれが生じ
ないようにする。
3) 掘削に用いるアースオーガ及びロッドは,各工法の仕様によるものとし,適正な掘削孔径を確保で
きるものとする。
4) 掘削は,リーダの鉛直度を確認し,周囲の地盤を乱さないように適切な速度で行う。
5) 掘削は,アースオーガ又はロッドを用いて,掘削液を注入しながら実施する。掘削液として,くい
周固定液を用いる場合は,所定の圧縮強度が得られる配合とする。
6) 掘削孔の崩壊が著しい場合は,掘削液の配合の変更又は補助工法の併用などの適切な処置を講じる。
7) くいの建込みは,できる限り鉛直性を保つ方法で行う。
8) 掘削孔中へのくい挿入は,くいの鉛直を常に確認しながら,孔壁を損傷させないように静かに行う。
9) くい頭が施工地盤面以下となる場合は,2)に示すくいずれの管理を行いながら,レベル管理によっ
て,くいを所定の位置に設置する。
10) 継くいを行う場合は,下くいのくい頭を,地上から接続作業に支障のない高さとなるように保持装
置を使用してくいを保持させ,上くいを建て込んで接続作業を行う。
11) くいを支持層中に必要な長さ根入れする。
12) 掘削に伴う土砂などの飛散及び根固め液の流出が生じる地盤では,地下水の汚染が考えられるので,
施工前に地質及び地下水の調査,環境保全に努めなければならない。
13) 構造物の近隣で掘削する場合は,構造物などに悪影響を与えないように施工を行わなければならな
――――― [JIS A 7201 pdf 9] ―――――
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い。
14) この工法は,斜くいには適用しない。
15) 支持力の確保は,各工法の施工要領による。
b) プレボーリング最終打撃工法
1) 掘削
1.1) 掘削深度は,支持層中に確実に定着できる深さとする。
1.2) 掘削中に,掘削液として,くい周固定液を用いる場合は,所定の圧縮強度が得られる配合とする。
2) くいの建込み及び挿入 くいの挿入は,自沈によって行い,所定位置に設置できない場合は,くい
を軽打又は圧入によって支持層付近まで埋設する。
3) 支持力の確保
3.1) 打止めは,所定の打撃エネルギーで,所定の貫入量及びリバウンド量から目標の支持力が得られ
たときとする。
3.2) 打止めのためのハンマは,ドロップハンマを使用する。
c) プレボーリング根固め工法
1) 掘削
1.1) 通常の掘削時における掘削液の注入は,液が常にあふれるようにし,砂質土層では,孔内水位を
被圧水以上となるようにする。
1.2) 所定深度の掘削完了後,根固め液を所定量注入し,くい周固定液に切り替えて,アースオーガを
引き抜きながら所定量を注入する。
1.3) 掘削孔壁の崩壊するおそれのない場合は,掘削液を使用しないで掘削を行ってよい。
2) くいの建込み及び挿入
2.1) くいを圧入又はくい頭を軽打して,くいを支持層中に設置する。
2.2) 浮力によって,くいが浮き上がる場合には,防止策を講じなければならない。
3) 根固め液及びくい周固定液
3.1) 根固め液及びくい周固定液は,所定の圧縮強度が得られる配合とする。
3.2) 根固め液及びくい周固定液が硬化する以前に,くいが動くことがないように注意しなければなら
ない。
3.3) くい周固定液を使用する場合は,各工法の施工要領による。
なお,予備調査によって液面が沈降することが確認された場合には,くいを設置後,補充する
などの処置を講じる。
3.4) 支持層中の地下水に流れがあり,根固め球根部の築造に支障が生じるおそれのある場合は,この
工法を用いてはならない。
4) 支持力の確保 先端支持力を確保するために,各工法の施工計画書及び仕様書に示されたそれぞれ
の条件に従って,くい先端部の処理を行わなければならない。
d) プレボーリング拡大根固め工法
1) 掘削
1.1) 掘削にロッドを用いる場合は,注入する掘削液及びくい周固定液と地盤とが,十分にかくはん混
合できる構造のものとする。
1.2) 掘削径は,各工法の施工要領によるが,特にくい周固定液を用いない工法の場合には,くい外径
程度とする。
――――― [JIS A 7201 pdf 10] ―――――
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JIS A 7201:2009の国際規格 ICS 分類一覧
- 91 : 建設材料及び建築物 > 91.100 : 建設材料 > 91.100.30 : コンクリート及びコンクリート製品
JIS A 7201:2009の関連規格と引用規格一覧
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- 規格名称
- JISA5372:2016
- プレキャスト鉄筋コンクリート製品
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