JIS B 1757-3:2013 歯車測定機の評価方法―第3部:平面基準器を用いた歯すじ測定 | ページ 7

                                                                                             29
B 1757-3 : 2013
表B.2−基準軸の偏心及び傾きによる形状偏差の変化
計算例 計算条件 計算結果
Zmax 精度評価対象範囲の上端位置 23 mm
軸方向位置
Zmin 精度評価対象範囲の下端位置 −17 mm
Δeη 回転軸に平行な基準軸の偏心量 10 μm
( H/ eη )
Δeη Zmaxにおける形状偏差の変化を式(B.10)で計算 −0.33 μm
軸の偏心 eη )
( H/ Δeη Zminにおける形状偏差の変化を式(B.10)で計算 −0.18 μm
( H/
eη )
Δeη 式(B.11)で計算 −0.53 μm
Δe 基準軸のZmaxとZminとにおける偏心量の差 2 μm
軸の傾き
( H/ e) Δe 形状偏差の変化の差を式(B.13)で計算 2.9 μm

――――― [JIS B 1757-3 pdf 31] ―――――

30
B 1757-3 : 2013
附属書C
(参考)
S字曲線に影響を及ぼす主要な要因
C.1 要因
この附属書では,主要な要因がS字曲線に及ぼす影響の大きさを,具体的計算例によって示す。多くの
要因を全て組み合わせることは不可能なので,表C.1に示す要因について,値を変化させたときのS字曲
線の変化を図C.1から図C.9に示す。測定子先端球の中心の座標位置は,5.7の式(4)と同じ条件である。
表C.1−S字曲線に影響を及ぼす主要な要因
記号 要因
Ω 測定用平面と基準軸とのなす角度
r 測定円半径
β 測定円筒上ねじれ角
αn 歯直角圧力角
rp 測定子先端球の半径
eg 検出器出力のゲイン誤差
ey 測定子のX軸方向オフセット
C.2 ねじれ角の影響
測定円におけるねじれ角βを変化させたときの計算結果を,図C.1及び図C.2に示す。
β =29.8°
β =29.9° 計算条件
β =30.0° Ω 30°
m)
μ
r 55 mm
形状偏差 (
29.8°, 29.9°,
β
30.0°
αn 20°
rp 1.5 mm
eg 0%
ey 0 mm
歯幅方向位置 (mm)
図C.1−測定円上ねじれ角を変化させたときの計算結果

――――― [JIS B 1757-3 pdf 32] ―――――

                                                                                             31
B 1757-3 : 2013
m)
μ
(
S字曲線(左目盛) β=29.9°+1''(右目盛)
S字曲線の変化
形状偏差 ( m)
μ
計算条件
Ω 30°
r 55 mm
β=29.9°−1''(右目盛)
29.9°−1'',
β
29.9°+1''
αn 20°
rp 1.5 mm
歯幅方向位置 (mm) eg 0 %
ey 0 mm
図C.2−測定円上ねじれ角を僅かに変化させたときの計算結果
C.3 歯直角圧力角の影響
歯直角圧力角αnを変化させたときの計算結果を,図C.3及び図C.4に示す。
αn=0°
αn=10°
m)
αn=20°
μ
計算条件
(
Ω 30°
形状偏差
r 55 mm
β 30°
αn 0°, 10°, 20°
rp 1.5 mm
eg 0 %
ey 0 mm
歯幅方向位置 (mm)
図C.3−歯直角圧力角を変化させたときの計算結果

――――― [JIS B 1757-3 pdf 33] ―――――

32
B 1757-3 : 2013
m)
μ
(
S字曲線(左目盛)
S字曲線の変化
αn =20°+0.011 3°(右目盛)
形状偏差 ( m)
μ
計算条件
Ω 30°
αn =20°−0.011 3°(右目盛) r 55 mm
β 30°
αn 20°−0.011 3°,
20°+0.011 3°
rp 1.5 mm
歯幅方向位置 (mm)
eg 0 %
αn±0.011 3°は,作用線方向±10 μmに相当する。 ey 0 mm
図C.4−歯直角圧力角を僅かに変化させたときの計算結果
C.4 測定円半径の影響
測定円半径rを変化させたときの計算結果を,図C.5に示す。
r =50 mm
r =55 mm
m)
r =60 mm
計算条件

Ω 30°
形状偏差
50 mm, 55 mm,
r
60 mm
β 29.9°
αn 20°
rp 1.5 mm
eg 0 %
ey 0 mm
歯幅方向位置 (mm)
図C.5−測定円半径を変化させたときの計算結果

――――― [JIS B 1757-3 pdf 34] ―――――

                                                                                             33
B 1757-3 : 2013
C.5 測定子先端球の半径の影響
測定子先端球の半径rpを変化させたときの計算結果を,図C.6及び図C.7に示す。
rp=1.5 mm
rp=2.0 mm
m)
rp=2.5 mm 計算条件

Ω 30°
形状偏差
r 55 mm
β 29.8°
αn 20°
rp 1.5 mm, 2.0 mm,
2.5 mm
eg 0 %
ey 0 mm
歯幅方向位置 (mm)
図C.6−測定子先端球の半径を変化させたときの計算結果
m)
μ
(
S字曲線(左目盛)
S字曲線の変化
rp =1.5 mm+1 μm(右目盛)
形状偏差 ( m)
μ
計算条件
Ω 30°
r 55 mm
rp=1.5 mm−1 μm(右目盛)
β 29.9°
αn 20°
rp 1.5 mm−1 μm,
1.5 mm+1 μm
eg 0 %
歯幅方向位置 (mm)
ey 0 mm
図C.7−測定子先端球の半径を僅かに変化させたときの計算結果

――――― [JIS B 1757-3 pdf 35] ―――――

次のページ PDF 36

JIS B 1757-3:2013の国際規格 ICS 分類一覧

JIS B 1757-3:2013の関連規格と引用規格一覧

規格番号
規格名称
JISB0102:1999
歯車用語―幾何学的定義