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B 6327-1985
9.18 タブシル定義文
9.18.1 意味と構文
9.18.1.1 意味 タブシル定義文は,タビュレイテッドシリンダを定義する。タビュレイテッドシリンダを
タブシルと呼ぶ。タブシルは,準線に沿って平行に動く母線によって構成される柱面とする。準線は,点
の列を滑らかに接続する補間によって創成された曲線と,最初と最後の点において接線方向に有限長の線
分を延長付加した直線とで構成される曲線とする。タブシルの向きは,準線上の最初の点から最後の点に
向かう向きとする。点列を結ぶ準線は,準線上の各点の接線と曲率が連続な曲線とする。TRFORMに続く
マトリックスは,タブシルの定義における入力データを変換するためのものとする。ただし,9.18.4の定
義においては母線に対する座標変換をする。
備考1. タブシルの定義は,次のいずれかを指定しなければならない。
(1) 4点以上の点列
(2) 3点以上の点列と,点列の一つの端点における法線,こう配若しくは接線
(3) 2点以上の点列と,点列の両端点における法線,こう配若しくは接線
――――― [JIS B 6327 pdf 107] ―――――
2. タブシルの定義の例に示す図では,最初と最後の点に延長付加させる線分は図示しない。
9.18.1.2 構文 構文は,次による。
<タブシル定義文> :: =<名前>=TABCYL/<タブシルのパラメータの並び>
<タブシル規制詞> :: =<名前>|
(10[<名前>=]TABCYL/<タブシルのパラメータの並び>)
<タブシルのパラメータの並び> :: =11 [NOX|NOY|NOZ], SPLINE
10[,TRFORM,<マトリックス規制詞>],<拡張点規制詞>10[,TANTO,
<直線規制詞>|,SLOPE, <スカラー>|,NORMAL,<スカラー>]
1371[,<拡張点規制詞>]10[,TANTO,<直線規制詞>|,SLOPE,<スカラー
>|,NORMAL,<スカラー>]|
11 [RTHETA|THETAR],SPLINE10[,TRFORM,<マトリックス規制詞>]
22[,<スカラー>]10[,TANTO,<直線規制詞>|,SLOPE,<スカラー>|
,NORMAL, <スカラー>]1371[22[,<スカラー>]]10[,TANTO,
<直線規制詞>|,SLOPE,<スカラー>|,NORMAL,<スカラー>]|
XYZ, SPLINE10[,TRFORM,<マトリックス規制詞>],<ベクトル規制詞>
1381[,<点規制詞>|33[,<スカラー>]]|
PARLEL,<タブシル規制詞>10[,<点規制詞>],11 [XLARGE|XSMALL|
YLARGE|YSMALLIZLARGE|ZSMALL], <スカラー>
9.18.2 点列によるタブシルの定義
9.18.2.1 意味 点又は任意の二つの座標軸の座標で表現された点の列,必要ならば端点における法線,こ
う配又は接線によりタブシルを定義する。二つの座標軸は,NOX,NOY又はNOZで選択する。例えば,
NOZを指定した場合は,X軸が第1座標軸,Y軸が第2座標軸として選択され,タブシルの母線は,Z軸
に平行となる。
一般形は,次のとおりとする。
NOX
点1
TABCYL/ NOY ,SPLINE[,TRFORM,マトリックス],
a1, b1
NOZ
NORMAL, 角度1 NORMAL, 角度2
点2 点n
, SLOPE,こう配1 , ,・・・, ,SLOPE,こう配2
a2, b2 an, bn
TANTO, 直線1 TANTO, 直線2
備考1. マトリックスは,タブシルの定義における入力データを変換するマトリックスとする。
2. 点1,点2,···,点nは,定義するタブシル上の点とし,NOX,NOY又はNOZによって選
択された座標面上の点とする。
3. (a1, b1),···, (an, bn) は,定義するタブシル上の点の座標とし,NOX,NOY又はNOZによ
って選択された座標平面上の第1座標軸と第2座標軸の座標とする。
4. 角度1,角度2は,第1座標軸の基準軸からそれぞれ最初の点,最後の点における法線に向
かって測った角度とし,基準軸から反時計回りの向きに測った角度を正とする。
5. こう配1,こう配2は,第1座標軸の基準軸からそれぞれ最初の点,最後の点における接線
に向かって測った角度の正接とし,角度の測り方は備考4.と同様とする。
6. 直線1,直線2は,それぞれ最初の点,最後の点における接線とする。ただし接線の指定は,
――――― [JIS B 6327 pdf 108] ―――――
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B 6327-1985
NOZのときだけ使用できる。
例 : 点列によるタブシルの定義の例
9.18.3 極座標点列によるタブシルの定義
9.18.3.1 意味 XY平面上の極座標による点の列,必要ならば端点における法線,こう配又は接線により
タブシルを定義する。タブシルの座標を変換する必要があるとき,変換マトリックスを指定することがで
きる。母線は,Z軸に平行となる。
一般形は,次のとおりとする。
RTHETATHETAR
TABCYL/ ,SPLINE[,TRFORM,マトリックス],
NORMAL, 角度1 NORMAL, 角度2
a1, b1,SLOPE,こう配1 ,SLOPE,こう配2
,a2, b2,···,an, bn
TANTO, 直線1 TANTO, 直線 2
備考1. マトリックスは,タブシルの定義における入力データを変換するマトリックスとする。
2. (a1, b1),···, (an, bn) は,それぞれRTHETAのときは,a1anが動径,b1bnが角度とし,
THETARのときは逆とする。
3. 角度1,角度2は,基準軸X軸からそれぞれ最初の点,最後の点における法線に向かって測
った角度とし,基準軸から反時計回りの向きに測った角度を正とする。
4. こう配1,こう配2は,基準軸X軸からそれぞれ最初の点,最後の点における接線に向かっ
て測った角度の正接とし,角度の測り方は備考3.と同様とする。
5. 直線1,直線2は,それぞれ最初の点,最後の点における接線とする。
――――― [JIS B 6327 pdf 109] ―――――
例 : 極座標点列によるタブシルの定義の例
9.18.4 点列とベクトルによるタブシルの定義
9.18.4.1 意味 点列と母線に平行なベクトルとによりタブシルを定義する。
一般形は,次のとおりとする。
TABCYL/XYZ, SPLINE[,TRFORM,マトリックス],ベクトル,
点1 点2
,···,
x1, y1, z1 xn, yn, zn
備考1. マトリックスは,定義するタブシルの母線に対する座標変換をするマトリックスとする。
2. ベクトルは,定義するタブシルの母線に平行なベクトルとする。
3. 点1,点2,···,点nは,定義するタブシル上の点とする。
4. (x1, y1, z1), (x2, y2, z2),···, (xn, yn, zn) は,定義するタブシル上の点の座標とする。
9.18.5 指定したタブシルから箏距離にあるタブシルの定義
9.18.5.1 意味 指定したタブシルと指定した距離にあるタブシルを定義する。
一般形は,次のとおりとする。
――――― [JIS B 6327 pdf 110] ―――――
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JIS B 6327:1985の引用国際規格 ISO 一覧
- ISO/DIS 4342:1980(MOD)
JIS B 6327:1985の国際規格 ICS 分類一覧
- 35 : 情報技術.事務機械 > 35.060 : 情報技術に使用される言語
- 25 : 生産工学 > 25.040 : 産業オートメーションシステム > 25.040.20 : 数値制御工作機械
JIS B 6327:1985の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISB0181:1998
- 産業オートメーションシステム―機械の数値制御―用語
- JISB6310:2003
- 産業オートメーションシステム―機械及び装置の制御―座標系及び運動の記号
- JISB6325:1980
- 数値制御プロセッサの出力―CLDATA
- JISB6326:1980
- 数値制御プロセッサの出力―2000タイプレコードのマイナ要素
- JISX0001:1994
- 情報処理用語―基本用語