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A 8340-6 : 2010
表2−ドラム又はシーブとワイヤロープ直径との比
値
ワイヤロープの種類 ドラムなどの区分 1グループのワイヤ 2グループのワイヤ 3グループのワイヤ
ロープ ロープ ロープ
巻上げ用ワイヤロー ドラム 16 20 25
プ及びジブの起伏用 シーブ
16 20 25
ワイヤロープ
ジブの伸縮用ワイヤ ドラム 14 18 22.4
ロープ シーブ 16 20 25
すべてのワイヤロー イコライザシーブ
10 12.5 16
プ
注記 この表において,1グループのワイヤロープ,2グループのワイヤロープ及び3グループのワイヤロープは,そ
れぞれ次のワイヤロープを表す。
− 1グループのワイヤロープ : 6ストランド又は8ストランドの平行よ(撚)りのワイヤロープ及び37本線6
よりのワイヤロープでステンレス製以外のもの
− 2グループのワイヤロープ : 3ストランド,4ストランド,又は多層ストランドのワイヤロープ及び6スト
ランド(37本線6よりのワイヤロープを除く。)又は8ストランドの交差よりのワイヤロープでステンレス
製以外のもの並びに6ストランド又は8ストランドの平行よりのワイヤロープ及び37本線6よりのワイヤ
ロープでステンレス製のもの
− 3グループのワイヤロープ : 1グループのワイヤロープ及び2グループのワイヤロープ以外のワイヤロープ
b) ワイヤロープのドラムへの巻込み つり上げ装置などの溝付きドラムの溝に,ワイヤロープが巻き込
まれる方向と当該溝に巻き込まれるときの当該ワイヤロープの方向との角度は,4°以内でなければ
ならない。
つり上げ装置などの溝付きドラム以外のドラムにかかわるフリートアングルの値は,2°以内でな
ければならない。
c) ワイヤロープとドラムなどとの連結 ワイヤロープとドラム,ジブ,フックブロックなどとの連結は,
合金詰めソケット止め,クランプ止め,コッタ止めなどの方法によって確実に連結しなければならな
い。
d) ドラムの強度など つり上げ装置などを構成するドラム,シャフト,ピン及びその他の部品は,十分
な強度をもち,かつ,つり上げ装置などの作動に支障となる摩耗,変形,割れなどがないものでなけ
ればならない。
5.5 視界
機械式ショベルは,その意図する用途に必要な走行範囲及び作業範囲において,運転員の位置から,作
業者及び他の人に危険を及ぼさないで,機械式ショベルを運転・操作するだけの十分な視界が確保されて
いなければならない。
直接視界及びバックミラーによる視界が不十分,かつ,視界を遮られることによって危険が生じるおそ
れがあるときは,必要な箇所に,例えば,有線テレビカメラ (CCTV),超音波警報装置などの検知装置な
どの間接視界を備えなければならない。
バックミラーによる視界の測定及び評価は,JIS A 8333-1及びJIS A 8333-2による。
5.6 安定性
機械式ショベルの安定性は,JIS A 8340-1の5.11(安定性)によるほか,次による。
a) ドラグラインバケット ドラグラインバケットの定格総荷重(JIS D 6301の4.7.1.3参照)は,次の二
――――― [JIS A 8340-6 pdf 6] ―――――
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A 8340-6 : 2010
つの値よりも小さくなければならない。
− JIS D 6301の4.7.1.2(安定限界総荷重)で規定した安定限界総荷重の75 %
− 最大使用荷重
ドラグラインバケットの定格容量は,製造業者が規定した値とする。
b) クラムシェルバケット クラムシェルバケットの定格総荷重(JIS D 6301の4.7.1.3参照)は,次の二
つの値よりも小さくなければならない。
− JIS D 6301の4.7.1.2(安定限界総荷重)で規定した安定限界総荷重の66 %
− 最大使用荷重
クラムシェルバケットの定格容量は,製造業者が規定した値とする。
注記 ドラグラインバケット又はクラムシェルバケットは,掘削物の密度だけでなく,バケットの質
量及び定格容量を考慮しなければならない。
5.7 騒音
5.7.1 外部放射音響パワーレベル
空中に放射される音響パワーレベルは,国土交通省の定める“低騒音型・低振動型建設機械の指定に関
する規程”(平成9年建設省告示1536号)に定める方法,すなわち“建設機械の騒音及び振動の測定値の
測定方法”(平成9年建設省告示1537号)に従って測定し,その結果を取扱説明書に明記する。
周辺環境によって要求される低騒音型の機械式ショベルは,その騒音の測定値が表3に規定する基準値
以下でなければならない。
表3−低騒音型機械式ショベルの騒音基準値
機関出力 (P) 騒音基準値
kW dB
P<55 100
55≦P<103 104
103≦P 107
超低騒音型機械式ショベルの騒音基準値(音響パワーレベル)は,低騒音型機械式ショベルの騒音基準
値から6を減じて得た値を下回らなければならない。
5.7.2 運転席における騒音レベル
運転席における騒音レベルは,JIS A 8317-2によって測定する。
キャブ付きの運転席における騒音レベルは,できるだけ85 dB以下となるように設計する。
5.8 (機械の)救出,輸送,つり上げ及びけん引
機械式ショベルの救出,輸送,つり上げ及びけん引は,JIS A 8340-1の5.14[(機械)の救出,輸送,つ
り上げ及びけん引]による。ただし,JIS A 8340-1の5.14.1及び5.14.4は適用しない。
5.9 電気及び電子装置
機械式ショベルの電気及び電子装置は,JIS A 8340-1の5.16(電気及び電子装置)による。ただし,JIS
A 8340-1の5.16.7は適用しない。
6 取扱説明書
機械式ショベルの取扱説明書は,JIS A 8340-1の7.2(取扱説明書)によるほか,次による。
− 保護ガードを追加し,使用する場合(例えば,解体作業など)の安全指示(5.1参照)
――――― [JIS A 8340-6 pdf 7] ―――――
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A 8340-6 : 2010
− 上部旋回体が通常の走行方向でない場合は,走行用及び操向用の操縦装置の操作方向と機械の動作と
は,意図した方向と一致しないことの注意
− ブーム構成品の組立及び分解において,作業員がブームの下に留まらずに行える要領についての説明
――――― [JIS A 8340-6 pdf 8] ―――――
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A 8340-6 : 2010
附属書A
(参考)
機械式ショベルの代表的な図例
A.1 ドラグラインバケット付き機械式ショベル
1 つり上げロープ
2 ブーム支持ロープ
3 掘削ロープ
図A.1−ドラグラインバケット付き機械式ショベル
A.2 クラムシェルバケット付き機械式ショベル
1 つり上げロープ
2 ブーム支持ロープ
3 開閉ロープ
図A.2−クラムシェルバケット付き機械式ショベル
――――― [JIS A 8340-6 pdf 9] ―――――
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A 8340-6 : 2010
附属書B
(規定)
機械式ショベル特有の重大な危険源のリスト
機械式ショベルに直接かかわる重大な危険源のリストは,JIS A 8340-1の附属書1及び次による。
番号a) 危険源 JIS B 9700-1 JIS B 9700-2 JIS A 8340-6
危険源,危険状態及び危険事象・・・次の事項から起こる
1 機械的危険源
1.1 押しつぶしの危険源 4.2.1 4.2.1 5.4.4
4 騒音から起こる危険源 4.5 5.7
4.2.2, 4.3 c),
4.4 c), 4.8.4,
5.4.2
8 例えば,次の項目から起こる危険源のように,機械類の設計時に人間工学原則の無視から起こる危険源
8.7 手動制御機の不適切な設計,配置又は識別 4.8.1, 4.8.7,5.2
4.11.8
8.10 不適切なガード及び防護装置 3.25, 3.26 5.2, 5.3 5.1, 5.4.2
11 機械を,考えられる最良状態に停止させることが 5.3
不可能
16 機械の安定性の欠如/転倒
16.1 4.2.2
バケット,フォーク,マテリアルハンドリング, 4.6, 5.2.6 5.6
木材ハンドリング及びその他の用途における過
荷重運転
移動性によって付加される危険源,危険状態及び危険事象
18 走行機能に関連したもの
18.4 走行機能 5.2
18.6 減速,停止及び固定するための機械能力が不十分 5.3
19 機械上の作業位置(運転席含む)に関連したもの
19.4 運転/作業位置における機械的危険源
a) 転覆 5.2 5.4.4
b) 物体の落下及び物体が貫通 5.2 5.1
19.5 運転/作業位置からの不十分な視界 5.5
21 機械の取扱いから起こるもの(安定性の欠如) 5.2.6 5.4.4, 5.6
24 運転員/オペレータに対する指示が不十分(取扱 6
説明書,標識,警告及び表示)
持ち上げによって付加される危険源,危険状態及び危険事象
25 機械的危険源及び危険事象
25.1 次の事項から起こる荷の落下,衝突及び機械の転倒
25.1.1 安定性の欠如 5.6
25.1.3 無制御状態の荷役−過負荷−転倒モーメントの 5.4.15.4.3
超過
――――― [JIS A 8340-6 pdf 10] ―――――
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JIS A 8340-6:2010の国際規格 ICS 分類一覧
- 13 : 環境.健康予防.安全 > 13.100 : 職業安全.産業衛生
JIS A 8340-6:2010の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISA8317-2:2010
- 土工機械―運転員位置における放射音圧レベルの決定―動的試験条件
- JISA8333-1:2005
- 土工機械―後写鏡及び補助ミラーの視野―第1部:試験方法
- JISA8333-2:2005
- 土工機械―後写鏡及び補助ミラーの視野―第2部:性能基準
- JISA8340-1:2011
- 土工機械―安全―第1部:一般要求事項
- JISA8922:2001
- 土工機械―油圧ショベル―運転員保護ガードの試験及び性能要求事項
- JISB8823-2:2001
- クレーン―操作装置―操作レバー等の配置及び操作方法―第2部:移動式クレーン
- JISB9700-1:2004
- 機械類の安全性―設計のための基本概念,一般原則―第1部:基本用語,方法論
- JISB9700-2:2004
- 機械類の安全性―設計のための基本概念,一般原則―第2部:技術原則
- JISD6301:2001
- 自走クレーンの構造性能基準