JIS B 6520:1994 仕上かんな盤―試験及び検査方法

JIS B 6520:1994 規格概要

この規格 B6520は、ベルト式の送材装置をもつ有効切削幅120mm以上600mm以下,最大加工厚さ240mm以下の仕上かんな盤の試験方法並びに静的精度及び工作精度検査方法について規定。

JISB6520 規格全文情報

規格番号
JIS B6520 
規格名称
仕上かんな盤―試験及び検査方法
規格名称英語訳
Machines planing -- Test and inspection methods
制定年月日
1994年2月1日
最新改正日
2018年10月22日
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対応国際規格

ISO

国際規格分類

ICS

79.120.10
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
‐ 
改訂:履歴
1994-02-01 制定日, 1998-09-20 確認日, 2004-02-20 確認日, 2008-10-01 確認日, 2013-10-21 確認日, 2018-10-22 確認
ページ
JIS B 6520:1994 PDF [9]
                                       日本工業規格(日本産業規格)                             JIS
B 6520-1994

仕上かんな盤−試験及び検査方法

Machines planing−Test and inspection methods

1. 適用範囲 この規格は,ベルト式の送材装置をもつ有効切削幅120 mm以上600 mm以下,最大加工
厚さ240 mm以下の仕上かんな盤(以下,かんな盤という。)の試験方法並びに静的精度及び工作精度検査
方法について規定する。
備考1. 仕上かんな盤とは,次に示すものの総称である。
(1) 一面仕上かんな盤 テーブルに固定されたかんな刃又はかんな台,及び送材装置からなり,
工作物を自動送りし,工作物の一面を仕上げ削りするかんな盤。
(2) 二面仕上かんな盤 上下又は左右のテーブルに固定されたかんな刃又はかんな台,及び送材
装置からなり,工作物を自動送りし,工作物の上面・下面又は左面・右面を仕上げ削りする
かんな盤。
(3) 直角二面仕上かんな盤 水平・垂直のテーブルに固定されたかんな刃又はかんな台,及び送
材装置からなり,工作物を自動送りし,隣接する二面を直角に仕上げ削りするかんな盤。
2. この規格の引用規格を,次に示す。
JIS B 6507 木材加工機械の安全通則
JIS B 6521 木材加工機械の騒音測定方法
JIS B 7502 外側マイクロメータ
JIS B 7503 ダイヤルゲージ
JIS B 7510 精密水準器
JIS B 7524 すきまゲージ
3. この規格の中で{}を付けて示してある単位及び数値は,従来単位によるものであって,
参考として併記したものである。
2. 機能試験方法 かんな盤の機能試験は,表1による。

――――― [JIS B 6520 pdf 1] ―――――

2
B 6520-1994
表1 機能試験
番号 試験項目 試験方法
1 電気装置 運転試験の前後に,各1回絶縁状態を試験する。
2 送材装置の始動,停止適当な一つの送り速度で正転及び逆転について,始動及び停止
及び運転操作 (制動を含む。)を繰り返し10回行い,作動の円滑さ及び確実さ
を試験する。
3 送り速度の変換操作 表示のすべての送り速度(1)について速度を変換し,操作装置の作
動の円滑さ及び指示の確実さを試験する。
4 手送りの操作 手送りハンドルによって,動きの全長にわたって作動の円滑さ及
び均一さを試験する。
また,微動手送りハンドルを数回回転し,作動の円滑さ及び均一
さを試験する。
5 送材装置の昇降及び自送材装置を昇降させ,動きの全長にわたって作動の円滑さ及び均
動停止の操作 一さを試験する。
また,動きの両端において,自動停止装置の作動の円滑さ及び確
実さを試験する。
6 テーブルの昇降及び自テーブルを昇降させ,動きの全長にわたって作動の円滑さ及び均
動停止の操作 一さを試験する。
また,動きの両端において,自動停止装置の作動の円滑さ及び確
実さを試験する。
7 クッション装置の作動クッション機構の作動の円滑さ及び確実さを試験する。
8 工作物自動逆転の操作工作物を送材装置の最低及び最高送り速度で移動し,自動逆転位
置の設定及び作動について,それぞれの円滑さ及び確実さを試験
する。
9 バイアス角の変換操作バイアス角を変換し,操作装置の作動の円滑さ及び指示の確実さ
を試験する。
10 回転テーブルの反転操回転テーブルを任意の位置で反転するよう設定して反転させ,作
作 動の円滑さ及び指示の確実さを試験する。
11 可動部分の作動操作 動きの全範囲に対して,その作動の円滑さ及び確実さを試験す
る。
12 かんな台の取付け及びかんな台の取付け,取外しの円滑さ及び確実さを試験する。
取外し
13 かんな刃の取付け及びかんな刃の取付け,取外しの円滑さ及び確実さを試験する。
取外し
14 送材ベルトの取付け及送材ベルトの取付け,取外し操作の円滑さ及び確実さを試験す
び取外し る。
15 安全装置 作業者に対する安全機能及び機械防護機能の確実さを試験する
(JIS B 6507参照)。
16 潤滑装置 油密,油量の適正な配分など,機能の確実さを試験する。
17 油圧装置 油密,圧力調整など,機能の確実さを試験する。
18 空気圧装置 気密,圧力調整など,機能の確実さを試験する。
19 附属装置 機能の確実さを試験する。
注(1) 無段変速の場合は,最低,中間及び最高の三つの送り速度について行う。
備考 その機能をもたないかんな盤では,表1中のこれに該当する試験項目を省略する。

――――― [JIS B 6520 pdf 2] ―――――

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B 6520-1994
3. 運転試験方法
3.1 無負荷運転試験 送材装置を始動させ,3060分間運転を継続して駆動及び従動ロールの軸受温度
が安定した後,所要電力及び騒音を測定し,表2の記録様式1に規定する各項について記録するとともに,
異常振動がないことを感触によって観察する。
なお,騒音の測定は,JIS B 6521による。
表2 記録様式1
備考1. 送材装置の送り速度の変速装置があるものは,最大送り速度を
含む少なくとも2条件の送り速度について記録する。
2. 騒音測定条件については,記事欄に記録する。
3. 送材装置が二つ以上ある場合には,すべての送材装置について
測定を行う。
3.2 負荷運転試験 試験材の切削を行い,所要電力及び騒音を測定し,表3の記録様式2に規定する各
項について記録するとともに,異常振動がないこと及び切削面の状態を感触によって観察する。
所要電力の測定は,送り速度を一定とし,切込み深さを変えるか,又は切込み深さを一定とし,送り速
度を変えて試験を行う。
なお,騒音の測定は,JIS B 6521による。
表3 記録様式2
備考1. 試験材の切削方向及び騒音測定条件については,記事欄に記録する。
2. 刃形は,図示して主要寸法を記入する。
3. 送材装置が二つ以上ある場合は,すべての送材装置について測定を行う。
4. かんな刃の名称は,機種によって変更することができる。

――――― [JIS B 6520 pdf 3] ―――――

4
B 6520-1994
4. 剛性試験方法 かんな盤の剛性試験は,表4による。
表4 剛性試験
番号 試験項目 測定方法 測定方法図
1 かんな台の剛 かんな刃と刃口金を取り付けたかんな台を
性 水平に据え置き,定盤に固定したテストイ
ンジケータをかんな台のかんな刃先端の近
傍及び刃口金の先端に当てて,かんな台に
垂直方向に荷重 (P) を加えて,その変位を
測定する。
この測定は,中央及び左右端の3か所で行
う。
備考1. 同一設計の機械の剛性試験は,代表的な1台について行った試験結果で代表させ,他のものについては省略
してもよい。
2. 荷重 (P) は,製造業者が推奨する大きさとし,その値を記録する。
5. 静的精度検査方法 かんな盤の静的精度検査は,表5による。

――――― [JIS B 6520 pdf 4] ―――――

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B 6520-1994
表5 静的精度検査
単位 mm
番号 検査項目 測定方法 測定方法図 許容値
1 テーブル上面の真直 テーブル上面の対角線上,縦 500について
度(2) 方向及び横方向に直定規を 0.1
置き,すきまをすきまゲージ 中低であっ
で測定し,その最大値を測定 てはならな
値とする(3)。 い
2 回転テーブル上面の 回転テーブル上面の溝と平 500について
真直度 行方向2か所及び直角方向の 0.05
中央部1か所に直定規を置
き,すきまをすきまゲージで
測定し,その最大値を測定値
とする(3)。
3 回転テーブ回転テー 回転テーブル上面にテスト 0.04
ルとテーブブル基準 インジケータを置き,これを
ルの平行度 隣接するテーブルの上面に
当てて,回転テーブルを回転
し,回転中におけるテストイ
ンジケータの読みの最大差
を測定値とする。
テーブル テーブル上面にテストイン 0.04
基準 ジケータを置き(4),これを回
転テーブル上面に当てて,回
転テーブルを回転し,回転中
のテストインジケータの読
み(5)の最大差を測定値とす
る。

――――― [JIS B 6520 pdf 5] ―――――

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JIS B 6520:1994の国際規格 ICS 分類一覧

JIS B 6520:1994の関連規格と引用規格一覧

規格番号
規格名称
JISB6507:1981
木材加工機械の安全通則
JISB6521:1978
木材加工機械の騒音測定方法
JISB7502:2016
マイクロメータ
JISB7503:2017
ダイヤルゲージ
JISB7510:1993
精密水準器
JISB7524:2008
すきまゲージ