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JIS B 1587:2019 規格概要
この規格 B1587は、固体潤滑軸受として広く使用されている,分散した固体潤滑剤を含む軸受について規定。
JISB1587 規格全文情報
- 規格番号
- JIS B1587
- 規格名称
- 滑り軸受―固体潤滑剤分散型軸受
- 規格名称英語訳
- Plain bearings -- Bearings containing dispersed solid lubricants
- 制定年月日
- 2019年6月20日
- 最新改正日
- 2019年6月20日
- JIS 閲覧
- ‐
- 対応国際規格
ISO
- ISO 20054:2016(MOD)
- 国際規格分類
ICS
- 21.100.10
- 主務大臣
- 経済産業
- JISハンドブック
- ‐
- 改訂:履歴
- 2019-06-20 制定
- ページ
- JIS B 1587:2019 PDF [16]
B 1587 : 2019
pdf 目 次
ページ
- 序文・・・・[1]
- 1 適用範囲・・・・[1]
- 2 引用規格・・・・[1]
- 3 用語及び定義・・・・[1]
- 4 量記号及び単位・・・・[2]
- 5 特性・・・・[2]
- 5.1 構造・・・・[2]
- 5.2 潤滑機構・・・・[3]
- 5.3 適用分野・・・・[3]
- 6 材料・・・・[4]
- 6.1 金属母材・・・・[4]
- 6.2 固体潤滑剤・・・・[4]
- 6.3 金属母材と固体潤滑剤との組合せ・・・・[4]
- 7 寸法・・・・[5]
- 7.1 一般事項・・・・[5]
- 7.2 基本寸法・・・・[5]
- 7.2.1 シームレスブシュ・・・・[5]
- 7.2.2 巻きブシュ・・・・[6]
- 7.3 公差クラス及び許容差・・・・[6]
- 7.3.1 一般事項・・・・[6]
- 7.3.2 軸受のはめあい・・・・[7]
- 7.3.3 軸受隙間・・・・[7]
- 8 組立・・・・[7]
- 9 表面仕上げ・・・・[7]
- 附属書A(参考)固体潤滑剤分散型軸受の金属母材の選定の目安・・・・[8]
- 附属書B(参考)固体潤滑剤分散型軸受の適用例・・・・[9]
- 附属書JA(参考)固体潤滑剤分散型軸受の相手材の適用例・・・・[11]
- 附属書JB(参考)JISと対応国際規格との対比表・・・・[12]
(pdf 一覧ページ番号 1)
――――― [JIS B 1587 pdf 1] ―――――
B 1587 : 2019
まえがき
この規格は,工業標準化法第12条第1項の規定に基づき,一般社団法人日本機械学会(JSME)及び一
般財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格(日本産業規格)を制定すべきとの申出があり,
日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が制定した日本工業規格(日本産業規格)である。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意
を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実
用新案権に関わる確認について,責任はもたない。
(pdf 一覧ページ番号 2)
――――― [JIS B 1587 pdf 2] ―――――
日本工業規格(日本産業規格) JIS
B 1587 : 2019
滑り軸受−固体潤滑剤分散型軸受
Plain bearings-Bearings containing dispersed solid lubricants
序文
この規格は,2016年に第1版として発行されたISO 20054を基に,対応する部分については対応国際規
格を翻訳し,技術的内容を変更することなく作成した日本工業規格(日本産業規格)であるが,対応国際規格には規定され
ていない規定項目を日本工業規格(日本産業規格)として追加している。
なお,この規格で側線又は点線の下線を施してある箇所及び附属書JAは,対応国際規格にはない事項
である。変更の一覧表にその説明を付けて,附属書JBに示す。
1 適用範囲
この規格は,固体潤滑軸受として広く使用されている,分散した固体潤滑剤を含む軸受(以下,固体潤
滑剤分散型軸受という。)について規定する。
注記 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。
ISO 20054:2016,Plain bearings−Bearings containing dispersed solid lubricants(MOD)
なお,対応の程度を表す記号“MOD”は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“修正している”
ことを示す。
2 引用規格
次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの
引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS B 0162-1 滑り軸受−用語,定義及び分類−第1部 : 設計,軸受材料及びその特性
JIS B 0163-2 滑り軸受−記号−第2部 : 応用記号
JIS B 1582 滑り軸受−ブシュ
JIS B 1584-1 滑り軸受−巻きブシュ−第1部 : 寸法
3 用語及び定義
この規格で用いる主な用語及び定義は,JIS B 0162-1及びJIS B 0163-2によるほか,次による。
3.1
含油処理
金属母材の微細な隙間及び固体潤滑剤に,潤滑油を含ませる処理。
注記 例えば,油に軸受を入れて徐々に加熱し,軸受から発生する気泡がなくなる程度に油を含浸さ
せる方法がある。
――――― [JIS B 1587 pdf 3] ―――――
2
B 1587 : 2019
4 量記号及び単位
この規格で用いる量記号及び単位は,表1による。
表1−量記号及び単位
量記号 定義 単位
B ブシュ幅 mm
Di ブシュ内径 mm
Do ブシュ外径 mm
5 特性
5.1 構造
固体潤滑剤分散型軸受は,粉末冶金によって焼結複合材料から作り,母材の中に固体潤滑剤が均一に分
散している(図1参照)。
固体潤滑剤分散型軸受の軸受特性は,固体潤滑剤のもつ自己潤滑効果及び母材のもつ強度からなってい
る。固体潤滑剤分散型軸受は,裏金上に焼結層をもつ,シームレスブシュ(JIS B 1582に規定する2種)
及び巻きブシュ(JIS B 1582に規定する4種)がある(図2参照)。
固体潤滑剤分散型軸受の断面組織の代表例を図3に示す。
注記 固体潤滑剤分散型軸受は,自己潤滑軸受の中の固体潤滑軸受の分類に入る。固体潤滑軸受には,
単体型,被膜型,埋込型及び分散型がある。
a) シームレスブシュ b) シームレスブシュ
微細固体潤滑剤型 粗い固体潤滑剤型
図1−固体潤滑剤分散型軸受の外観(単層)
焼結層 裏金 焼結層 裏金
a) シームレスブシュ b) 巻きブシュ
図2−固体潤滑剤分散型軸受の外観(複層)
――――― [JIS B 1587 pdf 4] ―――――
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B 1587 : 2019
母材 固体潤滑剤 母材 固体潤滑剤
a) 微細固体潤滑剤型 b) 粗い固体潤滑剤型
図3−固体潤滑剤分散型軸受の断面組織
5.2 潤滑機構
固体潤滑剤は,軸受材と相手材とのしゅう動によって両面間に引き出され,固体潤滑剤被膜を形成する。
その被膜が消費されると,軸受材料から新たな固体潤滑剤が補給され,製品寿命の期間にわたって継続し
て被膜が維持される(図4参照)。
材料全体に分散した固体潤滑剤によって静摩擦が低減し,起動時の滑らかなしゅう動が得られることか
ら,極低速又は微小滑りの用途にも用いる。
しゅう動特性及び機械的強度は,固体潤滑剤の割合によって決まる。しゅう動特性の向上には固体潤滑
剤の増量が,機械的強度の向上には減量が必要である。
固体潤滑剤分散型軸受の相手材の適用例を附属書JAに示す。
図4−固体潤滑剤分散型軸受の潤滑機構
5.3 適用分野
固体潤滑剤分散型軸受は,回転運動,往復運動,揺動運動及び頻繁な起動停止を繰り返す用途に使用可
能である。また,この軸受は,高荷重及び低速によって流体潤滑が期待できない部位にも使用可能である。
最適材料の選択によって,高温又は低温,液体,ガス,及び真空状態を伴う環境下にも適する。
無給油又は無給脂で使用可能である。使用条件によっては,耐久性向上,摩耗粉又は異物の除去,相手
材の腐食防止などのために,給油又は給脂をしてもよい。
――――― [JIS B 1587 pdf 5] ―――――
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JIS B 1587:2019の引用国際規格 ISO 一覧
- ISO 20054:2016(MOD)
JIS B 1587:2019の国際規格 ICS 分類一覧
- 21 : 一般的に使用される機械的システム及び構成要素 > 21.100 : 軸受 > 21.100.10 : 平軸受
JIS B 1587:2019の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISB0162-1:2006
- 滑り軸受―用語,定義及び分類―第1部:設計,軸受材料及びその特性
- JISB0163-2:2007
- 滑り軸受―記号―第2部:応用記号
- JISB1582:2017
- 滑り軸受―ブシュ
- JISB1584-1:2010
- 滑り軸受―巻きブシュ―第1部:寸法