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図11
(c) 方向を定めない場合の平行度 方向を定めない場合の平行度は,データム直線 (LD) に平行でその
直線形体 (L) をすべて含む幾何学的円筒のうち,最も小さい径の円筒の直径 (f) で表す(図12)。
図12
(2) 直線形体又は平面形体のデータム平面に対する平行度 直線形体又は平面形体のデータム平面に対
する平行度は,データム平面 (PD) に平行な幾何学的平行二平面でその直線形体 (L) 又は平面形体
(P) を挟んだときの,二平面の間隔 (f) で表す(図13,図14)。
図13 図14
(3) 平面形体のデータム直線に対する平行度 平面形体のデータム直線に対する平行度は,データム直線
(LD) に平行な幾何学的平行二平面でその平面形体 (P) を挟んだとき,平行二平面の間隔が最小となる
場合の二平面の間隔 (f) で表す(図15)。
図15
5.8 直角度 直角度は,直線形体又は平面形体がデータム直線又はデータム平面に対して平行な方向で
占める領域の大きさによって,次に示すように表し,直角度_mm又は直角度_
(1) 直線形体又は平面形体のデータム直線に対する直角度 直線形体又は平面形体のデータム直線に対
する直角度は,データム直線 (LD) に垂直な幾何学的平行二平面でその直線形体 (L) 又は平面形体
(P) を挟んだときの,二平面の間隔 (f) で表す(図16,図17)。
――――― [JIS B 0621 pdf 6] ―――――
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図16 図17
(2) 直線形体のデータム平面に対する直角度
(a) 一方向の直角度 一方向の直角度は,その方向とデータム平面 (PD) に垂直な幾何学的平行二平面
でその直線形体 (L) を挟んだときの,二平面の間隔 (f) で表す(図18)。
図18
(b) 互いに直角な二方向の直角度 互いに直角な二方向の直角度は,その二方向とデータム平面 (PD)
にそれぞれ垂直な二組の幾何学的平行二平面でその直線形体 (L) を挟んだときの,二平面の間隔
(f1,f2) (すなわち,二組の平行二平面で区切られる直方体の二辺の長さ)で表す(図19)。
図19
(c) 方向を定めない場合の直角度 方向を定めない場合の直角度は,データム平面 (PD) に垂直でその
直線形体 (L) をすべて含む幾何学的円筒のうち,最も小さい径の円筒の直径 (f) で表す(図20)。
図20
(3) 平面形体のデータム平面に対する直角度 平面形体のデータム平面に対する直角度は,データム平面
(PD) に垂直な幾何学的平行二平面でその平面形体 (P) を挟んだとき,平行二平面の間隔が最小となる
場合の,二平面の間隔 (f) で表す(図21)。
――――― [JIS B 0621 pdf 7] ―――――
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図21
5.9 傾斜度 傾斜度は,直線形体又は平面形体がデータム直線又はデータム平面に対して理論的に正確
な角度をもつ幾何学的直線又は幾何学的平面に垂直な方向で占める領域の大きさによって,次に示すよう
に表し,傾斜度_mm又は傾斜度_
(1) 直線形体のデータム直線に対する傾斜度
(a) 同一平面上にある場合 同一平面上にあるべき直線形体のデータム直線に対する傾斜度は,直線形
体 (L) のいずれか一端とデータム直線 (LD) とを含む幾何学的平面 (PA) に垂直で,データム直線
(LD) に対して理論的に正確な角度 ( 愀 ‰ 晶 戰 線形体 (L) を挟んだときの,
二平面の間隔 (f) で表す(図22)。
図22
(b) 同一平面上にない場合 同一平面上にない直線形体のデータム直線に対する傾斜度は,直線形体
(L) の両端を結ぶ幾何学的直線 (LA) に平行で,データム直線 (LD) を含む幾何学的平面 (PA) に垂
直で,データム直線 (LD) に理論的に正確な角度 ( 愀 ‰ 晶 戰 湶 線形体
(L) を挟んだときの,二平面の間隔 (f) で表す(図23)。
図23
(2) 直線形体のデータム平面に対する傾斜度 直線形体のデータム平面に対する傾斜度は,直線形体 (L)
の両端を含みデータム平面 (PD) に垂直な幾何学的平面 (PA) に垂直で,データム平面 (PD) に対して
理論的に正確な角度 ( 愀 ‰ 晶 戰 線形体 (L) を挟んだときの,二平面の間隔
(f) で表す(図24)。
――――― [JIS B 0621 pdf 8] ―――――
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図24
(3) 平面形体のデータム直線又はデータム平面に対する傾斜度 平面形体のデータム直線又はデータム
平面に対する傾斜度は,データム直線 (LD) 又はデータム平面 (PD) に対して理論的に正確な角度 (愀
をなす幾何学的平行二平面で平面形体 (P) を挟んだとき,平行二平面の間隔が最小となる場合の,二
平面の間隔 (f) で表す(図25,図26)。
図25 図26
5.10 位置度 位置度は,点,直線形体又は平面形体が理論的に正確な位置に対して占める領域の大きさ
によって,次に示すように表し,位置度_mm又は位置度_
(1) 点の位置度 点の位置度は,理論的に正確な位置にある点 (ET) を中心とし,対象としている点 (E) を
通る幾何学的円又は幾何学的球の直径 (f) で表す(図27)。
図27
(2) 直線形体の位置度
(a) 一方向の位置度 一方向の位置度は,その方向に垂直で理論的に正確な位置にある幾何学的直線(5)
に対して対称な幾何学的平行二平面でその直線形体 (L) を挟んだときの,二平面の間隔 (f) で表す
(図28)。
図28
注(5) 図28の平面 (PT) は,理論的に正確な位置にある幾何学的直線を含み,その方向に垂直な平面を
示す。
参考 直線形体が一平面上にある場合の直線形体の位置度は,理論的に正確な位置にある幾何学的直
線 (LT) に対して対称な幾何学的平行二直線でその直線形体 (L) を挟んだときの,二直線の間
隔 (f) で表す(参考図1)。
――――― [JIS B 0621 pdf 9] ―――――
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B 0621-1984
参考図1
(b) 互いに直角な二方向の位置度 互いに直角な二方向の位置度は,その二方向にそれぞれ垂直で理論
的に正確な位置にある幾何学的直線 (LT) に対して対称な二組の幾何学的平行二平面でその直線形
体 (L) を挟んだときの,二平面の間隔 (f1,f2) (すなわち,二組の平行二平面で区切られる直方体
の二辺の長さ)で表す(図29)。
図29
(c) 方向を定めない場合の位置度 方向を定めない場合の位置度は,理論的に正確な位置にある幾何学
的直線 (LT) を軸とし,その直線形体 (L) をすべて含む幾何学的円筒のうち最も径の小さい円筒の
直径 (f) で表す(図30)。
図30
(3) 平面形体の位置度 平面形体の位置度は,理論的に正確な位置にある幾何学的平面 (PT) に対して
対称な幾何学的平行二平面でその平面形体 (P) を挟んだときの,二平面の間隔 (f) で表す(図31)。
図31
5.11 同軸度 軸線のデータム軸直線に対する同軸度は,その軸線 (A) をすべて含みデータム軸直線 (AD)
と同軸の幾何学的円筒のうち,最も径の小さい円筒の直径 (f) で表し(図32),同軸度_mm又は同軸度_
――――― [JIS B 0621 pdf 10] ―――――
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JIS B 0621:1984の引用国際規格 ISO 一覧
- ISO 1101:1983(MOD)
JIS B 0621:1984の国際規格 ICS 分類一覧
- 17 : 度量衡及び測定.物理的現象 > 17.040 : 線及び角度の測定 > 17.040.10 : 許容限界及びはめ合い
JIS B 0621:1984の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISB0021:1998
- 製品の幾何特性仕様(GPS)―幾何公差表示方式―形状,姿勢,位置及び振れの公差表示方式
- JISB0022:1984
- 幾何公差のためのデータム