JIS A 8338:2021 土工機械―物体検知装置及び視界補助装置―性能要求事項及び試験 | ページ 13

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A 8338 : 2021 (ISO 16001 : 2017)
H.7 試験評価基準
試験評価基準は,親機の製造業者が指定する。
H.8 カメラを機械に取り付ける際の実用上の配慮事項
機械の境界から製造業者が指定した距離までの試験領域に,1 m間隔の線をもつ格子が,カメラからの
合成画像として表示されるように,カメラを機械に取り付ける。

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附属書I
(規定)
形態認識に基づく画像装置の試験手順
I.1 試験の目的
この附属書に記載された試験の目的は,次による。
a) 障害物検知性能の評価
b) 人の検知並びに人と他の対象物との区別に関する認識及び信頼性の評価
c) 検知領域の限界の測定
d) 検知時間の測定
e) 運転装置の信頼性確認
装置が人を分類できない場合は,I.8は適用しない。人を検出できるだけの場合は,I.7は適用しない。
I.2 被験体
I.2.1 一般
2種類の被験体を使用して,それぞれ,障害物及び人を模擬する。
I.2.2 障害物を模擬するための被験体1
障害物を模擬する被験体は,高さ80 cm,直径40 cmの寸法のシリンダとする。
被験体の表面は,均一な白で平滑とする。
I.2.3 人を模擬するための被験体2
高さ1.7 mのマネキンを使用する。マネキンは,青の作業服及び黄色又はだいだい(橙)色の目立つ上
着を着用する。ヘルメットを着用する。
試験によっては,身長が1.5 m1.9 mの人を被験体として使ってもよい。青い作業服及び目立つ上着を
着用し,ヘルメットを着用する。
I.3 検知装置の設定
装置は,装置の製造業者の指示に従い,試験車両に取り付ける。それに合わせて装置の設定を行う。試
験を容易にするために,装置は,台車に取り付けられた三脚に設置するのがよい。
最初の一連の試験では,性能測定を容易にし,試験員の安全を保証するために,試験車両は静止したま
までなければならない。

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I.4 試験の条件
試験は,特定の試験に関する記載がない限り,次の条件下で行う。
a) 平たんな地面。
b) 見通しの良い試験領域(又は装置能力に基づいて,より広い領域)。
c) 照明は,50 lx80 000 lxの間に含まれる。
d) 雨,ほこり,霧及び煙がない。
I.5 視覚化性能
附属書Bを参照。
I.6 検知領域検証
I.6.1 障害物検知
装置は,障害物検知モードで使用する。試験車両は,静止状態とする。
製造業者が指定した(事前設定されている場合)又は設定段階で設定された検知領域を地上に描く。
警報が発生するまで,障害物被験体1を外部から検知領域(図I.1に示すように)に向けて移動する。
警報が発報して,安定して発報し続けた時点で,その位置を地面上にマークする。被験体の移動速度は,
試験車両の走行速度,又はスイング速度によって決定するのが望ましい。
理論上の検知領域の周囲を1 mごとに操作を繰り返す。
図I.1−領域面積及び形状の検証

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I.7 障害物検知性能
I.7.1 一般
図I.2に記載するように,大きさ1 m幅の格子と一緒に,検知領域をカバーする格子を地上に描く。
I.7.2 静的検知
この試験では,試験車両及び被験体1は静止状態とする。
被験体1を格子の各々の点に置く。警報が発生し,連続して発報されていることを確認する。
注記 被験体が指定された点に配置された後は,試験員が検知領域を離れることが重要である。そうで
なければ,試験員の存在は,試験の結果に影響を及ぼすことになる。
図I.2−試験位置
I.7.3 移動する障害物
被験体1を小形の台車に載せ,図I.3に示す軌道に従い,検知領域での計画された使用に適した速度で
移動させる。
被験体1が検知領域内にある限り,警報が発生していることを確認する。
さらに,被験体1がその領域を離れたとき若しくはその少し後,又は運転員が製造業者が採用している
実装に従って警報を意図的に解除した後に,警報が停止することを確認する。

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図I.3−障害物の移動の軌道
I.7.4 移動する車両
I.7.4.1 直進移動
検知領域の後端から5 m離れた場所でカメラの軸上に被験体を置く。
試験車両を障害物に向かった直線に沿って,計画された使用に適した速度で移動させる。
被験体が検知領域にあるときは,警報が発報して,安定して発報し続けることを確認する。図I.4参照。
図I.4−移動試験

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JIS A 8338:2021の引用国際規格 ISO 一覧

  • ISO 16001:2017(IDT)

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