JIS A 9510:2016 無機多孔質保温材

JIS A 9510:2016 規格概要

この規格 A9510は、保温保冷材として使用する無機多孔質保温板及び無機多孔質保温筒について規定。

JISA9510 規格全文情報

規格番号
JIS A9510 
規格名称
無機多孔質保温材
規格名称英語訳
Inorganic porous thermal insulation materials
制定年月日
1955年9月22日
最新改正日
2016年8月22日
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‐ 
対応国際規格

ISO

国際規格分類

ICS

91.100.60, 91.120.10
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
建築 I-1(材料・設備) 2021, 建築 I-2(材料・設備) 2021, 建築 II-1(試験) 2021, 建築 II-2(試験) 2021
改訂:履歴
1955-09-22 制定日, 1958-08-25 改正日, 1961-08-25 確認日, 1961-11-01 改正日, 1964-11-01 確認日, 1965-05-01 改正日, 1968-06-01 確認日, 1969-10-01 改正日, 1974-01-01 改正日, 1977-03-01 改正日, 1980-03-01 確認日, 1984-02-01 改正日, 1989-02-01 確認日, 1989-09-01 改正日, 1995-05-01 改正日, 2000-03-20 確認日, 2001-03-20 改正日, 2006-11-20 確認日, 2009-03-20 改正日, 2014-10-20 確認日, 2016-08-22 改正
ページ
JIS A 9510:2016 PDF [16]
                                                                                   A 9510 : 2016

pdf 目 次

ページ

  •  1 適用範囲・・・・[1]
  •  2 引用規格・・・・[1]
  •  3 用語及び定義・・・・[1]
  •  4 種類・・・・[2]
  •  4.1 形状による区分・・・・[2]
  •  4.2 材質,等級,密度及び使用温度による区分・・・・[2]
  •  4.3 はっ水性による区分・・・・[2]
  •  5 品質・・・・[2]
  •  5.1 外観・・・・[2]
  •  5.2 特性・・・・[2]
  •  5.3 寸法・・・・[3]
  •  6 試験・・・・[5]
  •  6.1 試験場所の状態・・・・[5]
  •  6.2 試験体・・・・[5]
  •  6.3 数値の丸め方・・・・[6]
  •  6.4 寸法・・・・[6]
  •  6.5 密度・・・・[7]
  •  6.6 曲げ強さ・・・・[7]
  •  6.7 圧縮強さ・・・・[9]
  •  6.8 線収縮率・・・・[10]
  •  6.9 はっ水度・・・・[10]
  •  6.10 熱伝導率・・・・[11]
  •  7 検査・・・・[12]
  •  8 製品の呼び方・・・・[12]
  •  9 表示・・・・[12]
  •  附属書A(参考)技術上重要な改正に関する新旧対照表・・・・[14]

(pdf 一覧ページ番号 1)

――――― [JIS A 9510 pdf 1] ―――――

A 9510 : 2016

まえがき

  この規格は,工業標準化法第14条によって準用する第12条第1項の規定に基づき,一般社団法人日本
保温保冷工業協会(JTIA)及び一般財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業
規格を改正すべきとの申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業
規格である。
これによって,JIS A 9510:2009は改正され,この規格に置き換えられた。
なお,平成29年8月21日までの間は,工業標準化法第19条第1項等の関係条項の規定に基づくJISマ
ーク表示認証において,JIS A 9510:2009によることができる。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意
を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実
用新案権に関わる確認について,責任はもたない。

(pdf 一覧ページ番号 2)

――――― [JIS A 9510 pdf 2] ―――――

                                       日本工業規格(日本産業規格)                             JIS
A 9510 : 2016

無機多孔質保温材

                      lnorganic porous thermal insulation materials

1 適用範囲

  この規格は,保温保冷材として使用する無機多孔質保温板(以下,保温板という。)及び無機多孔質保温
筒(以下,保温筒という。)について規定する。
この規格は,ユリア樹脂系,メラミン樹脂系,フェノール樹脂系,レゾルシノール樹脂系,ホルムアル
デヒド系防腐剤など,ホルムアルデヒドを放散する材料を使用していない保温板及び保温筒を規定する。
なお,技術上重要な改正に関する旧規格との対照を,附属書Aに示す。
注記 ホルムアルデヒドを放散する材料を使用していない旨の記号は,“F☆☆☆☆”である。

2 引用規格

  次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの
引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS A 0202 断熱用語
JIS A 1412-1 熱絶縁材の熱抵抗及び熱伝導率の測定方法−第1部 : 保護熱板法(GHP法)
JIS A 1412-2 熱絶縁材の熱抵抗及び熱伝導率の測定方法−第2部 : 熱流計法(HFM法)
JIS C 1602 熱電対
JIS G 3452 配管用炭素鋼鋼管
JIS Z 8703 試験場所の標準状態

3 用語及び定義

  この規格で用いる主な用語及び定義は,JIS A 0202によるほか,次による。
3.1
無機多孔質保温材
けい酸カルシウム保温材及びはっ水性パーライト保温材の総称。
3.2
けい酸カルシウム保温材
けい酸質原料,石灰質原料等,及び補強材として繊維を混合したけい酸カルシウム水和物からなる保温
材,並びにこれにはっ水剤を添加してはっ水性能をもたせた保温材。
3.3
はっ水性パーライト保温材
パーライト,バインダ,補強繊維及びはっ水剤からなる保温材。

――――― [JIS A 9510 pdf 3] ―――――

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A 9510 : 2016

4 種類

4.1 形状による区分

  無機多孔質保温材は,形状によって,表1の区分とする。
表1−形状による区分
形状 説明
保温板 板状に成形した保温材
保温筒 円筒縦割り状に成形したもので,2個又はそれ以上のものから構成される保温材

4.2 材質,等級,密度及び使用温度による区分

  無機多孔質保温材は,材質,等級,密度及び使用温度によって,表2の区分とする。
表2−材質,等級,密度及び使用温度による区分
材質 等級 密度 使用温度 説明
kg/m3 ℃
けい酸カルシウム 保温板1号-15 155以下 1000以下 けい酸カルシウム水和物として主にゾノ
保温材 保温筒1号-15 トライトを使用して製造した製品であり,
保温板1号-22 220以下 耐熱性が高い。
保温筒1号-22
保温板2号-17 170以下 650以下 けい酸カルシウム水和物として主にトバ
保温筒2号-17 モライトを使用して製造した製品。
はっ水性パーライ 保温板3号-25 250以下 900以下 シリカ系のバインダを使用して製造した
ト保温材 保温筒3号-25 製品であり,耐熱性が高い。
保温板4号-18 185以下 650以下 けい酸ナトリウム系のバインダを使用し
保温筒4号-18 た製品。

4.3 はっ水性による区分

  けい酸カルシウム保温材は,はっ水性によって,表3の区分とする。
表3−はっ水性による区分
材質 はっ水性 記号
けい酸カルシウム保温材 あり WP
なし −

5 品質

5.1 外観

  無機多孔質保温材の外観は,目視などによって検査し,表4に適合しなければならない。
表4−外観の欠点の種類及び判定
欠点の種類 判定
割れ,欠け,反り 使用上支障があってはならない。

5.2 特性

5.2.1  けい酸カルシウム保温材の特性
けい酸カルシウム保温材の特性は,6.56.10に規定する試験を行ったとき,表5に適合しなければなら
ない。

――――― [JIS A 9510 pdf 4] ―――――

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A 9510 : 2016
表5−けい酸カルシウム保温材の特性
品質 等級
項目 単位 保温板1号-15 保温板1号-22 保温板2号-17
保温筒1号-15 保温筒1号-22 保温筒2号-17
密度 kg/m3 155以下 220以下 170以下
曲げ強さ N/cm2 20以上 30以上 20以上
圧縮強さ N/cm2 30以上 45以上 30以上
線収縮率 % 2.0以下
はっ水度a) % 98以上
熱伝導率 200 ℃ W/(m・K) 0.066以下 0.077以下 0.070以下
300 ℃ 0.079以下 0.088以下 0.088以下
400 ℃ 0.095以下 0.106以下 0.113以下
500 ℃ 0.114以下 0.127以下 0.146以下
600 ℃ 0.137以下 0.152以下
注a) はっ水性のないものについては適用しない。
5.2.2 はっ水性パーライト保温材の特性
はっ水性パーライト保温材の特性は,6.56.6及び6.86.10に規定する試験を行ったとき,表6に適合
しなければならない。
表6−はっ水性パーライト保温材の特性
品質 等級
項目 単位 保温板3号-25 保温板4号-18
保温筒3号-25 保温筒4号-18
密度 kg/m3 250以下 185以下
曲げ強さ N/cm2 25以上 20以上
線収縮率 % 2.0以下
はっ水度 % 98以上
W/(m・K)
熱伝導率(平均温度70 ℃) 0.072以下 0.056以下

5.3 寸法

5.3.1  保温板の寸法
保温板の寸法及び許容差は,6.4.1によって測定し,表7の規定に適合しなければならない。
規定寸法以外の製品の寸法は,受渡当事者間の協定によって定めてもよいが,この場合の許容差は表7
によるものとする。

――――― [JIS A 9510 pdf 5] ―――――

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JIS A 9510:2016の関連規格と引用規格一覧