JISB0661 : 2020 製品の幾何特性仕様(GPS)-マトリックスモデル

JIS B 0661:2020の規格概要

この規格 B0661は、GPSに関する原理規格であり、その概念について規定。さらに、現状及び将来のGPS規格が、GPS規格体系の要求事項にどのように対応するかを示す枠組みを提供する。その枠組みによって、異なる規格の適用範囲を示し、それらがお互いにどのように関係しているかを示すことで、GPS規格の利用者の便宜を図っている。

JISB0661 規格全文情報

規格番号
JIS B0661 
規格名称
製品の幾何特性仕様(GPS)-マトリックスモデル
制定年月日
2020/09/23
最新改正日
JIS 閲覧
 
対応国際規格

ISO

ISO 14638:2015(IDT)
国際規格分類

ICS

17.040.01
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
改訂:履歴
  • 2020-09-23制定日

B 0661:2020 (ISO 14638:2015)

目 次

ページ

序文 [ p.1 ]

1 適用範囲 [ p.1 ]

2 概念 [ p.2 ]

3 構造 [ p.3 ]

3.1 一般 [ p.3 ]

3.2 GPS規格の種類 [ p.3 ]

3.3 GPSマトリックスモデル [ p.3 ]

3.4 幾何特性の区分 [ p.4 ]

4 データム [ p.4 ]

5 チェーンリンク [ p.4 ]

5.1 一般 [ p.4 ]

5.2 チェーンリンクA:記号及び指示法 [ p.4 ]

5.3 チェーンリンクB:形体に対する要求事項 [ p.4 ]

5.4 チェーンリンクC:形体の特性 [ p.4 ]

5.5 チェーンリンクD:適合及び不適合 [ p.5 ]

5.6 チェーンリンクE:測定 [ p.5 ]

5.7 チェーンリンクF:測定機器 [ p.5 ]

5.8 チェーンリンクG:校正 [ p.5 ]

6 GPS規格の準備 [ p.5 ]

6.1 指針 [ p.5 ]

6.2 追加説明文 [ p.6 ]

附属書A(参考)GPS規格の附属書(参考)の例 [ p.7 ]

附属書B(参考)幾何特性又はチェーンリンクに関する規格若しくは

規格群を特定するために使用するGPSマトリックスモデルの例 [ p.8 ]

附属書C(参考)GPSマトリックスモデルにおけるデータムに関するGPS規格の表現 [ p.11 ]

附属書D(参考)旧GPSマトリックスモデル [ p.12 ]

附属書E(参考)GPSマトリックスモデルとの関係 [ p.13 ]

参考文献 [ p.14 ]

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B 0661:2020 (ISO 14638:2015)

まえがき

この規格は,産業標準化法第14条第1項の規定に基づき,認定産業標準作成機関である一般財団法人

日本規格協会(JSA)から,産業標準の案を添えて日本産業規格を制定すべきとの申出があり,経済産業

大臣が制定した日本産業規格である。

この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。

この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意

を喚起する。経済産業大臣は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実用新案権に関わる確認に

ついて,責任はもたない。

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日本産業規格 JIS

B 0661:2020

(ISO 14638:2015)

製品の幾何特性仕様(GPS)−マトリックスモデル

Geometrical product specifications (GPS)-Matrix model

序文

この規格は,2015年に第1版として発行されたISO 14638を基に,技術的内容及び構成を変更すること

なく作成した日本産業規格である。

なお,この規格で点線の下線を施してある参考情報は,対応国際規格にはない事項である。

旧GPSマトリックスモデルについては,附属書Dに示す。また,GPSマトリックスモデルとの関係を,

附属書Eに示す。

製品の幾何特性仕様(以下,GPSという。)は,仕様の記述における部品の幾何的要求事項及びその検証

のための要求事項を定義するために使用する体系である。

ISO/TC 213が扱うGPS規格は,ISO/TC 10が扱う製品技術文書情報(TPD: Technical Product Documentation)

規格と併せて,技術製品の仕様(TPS: Technical Product Specification)を作成するために使用する。

この規格は,GPS規格体系の概要を提供する。

JIS B 0024に規定されているGPS規格の基本的な原則及び原理は,この規格にも適用し,JIS B 0641-1

に規定する規則は,特に指示がない限り,この規格に沿って作成された仕様に適用する。

1

適用範囲

この規格は,GPSに関する原理規格であり,その概念について規定する。さらに,この規格は,現状及

び将来のGPS規格が,GPS規格体系の要求事項にどのように対応するかを示す枠組みを提供する。

その枠組みによって,異なる規格の適用範囲を示し,それらがお互いにどのように関係しているかを示

すことで,GPS規格の利用者の便宜を図っている。

注記1 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。

ISO 14638:2015,Geometrical product specifications (GPS)−Matrix model(IDT)

なお,対応の程度を表す記号“IDT”は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“一致している”こ

とを示す。

注記2 (対応国際規格では,GPSに関する国際規格の体系の参照先として,ISO/TC 213のウェブサイ

トへのリンクなどが参考情報として記載されているが,JISでは不要であるため削除した。)

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2

B 0661:2020 (ISO 14638:2015)

2

概念

GPS規格体系は,その幾つかの異なる工程(設計,製造,検査など)の中で部品特性を記述するために

使用する。また,サイズ,距離,形状,姿勢,位置,表面性状などの幾何特性にもGPS規格は関係してい

る。

GPS規格体系では,九つの幾何特性が特定されている。ただし,これら以外の幾何特性が将来的に追加

されることがあり得る。これら九つの幾何特性の区分は,次のとおりである。

− サイズ

− 距離

− 形状

− 姿勢

− 位置

− 振れ

− 表面性状(輪郭曲線)

− 表面性状(三次元)

− 表面欠陥

これら九つの幾何特性のそれぞれに関係するGPS規格は,九つの区分の規格群にまとめられている(3.3

参照)。各区分は,複数のより具体的な要素に細分化されることもあり,この具体的な要素によって,規格

のチェーン(つながり)が分かるようになっている。

例えば,“サイズ”は一つの幾何特性の区分になる。さらに,“円筒のサイズ”,“円すいのサイズ”,“球

のサイズ”などのように細分化され,これらそれぞれが規格のチェーンに対応していることになる。

角度は“サイズ”及び“距離”の特性に区分し,半径は“距離”及び“形状”の特性に区分する。

各幾何特性に対して,その特性の仕様を定義でき,その特性を測定できること,及び仕様と測定結果と

を比較することが必要である。これらの要求事項に関係するGPS規格は,各規格のチェーンにおける七つ

のリンクとして定義する(3.3参照)。

例えば,鋳造,溶接のような製造工程は,その工程自身に特有の要求事項をもつ。特有の工程を扱う規

格は,更に深化したチェーンに入ることがある。

また,別の例としてねじ,歯車のような機械要素は,その機械要素自身に特有の要求事項をもつ。特有

の機械要素を扱う規格は,更に深化したチェーンに入ることがある。

別の幾何特性の区分及びチェーンは,製造及び検査工程での開発,更に他の産業からの要望を反映する

ために,将来的に追加されることがあり得る。

GPS規格,幾何特性の区分及び規格のチェーンは,各規格の適用範囲と規格との関係を明確に示すこと

ができるように,マトリックスに配置される。

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