JIS B 6600:1978 リッパ及びギャングリッパの構造の安全基準 | ページ 2

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3.4 集じんカバー リッパには,のこくず,切りくず等の落下によって,送材装置,加圧装置,反ぱつ
防止づめ及び跳ね返り防止づめの機能が損なわれないように,集じんカバーを備えなければならない。集
じんカバーは,のこくず,切りくず等の集じん口への流れを円滑にして集じんの効率を高めるため,次の
各項目について十分に注意しなければならない。
(1) 集じんカバー内面の構造及び形状。
(2) 集じん口の取付位置及び方向。
(3) 吸込み風量。
3.5 その他の装置 リッパには,安全性を増すため,次のような装置を取り付けることが望ましい。
(1) のこ軸及び送材装置のブレーキ装置。
(2) 停電時の自動開路式動力用スイッチ。
4. ギャングリッパ
4.1 加圧装置 ギャングリッパには,加圧装置として押さえロール,加圧ばね,昇降装置等で構成され
る押さえロール装置を備え,次によらなければならない。
(1) 押さえロールは,丸のこの前後に少なくとも1本ずつ備えなければならない。
(2) 押さえロールの長さは,送材装置の幅を基準とし,工作物を十分に押さえることができるものでなけ
ればならない。
(3) 押さえロールの材料,加圧ばね,平行度,昇降装置等は,3.リッパの3.1の(5),(6),(7)及び(8)の規定
による。
4.2 板押さえ装置 ギャングリッパには,ひき材中に工作物が浮き上がるのを防止する板押さえ装置を
備え,次によらなければならない。
(1) 板押さえの取付装置は,板押さえの下面が,常に工作物の送り方向と平行になるように板押さえを取
り付けることのできるものでなければならない。
(2) 板押さえの取付装置の加圧ばねは,板押さえが工作物を押さえる力を調節できるものでなければなら
ない。
(3) 板押さえ装置の加圧ばね及び板押さえは,工作物の浮き上がりを防止することができる強さをもつも
のでなければならない。
4.3 送材装置 ギャングリッパには,送材装置としてキャタピラ装置又は送りロール装置を備え,次に
よらなければならない。
(1) キャタピラピースの材料は,JIS G 5501に規定するFC25又はこれと同等以上の引張強さをもち,耐
摩耗性の高い材料でなければならない。
(2) キャタピラチェーンの幅,キャタピラピースの表面,キャタピラチェーンの平行度,送りロールの数
等は,3.リッパの3.2の(1),(3),(5)及び(6)の規定による。
4.4 反ぱつ防止づめ及び跳ね返り防止づめ
4.4.1 ギャングリッパの工作物送入側には,反ぱつ防止づめ及び跳ね返り防止づめを必ず備えなければな
らない。
4.4.2 つめの構造,形状及び寸法 つめの構造,形状及び寸法は,次による。
(1) 反ぱつ防止づめ 反ぱつ防止づめは上部づめとし,その構造,形状及び寸法は,3.リッパの3.3.2の(1)
の規定による。

――――― [JIS B 6600 pdf 6] ―――――

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(2) 跳ね返り防止づめ 跳ね返り防止づめは,上部づめ及び下部づめとする。
上部づめの形状及び寸法は,3.リッパの3.3.2の(2)の跳ね返り防止づめの規定による。
なお,下部づめの形状及び寸法は,4.4.4の(2)の(b)の規定を満足するために図2のb及びl2を大き
くするほかは,上部づめと同様とする。
4.4.3 つめの材料 つめの材料は,次による。
(1) 反ぱつ防止づめ 反ぱつ防止づめの材料は,3.リッパの3.3.3の(1)の規定による。
(2) 跳ね返り防止づめ 跳ね返り防止づめの上部づめの材料は,3.リッパの3.3.3の(2)の規定による。
なお,下部づめの材料は,JIS G 3101に規定するSS41,JIS G 5502(球状黒鉛鋳鉄品)に規定する
もの又はこれらと同等以上の機械的性質をもつものとする。
4.4.4 つめ列の数,幅及び高さ つめ列の数,幅及び高さは,次による。
(1) つめ列の数及び幅
(a) つめ列の数は,反ぱつ防止づめを1列以上,跳ね返り防止づめを2列以上配列する。
(b) 反ぱつ防止づめのつめ列の幅は,丸のこの最大取付け幅以上とする。
(c) 跳ね返り防止づめのつめ列の幅は,左右の最も外側の丸のこの中心から左右に十分に延びていなけ
ればならない。この場合図5に示すように,キャタピラチェーン上面又は送りロール上面において,
いずれか一つのつめ列の両端が,それぞれ左右の最も外側の丸のこの中心から15°以上開いていな
ければならない。ただし,側方防護板を跳ね返り防止づめのつめ列の端に接して備える場合には,
この限りでない。
図5 つめ列の幅(ギャングリッパ)
(d) つめの作動及び配列は,3.リッパの3.3.4の(1)の(c)及び(f)の規定による。

――――― [JIS B 6600 pdf 7] ―――――

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(2) つめ列の高さ
(a) 反ぱつ防止づめ及び跳ね返り防止づめのつめ列の高さ,ストッパ等は,3.リッパの3.3.4の(2)の規定
による。
(b) 跳ね返り防止づめの下部づめのつめ列の高さは,機械の調節のいかんにかかわらず,つめの先端が,
常にキャタピラチェーン上面又は送りロール上面より十分に上方に突出した状態に保たれる高さで
なければならない。
また,つめは送人される工作物によって大きな抵抗がなく押し下げられ,その通過後には速やか
に元の位置までもどらなければならない。
4.5 側方防護板 ギャングリッパには,側方に飛び出す端材を捕らえる側方防護板を備えなければなら
ない。
4.6 集じんカバー 3.リッパの3.4の規定による。
4.7 その他の装置 ギャングリッパには,安全性を増すため,次のような装置を取り付けることが望ま
しい。
(1) のこ軸及び送材装置のブレーキ装置。
(2) 停電時の自動開路式動力用スイッチ。
工作機械部会 木工機械専門委員会構成表
氏名 所属
(委員会長) 林 大九郎 東京農業大学
杉 原 彦 一 京都大学農学部
福 井 尚 名古屋大学農学部
野 原 石 松 労働省労働基準局安全衛生部
野 田 茂 職業訓練大学校
鈴 木 寧 農林省林業試験場
若曾根 和 之 工業技術院標準部
鈴 木 直 道 通商産業省機械情報産業局
岡 本 純 三 工業技術院機械技術研究所
谷 尻 正 三 株式会社中国機械製作所
長 尾 英 雄 株式会社筒井工業製作所
上 杉 正 株式会社ウロコ製作所
福 田 良 平 株式会社菊川鉄工所
佐 塚 省 吾 鈴木帯鋸機械製造株式会社
内 藤 義 雄 株式会社太平製作所
谷 野 八 郎 庄田鉄工株式会社
児 玉 実 木材加工技術コンサルタント
佐 藤 正 徳 株式会社佐藤製材所
広 瀬 清 野田合板株式会社
池 谷 一 好 日本楽器製造株式会社
河 野 勝 彦 社団法人全国家具工業連合会
村 上 勝 社団法人全国木工機械工業会
(事務局) 渡 辺 武 夫 工業技術院標準部機械規格課
津 金 秀 幸 工業技術院標準部機械規格課

JIS B 6600:1978の国際規格 ICS 分類一覧

JIS B 6600:1978の関連規格と引用規格一覧

規格番号
規格名称
JISB6512:1989
リッパの試験及び検査方法
JISG3101:2015
一般構造用圧延鋼材
JISG3101:2020
一般構造用圧延鋼材
JISG5501:1995
ねずみ鋳鉄品
JISG5502:2001
球状黒鉛鋳鉄品