この規格ページの目次
- 6.3.3 指数関数
- 6.3.4 ベクトル関数
- 6.3.5 雑関数
- 7. プログラム定義文
- 7.1 意味と構文
- 7.1.1 意味
- 7.1.2 構文
- 7.2 同義語宣言文
- 7.2.1 意味
- 7.2.2 構文
- 7.3 確保宣言文
- 7.3.1 意味
- 7.3.2 構文
- 7.4 マクロ定義文及びマクロ終了文
- 7.4.1 意味
- 7.4.2 構文
- 8. パートプログラムの実行制御
- 8.1 パートプログラムの開始と終了
- 8.1.1 パートプログラム識別文
- 8.1.2 パートプログラム終了文
- JIS B 6327:1985の引用国際規格 ISO 一覧
- JIS B 6327:1985の国際規格 ICS 分類一覧
- JIS B 6327:1985の関連規格と引用規格一覧
6.3.2.1 意味 三角関数は,これに続く括弧で囲まれた算術式に対して実行する三角法の処理の種類を表
示する。
SIN 算術式の正弦を求める処理
COS 算術式の余弦を求める処理
TAN 算術式の正接を求める処理
ASIN 算術式で与える正弦に対する角度を求める処理
ACOS 算術式で与える余弦に対する角度を求める処理
ATAN 算術式で与える正接に対する角度を求める処理
備考 正関数SIN,COS及びTANが処理する算術式の値は,度単位の角度とする。逆関数ASIN,ACOS
及びATANが処理する算術式の値は,それぞれ〔−1, 1〕,〔−1, 1〕及び〔−∞,∞〕とし,処
理結果として求められる値は,それぞれ〔−90, 90〕,〔0, 180〕及び〔−90, 90〕の範囲にある度
単位の角度とする。
例 : 三角関数の例
A=SIN (30)
A=COS (30)
A=TAN (45)
A=ASIN (0.5)
A=ASIN (−0.5)
A=ACOS (0.866)
A=ACOS (−0.866)
A=ATAN (1)
A=ATAN (−1)
6.3.3 指数関数
6.3.3.1 意味 指数関数は,これに続く括弧で囲まれた算術式に対して実行する指数演算の処理の種類を
表示する。
EXP 自然対数の底eを算術式でべき乗した値を求める処理
LOG 算術式の自然対数を求める処理
備考 LOGの対象となる算術式の値は,正の実数でなければならない。
例 : 指数関数の例
A=EXP (2)
A=LOG (2)
6.3.4 ベクトル関数
6.3.4.1 意味 ベクトル関数は,これに続く括弧で囲まれたベクトルに対して実行するベクトル処理の種
類を表示する。
LNTH 括弧で囲まれたベクトルの長さを求める処理
DOT 括弧で囲まれた二つのベクトルの内積を求める処理
――――― [JIS B 6327 pdf 16] ―――――
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B 6327-1985
例 : ベクトル関数の例
V1=VECTOR/1, 1, 0, 5, 4, 0
V2=VECTOR/−2, 0, 0, −2, 6, 0
A1=LNTH (V1)
A2=LNTH (V2)
A3=DOT (V1, V2)
6.3.5 雑関数
6.3.5.1 意味 雑関数は,これに続く括弧で囲まれた円,点又はパターンなどに対して実行する処理の種
類を表示する。
ANGL 正の向きをもつ基準軸Xから反時計回りに指定の点と指定の円の中心とを結ぶ直線に向か
って測った度単位の角度を求める処理
DIST 指定の2点間の距離を求める処理
NUM 指定のパターンの中の点の個数を求める処理
――――― [JIS B 6327 pdf 17] ―――――
例 : 雑関数の例
7. プログラム定義文
7.1 意味と構文
7.1.1 意味
プログラム定義文は,予約語の同義語,データの格納領域及び繰返し使用する一連の文をあ
らかじめ定義する。
7.1.2 構文
構文は,次による。
<プログラム定義文> :: =<同義語宣言文>|<確保宣言文>|<マクロ領域>
7.2 同義語宣言文
7.2.1 意味
同義語宣言文は,予約語に対してそれと同一の意味を与える別の名前を同義語として定義す
る。一般形は,次のとおりとする。
SYN/同義語1,予約語1,同義語2,予約語2,···,同義語n,予約語n
備考1. 同義語は,単純名前とする。
2. 同義語1,···,同義語nは,それぞれ予約語1,···,予約語nと同義のものとする。
3. 予約語は,附属書5及びJIS B 6326の附属書3に示す。
4. 予約語の中で特定の予約語は,附属書6に示す同義語を推奨する。
5. 同義語宣言文以降は,同義語は予約語と同じ扱いを受ける。
6. 一度同義語として宣言した単純名前は,他のいかなる文においても再定義することはできな
――――― [JIS B 6327 pdf 18] ―――――
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B 6327-1985
い。
例 : 同義語宣言文の例
SYN/P, POINT, C, CIRCLE, TT, TANTO, L, LINE
この宣言によって次の文を書くことができる。
L1=L/RIGHT, TT, C1, RIGHT, TT, C2
この文は,次の文と同じとなる。
L1=LINE/RIGHT, TANTO, C1, RIGHT, TANTO, C2
しかし,同義語として一たん宣言されたPは,次の文のように名前として使用することはできな
い。
P=POINT/0, 1, 2
7.2.2 構文
構文は,次による。
<同義語のパラメータの並び> :: =<単純名前>,<予約語>k0[,<単純名前>,<予約語>]
<同義語宣言文> :: =SYN/<同義語のパラメータの並び>
7.3 確保宣言文
7.3.1 意味
確保宣言文は,適当な大きさをもつデータ領域を,名前と添字の最大数によって確保する。
一般形は,次のとおりとする。
RESERV/単純名前1,最大値1,単純名前2,最大値2,···,単純名前n,最大値n
備考1. 単純名前1,単純名前2,···,単純名前nは,添字を付けたい名前とする。
2. 最大値1,最大値2,···,最大値nは,添字の最大数とする。
3. 確保宣言文は,添字付きの名前を使用する前に指定しなければならない(5.9.1参照)。
例 : 確保宣言文の例
RESERV/P1, 10, P2, 7, PAT1, 12
この文により,単純名前P1,P2,PAT1は添字付きの名前となり,添字の最大数はそれぞれ10,
7及び12となる。したがって,
P1 (8) =POINT/INTOF, L1, L2
は許されるが,
P2 (8) =POINT/INTOF, L1, L2
は許されない。
7.3.2 構文
構文は,次による。
<確保のパラメータの並び> :: =<単純名前>,<符号のない数>k0[,<単純名前>,
<符号のない数>]
<確保宣言文> :: =RESERV/<確保のパラメータの並び>
7.4 マクロ定義文及びマクロ終了文
7.4.1 意味
マクロ定義文及びマクロ終了文は,一連の文の集まりをパートプログラム中で複数回使用す
るために,その一連の文の集まりをマクロ領域とすることを指令する。
一般形は,次のとおりとする。
(1) マクロ名=MACRO[/パラメータ1[=標準値1],パラメータ2[=標準値2],···,
パラメータn[=標準値n]]
(2) ERMAC
備考1. マクロ領域の開始は,一般形(1)のMACRO文とする。
――――― [JIS B 6327 pdf 19] ―――――
2. マクロ領域の終了は,一般形(2)のTERMACとする。
3. マクロ名は,マクロに対して付けられる名前とする。
4. パラメータ1,パラメータ2,···,パラメータnは,単純名前とする。
5. 標準値1,標準値2,···,標準値nは,パラメータにあらかじめ与える値とする。
6. 標準値が与えられていないパラメータは,マクロ実行文でマクロ定義を呼び出すときに実効
値を与える(8.2.14参照)。
7. マクロ領域内にPARTNO,FINI,繰返し開始文,繰返し終了文及び他のマクロ定義を書いて
はならない。
例 : マクロ定義文及びマクロ終了文の例
MAC1=MACRO
GOTO/P1
GODLTA/0.5
TERMAC
MAC3=MACRO/A, B=−15
GOTO/A
GODLTA/B
GODLTA/−B
TERMAC
7.4.2 構文
構文は,次による。
<標準マクロ項目> :: =<予約語>|<単純名前>|<符号のない数>|(<算術式>)
<マクロ項目の並び> :: =<単純名前>|
<単純名前>=<標準マクロ項目>|
<マクロ項目の並び>,<単純名前>|
<マクロ項目の並び>,<単純名前>=<標準マクロ項目>
<マクロ定義文> :: =<単純名前>=MACRO10[/<マクロ項目の並び>]
<マクロ終了文> :: =TERMAC
<マクロ領域> :: =<マクロ定義文>k0[<文>]<マクロ終了文>
8. パートプログラムの実行制御
8.1 パートプログラムの開始と終了
8.1.1 パートプログラム識別文
8.1.1.1 意味 パートプログラム識別文は,パートプログラムの識別のための文字列を与え,パートプロ
グラムの始まりを指示する。
一般形は,次のとおりとする。
PARTNO/文字列
例 : パートプログラム識別文の例
PARTNO/VALVE HOUSING, DRAWING NO72445
8.1.1.2 構文 構文は,次による。
<パートプログラム識別文> :: =PARTNO/<文字列>
8.1.2 パートプログラム終了文
――――― [JIS B 6327 pdf 20] ―――――
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JIS B 6327:1985の引用国際規格 ISO 一覧
- ISO/DIS 4342:1980(MOD)
JIS B 6327:1985の国際規格 ICS 分類一覧
- 35 : 情報技術.事務機械 > 35.060 : 情報技術に使用される言語
- 25 : 生産工学 > 25.040 : 産業オートメーションシステム > 25.040.20 : 数値制御工作機械
JIS B 6327:1985の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISB0181:1998
- 産業オートメーションシステム―機械の数値制御―用語
- JISB6310:2003
- 産業オートメーションシステム―機械及び装置の制御―座標系及び運動の記号
- JISB6325:1980
- 数値制御プロセッサの出力―CLDATA
- JISB6326:1980
- 数値制御プロセッサの出力―2000タイプレコードのマイナ要素
- JISX0001:1994
- 情報処理用語―基本用語