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次のうち,どれを適用したかを記録する。
a) 移動を必要としない。
b) 移動体だけ検知の機能を切る。
c) 検知方法として,常に移動を必要とする。
(検知方法として)常に移動を必要とする場合,必要な移動状態,速度及び/又は距離を記録する。
C.8 プログラム可能検知領域のレーダ検出装置への試験の適用
レーダ検出装置が,いろいろな形状及び大きさの検知領域を作り出せるようにプログラムすることが可
能な場合は,C.6.2及びC.6.3の試験を用い,製造業者が示すプログラム可能検知領域の最大寸法を確認し
なければならない。
C.9 最大検知点の記録
水平面の最大検知点(C.6.2の水平限界点)を,図C.2の例にあるように1 m幅格子の図上に示さなけれ
ばならない。
図C.2−水平面の最大検知点
垂直面の最大検知点(C.6.3の垂直限界点)を,図C.3の例にあるように1 m間隔弧の図上に示さなけれ
ばならない。円弧上の単位は度(°)である。
――――― [JIS A 8338 pdf 26] ―――――
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A 8338 : 2021 (ISO 16001 : 2017)
図C.3−垂直面の最大検知点
C.10 追加試験
C.10.1 検知領域外の大きな物体からの警報
被験者よりも,広角かつ遠距離にある他の機械など大きな構造物を感知して,不要な警報を発する可能
性がある。図C.4に示す三角形三面コーナリフレクタを使ってC.6.2の試験を繰り返す。図C.4に示すよ
うに,レーダビーム水平軸の高さに,凹面がレーダに向き合うように三角形三面コーナリフレクタを固定
する。被験者について行ったのと同じ要領で試験を行い,検知領域を記録する。
注記 大形構造物を模擬するように設計されたどのような被験体を使用しても,一貫性のある結果を得
るのは困難なことが証明されており,この試験は,大形構造物の検知領域の一つを示すものと考
えられる。
――――― [JIS A 8338 pdf 27] ―――――
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A 8338 : 2021 (ISO 16001 : 2017)
単位 mm
図C.4−大形構造物を模擬する被験体
C.10.2 背景の大きな物体に消される被験体の検知
ある種のレーダ検知領域測定方法は,背景にある大きな物体が検知領域測定時に支配的となり,レーダ
近くの小さな物体の存在を覆い隠してしまう可能性がある。製造業者はそのような方法を使用したかどう
か,また,それによる影響を最小にするためにどのような追加手段を講じたかを明記しなければならない。
この影響を最小にするための追加手段を考慮しない標準試験は,誤った結果を生むおそれがある。こう
した検知領域測定方法を使用する場合には,製造業者は図C.4の被験体を使った試験について述べ,その
影響の低減度合いを示さなければならない。
C.11 機械へのレーダ取付けについての実用上の配慮事項
製造業者は,次の事項を考慮し,機械へのレーダ取付けのときの実用上の配慮事項について,取扱説明
書に記載しなければならない。
C.6及びC.10の試験は,人体の一部がある大きさまで領域内に進入した場合に,検知できる領域を3次
元的に描写する。試験は,人間を被験体として行うが,地面を含む他の物体をも検知する場合がある。し
たがって,検知領域は,人を捉えるが,不要な警報を発生し得る地面の捕捉を避けるよう配置するのがよ
い。
測定した垂直限界は,水平中心線上だけの値であることに注意しなければならない。円すい(錐)領域
の深さは,図C.2にあるように水平限界ではゼロとなる。
理想としては,レーダを高さ1.5 mより下に取り付けるのがよい。この取付高さが実現できない場合は,
レーダ近傍の検知領域は,人間が検知される高さより上になる可能性がある。レーダ近傍の検知を改善す
るためレーダビームを下方に傾斜すると,地面によって,不要な警報が出る可能性がある。
湿ったわだち(轍)のあるぬかるみよりも,典型的な試験場の滑らかな乾いた地面の方が,レーダ検知
器への反射は少ないので,意図した作業環境の典型となるような地面でレーダビームの正しい角度を確認
しておくことが望ましい。地面によっては,特に砂地は,レーダが地面方向に傾斜していても不要な警報
は出ないこともある。
――――― [JIS A 8338 pdf 28] ―――――
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A 8338 : 2021 (ISO 16001 : 2017)
不要な警報を避けるため,レーダは通常,機械のどの部分も検知領域に掛からないように取り付けるの
がよい。しかし,ある種のレーダでは,レーダに対し相対的な移動のない対象物体は無視するという検知
方法を含んでいる可能性がある。製造業者は,この検知方法をどこに適用しているかを明示するのがよい。
――――― [JIS A 8338 pdf 29] ―――――
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A 8338 : 2021 (ISO 16001 : 2017)
附属書D
(規定)
超音波検知装置の試験手順
D.1 概要及び試験目的
この附属書は,土工機械に使用する超音波検知装置の性能を測定するための試験手順について規定する。
判定しなければならない性能は,次による。
− 装置の全般的性能基準
− 検知領域の性能基準及び限界
− 構成部品の取付場所及び取付けについての基準
− 装置の作動信頼性
− 装置の不作動
− 検知時間
− 物理的環境条件(振動,衝撃,温度及び湿度)
図D.1図D.3で示した寸法は,説明の目的で,検知領域が6.0 mの場合の一例を示したものである。特
定の必要な検知領域は,機械の用途による。
この附属書は,作業時の後進速度10 km/h以下の土工機械に適用する超音波検知装置の要求事項及び試
験手順についても規定する。
注記1 10 km/hまでの走行速度は,ホイールローダ,ダンパなどの後進時の典型的な作業モードであ
る。
注記2 低速(作業時の後進速度3.0 km/h以下)の土工機械に適用する超音波検知装置についての性能
要求及び試験は,ISO/TR 9953参照。
D.2 被験体
D.2.0A 一般
次の被験体を用い,監視領域の幾何学的形状を測定する。
D.2.1 水平方向試験の被験体H
水平方向試験用被験体(以下,被験体Hという。)は,直径75 mm,長さ1 700 mmで,灰色の,硬質プ
ラスチック製又は金属製の円筒とする。
D.2.2 垂直方向試験の被験体V
垂直方向試験用被験体(以下,被験体Vという。)は,直径75 mm,長さ300 mmで,灰色の,硬質プラ
スチック製又は金属製の円筒とする。
――――― [JIS A 8338 pdf 30] ―――――
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JIS A 8338:2021の引用国際規格 ISO 一覧
- ISO 16001:2017(IDT)
JIS A 8338:2021の国際規格 ICS 分類一覧
JIS A 8338:2021の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISA8315:2010
- 土工機械―運転員の身体寸法及び運転員周囲の最小空間
- JISA8327:2017
- 土工機械―機械装着警報ブザー類及び警音器―試験方法及び性能基準