JIS A 8317-1:2010 土工機械―音響パワーレベルの決定―動的試験条件 | ページ 8

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A 8317-1 : 2010
ここに, LpA, 3 : 規定の走行路における走行モードで算出した値
LpA, 4 : 定置作業サイクル模擬モードで算出した値

――――― [JIS A 8317-1 pdf 36] ―――――

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A 8317-1 : 2010
附属書K
(規定)
パイプレーヤ
K.1 定義
パイプレーヤの定義は,JIS A 8308による。
K.2 機械の配置及び測定地表面
機械の配置は,6.3.2による。
測定地表面は,車輪式のパイプレーヤについては5.3.2,履帯式パイプレーヤについては5.3.3又は5.3.4
による。
K.3 機械の設定
機械の設定は,箇条7による。
K.4 機械の運転
K.4.1 一般
パイプレーヤの運転サイクルは,典型的な使用例では,定置作業サイクル模擬モードだけである。
K.4.2 ブームモード
ブームをストロークエンドのストッパに当てない範囲で許容最低限位置から最高持上げ位置まで持ち上
げ(続いて戻す),この操作を連続して3回行う。この一連の動作を1サイクルとし,そのサイクルを3回
繰り返して8.1に規定する3回の作業サイクルの要求に適合させる。
K.4.3 フック動作モード
ブームは最高持上げ位置とし,ロープの速度は低速段での最高値とする。
フックをストロークエンドのストッパに当てない範囲で地面すれすれの位置から最高持上げ位置まで持
ち上げ(続いて戻す),この操作を連続して3回行う。この一連の動作を1サイクルとし,そのサイクルを
3回繰り返して8.1に規定する3回の作業サイクルの要求に適合させる。
K.4.4 ローアイドルモード
機関は,無負荷の安定した状態の無負荷最低調整回転速度(ローアイドル回転速度)とし,変速機を中
立位置にして運転する。全測定時間は15秒30秒の範囲とする。この一連の動作を定置のローアイドル
モードの1サイクルとする。
K.4.5 定置作業サイクル模擬モードの組合せサイクルの計算
定置作業サイクル模擬モードの組合せサイクルのA特性時間平均音圧レベルLpA,Tは,式(K.1)によって
計算する。
1.0 LpA , 1 1.0 LpA , 2 1.0 LpA , 3
LpA ,T10 log 2.0
10 2.0 10 6.0 10 (K.1)
ここに, LpA, 1 : ブームモードで算出した値
LpA, 2 : フックモードで算出した値
LpA, 3 : ローアイドルモードで算出した値

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A 8317-1 : 2010
附属書L
(規定)
ローラ
L.1 定義
ローラの定義は,JIS A 8308による。
この附属書を,ハンドガイド式及び遠隔操縦式ローラのA特性音響パワーレベルの決定に用いてもよい。
L.2 搭乗式振動ローラ
L.2.1 機械の配置及び測定地表面
機械の配置は,6.3.2による。
振動ローラを単一又は複数の空気クッションのような適切な弾性部材の上に置く。空気クッションの場
合は,エラストマ又は同様の柔軟な材料製で,共振を避けるため,機械を少なくとも50 mmまで確実に持
ち上げられるような圧力にふくらませておく。クッションの寸法は,試験中の機械を安定して確実に支え
るものでなければならない。
測定地表面の表面は,5.3.2による。
L.2.2 機械の設定
機械の設定は,7.17.3による。
L.2.3 機械の運転
機械は,定置状態とし,機関を(製造業者の指定する)定格速度として,走行機構を遮断して試験する。
締固め機構を製造業者の公表する最高周波数とその周波数での最高振幅との組合せに対応する最大の締固
め力で運転する。
観測時間は15秒以上とし,この動作を1サイクルとする。そのサイクルを3回繰り返して8.1に規定す
る3回の作業サイクルの要求に適合させる。
L.3 静的ローラ
L.3.1 測定地表面及び機械の配置
機械の配置は,ISO 6393:2008の6.3.1による。
測定地表面は,ドラムに突起のある静的ローラについては5.3.2又は5.3.3による。
L.3.2 機械の設定
機械の設定は,ISO 6393:2008の箇条7による。
L.3.3 機械の運転
機械の運転モードは,ISO 6393:2008の7.1.3に規定する静的モードとする。
L.3.4 A特性音響パワーレベルの決定
A特性音響パワーレベルは,ISO 6393:2008の箇条8によって決定する。

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A 8317-1 : 2010
附属書M
(参考)
土工機械が発生するA特性音響パワーレベルの測定−
動的試験条件に関する追加指針
M.1 目的
この附属書に詳述する指針は,評価試験者に合理的な自由度を与えるために,規格本文では規定しなか
った分野において,特定の推奨方法を示すことによって,試験サイクルでの変動を減らすのに役立てるた
めのものである。この指針は,規格の本体に規定する試験方法の補足として,不慣れな運転員に,より明
確な指針を提供するためのものである。
M.2 測定手順(8.1)の説明
6.2に示すように,測定箇所は6か所ある。偏差を最小限とするため,測定器は6セットを使用し,試験
員は2名,運転員は1名とするのがよい。公式な認定のための最小限の配置としては,常に最小限,3セ
ットの測定器,1名の試験員及び1名の運転員が必要である。測定機器は,多重スイッチ又は延長ケーブ
ルを備えて,全部のメータを同時にオンオフできるようにするか,又はサウンドレベルメータ(騒音計)
の数に対応する試験員を用意する。
3か所の測定位置は,それぞれの運転サイクルの間中で,機械の片側を測定するよう設定する。機械の
反対側を測定するときは,機械の向きを変えるか,又はマイクロホンを反対側に移動する。
肝心な点として,機械の運転員又は測定器の取扱者のいずれかが,機械が測定区間の始点と終点との間
にいることを知らせる前もって取り決めた簡単で分かりやすい手信号を用いるようにすることである。
この手順が,積分形サウンドレベルメータ(騒音計),又はA特性時間平均音圧レベルを測定できる測
定器を必要とすることを理解することが重要である。上記以外の,それぞれの運転サイクル中に個々の読
みを何回も必要とするような方法は,許されない。
箇条8は,最終的な計算をするために,何のデータが必要かを非常に明確に示している。
それぞれの測定位置での再現性のある読みを得ることの主な目的は,最終の計算をしたときにA特性音
響パワーレベルの数値間に幅広い相違が生じ,試験サイクルの全体を繰り返さなくてはならなくなるよう
な事態を避けることである。最小限3回の測定を行い,そのうち2回の測定結果の差が1 dB以内とする方
法は,異なった日に,又は同形式の(別の)機械で試験を繰り返すことができ,かつ,同等の有意の結果
が得られる妥当な方法である。

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A 8317-1 : 2010
附属書N
(参考)
音響放射値及び不確かさの宣言
例えば,規制の要求に適合するため,音響放射値のデータ及び不確かさの宣言を行うときは,次の事項
を配慮するのがよい。
測定の不確かさ及びある形式の量産機械の生産時のばらつきは,A特性音響パワーレベルの値を決定す
るときに考慮するのがよい。
測定したA特性音響パワーレベルの再現性の標準偏差の最大値は,JIS Z 8733:2000の表1に基づいて
1.5 dBとするのがよい。再現性の標準偏差の定義は,ISO 4871:1996の3.21による(同一の騒音発生源の
同一の騒音放射決定方法による別の時期及び別の条件下における再現試験での差異)。
音響放射値の宣言についての指針は,ISO 4871:1996の附属書Aによるのがよい。
A特性音響パワーレベル及び対応する不確かさの値は,ISO 4871:1996のB.2に例示するように別々に宣
言するのがよい(音響放射値の二値の宣言)。また,他の宣言方法を用いることもできる。
注記1 A特性音響パワーレベルの再現性の標準偏差は,近年の経験では,0.5 dB0.8 dBを示して
いる。
注記2 ISO 4871:1996の3.24に規定した標準偏差参照値σM(土工機械については,各機種の各生産
単位について典型と考えられる値で,その機種に対して指定する。)は,ISO 4871:1996の表
A.1の推定値σMよりも大幅に低いことが経験で分かっている。近年の信頼すべきデータによ
れば,土工機械のA特性音響パワーレベルの標準偏差参照値は,おおよそ1.0 dB程度である,
注記3 注記1及び注記2の情報は,EU規制(例えば,指令2000/14/EC)による経験に基づく。
参考文献 [1] ISO 4871:1996,Acoustics−Declaration and verification of noise emission values of machinery
and equipment
[2] ISO 6394,Earth-moving machinery−Determination of emission sound pressure level at operator's
position−Stationary test conditions
[3] JIS A 8317-2 土工機械−運転員位置における放射音圧レベルの決定−動的試験条件
注記 対応国際規格 : ISO 6396,Earth-moving machinery−Determination of emission sound
pressure level at operator's position−Dynamic test conditions(MOD)
[4] Directive 2000/14/EC of the European Parliament and of the Council of 8 May 2000 on the
approximation of the laws of the Member States relating to the noise emission in the environment
by equipment for use outdoors

――――― [JIS A 8317-1 pdf 40] ―――――

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JIS A 8317-1:2010の引用国際規格 ISO 一覧

  • ISO 6395:2008(MOD)

JIS A 8317-1:2010の国際規格 ICS 分類一覧

JIS A 8317-1:2010の関連規格と引用規格一覧