JIS B 1586:2019 滑り軸受―固体潤滑剤埋込型軸受

JIS B 1586:2019 規格概要

この規格 B1586は、固体潤滑軸受として広く使用されている固体潤滑剤埋込型軸受について規定。

JISB1586 規格全文情報

規格番号
JIS B1586 
規格名称
滑り軸受―固体潤滑剤埋込型軸受
規格名称英語訳
Plain bearings -- Bearings with embedded solid lubricants
制定年月日
2019年6月20日
最新改正日
2019年6月20日
JIS 閲覧
‐ 
対応国際規格

ISO

ISO 19259:2015(MOD)
国際規格分類

ICS

21.100.10
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
‐ 
改訂:履歴
2019-06-20 制定
ページ
JIS B 1586:2019 PDF [17]
                                                                                   B 1586 : 2019

pdf 目 次

ページ

  •  序文・・・・[1]
  •  1 適用範囲・・・・[1]
  •  2 引用規格・・・・[1]
  •  3 用語及び定義・・・・[1]
  •  4 量記号及び単位・・・・[2]
  •  5 特性・・・・[2]
  •  5.1 構造・・・・[2]
  •  5.2 潤滑機構・・・・[3]
  •  5.3 適用分野・・・・[4]
  •  6 材料・・・・[4]
  •  6.1 金属基体・・・・[4]
  •  6.2 固体潤滑剤・・・・[4]
  •  6.3 金属基体と固体潤滑剤との組合せ・・・・[5]
  •  7 寸法・・・・[5]
  •  8 組立・・・・[8]
  •  9 表面仕上げ・・・・[9]
  •  附属書A(参考)固体潤滑剤埋込型軸受の材質選定の目安・・・・[10]
  •  附属書B(参考)固体潤滑剤埋込型軸受の適用例・・・・[11]
  •  附属書JA(参考)固体潤滑剤埋込型軸受の相手材の適用例・・・・[12]
  •  附属書JB(参考)JISと対応国際規格との対比表・・・・[13]

(pdf 一覧ページ番号 1)

――――― [JIS B 1586 pdf 1] ―――――

B 1586 : 2019

まえがき

  この規格は,工業標準化法第12条第1項の規定に基づき,一般社団法人日本機械学会(JSME)及び一
般財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格(日本産業規格)を制定すべきとの申出があり,
日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が制定した日本工業規格(日本産業規格)である。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意
を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実
用新案権に関わる確認について,責任はもたない。

(pdf 一覧ページ番号 2)

――――― [JIS B 1586 pdf 2] ―――――

                                       日本工業規格(日本産業規格)                             JIS
B 1586 : 2019

滑り軸受−固体潤滑剤埋込型軸受

Plain bearings-Bearings with embedded solid lubricants

序文

  この規格は,2015年に第1版として発行されたISO 19259を基に,対応する部分については対応国際規
格を翻訳し,技術的内容を変更することなく作成した日本工業規格(日本産業規格)であるが,対応国際規格には規定され
ていない規定項目を日本工業規格(日本産業規格)として追加している。
なお,この規格で側線又は点線の下線を施してある箇所及び附属書JAは,対応国際規格にはない事項
である。変更の一覧表にその説明を付けて,附属書JBに示す。

1 適用範囲

  この規格は,固体潤滑軸受として広く使用されている固体潤滑剤埋込型軸受について規定する。
注記 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。
ISO 19259:2015,Plain bearings−Bearings with embedded solid lubricants(MOD)
なお,対応の程度を表す記号“MOD”は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“修正している”
ことを示す。

2 引用規格

  次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの
引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS B 0162-1 滑り軸受−用語,定義及び分類−第1部 : 設計,軸受材料及びその特性
JIS B 0163-2 滑り軸受−記号−第2部 : 応用記号
JIS G 5501 ねずみ鋳鉄品
JIS H 5120 銅及び銅合金鋳物
JIS H 5121 銅合金連続鋳造鋳物

3 用語及び定義

  この規格で用いる主な用語及び定義は,JIS B 0162-1及びJIS B 0163-2によるほか,次による。
3.1
金属基体
固体潤滑剤を埋め込むための穴又は凹部を加工した金属材料からなる部分。主として荷重を支持する役
割を担う。穴については,5.1参照。

――――― [JIS B 1586 pdf 3] ―――――

2
B 1586 : 2019
3.2
固体潤滑剤プラグ
金属基体に加工した穴又は凹部に埋め込まれた,主として円柱状の固体潤滑剤。ほかにスパイラル型な
どの埋込形態もある。

4 量記号及び単位

  この規格で用いる量記号,定義及び単位は,表1による。
表1−量記号及び単位
量記号 定義 単位
B ブシュ幅 mm
Dfl ブシュつば径 mm
Di ブシュ内径 mm
Do ブシュ外径 mm
Bfl つば厚 mm

5 特性

5.1 構造

  固体潤滑剤埋込型軸受は,荷重を支持する金属基体及びこの金属基体の表面に設けた穴又は凹部に埋め
込んだ固体潤滑剤で構成する。また,固体潤滑剤の埋込形態は,プラグ型,スパイラル型などとする(図
1参照)。穴は,貫通孔又は止まり穴とする(図2参照)。また,円筒ブシュ及びつば付きブシュの外観を
図3に示す。固体潤滑剤埋込型軸受は,荷重を固体潤滑剤被膜を介して金属基体で支持する構造とする。
注記1 固体潤滑剤埋込型軸受は,自己潤滑軸受の中の固体潤滑軸受の分類に入る。固体潤滑軸受に
は,単体型,被膜型,分散型及び埋込型がある。
単体型は,固体潤滑剤粉末を,樹脂などをバインダとして固形化した軸受である。
被膜型は,摩擦面にバインダを用いて固体潤滑剤を焼き付けるか,化学的又は物理的方法
で表面に被膜を形成した軸受である。
分散型は,金属焼結体に固体潤滑剤粉末(微粒子)を分散させた軸受である。
注記2 一般的に,固体潤滑剤プラグは,一つの成分又は複合成分で構成した固体潤滑粉末を熱間で
成形する方法,射出成形による方法などで成形する。このような固体潤滑剤プラグは,一般
的に金属基体の円筒形の穴部分に接着剤で固定する。また,圧入によって固定する場合もあ
る。さらに,流動性のある固体潤滑組成物を穴に注入し,その後固化することで固定する場
合もある。

――――― [JIS B 1586 pdf 4] ―――――

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B 1586 : 2019
a) プラグ型 b) スパイラル型
図1−円筒ブシュの固体潤滑剤の埋込形態
a) 貫通孔型 b) 止まり穴型
図2−固体潤滑剤埋込型軸受の断面の構造
a) 円筒ブシュ b) つば付きブシュ
図3−埋込型固体潤滑剤軸受の外観(プラグ型)

5.2 潤滑機構

  埋め込んだ固体潤滑剤は,相手材としゅう動することによって摩擦面に徐々に引き出され又は押し出さ
れ,更に延ばされて固体潤滑剤被膜を形成する機構とする。さらに,被膜が破断したときでも,埋め込ん
だ固体潤滑剤が摩擦によって摩擦面に引き出され又は押し出され,摩擦面の被膜を補修し,長期間の潤滑
を可能とし,長寿命が図れる機構とする(図4参照)。金属基体及び固体潤滑剤の種類を用途に応じて受
渡当事者間の協定によって選択する。また,軸受の相手材の適用例について,附属書JAに参考として示
す。

――――― [JIS B 1586 pdf 5] ―――――

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JIS B 1586:2019の引用国際規格 ISO 一覧

  • ISO 19259:2015(MOD)

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