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対してはn1回目の交差において,修飾詞が指定する位置に位置付け,チェックサーフェスcs2
に対してはn2回目の交差において,修飾詞が指定する位置に位置付ける(附属書1の3.5参照)。
2. 名札1は,工具がcs1をチェックサーフェスとしたとき名札1をもつ文に制御を移し,名札
2は,工具がcs2をチェックサーフェスとしたとき名札2をもつ文に制御を移す。
10.2.7.2 構文 構文は,次による。
<連続運動中間文> :: =<運動方向文>/<面規制詞>10[10[,<終点修飾詞>|
,<工具と面の関係詞>10[,<スカラー>,INTOF]],<面規制詞>
10[,<名札>10[,<終点修飾詞>|,<工具と面の関係詞>
10[,<スカラー>, INTOF]],<面規制詞>,<名札>]]
<連続運動終了文> :: =<終点運動方向文>/<面規制詞>10[,<終点修飾詞>|
,<工具と面の関係詞>[,<スカラー>,INTOF]],<面規制詞>
[,<名札>[,<終点修飾詞>|,<工具と面の関係詞>
[,<スカラー>,INTOF]],<面規制詞>, <名札>]
<終点運動方向文> :: =<運動方向文>|GOUP|GODOWN
<運動方向文> :: =GOFWD|GOBACK|GORGT|GOLFT
10.3 工具経路制御文
10.3.1 意味と構文
10.3.1.1 意味 工具経路制御文は,制御面と工具との関係,切残し量,許容誤差,工具形状及びパートサ
ーフェスを指定する。
10.3.1.2 構文 構文は,次による。
<工具経路制御文> :: =<工具とドライブサーフェスの関係文>|
<工具とパートサーフェスの関係文>|<切残し量文>|<許容誤差文>|
<工具文>|<パートサーフェス文>
10.3.2 工具とドライブサーフェスの関係文
10.3.2.1 意味 工具とドライブサーフェスの関係文は,工具の運動の向きに見て工具がドライブサーフェ
スのどちら側を運動するかを指令する。連続運動文としの関係は,附属書1の3.4を参照のこと。
一般形は,次のとおりとする。
(1) LLFT
(2) LRGT
(3) LON
TLLFTは工具の運動の向きに見て工具がドライブサーフェスの左側,TLRGTは右側にあり,TLONは
工具の基準点(10.3.6参照)がドライブサーフェス上にあることを指令する。
――――― [JIS B 6327 pdf 126] ―――――
118
B 6327-1985
例 : 工具とドライブサーフェスの関係文の例
10.3.2.2 構文 構文は,次による。
<工具とドライブサーフェスの関係文> :: =TLLFT|TLRGT|TLON
10.3.3 工具とパートサーフェスの関係文
10.3.3.1 意味 工具とパートサーフェスの関係文は,工具とパートサーフェスの位置関係を指令する。
一般形は,次のとおりとする。
(1) LONPS
(2) LOFPS
TLONPSは,工具の基準点(10.3.6参照)がパートサーフェスの上にあることを指令し,TLOFPSは工
具がパートサーフェスと接していることを指令する。TLONPSが記述されないうちは,TLOFPSが指示さ
れているものとみなす。
例 : 工具とパートサーフェスの関係文の例
――――― [JIS B 6327 pdf 127] ―――――
10.3.3.2 構文 構文は,次による。
<工具とパートサーフェスの関係文> :: =TLONPS|TLOFPS
10.3.4 切残し量文
10.3.4.1 意味 切残し量文は,実際にプログラムした面から指定した距離にある面を加工することを指令
する。切残し量として正の値を指定したときは切り残した状態に,負の値を指定したときは切り込んだ状
態になる。
一般形は,次のとおりとする。
d1
d2, d3
THICK/ d2, d4, d5
d2, d4, d5, d6
備考1. d1は,パートサーフェス,ドライブサーフェス及びチェックサーフェスに適用される切残し
量とする。
2. d2は,パートサーフェスに適用される切残し量とする。
3. d3は,ドライブサーフェス及びチェックサーフェスに適用される切残し量とする。
4. d4は,ドライブサーフェスに適用される切残し量とする。
5. d5は,チェックサーフェスに適用される切残し量とする。
6. d6は,第2のチェックサーフェスに適用される切残し量とする(附属書1の3.6参照)。
例 : 切残し量文の例
10.3.4.2 構文 構文は,次による。
<切残し量文> :: =THICK/<スカラー>30[,<スカラー>]
10.3.5 許容誤差文
10.3.5.1 意味 許容誤差文は,連続運動文による工具経路の計算に用いる許容誤差を指定する。許容誤差
の指定は,直線以外の形状に対して有効とする(附属書1の3.2参照)。
一般形は,次のとおりとする。
――――― [JIS B 6327 pdf 128] ―――――
120
B 6327-1985
d1
TOLER
d2, d3
INTOL /
d2, d4, d5
OUTTOL
d2, d4, d5, d6
備考1. d1は,パートサーフェス,ドライブサーフェス及びチェックサーフェスに適用される許容誤
差とする。
2. d2は,パートサーフェスに適用される許容誤差とする。
3. d3は,ドライブサーフェス及びチェックサーフェスに適用される許容誤差とする。
4. d4は,ドライブサーフェスに適用される許容誤差とする。
5. d5は,チェックサーフェスに適用される許容誤差とする。
6. d6は,第2のチェックサーフェスに適用される許容誤差とする(附属書1の3.6参照)。
10.3.5.2 構文 構文は,次による。
<許容誤差文> :: =11 [TOLER|INTOL|OUTTOL] /<スカラー>30[,<スカラー>]
10.3.6 工具文
10.3.6.1 意味 工具文は,工具位置を計算するために用いる工具の形状と工具の基準点を定義する。
一般形は,次のとおりとする。
d
CUTTER/ d, r
d, r, e, f, a, b, h
備考1. パラメータの意味は,下図による。
一般形の第2形式の場合は,e=2d−r,f=r,a=0,b=0,h=固定値とする。第3形式の
場合は,r=0,e=2d,f=0,a=0,b=0,h=固定値とする。
2. d,r,f,a及びhは,負ではいけない。
3. 工具の基準点は,工具軸上の工具の先端とする。
10.3.6.2 構文 構文は,次による。
<工具文> :: =CUTTER/<スカラー>10[,<スカラー>|66[,<スカラー>]]
10.3.7 パートサーフェス文
10.3.7.1 意味 パートサーフェス文は,パートサーフェスを定義したり,パートサーフェスの一時的な無
視を指令したりする。連続運動始動文との詳細な関係は,附属書1に示す。
一般形は,次のとおりとする。
(1) SIS/面
――――― [JIS B 6327 pdf 129] ―――――
(2) OPS
(3) UTOPS
備考1. PSISは,この定義以降の連続運動における新しいパートサーフェスを指定するときに用いる。
2. NOPSは,この定義以降の連続運動始動文において,パートサーフェスの一時的な無視を指
令する。ただし,連続運動始動文は,一面始動(附属書1参照)のものでなければならない。
3. AUTOPSは,現在の工具の基準点を通るXY平面に平行な平面を,この定義以降の連続運動
におけるパートサーフェスとする。
4. パートサーフェスが定義されていないときは,XY平面をパートサーフェスとみなす。
10.3.7.2 構文 構文は,次による。
<パートサーフェス文> :: =PSIS/<面規制詞>|
NOPS|
AUTOPS
10.4 始動方向制御文
10.4.1 意味と構文
10.4.1.1 意味 始動方向制御文は,これに続く連続運動始動文に始動の向きを与える。始動するに先立ち,
工具が現在の位置からチェックサーフェス,パートサーフェス又はドライブサーフェスに対して,それぞ
れ所定の関係を保って停止するように明示的に始動の向きを与える。連続運動始動文との詳細な関係は,
附属書1に示す。
10.4.1.2 構文 構文は,次による。
<始動方向制御文> :: =INDIRP/11[<点規制詞>20[,<点規制詞>]|<スカラー>
22[,<スカラー>]20[33[,<スカラー>]]]|
11 [INDIRVlSRFVCT]/11[<ベクトル規制詞>20[,<ベクトル規制詞>]|
<スカラー>22[,<スカラー>]20[33,<スカラー>]]]
10.4.2 点による始動方向制御文
10.4.2.1 意味 点による始動方向制御文は,工具の現在の位置から指定した点への向きを始動の向きとし
て与える。
一般形は,次のとおりとする。
点1 点2 点3
INDIRP/ , ,
x1, y1, z1 x2, y2, z2 x3, y3, z3
備考1. 点1又は座標が (x1, y1, z1) の点は,ドライブサーフェスに対する始動の向きとする。
2. 点2又は座標が (x2, y2, z2) の点は,パートサーフェスに対する始動の向きとする。
3. 点3又は座標が (x3, y3, z3) の点は,チェックサーフェスに対する始動の向きとする。
――――― [JIS B 6327 pdf 130] ―――――
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JIS B 6327:1985の引用国際規格 ISO 一覧
- ISO/DIS 4342:1980(MOD)
JIS B 6327:1985の国際規格 ICS 分類一覧
- 35 : 情報技術.事務機械 > 35.060 : 情報技術に使用される言語
- 25 : 生産工学 > 25.040 : 産業オートメーションシステム > 25.040.20 : 数値制御工作機械
JIS B 6327:1985の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISB0181:1998
- 産業オートメーションシステム―機械の数値制御―用語
- JISB6310:2003
- 産業オートメーションシステム―機械及び装置の制御―座標系及び運動の記号
- JISB6325:1980
- 数値制御プロセッサの出力―CLDATA
- JISB6326:1980
- 数値制御プロセッサの出力―2000タイプレコードのマイナ要素
- JISX0001:1994
- 情報処理用語―基本用語