JIS B 7722:2018 金属材料のシャルピー衝撃試験―試験機の検証

JIS B 7722:2018 規格概要

この規格 B7722は、次[a)直接検証とは,静的な方法であり,試験機がこの規格の要求事項を満たしていることを保証するために試験機の主要部品を測定することをいう。検証及び校正は,国内又は国際標準にトレーサブルな機器を使用する。;b)間接検証とは,動的な方法であり,基準試験片を使って吸収エネルギーに対する測定目盛上の測定点を検証する。基準試験片の要求事項は,JIS B 7740による。]に記載する二つの検証の方法(直接検証及び間接検証)を規定。

JISB7722 規格全文情報

規格番号
JIS B7722 
規格名称
金属材料のシャルピー衝撃試験―試験機の検証
規格名称英語訳
Metallic materials -- Charpy pendulum impact test -- Verification of testing machines
制定年月日
1952年3月8日
最新改正日
2018年8月20日
JIS 閲覧
‐ 
対応国際規格

ISO

ISO 148-2:2016(IDT)
国際規格分類

ICS

77.040.10
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
計測標準 2019
改訂:履歴
1952-03-08 制定日, 1955-03-05 確認日, 1958-03-03 確認日, 1961-03-03 確認日, 1964-03-01 確認日, 1967-03-01 確認日, 1970-04-01 確認日, 1973-02-01 確認日, 1973-10-01 改正日, 1976-03-01 改正日, 1979-03-01 確認日, 1984-02-01 確認日, 1989-03-01 確認日, 1990-02-01 改正日, 1995-03-01 確認日, 1999-03-20 改正日, 2005-03-20 確認日, 2009-10-01 確認日, 2014-10-20 確認日, 2018-08-20 改正
ページ
JIS B 7722:2018 PDF [37]
                                                                   B 7722 : 2018 (ISO 148-2 : 2016)

pdf 目 次

ページ

  •  序文・・・・[1]
  •  1 適用範囲・・・・[1]
  •  2 引用規格・・・・[1]
  •  3 用語及び定義・・・・[2]
  •  3.1 試験機に関する定義・・・・[2]
  •  3.2 エネルギーに関する定義・・・・[3]
  •  3.3 試験片に関する定義・・・・[3]
  •  4 記号及び意味・・・・[4]
  •  5 試験機・・・・[5]
  •  6 直接検証・・・・[5]
  •  6.1 一般事項・・・・[5]
  •  6.2 基礎・据付け・・・・[6]
  •  6.3 機枠・・・・[6]
  •  6.4 振り子・・・・[7]
  •  6.5 受け台及び載せ台・・・・[9]
  •  6.6 表示装置・・・・[10]
  •  7 基準試験片を使用する間接検証・・・・[10]
  •  7.1 使用する基準試験片・・・・[10]
  •  7.2 吸収エネルギーレベル・・・・[11]
  •  7.3 基準試験片の要件・・・・[11]
  •  7.4 限定直接検証・・・・[11]
  •  7.5 繰返し性及びバイアス・・・・[11]
  •  8 検証の周期・・・・[11]
  •  9 検証報告書・・・・[12]
  •  9.1 一般事項・・・・[12]
  •  9.2 直接検証・・・・[12]
  •  9.3 間接検証・・・・[12]
  •  10 不確かさ・・・・[12]
  •  附属書A(参考)試験機の間接検証結果の測定不確かさ・・・・[18]
  •  附属書B(参考)試験機の直接検証結果の測定不確かさ・・・・[22]
  •  附属書C(参考)ジグを使用した試験機の幾何学的特性の直接検証方法・・・・[27]
  •  附属書JA(参考)試験機の検証に用いる検査具・・・・[32]

(pdf 一覧ページ番号 1)

――――― [JIS B 7722 pdf 1] ―――――

B 7722 : 2018 (ISO 148-2 : 2016)

まえがき

  この規格は,工業標準化法第14条によって準用する第12条第1項の規定に基づき,日本試験機工業会
(JTM)及び一般財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格(日本産業規格)を改正すべき
との申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業規格(日本産業規格)である。
これによって,JIS B 7722:1999は改正され,この規格に置き換えられた。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意
を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実
用新案権に関わる確認について,責任はもたない。

(pdf 一覧ページ番号 2)

――――― [JIS B 7722 pdf 2] ―――――

                                       日本工業規格(日本産業規格)                             JIS
B 7722 : 2018
(ISO 148-2 : 2016)

金属材料のシャルピー衝撃試験−試験機の検証

Metallic materials-Charpy pendulum impact test- Verification of testing machines

序文

  この規格は,2016年に第3版として発行されたISO 148-2を基に,技術的内容及び構成を変更すること
なく作成した日本工業規格(日本産業規格)である。
なお,この規格で点線の下線を施してある参考事項は,対応国際規格にはない事項である。

1 適用範囲

  この規格は,構成部品,総合的性能及び測定結果の精度に基づくシャルピー振り子式衝撃試験機(以下,
試験機という。)の検証に関するもので,例えば,JIS Z 2242によって実施するシャルピー振り子式衝撃試
験で使用する2 mm又は8 mmの衝撃刃をもつ試験機に適用する。
この規格は,次に記載する二つの検証の方法(直接検証及び間接検証)を規定する。
a) 直接検証とは,静的な方法であり,試験機がこの規格の要求事項を満たしていることを保証するため
に試験機の主要部品を測定することをいう。検証及び校正は,国内又は国際標準にトレーサブルな機
器を使用する。
b) 間接検証とは,動的な方法であり,基準試験片を使って吸収エネルギーに対する測定目盛上の測定点
を検証する。基準試験片の要求事項は,JIS B 7740による。
また,この規格は,試験片が破断するときの全吸収エネルギーを求めるための試験機の構成要素を評価
する方法を規定する。全吸収エネルギーは,次による。
− 試験片自体を破断するのに要するエネルギー
− 振り子が片振りするときの内部損失エネルギー
内部損失エネルギーは,次による。
− 直接検証(6.4.5参照)によって決まる振り子の空気抵抗,回転軸の軸受の摩擦及び置き針の摩擦
− 不適切な測定方法及び装置による基礎の衝撃,並びに機枠及び振り子の振動
注記 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。
ISO 148-2:2016,Metallic materials−Charpy pendulum impact test−Part 2: Verification of testing
machines(IDT)
なお,対応の程度を表す記号“IDT”は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“一致している”こ
とを示す。

2 引用規格

  次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの

――――― [JIS B 7722 pdf 3] ―――――

2
B 7722 : 2018 (ISO 148-2 : 2016)
引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS B 7740 金属材料のシャルピー衝撃試験−試験機の検証用基準試験片
注記 対応国際規格 : ISO 148-3:2016,Metallic materials−Charpy pendulum impact test−Part 3:
Preparation and characterization of Charpy V-notch test pieces for indirect verification of pendulum
impact machines
JIS Z 2242 金属材料のシャルピー衝撃試験方法
注記 対応国際規格 : ISO 148-1:2016,Metallic materials−Charpy pendulum impact test−Part 1: Test
method

3 用語及び定義

  この規格で用いる主な用語及び定義は,次による。

3.1 試験機に関する定義

3.1.1
受け台(anvil)
試験片を振り子によって打撃するとき,衝撃力を受ける左右一対の垂直な面を形成する試験機の基部の
一部。受け台の面は,載せ台の面と直角をなす(図1図3参照)。
3.1.2
基部(base)
載せ台の水平な面より下に位置する,試験機の機枠の部分(図1参照)。
3.1.3
打撃中心(centre of percussion)
打撃時に,振り子の全質量がその点に集中して運動しているとみなせる振り子上の点(図4参照)。
打撃中心を通る水平な線に沿って衝撃を加えたとき,振り子の回転軸に水平な反動を生じない。
3.1.4
打撃点(centre of strike)
自由につり下げた振り子の衝撃刃の垂直な刃縁と,載せ台に置いた基準寸法・形状の試験片との接触部
分(長さ10 mmの線分)の中点(図4参照)。
3.1.5
工業用試験機(industrial machine)
工業用,一般用又は試験研究用として金属材料を試験するために使用する試験機。
注記 これらの試験機は,基準試験片の値付けには使用できない。工業用試験機は,この規定に記載
した手順によって検証されている。
3.1.6
基準試験機(reference machine)
基準試験片の基準エネルギーを決定するために使用する試験機。
注記 基準試験機は,JIS B 7740に規定する手順によって検証されている。
3.1.7
衝撃刃(striker)
試験片に接して衝撃力を加える振り子の一部。
注記 試験片に接する刃先の半径は,2 mm(通常,“2 mm刃先”という。)及び8 mm(通常,“8 mm

――――― [JIS B 7722 pdf 4] ―――――

                                                                                              3
B 7722 : 2018 (ISO 148-2 : 2016)
刃先”という。)がある(図2参照)。
3.1.8
載せ台(test piece supports)
試験片を置く,左右一対の水平面を形成する試験機の基部の一部。載せ台の面は,受け台の面と直角を
なす(図2及び図3参照)。

3.2 エネルギーに関する定義

3.2.1
全吸収エネルギー,KT(total absorbed energy)
試験をしたとき,試験片を破断するのに要した全てのエネルギー。
注記 全吸収エネルギーは,振り子の持上げ位置(角度)の初期位置エネルギーと,試験片が破断し
たときの最大振り上がり位置(角度)での位置エネルギーとの差に等しい(6.4参照)。
3.2.2
初期位置エネルギー,KP(initial potential energy)
直接検証によって決定した振り子の初期位置エネルギー(6.4.2参照)。
3.2.3
吸収エネルギー,K(absorbed energy)
試験をしたとき,試験片を破断するのに要した全てのエネルギーであり,損失エネルギーを補正した後
の値。
3.2.4
計算エネルギー,Kcalc(calculated energy)
直接検証によって測定した角度,長さ及び力の値から計算したエネルギー。
3.2.5
公称初期位置エネルギー,KN(nominal initial potential energy)
試験機の製造業者が指定したエネルギー。
3.2.6
表示吸収エネルギー,KS(indicated absorbed energy)
置き針又は他の読取装置が表示するエネルギー。吸収エネルギーKを決定するために摩擦損失分を補正
する場合がある。
3.2.7
基準吸収エネルギー,KR(reference absorbed energy)
基準試験機を使用して決定した基準試験片の吸収エネルギー認証値。

3.3 試験片に関する定義

3.3.1
幅,W(width)
ノッチ面とその反対面との間隔(衝撃方向の試験片の寸法)。
注記 旧規格では,“高さ”と表現していた。この寸法の表記を“幅”に変更することによって,その
他の破壊試験規格で使用されている用語と同じになる。
3.3.2
厚さ,B(thickness)
幅に垂直な相対面の間隔。

――――― [JIS B 7722 pdf 5] ―――――

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JIS B 7722:2018の引用国際規格 ISO 一覧

  • ISO 148-2:2016(IDT)

JIS B 7722:2018の国際規格 ICS 分類一覧

JIS B 7722:2018の関連規格と引用規格一覧