JIS A 8408:2012 土工機械―遠隔操縦の安全要求事項

JIS A 8408:2012 規格概要

この規格 A8408は、JIS A 8308に規定する土工機械に用いる無線遠隔操縦装置及び有線遠隔操縦装置の安全要求事項について規定。

JISA8408 規格全文情報

規格番号
JIS A8408 
規格名称
土工機械―遠隔操縦の安全要求事項
規格名称英語訳
Earth-moving machinery -- Safety requirements for remote operator control
制定年月日
2012年6月25日
最新改正日
2017年10月25日
JIS 閲覧
‐ 
対応国際規格

ISO

ISO 15817:2005(MOD)
国際規格分類

ICS

53.100
主務大臣
経済産業,厚生労働
JISハンドブック
土木 II 2020
改訂:履歴
2012-06-25 制定日, 2017-10-25 確認
ページ
JIS A 8408:2012 PDF [10]
                                                                                   A 8408 : 2012

pdf 目 次

ページ

  •  序文・・・・[1]
  •  1 適用範囲・・・・[1]
  •  2 引用規格・・・・[1]
  •  3 用語及び定義・・・・[2]
  •  4 遠隔操縦に関する要求事項・・・・[3]
  •  4.1 一般要求事項・・・・[3]
  •  4.2 信号の信頼性・・・・[4]
  •  4.3 遠隔操作器・・・・[4]
  •  4.4 有線操縦・・・・[4]
  •  4.5 非常停止・・・・[5]
  •  4.6 選択スイッチ・・・・[5]
  •  4.7 衝突,衝撃及び振動・・・・[5]
  •  4.8 周囲環境からの保護・・・・[5]
  •  4.9 電源・・・・[5]
  •  4.10 警報機器・・・・[6]
  •  4.11 走行・・・・[6]
  •  4.12 形式情報・・・・[6]
  •  4.13 警告表示の図記号・・・・[6]
  •  5 前進方向の表示・・・・[7]
  •  6 取扱説明・・・・[7]
  •  附属書JA(参考)JISと対応国際規格との対比表・・・・[8]

(pdf 一覧ページ番号 1)

――――― [JIS A 8408 pdf 1] ―――――

A 8408 : 2012

まえがき

  この規格は,工業標準化法第12条第1項の規定に基づき,一般社団法人日本建設機械施工協会(JCMA)
及び一般財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格(日本産業規格)を制定すべきとの申出
があり,日本工業標準調査会の審議を経て,厚生労働大臣及び経済産業大臣が制定した日本工業規格(日本産業規格)であ
る。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意
を喚起する。厚生労働大臣,経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の
特許出願及び実用新案権に関わる確認について,責任はもたない。

(pdf 一覧ページ番号 2)

――――― [JIS A 8408 pdf 2] ―――――

                                       日本工業規格(日本産業規格)                             JIS
A 8408 : 2012

土工機械−遠隔操縦の安全要求事項

Earth-moving machinery-Safety requirements for remote operator control

序文

  この規格は,2005年に第1版として発行されたISO 15817を基とし,無線操縦する機械の走行速度の上
限を明確とするため,技術的内容を変更して作成した日本工業規格(日本産業規格)である。
なお,この規格で側線又は点線の下線を施してある箇所は,対応国際規格を変更している事項である。
変更の一覧表にその説明を付けて,附属書JAに示す。また,附属書JAは対応国際規格にはない事項であ
る。

1 適用範囲

  この規格は,JIS A 8308に規定する土工機械に用いる無線遠隔操縦装置及び有線遠隔操縦装置の安全要
求事項について規定する。
この規格は,運転員が遠隔操縦する機械には適用するが,運転員の補助無しに機械の作業を可能にする
自律操縦装置には適用しない。この規格は,遠隔操縦ではない機械に装着したアタッチメントの遠隔操縦
には適用しない。
この規格は,遠隔操縦装置の性能基準については規定しない。“無線操縦”を細分箇条の題名として使用
しているときは,その細分箇条の規定は,無線遠隔操縦装置だけに適用し,“有線操縦” を使用している
ときは,有線操縦装置だけに適用する。
注記 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。
ISO 15817:2005,Earth-moving machinery−Safety requirements for remote operator control(MOD)
なお,対応の程度を表す記号“MOD”は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“修正している”
ことを示す。

2 引用規格

  次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの
引用規格のうちで,西暦年を付記してあるものは,記載の年の版を適用し,その後の改正版(追補を含む。)
は適用しない。西暦年の付記がない引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS A 8308 土工機械−基本機種−用語
注記 対応国際規格 : ISO 6165,Earth-moving machinery−Basic types−Identification and terms and
definitions(MOD)
JIS A 8311 土工機械−運転員の視野−測定方法及び性能基準
注記 対応国際規格 : ISO 5006,Earth-moving machinery−Operators field of view−Test method and
performance criteria(IDT)

――――― [JIS A 8408 pdf 3] ―――――

2
A 8408 : 2012
JIS A 8312 土工機械−安全標識及び危険表示図記号−通則
注記 対応国際規格 : ISO 9244,Earth-moving machinery−Machine safety labels−General principles
(MOD)
JIS A 8316 土工機械−電磁両立性(EMC)
注記 対応国際規格 : ISO 13766,Earth-moving machinery−Electromagnetic compatibility(IDT)
JIS A 8325 土工機械−履帯式機械−制動装置の性能要求事項及び試験方法
注記 対応国際規格 : ISO 10265,Earth-moving machinery−Crawler machines−Performance
requirements and test procedures for braking systems(IDT)
JIS A 8340-1 土工機械−安全−第1部 : 一般要求事項
注記 対応国際規格 : ISO 3450,Earth-moving machinery−Braking systems of rubber-tyred machines−
Systems and performance requirements and test procedures(MOD)
JIS B 9960-1:2008 機械類の安全性−機械の電気装置−第1部 : 一般要求事項
注記 対応国際規格 : IEC 60204-1:2005,Safety of machinery−Electrical equipment of machines−Part 1:
General requirements(MOD)
JIS C 0920 電気機械器具の外郭による保護等級(IPコード)
注記 対応国際規格 : IEC 60529,Degrees of protection provided by enclosures (IP Code)(IDT)
JIS C 60068-2-32 環境試験方法−電気・電子−自然落下試験方法
注記 対応国際規格 : IEC 60068-2-32,Basic environment testing procedures−Part 2: Tests−Test Ed:
Free fall(IDT)
ISO 15998,Earth-moving machinery−Machine-control systems (MCS) sing electronic components−
Performance criteria and tests for functional safety
ISO 17063,Earth-moving machinery−Braking systems of pedestrian-controlled machines−Performance
requirements and test procedures

3 用語及び定義

  この規格で用いる主な用語及び定義は,次による。
3.1
遠隔操縦(remote control,remote operator control)
機械とは分離した遠隔操作器から機械に装着された受信器への,有線又は無線信号の伝達による機械の
操縦。
3.2
遠隔操縦装置(remote control system)
遠隔操縦する機械に運転情報及び操作の指令を伝達する装置。
注記 遠隔操縦装置は,遠隔操作器及び受信器からなる。
3.3
遠隔操縦運転(remote-controlled operation)
有線又は無線によって,機械から離れた位置にいる運転員が行う機械の運転。
3.4
遠隔操作器(remote control box)
離れた位置から,機械を操縦するために,所要の全ての運転機能を起動させる操作装置を備えた機器。

――――― [JIS A 8408 pdf 4] ―――――

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A 8408 : 2012
注記 (遠隔操縦のための)信号は,遠隔操作器と受信器との間で送受信される。
3.5
受信器(receiving unit)
機械に搭載され,遠隔操作器から発信した信号を受信し,それら信号を機械を運転する指令信号に変換
する機器。
注記 受信器は,次の構成要素からなる。
− 遠隔操作機器からの信号を受信する受信部
− 信号の内容を確認するための監視部
− 機械の制御機器を駆動するための出力部
受信器には,確認のための信号を返す手段を含んでもよい。
3.6
操縦ケーブル(control cable)
(有線式遠隔操縦で)遠隔操作器と受信器との間で信号を伝達する電線。
3.7
危険範囲(hazard zone)
機械及びその装備の動作が原因で傷害発生の可能性がある機械の使用範囲で,機械の製造業者が指定す
る範囲。
3.7A
危険領域
意図された使用のもとでの機械及びその準備の動作及び/又は現場環境が原因で傷害発生の可能性があ
り,現場での対策として作業者,有人車両などの入場を制限する領域。

4 遠隔操縦に関する要求事項

4.1 一般要求事項

4.1.1  設計
遠隔操縦装置は,次の条件のときは,遠隔操縦される機械の全ての動作が停止して,安全な状態を保持
するよう設計しなければならない。
a) 遠隔操作をしていないとき。
b) 遠隔操縦装置の電源が中断したとき。
c) 遠隔操作器と受信器との間の交信が中断したとき。
d) 機械本体の動力低下によって遠隔操縦装置のいずれかの部分の機能が中断したとき。
e) (遠隔操縦用の)信号の減衰。
4.1.2 無線操縦
無線遠隔操縦の機械が遠隔操縦の交信範囲外にあるときは,機械は停止して,安全な状態でとどまらな
くてはならない。
無線遠隔操縦装置を搭載した数台の機械が近接して作業する場合,それぞれの遠隔操縦装置には,遠隔
操縦を始める前に,運転員が操作する対象の機械を識別する手段を備えていなくてはならない。
この目的のため,運転員が遠隔操縦を開始するときに特別な灯火[例えば,4.10に規定する運転席付近
に置く黄色又はだいだい(橙)色の回転灯]の操作を行うことを推奨する。

――――― [JIS A 8408 pdf 5] ―――――

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