JIS B 7410:1997 規格概要
この規格 B7410は、石油類の試験に用いるガラス製棒状温度計について規定。
JISB7410 規格全文情報
- 規格番号
- JIS B7410
- 規格名称
- 石油類試験用ガラス製温度計
- 規格名称英語訳
- Liquid-in-glass thermometers for testing of petroleum product
- 制定年月日
- 1956年6月23日
- 最新改正日
- 2017年10月20日
- JIS 閲覧
- ‐
- 対応国際規格
ISO
- 国際規格分類
ICS
- 17.200.20
- 主務大臣
- 経済産業
- JISハンドブック
- 石油 2020
- 改訂:履歴
- 1956-06-23 制定日, 1958-12-16 改正日, 1959-03-30 改正日, 1962-03-30 確認日, 1963-03-01 改正日, 1966-03-01 確認日, 1969-01-01 確認日, 1972-02-01 確認日, 1974-09-01 改正日, 1977-09-01 確認日, 1982-03-01 改正日, 1990-01-01 確認日, 1995-03-01 確認日, 1997-11-20 改正日, 2003-03-20 確認日, 2008-03-20 確認日, 2012-10-22 確認日, 2017-10-20 確認
- ページ
- JIS B 7410:1997 PDF [46]
B 7410 : 1997
まえがき
この規格は,工業標準化法に基づいて,日本工業標準調査会の審議を経て,通商産業大臣が改正した日
本工業規格である。これによってJIS B 7410-1982は改正され,この規格に置き換えられる。
JIS B 7410には,次に示す附属書がある。
附属書(規定) 補正試験方法
(pdf 一覧ページ番号 )
――――― [JIS B 7410 pdf 1] ―――――
日本工業規格(日本産業規格) JIS
B 7410 : 1997
石油類試験用ガラス製温度計
Liquid-in-glass thermometers for testing of petroleum product
1. 適用範囲 この規格は,石油類の試験に用いるガラス製棒状温度計(以下,温度計という。)について
規定する。
備考 この規格は,温度計の安全な使用方法をすべて規定しているわけではないので,この温度計の
使用者は,適切な安全上及び健康上の禁止事項を決めておかなければならない。
2. 引用規格 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成す
る。この引用規格は,その最新版を適用する。
JIS Z 8103 計測用語
3. 定義 この規格で用いる主な用語の定義は,JIS Z 8103によるほか,次による。
a) 浸没 (immersion) 温度計を,測る温度に保つ状態を表し,全浸没と部分浸没とがある。
備考 全浸没は,温度計の液柱頂部までを,測る温度に保つ状態をいう。部分浸没は,球部下端から
指定された位置までを,測る温度に保つ状態をいう。
b) 膨張室 (expansion chamber) 温度計を最高目盛温度以上に加熱した場合に破損しないように,温度
計の毛細管の頂部を膨らませて設けた室。
c) 収縮室 (contraction chamber) 温度計を低い温度に保ったとき,封入液体が球部に全部引き込まれ,
液切れなどが生じることを避けるために,球部の近くに毛細管を膨らませて設けた室。
d) 膨らみ (stem enlargement) 温度計を試験器に取り付けるときの便宜のために,太くした幹部の一部
分。
4. 種類 温度計の種類は,付表1に示す92種類とする。
5. 温度目盛 温度計の目盛は,次による。
a) 度量衡総会によって採択された,国際温度目盛の現行定義で定められたセルシウス度目盛及びSI単位
とする。
b) 温度計は,それぞれ付表1の浸没条件に従い,次のいずれかによって目盛る。
1) 全浸没は,温度計の液柱頂部が測ろうとする温度媒体の表面から2目盛以上露出しない状態で使用
したとき,温度計の示度が温度媒体の温度と一致するように目盛る。
2) 部分浸没は,温度計の球部の下端から付表1に規定された浸没線の位置まで温度計を温度媒体に浸
没させ,温度媒体から露出している部分の液柱の平均温度が付表2に規定した露出部の平均温度の
とき,温度計の示度が温度計媒体の温度と一致するように目盛る。
――――― [JIS B 7410 pdf 2] ―――――
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B 7410 : 1997
6. ガラス 幹部は適切な温度計用ガラス(1)で,その断面はほぼ円形とし,正面は透明で,背面は特に指
定のない限り乳白色とする。毛細管の内壁は滑らかで,内径は均一でなければならない。球部は,幹部の
ガラスと同等以上の品質で,適切な熱処理によって安定化されていなければならない。
a) 球部及び幹部のガラスの中のひずみは,熱的及び機械的な衝撃による破損の可能性を最小にしなけれ
ばならない。
b) ガラス中の不純物,気泡,きず,継ぎ目の切れなどによるメニスカス又はその像のひずみは,できる
限り少なくしなければならない。
注(1) エナ16IIIガラス若しくはこれと同等の膨張係数をもつもの,又はエナ59IIIガラス若しくはこれ
と同等の膨張係数をもつもの。
7. 封入液体 付表1で特に指定しているもの以外は,水銀とする。
8. 封入気体 封入液体が水銀の場合,封入気体は窒素,アルゴン又は適切な不活性ガスとする。
9. 構造及び寸法 温度計の構造及び寸法は,図1,図2及び付表1による。
球部の長さDは,図2に示すように,球部の内部直径が小さくなり始める点(球部と幹部との接合部)
から球部下端までの長さをいう。
図1 温度計の寸法
図2 温度計の球部
10. 目盛及び標識
10.1 一般 目盛及び標識は明りょうに表示し,顔料は適切に処理されて,耐久性がよく,見やすく明示
しなければならない。
――――― [JIS B 7410 pdf 3] ―――――
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B 7410 : 1997
10.2 目盛線 目盛線は,均一に目幅の1/5を超えない太さで,示度の読取りに差し障りがないように,付
表1に従って刻む。
10.3 浸没線 部分浸没の温度計は,幹部の正面に,温度計の球部の下端から付表1に示された寸法(許
容差)±0.5mmの位置に恒久的に消えない線を付ける。
10.4 目盛数字 目盛数字は,完全数字又は略数字(例えば,最小けた数だけ)によって付表1に従って
表示する。上下両端の目盛数字は,完全数字とする。ただし,これに隣接する目盛数字が完全数字の場合,
及び次の温度計の場合には,略数字にしてもよい。
a) AP-2,VAP-89
b) OS-6
c) IS-14VIS-24,VIS-88,VIS-92VIS-96,VIS-98,VIS-99
d) FV-1,SFV-81SFV-87
備考 目盛が0℃の上下にわたるときは,次のいずれかの方法によって正負温度を区別する。ただし,
DIST-7,DIST-8,COC-32,DP-38,GUM-49,SP-74,VIS-14VIS-24,IOS-26,AEL-27,TTS-63,
SG-64,VIS-88,VIS-92VIS-96及びVIS-98についてはこの限りではない。
a) 目盛線の色を変える。
b) 目盛数字の字体を変える。
c) 負の温度数字の前に負記号 (−) を付ける。
10.5 標識など 見やすい位置に表示事項を記入し,浸没線には“浸”又は“没”の文字を記入する。
11. 外観 外観は真直で,液柱(水銀)の反射方向は著しく偏ってはならない。
12. 最大許容誤差 目盛の誤差は,補正試験を行ったとき付表1に示す最大許容誤差以内とする。
備考 補正試験は,附属書に規定する方法によって行う。
なお,付表1に試験温度が規定されているものは,その温度で行う。
13. 温度計の呼び方 温度計の呼び方は,付表1に示す温度計記号及び温度計番号による。
例 DIST-7
14. 表示 温度計には,次の事項を,耐久性がよく,かつ,見やすく表示しなければならない。
a) 温度単位の記号,“℃”
b) 温度計記号及び番号
c) 製造業者名又はその略号
d) 日本工業規格(日本産業規格)番号
e) 幹部の材質 エナ16IIIガラス又はこれと同等の膨張係数をもつ場合には“エナ16III”と表記し,エ
ナ59IIIガラス又はこれと同等の膨張係数をもつ場合には“エナ59III”と表記する。
f) 製造年又は識別番号若しくは製造番号
関連規格 ASTM E 1-95 Standard Specification for ASTM Thermometers
IP APPENDIX A Specification−IP Standard Thermometers (1996)
――――― [JIS B 7410 pdf 4] ―――――
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B 7410 : 1997
付表1 温度計の種類
種 名称 セーボルト粘度用 蒸気圧用 ガソリン酸化安定度用
類
温度計記号 SFV VAP GOS
温度計番号 1 2 6
目盛範囲 ℃ 1927 3442 95103
試験温度 ℃ 21.1及び25 37.8 100
浸没A mm 全浸没 全浸没 全浸没
目 目量 ℃ 0.1 0.1 0.1
盛
長目盛線 ℃ 0.5ごと 0.5ごと 0.5ごと
目盛数字 ℃ 21を除き1ごと 1ごと 1ごと
目盛の最大許容誤差 ℃ 0.1 0.1 0.1
膨 温度計許容加熱温度 ℃ 100 100 155
張
室
頂部形状 丸止め又は環状 丸止め又は環状 丸止め又は環状
全長B mm 270280 270280 270280
直径C mm 6.07.0 6.07.0 6.08.0
球 長さD mm 2535 2535 2535
部
直径E mm 幹部より太くなく5.0以上 幹部より太くなく5.0以上
幹部より太くなく5.0以上
目 球部下端から指定目盛線まで 19℃まで135150 34℃まで130150 95℃まで135150
盛
の の距離F mm
位
置
目盛部の長さG mm 67101 6090 70100
氷 目盛範囲 ℃ − − −
点
球部下端から氷点までの距離 − − −
H mm
収 球部下端から室下端までの距 − − −
縮
室 離I mm
球部下端から室上端までの距 60以下 60以下 60以下
離J mm
形状 − 細長形 細長形
0℃における水銀の位置 − 室内 室内
膨 直径K mm 8.010.0 8.010.0 8.010.0
ら
み 長さL mm 4.07.0 4.07.0 4.07.0
球部下端から膨らみ下端まで 112116 112116 112116
の距離M mm
――――― [JIS B 7410 pdf 5] ―――――
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JIS B 7410:1997の国際規格 ICS 分類一覧
- 17 : 度量衡及び測定.物理的現象 > 17.200 : 熱力学及び温度測定 > 17.200.20 : 温度測定機器
JIS B 7410:1997の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISZ8103:2019
- 計測用語