JIS B 6210-3:2010 横中ぐりフライス盤―精度検査―第3部:プレーナ形(コラム移動・テーブル移動形) | ページ 8

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7.10 中ぐり棒支え

 検査事項                                                                                G28
中ぐり棒支え穴と中ぐり主軸中心線との同軸度
a) Z面内
b) X面内
注記 この検査は,中ぐり棒支えの運動と主軸頭の運動とが同期できる機械に適用する。
測定方法図
許容値 測定値
a) 測定長さ1 000について0.04 a)
b) 測定長さ1 000について0.03 b)
測定器
変位計,直定規,及び中ぐり棒又はテストバー
測定手順及びJIS B 6191の参照箇条
5.422
中ぐり主軸を引っ込めたときに,支持間の距離に応じて,中ぐり棒支えを完全に貫通するのに十分な長さの中ぐ
り棒又はテストバーを使用する。
直定規の使用面は,中ぐり穴端に取り付けた変移計を用いてコラムベース運動(W軸)と平行に定置する(平行
とは,動きの両端で直定規に当てた変位計の読みが同じ値になる状態をいう。)。
次に,コラムベースは,動きの中央に固定し,中ぐり主軸は引っ込める。
中ぐり棒又はテストバーに固定した変移計の測定子を,直定規の使用面に当てて,測定を行う。
測定は,主軸側の端部と中ぐり棒支えの近傍との2か所で行う。
主軸を繰り出して,同様の測定を繰り返す。
a) 測定は,主軸頭及び中ぐり棒支えを動きの上端に置いて行い,次に下端に置いて行う。又は,その逆で行っ
てもよい。
b) 主軸頭及び中ぐり棒支えを動きの中央に固定し,テーブル及び可能な場合は回転テーブルをそれぞれ動きの
中央に固定して行う。
大形機械の場合には,1本のテストバーの代わりに2本の短いテストバーを主軸及び中ぐり棒支え穴にそれぞれ
取り付けて測定してもよい。

――――― [JIS B 6210-3 pdf 36] ―――――

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8 工作精度検査

   検査事項                                                                             M1
一つの工作物について次の加工を行う。
a) 円筒穴a1及びa2の中ぐり
b) 円筒外面b1及びb2の旋削
c) 面cの面削り
注記 面削りcは,中ぐり主軸及び組込形若しくは取付け形面板の両方,又は独立形フライス
主軸をもつ機械に適用する。
工作物の形状,寸法及び取付け(例)
中ぐり径dは,中ぐり主軸径に等しいか,又はわずかに大きくする。
旋削径Dは,(D−d)/ 2の値が面削りスライドの最大移動量に等しいか,又はわずかに小さな値とする。
1 試験片
2 取付具
3 テーブル
注記 工作物材料 : 鋳鉄
図中の番号16は,次の検査事項番号を示す。

――――― [JIS B 6210-3 pdf 37] ―――――

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M1(続き)
番号 検査事項 許容値 測定値 測定器 測定手順及びJIS B 6191の参照箇条
円筒穴a1,a2及びa1及びa2 : 穴ゲージ及 3.1,3.22,4.1,4.2,5.3,5.442,5.5,
円筒外面b1の真 d≦125: 0.007 5 びマイクロ 5.512.42,5.611.3,6.6及び6.7
円度*(ISO 1101 d>125: 0.01 メータ又は
の18.3参照) b1 : 適切な不確 検査を開始する前に,テーブル上に
1 − 主軸の繰出し D≦300 : 0.01 かさの測定 取り付ける取付台下面が平らであ
による加工 300 − コラムベース 直径が300増すご ウジングの中心線と直角であること
運動による加 とに0.005加える。 を確かめる。

円筒穴a1及びa2 d≦125:0.01 加工の指示
2 の円筒度*(ISO d>125:0.015 1) 二つの円筒穴a1及びa2の中ぐり
1101の18.4参照) 並びに仕上げ削り。
円筒穴a1と円筒 0.025 テストバー テーブルを固定し,中ぐり主軸
外面b1との同心 及び変位計 を軸方向に繰り出すことによっ
3
度(ISO 1101の て加工する。
18.13参照) 2) 円筒外面b1の旋削。
円筒外面b1,b2とコラムベースのW 面板に短い工具を取り付け,コ
円筒穴a1,a2の基軸方向運動300に ラムベース(W軸)の送りによ
4 準軸との同軸度 ついて0.04 って加工する。
(ISO 1101の 3) コラム又はラムを300送って円
18.13参照) 筒外面b2を旋削する。工具は,
加工面の平面度 直径D=300につ 直定規及び 適切な長さの支持台又は工具ホ
(ISO 1101の いて 0.015 ブロックゲ ルダを用いて面板に取り付ける。
5 4) 面削りスライドの自動送り又は
18.2参照) ージ
フライス削りによる面cの加工。
加工面cと円筒穴 直径300について テストバー
a1及びa2の基準軸0.025 及び変位計
6 との直角度(ISO 又は水準器
1101の18.10参 及び特殊支
照) 持台
注* 真円度及び円筒度の公差の定義は,ISO 1101を参照。規定した許容値は,半径に対する値であって,直
径で表現する場合は2倍する。

――――― [JIS B 6210-3 pdf 38] ―――――

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検査事項 M2
フライス削り
a) テ−ブルのX軸自動送り運動,主軸頭のY軸自動送り運動,及びコラムベースの手動W軸送り
運動による帯状面A,C及びDのフライス削り。
b) テ−ブルのX軸向自動送り運動,主軸頭の手動Y軸送り運動によって,少なくとも約510mm
オーバラップさせて2回行う面Bのフライス削り。
工作物の形状,寸法及び取付け(例)
L≦1 000については l=h=150
L>1 000については l=h=200
L(工作物の長さ又は二つの工作物の相対する面間の距離)=1/2×(テーブルのX軸方向移動量)
注記 工作物材料 : 鋳鉄
図中の番号1及び2は,次の検査事項番号を示す。
番号 検査事項 許容値 測定値 測定器 測定手順及びJIS B 6191の参照箇条
各ブロックの面Bの平面 0.02 定盤,変位 3.1,3.22,4.1,4.2,5.321,5.325 及び
度 計,又は三 5.5
1
次元座標
測定機 工作物は,検査を開始する前に,面E
帯状面A,C及びDを含 測定長さ100 直角定規及 が平らになっていることを確かめる。
2 む面の相互の直角度並びについて0.02 びブロック 工作物は,長さLがテーブル中心の
に面Bに対する直角度 ゲージ 両端で均等になるようにテーブルのX
二つのブロックの高さH 0.03 ハイトゲ 軸方向運動と平行に取り付ける。
3 ージ 運転しないすべての運動部品は,切
削中は締め付ける。
切削条件及び工具
a) 主軸端に適当な長さの工具アーバを取り付け,側エンドミルを使用。
b) 同じ工具による平面フライス削り
工具は,工具アーバに付けて研削し,主軸に取り付けたときの許容値は,次による。
1) 直径差(ISO 1101参照) ≦0.01
2) 振れ ≦0.02
3) 端面の振れ ≦0.03

――――― [JIS B 6210-3 pdf 39] ―――――

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検査事項 M3
テ−ブル上面と平行で,テーブル回転中心と同軸の垂直面内にある一つの軸上に相対して取り付け
た二つの工作物の中ぐりによる仕上げ削り。
a) 90°ごとに四つの固定位置割出しができる90°固定割出しテーブル
b) 四つの固定位置よりも多くの割出しができる多点割出しテーブル
c) 任意の角度位置決めができる任意割出し回転テーブル
測定方法図
1 試験片
2 取付ジグ
3 テーブル
4 定盤
C 穴
M プラグ
取付ジグの長さLは,テーブル幅よりわずかに小さいか,又はほぼ等しくする。
穴径d1及びd2は,中ぐり主軸の直径の1/2以上とする。
右下の断面図は,測定のための取付け例を示す。
注記 工作物材料 : 鋳鉄

――――― [JIS B 6210-3 pdf 40] ―――――

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JIS B 6210-3:2010の引用国際規格 ISO 一覧

  • ISO 3070-3:2007(MOD)

JIS B 6210-3:2010の国際規格 ICS 分類一覧

JIS B 6210-3:2010の関連規格と引用規格一覧

規格番号
規格名称