JIS B 0090-9:2021 光学素子及び光学システム用の製図手法―第9部:表面処理及びコーティング

JIS B 0090-9:2021 規格概要

この規格 B0090-9は、JIS B 0090規格群は,製造及び検査に使用する製図における,光学素子及び光学システムに対する設計上及び機能上の要求事項の表記方法について規定。

JISB0090-9 規格全文情報

規格番号
JIS B0090-9 
規格名称
光学素子及び光学システム用の製図手法―第9部 : 表面処理及びコーティング
規格名称英語訳
Preparation of drawings for optical elements and systems -- Part 9:Surface treatment and coating
制定年月日
2001年3月20日
最新改正日
2021年3月22日
JIS 閲覧
‐ 
対応国際規格

ISO

ISO 10110-9:2016(IDT)
国際規格分類

ICS

01.100.20, 37.020
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
‐ 
改訂:履歴
2001-03-20 制定日, 2006-03-25 確認日, 2010-10-01 確認日, 2015-10-20 確認日, 2021-03-22 改正
ページ
JIS B 0090-9:2021 PDF [12]
                                                                B 0090-9 : 2021 (ISO 10110-9 : 2016)

pdf 目 次

ページ

  •  序文・・・・[1]
  •  1 適用範囲・・・・[1]
  •  2 引用規格・・・・[1]
  •  3 用語及び定義・・・・[2]
  •  4 通則・・・・[2]
  •  5 図面上の表示・・・・[2]
  •  5.1 一般・・・・[2]
  •  5.2 機能的コーティングの表示・・・・[2]
  •  5.3 保護的表面処理の表示・・・・[3]
  •  6 機能的コーティングの欠陥・・・・[3]
  •  7 表示例・・・・[3]
  •  附属書A(参考)機能的コーティング(JIS B 7080-1から抜粋)・・・・[6]
  •  附属書B(参考)表形式の機能的表示を用いた光学図面の例・・・・[7]
  •  附属書C(参考)コーティング仕様書の例・・・・[8]
  •  附属書D(参考)同一面上で二つの異なるコーティングを示す機能的コーティングの表示例・・・・[9]

(pdf 一覧ページ番号 1)

――――― [JIS B 0090-9 pdf 1] ―――――

           B 0090-9 : 2021 (ISO 10110-9 : 2016)

まえがき

  この規格は,産業標準化法第16条において準用する同法第12条第1項の規定に基づき,日本光学工業
協会(JOIA)及び一般財団法人日本規格協会(JSA)から,産業標準原案を添えて日本産業規格を改正す
べきとの申出があり,日本産業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本産業規格である。
これによって,JIS B 0090-9:2001は改正され,この規格に置き換えられた。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意
を喚起する。経済産業大臣及び日本産業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実
用新案権に関わる確認について,責任はもたない。
JIS B 0090規格群(光学素子及び光学システム用の製図手法)は,次に示す部で構成する。
JIS B 0090-1 第1部 : 通則
JIS B 0090-2 第2部 : 材料欠陥−応力複屈折
JIS B 0090-3 第3部 : 材料欠陥−泡及び異物
JIS B 0090-4 第4部 : 材料欠陥−不均一性及び脈理
JIS B 0090-5 第5部 : 表面形状公差
JIS B 0090-6 第6部 : 偏心公差
JIS B 0090-7 第7部 : 表面欠陥
JIS B 0090-8 第8部 : 表面性状(粗さ及びうねり)
JIS B 0090-9 第9部 : 表面処理及びコーティング
JIS B 0090-10 第10部 : 光学素子及び接合部品のデータ表示表
JIS B 0090-11 第11部 : 公差表示のないデータ
JIS B 0090-12 第12部 : 非球面
JIS B 0090-14 第14部 : 波面形状公差
JIS B 0090-17 第17部 : レーザ放射による損傷しきい値

(pdf 一覧ページ番号 2)

――――― [JIS B 0090-9 pdf 2] ―――――

                                      日本産業規格                            JIS
B 0090-9 : 2021
(ISO 10110-9 : 2016)

光学素子及び光学システム用の製図手法−第9部 : 表面処理及びコーティング

Preparation of drawings for optical elements and systems- Part 9: Surface treatment and coating

序文

  この規格は,2016年に第2版として発行されたISO 10110-9を基に,技術的内容及び構成を変更するこ
となく作成した日本産業規格である。

1 適用範囲

  JIS B 0090規格群は,製造及び検査に使用する製図における,光学素子及び光学システムに対する設計
上及び機能上の要求事項の表記方法について規定する。
この規格は,機能的及び/又は保護的な目的で光学面に適用する表面処理及びコーティングの表示につ
いて規定する。
注記 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。
ISO 10110-9:2016,Optics and photonics−Preparation of drawings for optical elements and systems−Part
9: Surface treatment and coating(IDT)
なお,対応の程度を表す記号“IDT”は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“一致している”こと
を示す。

2 引用規格

  次に掲げる引用規格は,この規格に引用されることによって,その一部又は全部がこの規格の要求事項
を構成している。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS B 7080-1 光学及びフォトニクス−光学コーティング−第1部 : 用語
注記 対応国際規格における引用規格 : ISO 9211-1,Optics and photonics−Optical coatings−Part 1:
Definitions
JIS B 7080-2 光学及びフォトニクス−光学コーティング−第2部 : 分光光学特性
注記 対応国際規格における引用規格 : ISO 9211-2,Optics and photonics−Optical coatings−Part 2:
Optical properties
ISO 128-24,Technical drawings−General principles of presentation−Part 24: Lines on mechanical engineering
drawings

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B 0090-9 : 2021 (ISO 10110-9 : 2016)

3 用語及び定義

  この規格で用いる主な用語及び定義は,次による。
3.1
機能的コーティング(functional coating)
面の反射率に影響を与え,スペクトルの波長域を分離し,及び/又はある偏光又は他の特有の性質を生
みだすための堆積した薄膜
注釈1 反射,反射防止,波長選択,導電性,保護コーティングなどの様々な機能的コーティングがあ
る。種々のタイプの機能的コーティングは,JIS B 7080-1の表1(コーティングの機能に関する
用語)に記載されている(附属書A参照)。
3.2
保護的表面処理(protective surface treatment)
取扱い,環境的な影響,及び他の要因によるダメージを避けるために,光学面,特に裏面鏡に適用する
塗装及びめっきによる保護
注釈1 光学面は,迷光を制御するために,光学的な有効径を制限するように所定の範囲に塗装又はカ
バーがなされることもある。

4 通則

  JIS B 0090-1では,全ての表示は基本的に完成品に適用するとしている。したがって,表面処理又はコ
ーティングについて言及する図面上の寸法は,表面処理又はコーティングを施した後の寸法を表している
(図1参照)。しかし,場合によっては,表面処理が施される前の,各部の寸法が重要になることがある。
そのような場合は,それらの寸法は未処理部分に適用することを図面上に明確に指定しなければならない。

5 図面上の表示

5.1 一般

  コーティングに関する規格の形式は,JIS B 7080-2に規定されている。コーティングの性能に対する要
求事項が複雑である場合には,それらは図面から参照可能な仕様書に記載しなければならない。ただし,
簡単な場合は,それらを直接図面中に記載してもよい。その場合の記号はJIS B 7080-1に規定する次のよ
うにする。波長はnmで表す。
τ (λ) : 分光透過率
ρ (λ) : 分光反射率
α (λ) : 分光吸収率
注記 ギリシャ文字は間違いやすいため,T (λ),R (λ) 及びA (λ) を使用可能である。

5.2 機能的コーティングの表示

  適切な光学素子,特にレンズ素子又はプリズムについては,データはJIS B 0090-10に規定されている表
形式で与えてもよい。機能的コーティングの望ましい表示位置は表の領域である。例は,附属書Bに示す。
コーティングの仕様が長すぎて,該当する表の領域に入らなければ,図1図5に示すような図領域中
の枠の中に指定する。または,別のコーティング仕様文書(例は,附属書Cに示す)で与える。

――――― [JIS B 0090-9 pdf 4] ―――――

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B 0090-9 : 2021 (ISO 10110-9 : 2016)
λによって表示する。表の領域に機能的コーティングが表示されている場合は,
機能的コーティングは,○
この記号は表記の冒頭に書く。図の領域に機能的コーティングが表示されている場合は,この記号はコー
ティングされる表面に接するように,素子の外側に書く。例外はコーティングを保護層で保護する素子,
及び接合(又は光学密着)部分組立品である。この場合は,コーティング記号は光学素子の内側に書く(図
λ,の位置は,二つの表面のいずれに
2及び図3参照)。部分組立品の製図において,コーティング記号,○
コーティングが施されるかを示している。コーティング記号は,組立前のコーティングされる光学素子の
内側に書く(図3参照)。
コーティング記号には,仕様の参照又は仕様そのものを書き込んだ枠への引出線を付ける。例は,図2
図5に示す。
コーティングの機能は,枠内に含めるようにする。特に別記しない限り,仕様は表示された面だけに関
係する。接着面の機能的コーティングの場合,その仕様は接合前か,接合後に適用するのかを表示しなけ
ればならない(図3参照)。
特に別記しない限り,コーティングは少なくとも光学的有効面にわたって施される。必要ならば,許容
寸法をコーティングされる領域に表示する。同一面の異なる領域に異なるコーティングを施すことになる
場合,その領域を寸法で表示する(附属書D参照)。

5.3 保護的表面処理の表示

  保護的処理などの表面処理は,面に隣接してISO 128-24のAnnex Aに規定する線のタイプ04.2による
太い一点長鎖線で表示する。この線の長さは処理範囲を示す。必要ならば,その範囲に寸法を入れる。表
面処理の仕様は枠の中に与え,引出線によって太い一点長鎖線と結ぶ。例は,図1及び図2に示す。

6 機能的コーティングの欠陥

  コーティングの欠陥の許容レベルの表示はJIS B 0090-7に規定しており,更にJIS B 7080-1に規定して
いる。

7 表示例

  機能的コーティング及び保護的表面処理の表示例を,図1図5に示す。
図1−保護的表面処理の表示例(外径48 mm±0.05 mmは塗装後の寸法)

――――― [JIS B 0090-9 pdf 5] ―――――

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