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JIS B 6600:1978 規格概要
この規格 B6600は、木材加工に使用するリッパ及びギャングリッパの構造の安全基準について規定。
JISB6600 規格全文情報
- 規格番号
- JIS B6600
- 規格名称
- リッパ及びギャングリッパの構造の安全基準
- 規格名称英語訳
- Safety standards for construction of rip saw and gang rip saw
- 制定年月日
- 1978年3月1日
- 最新改正日
- 2018年10月22日
- JIS 閲覧
- ‐
- 対応国際規格
ISO
- 国際規格分類
ICS
- 79.120.10
- 主務大臣
- 経済産業
- JISハンドブック
- ‐
- 改訂:履歴
- 1978-03-01 制定日, 1987-02-01 確認日, 1992-06-01 確認日, 1998-09-20 確認日, 2004-02-20 確認日, 2008-10-01 確認日, 2013-10-21 確認日, 2018-10-22 確認
- ページ
- JIS B 6600:1978 PDF [8]
日本工業規格(日本産業規格) JIS
B 6600-1978
リッパ及びギャングリッパの構造の安全基準
Safety Standards for Construction of Rip Saw and Gang Rip Saw
1. 適用範囲 この規格は,木材加工に使用するリッパ及びギャングリッパの構造の安全基準について規
定する。
備考 リッパ(1)及びギャングリッパは,この規格の規定以外に労働安全衛生法(労働安全衛生規則及
び木材加工用丸のこ盤並びにその反ぱつ予防装置及び歯の接触予防装置の構造規格)にもよら
なければならない。
注(1) IS B 6512(リップソー)を参照のこと。
引用規格 :
JIS B 6512 リップソー
JIS G 3101 一般構造用圧延鋼材
JIS G 5501 ねずみ鋳鉄品
JIS G 5502 球状黒鉛鋳鉄品
関連規格 JIS B 0114 木材加工機械の名称に関する用語
JIS B 4802 木工用丸のこ
JIS B 6501 木材加工機械の試験方法通則
2. 用語の意味 この規格で用いる主な用語の意味は,次のとおりとする。
(1) 加圧装置 工作物を上方から加圧しながら,送材装置による送材を確実にするとともに工作物の逆走
を予防する機能をもつ装置。
(2) 送材装置 工作物を載せ,加圧装置とともにこれを保持して自動的に送る装置。
(3) のこみぞ 丸のこの歯先を通すため,あらかじめ設けられたキャタピラピース中央のみぞ(図1参照)。
(4) 反ぱつ防止づめ 逆走しようとする工作物表面に直接食い込んで逆走を防止する役割をもつつめ。
(5) 跳ね返り防止づめ 端材,木片等の跳ね返りを受け止める役割をもつつめ。
(6) 上部づめ 上方から工作物の表面に作用するつめ。
(7) 下部づめ 下方から工作物に作用するつめ。
――――― [JIS B 6600 pdf 1] ―――――
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B 6600-1978
3. リッパ
3.1 加圧装置 リッパには,加圧装置として押さえロール,加圧ばね,昇降装置等で構成される押さえ
ロール装置を備え,次によらなければならない。
(1) のこ軸がテーブルより上にあるリッパでは,押さえロールは,主ロールと分割ロールとし,主ロール
は丸のこの前後に少なくとも1本ずつ,分割ロールは,のこ身をはさむ位置に少なくとも2組備えな
ければならない。
(2) のこ軸がテーブルより下にあるリッパでは,主ロールを丸のこの前後に少なくとも2本ずつ備えなけ
ればならない。
(3) 主ロールの長さは,送材装置の幅を基準とし,工作物を十分に押さえることができるものでなければ
ならない。
(4) 分割ロールとのこ身との間隔は,のこ径350mm以下のリッパでは4mmを,のこ径350mmを超える
リッパでは6mmを超えてはならない。
(5) 押さえロールの材料は,JIS G 5501(ねずみ鋳鉄品)に規定するFC20又はこれと同等以上の引張強さ
をもつものとする。ただし,工作物にきずをつけないため,押さえロールの表面材にゴム,合成樹脂
等を用いることができる。
(6) 押さえロールの加圧ばねは,工作物の浮き上がりを確実に防止することができる強さをもつものでな
ければならない。
(7) 各押さえロールは,確実な送材が可能なように,次の各項目について十分に注意しなければならない。
(a) のこ軸と各押さえロールとの平行度。
(b) キャタピラチェーン又は送りロールの上面と各押さえロールとの平行度。
(c) 送材装置の送材方向と各押さえロール軸に垂直な面との平行度。
(d) 各押さえロールの円筒度。
(8) 押さえロールの昇降装置は,工作物の厚さに応じて高さを調整できるもので,押さえロールの昇降量
を正確に読み取れる構造とし,送材中に上下方向に動かないように固定できる機構でなければならな
い。
3.2 送材装置 リッパには,送材装置としてキャタピラ装置又は送りロール装置を備え,次によらなけ
ればならない。
(1) キャタピラチェーンの幅は,加圧装置とともに工作物を十分に保持して送材できるものでなければな
らない。
(2) キャタピラピースの材料は,JIS G 5501に規定するFC25又はこれと同等以上の引張強さをもち,耐
摩耗性の高い材料でなければならない。ただし,のこ径300mm以下で送り用モータの定格出力0.75kW
以下のリッパについては,引張強さはこの限りでない。
(3) キャタピラピースの表面は,工作物との間に滑りの生じにくいような構造をもつものでなければなら
ない。
(4) キャタピラピースののこみぞには,図1のようにゴム,強化木,鉛,シール材等の充てん材を脱落す
ることのないように十分強固に埋め込まなければならない。
――――― [JIS B 6600 pdf 2] ―――――
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B 6600-1978
図1 のこみぞと充てん材
(5) キャタピラチェーンは,確実な送材が可能なように,次の各項目について十分注意しなければならな
い。
(a) のこ軸中心線とキャタピラチェーン上面との平行度。
(b) のこ軸中心線に垂直な面とキャタピラチェーン走行方向との平行度。
(c) のこ軸上下動とキャタピラチェーン上面との直角度。
(d) キャタピラチェーン走行方向の真直度。
(e) テーブル面からキャタピラチェーン上面までの高さ。
(6) 送材装置が送りロール装置である場合には,送りロールの数,配置,押さえロールとの組合せ等に注
意し,送材中に工作物の急激な上下動が生じないような構造としなければならない。
また,運転中に上下のロールの間に手が入らないような構造でなければならない。
3.3 反ぱつ防止づめ及び跳ね返り防止づめ
3.3.1 リッパの工作物送入側には,跳ね返り防止づめを必ず備えなければならない。
また,必要に応じて,反ぱつ防止づめを備えなければならない。
3.3.2 つめの構造,形状及び寸法 つめの構造,形状及び寸法は,次による。
(1) 反ぱつ防止づめ 反ぱつ防止づめは,原則として上部づめとし,図2に示す形状(2)で次のような寸法
の範囲のものとする。
なお,つめの先端は,十分,鋭利でなければならない。
図2 つめの形状及び寸法
注(2) この形状は,規定する寸法の範囲内で変更することができる。
(a) は,支軸の直径にほぼ等しいものとし,支軸の直径は,逆走による衝撃に十分耐える大きさでな
ければならない。
――――― [JIS B 6600 pdf 3] ―――――
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B 6600-1978
(b) 及びl2は,d以上とする。
(c) 1は,100mm以上とする。ただし,やむを得ずl1を100mm未満にする場合には,その接触荷重(3) を
増すか,又は接触角 懿 図4参照)を規定の範囲(4)でできる限り大きく保つようにする。
注(3) つめが,その先端部で工作物に接触しているときにつめによって工作物が受ける荷重。
(4) 3.3.4つめ列の数,幅及び高さの(2)の(a)。
(d) は,8mm以上とする。
(e) 戰 30 以上60 以下とする。
(2) 跳ね返り防止づめ 跳ね返り防止づめは,上部づめとし,上部づめの形状及び寸法は,(1)の反ぱつ防
止づめの規定による。ただし,tは3mm以上12mm以下とし,l1が長いほどtを大きくする。
3.3.3 つめの材料 つめの材料は,次による。
(1) 反ぱつ防止づめ 反ぱつ防止づめの材料は,JIS G 3101(一般構造用圧延鋼材)に規定するSS41又は
これと同等以上の機械的性質をもつものとし,先端は硬化処理を行って耐摩耗性を高くする。
(2) 跳ね返り防止づめ 跳ね返り防止づめの材料は,JIS G 3101に規定するSS41又はこれと同等以上の
機械的性質をもつものとする。
3.3.4 つめ列の数,幅及び高さ つめ列の数,幅及び高さは,次による。
(1) つめ列の数及び幅
(a) のこ径350mmを超えるリッパについては,反ぱつ防止づめを1列以上,跳ね返り防止づめを2列
以上配列する。
(b) のこ径350mm以下のリッパについては,跳ね返り防止づめを2列以上配列する。この場合,1列の
つめを反ぱつ防止づめに代えることができる。
(c) 各列のつめは,相互に自由に支軸の周りに動き得る状態で,できるだけすき間なく並んでいなけれ
ばならない。
(d) 反ばつ防止づめのつめ列の幅は,主ロールの長さ以上とする。
(e) 跳ね返り防止づめのつめ列の幅は,丸のこの中心から左右に十分に延びていなければならない。こ
の場合図3に示すように,キャタピラチェーン上面又は送りロール上面において,いずれか一つの
つめ列の端が,丸のこの中心から15 以上開いているものとする。
――――― [JIS B 6600 pdf 4] ―――――
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B 6600-1978
図3 つめ列の幅(リッパ)
(f) 跳ね返り防止づめのつめ列の各列間で個々のつめは,図3に示すように千鳥配列としなければなら
ない。
(2) つめ列の高さ
(a) 反ぱつ防止づめのつめ列の高さは,機械の調節,工作物の厚さのいかんにかかわらず,つめの先端
が常に工作物表面と接触した状態に保たれ,かつ,つめの接触角 懿 図4)が,常に65 以上80 以
下の条件を満足する高さでなければならない。
図4 接触角
(b) 跳ね返り防止づめのつめ列の高さは,機械の調節のいかんにかかわらず,つめの先端が,常にキャ
タピラチェーン又はテーブルに接触した状態に保たれる高さでなければならない。
また,つめは送入される工作物によって大きな抵抗がなく押し上げられ,その通過後には速やか
に元の位置までもどらなければならない。
(c) 反ぱつ防止づめのつめ列には,つめの側方へのずれ及び反転防止のためのストッパを設けなければ
ならない。
(d) ストッパは,跳ね返り又は逆走による衝撃に十分に耐えるものでなければならない。
――――― [JIS B 6600 pdf 5] ―――――
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JIS B 6600:1978の国際規格 ICS 分類一覧
JIS B 6600:1978の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISB6512:1989
- リッパの試験及び検査方法
- JISG3101:2015
- 一般構造用圧延鋼材
- JISG3101:2020
- 一般構造用圧延鋼材
- JISG5501:1995
- ねずみ鋳鉄品
- JISG5502:2001
- 球状黒鉛鋳鉄品