この規格ページの目次
- 4. 座標系
- 5. 文字,文及びパートプログラム
- 5.1 英字
- 5.1.1 意味
- 5.1.2 構文
- 5.2 数字
- 5.2.1 意味
- 5.2.2 構文
- 5.3 特殊文字
- 5.3.1 意味
- 5.3.2 構文
- 5.4 文字
- 5.4.1 意味
- 5.4.2 構文
- 5.5 文字列
- 5.5.1 意味
- 5.5.2 構文
- 5.6 符号のない数
- 5.6.1 意味
- 5.6.2 構文
- 5.7 予約語
- 5.7.1 意味
- 5.8 単純名前
- 5.8.1 意味
- 5.8.2 構文
- 5.9 名前
- 5.9.1 意味
- 5.9.2 構文
- 5.10 名札
- 5.10.1 意味
- 5.10.2 構文
- 5.11 文
- 5.11.1 意味
- 5.11.2 構文
- 5.12 入れ子
- 5.12.1 意味
- 5.13 パートプログラム
- 5.13.1 意味
- 5.13.2 構文
- 6. 算術文
- 6.1 意味と構文
- 6.1.1 意味
- 6.1.2 構文
- 6.2 演算子
- 6.2.1 意味
- 6.3 スカラー関数
- 6.3.1 代数関数
- 6.3.2 三角関数
- JIS B 6327:1985の引用国際規格 ISO 一覧
- JIS B 6327:1985の国際規格 ICS 分類一覧
- JIS B 6327:1985の関連規格と引用規格一覧
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B 6327-1985
4. 座標系
この言語で用いる座標系は,次による。
(1) 座標系は,基準座標系及び局所座標系とする。
(2) 基準座標系は,工作物に固定された右手直交座標系とする。
(3) 基準軸は,基準座標系の各座標軸の正の向きとし,それぞれ基準軸X,基準軸Y及び基準軸Zと呼ぶ。
(4) 局所座標系は,9.2に定義する。
(5) これら二つの座標系の上で,ここに規定する言語を使用して工作物の形状及び工作物に対する工具の
運動をプログラムする。
5. 文字,文及びパートプログラム
5.1 英字
5.1.1 意味
英字は,固有の意味をもたず,予約語,単純名前,文字列,名札などを構成する要素とする。
5.1.2 構文
構文は,次による。
<英字> :: =A|B|C|D|E|F|G|H|I|J|K|L|M|N|O|P|Q|R|S|T|U|V|
W|X|Y|Z
5.2 数字
5.2.1 意味
数字は,固有の意味をもたず,単純名前,符号のない数,文字列,名札などを構成する要素
とする。
5.2.2 構文
構文は,次による。
<数字> :: =0|1|2|3|4|5|6|7|8|9
5.3 特殊文字
5.3.1 意味
特殊文字は,次のものとする。
+ 正符号
− 負符号
* アステリスク
/ 斜線
) 右小括弧
( 左小括弧
. ピリオド
= 等号
, コンマ
円記号
$ ドル記号
空白
アポストロフィ
: コロン
; セミコロン
5.3.2 構文
構文は,次による。
<特殊文字> :: =+|−|*|/|)|(|.|=|,||$|△|| : |;
備考 △の記号は,特殊文字の空白を表す。
――――― [JIS B 6327 pdf 11] ―――――
5.4 文字
5.4.1 意味
文字は,英字,数字及び特殊文字からなる。
5.4.2 構文
構文は,次による。
<文字> :: =<英字>|<数字>|<特殊文字>
5.5 文字列
5.5.1 意味
文字列は,標題印字文及び注釈文(8.2.8及び8.2.15参照)において標題及び注釈を記述し
た文字の並びとする。
備考1. アポストロフィを文字列の前と後に付け,文字列の区切りに用いる。
2. 文字列の中の空白は,一つの文字として意味をもつ。
5.5.2 構文
構文は,次による。
<文字列> :: =<文字列の区切り記号>k0[<文字>]<文字列の区切り記号>
<文字列の区切り記号> :: =
5.6 符号のない数
5.6.1 意味
符号のない数は,正負の符号をもたない10進の実数とする。小数点が含まれていない数は,
最下位けたの数字の右側に小数点があるとみなす。
備考 数は内部処理では実数形式とし,整数と実数を区別しない。
例 : 符号のない数の例
47711
58.
3.14
5.6.2 構文
構文は,次による。
<符号のない数> :: =k0[<数字>]10[. ]|
k0[<数字>].n1[<数字>]
5.7 予約語
5.7.1 意味
予約語は,メイジャワードとマイナワードとし,それらは固有の意味をもつ語とする。メイ
ジャワードは,文の主要な意味を表す語とする。文の意味がメイジャワードだけでは不十分なときは,メ
イジャワードに斜線/を続け,その後に付加情報としてマイナパートを付加する。マイナワードは,マイ
ナパートの中にあって動作,条件,状態の表示などの意味を表す語とする。予約語は附属書5及びJIS B 6326
の附属書3に示す。予約語は,あらかじめ定義した同義語によって置き換えることができる(7.2及び附
属書6参照)。
5.8 単純名前
5.8.1 意味
単純名前は,固有の意味 をもたず,規制詞[9.1.1(3)参照],名札,変数名(6.1.1参照)及
びマクロ名(7.4.1参照)に用いる。
例 : 単純名前の例
P
L1
BOBBY
5.8.2 構文
構文は,次による。
<単純名前> :: =<英字>50[<英字>|<数字>]
5.9 名前
――――― [JIS B 6327 pdf 12] ―――――
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B 6327-1985
5.9.1 意味
名前は,単純名前又は単純名前に添字を伴ったもので,固有の意味をもたない。添字付き名
前は,規制詞及び変数名に用いる。
備考 単純名前に添字を伴ったものを添字付き名前という。
例 : 名前の例
P1
P2 (5)
5.9.2 構文
構文は,次による。
<名前> :: =<単純名前>10[(<算術式>)]
5.10 名札
5.10.1 意味
名札は,文の前に付け,文の識別のために用いる。名札は,条件付き飛越し文,無条件飛越
し文又は幾何学的飛越し文によって参照される。
備考 名札は,常に右小括弧又はコロンを伴う名札と組にして用いる(5.11.2参照)。
例 : 名札の例
TRANTO/A1
・・・
・・・
A1) OTO/P1
5.10.2 構文
構文は,次による。
<名札> :: =61[<数字>]|<単純名前>
5.11 文
5.11.1 意味
文は,一つの完全な命令又は情報単位とする。文は,算術文,プログラム定義文,プログラ
ム制御文,図形定義文,幾何学的実行文及びポストプロセッサ文の6種類とする。文には,名札を付ける
ことができる。
備考 ポストプロセッサ文は,JIS B 6326による。
例 : 文の例
A=ABS (Y)
FINI
P1=POINT/INTOF, L1, L2
5.11.2 構文
構文は,次による。
<文> :: =10[<名札>11 [ )|:] ]<名札のない文>
<名札のない文> :: =<算術文>|<プログラム定義文>|<プログラム制御文>|
<図形定義文>|<幾何学的実行文>|<ポストプロセッサ文>
5.12 入れ子
5.12.1 意味
入れ子は,図形定義文のうち局所座標系の宣言及びZ面の宣言を除いた図形定義文又はそ
の等号の右辺を,左小括弧と右小括弧の間に書いたものとする(9.1.2参照)。入れ子の図形定義文は,そ
れ以降その名前によって引用することができる。
例 : 入れ子の例
L2=LINE/ (PT4=POINT/3, 6), PT1
L3=LINE/PT4, (POINT/5, 5)
5.13 パートプログラム
――――― [JIS B 6327 pdf 13] ―――――
5.13.1 意味
パートプログラムは,パートプログラム識別文で始まり,論理的に順序立った一連の文が続
き,パートプログラム終了文で終わる(8.1参照)。
5.13.2 構文
構文は,次による。
<パートプログラム> :: =<パートプログラム識別文>k0[<文>]<パートプログラム終了文>
6. 算術文
6.1 意味と構文
6.1.1 意味
算術文は,名前,等号及びそれに続く算術式で構成され,算術式の値を名前に代入する。こ
の名前を変数名と呼ぶ。算術式における算術演算は,加減演算,乗除演算及び指数演算とする。
(1) 演算子 演算子は,算術式の構成要素間の演算の種類を示す。演算を表す記号は,加法演算子には+,
減法演算子には−,乗法演算子には*,除法演算子には/及び指数演算子には**を用いる。
(2) 演算の優先順位 演算の優先順位は,次による。
優先順位 演算子
1 ( )
2 **
3 *,/
4 +,−
例えば,A=2+3*4という算術文においては,演算子*が演算子+に優先しAの値は14となる
し,またA= (2+3) *4という算術文においては,括弧内にある演算が優先しAの値が20となる。
(3) 値の代入 等号は,その左辺の名前にその右辺の算術式の値を代入するという意味をもつ。したがっ
て,A=A+1は,Aに1を加えた値が新しいAの値となる。
(4) スカラー関数 算術式に使用される関数は,代数関数,三角関数,指数関数,ベクトル関数及び雑関
数とする。これらをスカラー関数という。
(5) スカラー量の引用 変数名によって算術文のスカラー量を引用することができる。その変数名は算術
文の等号の左辺の名前である。
6.1.2 構文
構文は,次による。
<加減演算子> :: =+|−
<乗除演算子> :: =*|/
<指数演算子> :: =**
<一次子> :: =<符号のない数>|<名前>|<スカラー関数>|(<算術式>)
<因子> :: =<一次子>10[<指数演算子><一次子>]
<項> :: =10[<項><乗除演算子>]<因子>
<算術式> :: =10[<加減演算子>]<項>|
<算術式><加減演算子><項>
<スカラー> :: =10[<加減演算子>]<一次子>|
(<名前>=<算術式>)
<算術文> :: =<名前>=<算術式>
<代数関数> :: =11 [ABS|SQRT] (<算術式>)
<三角関数> :: =11 [SIN|COS|TAN|ASINI|ACOS|ATAN] (<算術式>)
――――― [JIS B 6327 pdf 14] ―――――
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B 6327-1985
<指数関数> :: =11 [EXP|LOG] (<算術式>)
<ベクトル関数> :: =LNTH(<ベクトル規制詞>)|
DOT(<ベクトル規制詞>,<ベクトル規制詞>)
<雑関数> :: =ANGL(<円規制詞>,<点規制詞>)|
DIST(<点規制詞>,<点規制詞>)|
NUM(<パターン規制詞>)
<スカラー関数> :: =<代数関数>|<三角関数>|<指数関数>|<ベクトル関数>|<雑
関数>
6.2 演算子
6.2.1 意味
演算子の意味は,次による。
(1) 加減演算子 加減演算子は,単項演算子と2項演算子とする。
(a) 単項演算子 演算子の後には項を置く。
+ 次の項の符号を変えない。
− 次の項の符号を変える。
(b) 2項演算子 演算子の前には算術式を置き,後には項を置く。
+ 算術式に項を加える。
− 算術式から項を減ずる。
(2) 乗除演算子 乗除演算子の前には項を置き,後には因子を置く。
* 項に因子を乗ずる。
/ 項を因子で除する。
備考1. A=5 (3+2) は,A=5* (3+2) と書かなければならない。
1 2 3
2. A
4 は,A= (1+2+3) /4と書かなければならない。
(3) 指数演算子 指数演算子の前には一次子を置き,後にも一次子を置く。
** 前の一次子を後の一次子でべき乗する。
例 : 決算子の例
A=B+C
A=B*C
A=B**C
A= (B+C) /D
A= (B−C) *D
6.3 スカラー関数
6.3.1 代数関数
6.3.1.1 意味 代数関数は,これに続く括弧で囲まれた算術式に対して実行する処理の種類を表示する。
ABS 算術式の絶対値を求める処理
SQRT 算術式の非負の平方根を求める処理
備考 算術式の値は,非負の実数でなければならない。
例 : 代数関数の例
A=ABS (−2)
A=SQRT (9)
6.3.2 三角関数
――――― [JIS B 6327 pdf 15] ―――――
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JIS B 6327:1985の引用国際規格 ISO 一覧
- ISO/DIS 4342:1980(MOD)
JIS B 6327:1985の国際規格 ICS 分類一覧
- 35 : 情報技術.事務機械 > 35.060 : 情報技術に使用される言語
- 25 : 生産工学 > 25.040 : 産業オートメーションシステム > 25.040.20 : 数値制御工作機械
JIS B 6327:1985の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISB0181:1998
- 産業オートメーションシステム―機械の数値制御―用語
- JISB6310:2003
- 産業オートメーションシステム―機械及び装置の制御―座標系及び運動の記号
- JISB6325:1980
- 数値制御プロセッサの出力―CLDATA
- JISB6326:1980
- 数値制御プロセッサの出力―2000タイプレコードのマイナ要素
- JISX0001:1994
- 情報処理用語―基本用語