JIS B 0022:1984 幾何公差のためのデータム

JIS B 0022:1984 規格概要

この規格 B0022は、幾何公差を指示するときに用いるデータム及びデータム系の図示方法及び設定方法について規定。

JISB0022 規格全文情報

規格番号
JIS B0022 
規格名称
幾何公差のためのデータム
規格名称英語訳
Datums and datum-systems for geometrical tolerances
制定年月日
1984年2月1日
最新改正日
2019年10月21日
JIS 閲覧
‐ 
対応国際規格

ISO

ISO 5459:1981(MOD)
国際規格分類

ICS

01.100.01, 17.040.10
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
機械計測 2021, 製図 2020
改訂:履歴
1984-02-01 制定日, 1989-04-01 確認日, 1994-02-01 確認日, 1999-02-20 確認日, 2005-01-20 確認日, 2009-10-01 確認日, 2014-10-20 確認日, 2019-10-21 確認
ページ
JIS B 0022:1984 PDF [15]
                                       日本工業規格(日本産業規格)                             JIS
B 0022-1984

幾何公差のためのデータム

Datums and Datum-systems for Geometrical Tolerances

1. 適用範囲 この規格は,幾何公差を指示するときに用いるデータム及びデータム系の図示方法及び設
定方法について規定する。
引用規格 :
JIS B 0021 幾何公差の図示方法
JIS B 0621 幾何偏差の定義及び表示
対応国際規格 :
ISO 5459 Technical drawings−Geometrical tolerancing−Datums and datum-systems for geometrical
tolerances
関連規格 : ISO/DIS 1101 Technical drawings−Geometrical tolerancing−Tolerances of form, orientation, location
and run-out−Generalities, definitions, symbols, indications on drawings
ISO 1101/II Technical drawings−Tolerances of form and of position−Part II : Maximum material
principle
2. 用語の意味 この規格で用いる主な用語の意味は,JIS B 0021(幾何公差の図示方法),JIS B 0621(幾
何偏差の定義及び表示)によるほか,次による。
(1) データム 関連形体に幾何公差を指示するときに,その公差域を規制するために設定した理論的に正
確な幾何学的基準(図1)。例えば,この基準が点,直線,軸直線,平面及び中心平面の場合には,そ
れぞれデータム点,データム直線,データム軸直線,データム平面及びデータム中心平面と呼ぶ。
図1
(2) データム形体 データムを設定するために用いる対象物の実際の形体(部品の表面,穴など)(図1)。
備考 データム形体には,加工誤差などがあるので,必要に応じてデータム形体にふさわしい形状公
差を指示する。
(3) 実用データム形体 データム形体に接してデータムの設定を行う場合に用いる,十分に精密な形状を
もつ実際の表面(定盤,軸受,マンドレルなど)(図1)。

――――― [JIS B 0022 pdf 1] ―――――

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B 0022-1984
備考 実用データム形体は,加工,測定及び検査をする場合に,指示したデータムを実際に具体化し
たものである。
(4) 共通データム 二つのデータム形体によって設定される単一のデータム。
(5) データム系 公差付き形体の基準とするために,個別の二つ以上のデータムを組み合わせて用いる場
合のデータムのグループ。
(6) データムターゲット データムを設定するために,加工,測定及び検査用の装置,器具などに接触さ
せる対象物上の点,線又は限定した領域。
3. 記号 データム及びデータムターゲットの記号は,表1のとおりとする。
表1 データム及びデータムターゲットの記号
事項 記号(1) 参照項目
データムを指示する文字記号 5.
データム三角記号(2) 5.
データムターゲット記入枠 6.

データムターゲット記号 線 6.
領域
注(1) 文字記号及び数値は,一例を示す。
(2) IS B 0021参照。
4. データム又はデータム系を指示する場合の基本的事項
4.1 単一のデータムによる指示 姿勢公差,振れ公差などは,一般に単一のデータムと関連して指示す
る。
4.2 三平面データム系による指示 位置公差は,一般に互いに直交する三つのデータム平面と関連して
指示する。これらの三平面によって構成されるデータム系を,三平面データム系という。この場合,デー
タムの一義性を考慮してデータムの優先順位を定めて指示する。三平面データム系を構成するデータム平
面は,その優先順位に従ってそれぞれ第一次データム平面,第二次データム平面及び第三次データム平面
という(図2)。
これらのデータムに対応する実用データム形体は,それぞれ第一実用データム平面,第二実用データム
平面及び第三実用データム平面という(図3)。
備考 円筒状の対象物に三平面データム系を適用する場合には,軸直線を含む互いに直交する二平面
と,軸直線に直交する一平面とで三平面を構成する(図4)。

――――― [JIS B 0022 pdf 2] ―――――

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図2
図3
図4
5. データム及びデータム系の図示方法
5.1 データムを指示するための図示方法 データムを指示するためのデータム記号の表し方は,次によ
る。

――――― [JIS B 0022 pdf 3] ―――――

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B 0022-1984
(1) データム三角記号の付け方 データム三角記号の付け方の詳細は,JIS B 0021による(図5,図6)。
図5
図6
(2) 文字記号によるデータムの示し方 文字記号によるデータムの示し方の詳細は,JIS B 0021による(図
7)。
図7
5.2 公差記入枠へのデータム文字記号の記入方法 データム記号によって指示したデータムと公差との
関連を表すために,公差記入枠にデータム文字記号を記入する方法は,次による。
備考 公差記入枠の左から一番目及び二番目の区画中の記入については,JIS B 0021による。
(1) 一つのデータム形体によって設定するデータム データムを一つの形体によって設定する場合には,
そのデータムは公差記入枠の左から三番目の区画の中に指示する(図8)。
図8
(2) 二つのデータム形体によって設定する共通データム 一つのデータムを二つの形体によって設定す
る場合には,そのデータムは,ハイフンで結んだ二つの文字記号によって公差記入枠の左から三番目
の区画の中に指示する(図9)。図示例を図10に示す。

――――― [JIS B 0022 pdf 4] ―――――

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図9
図10
(3) 二つ以上のデータムによって設定するデータム系 二つ以上のデータムを組み合わせて設定するデ
ータム系の場合には,それらのデータムは,公差記入枠の左から三番目以降の区画の中に優先順位に
従って記入する(図11)。図示例を図12に示す。
図11
図12(a)
図12(b)
備考 データムを指定する場合の順序は,図13のように公差に大きな
影響を及ぼすので注意する必要がある。図示例を図14に示す。

――――― [JIS B 0022 pdf 5] ―――――

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