JIS B 7737:1995 規格概要
この規格 B7737は、剛性ロータを支持して,任意の測定面における不釣合いの大きさ及び不釣合い角度を指示する釣合い試験機について規定。
JISB7737 規格全文情報
- 規格番号
- JIS B7737
- 規格名称
- 釣合い試験機
- 規格名称英語訳
- Balancing machines
- 制定年月日
- 1984年11月1日
- 最新改正日
- 2015年10月20日
- JIS 閲覧
- ‐
- 対応国際規格
ISO
- 国際規格分類
ICS
- 21.120.40
- 主務大臣
- 経済産業
- JISハンドブック
- ‐
- 改訂:履歴
- 1984-11-01 制定日, 1990-01-01 確認日, 1995-04-01 改正日, 2000-06-20 確認日, 2006-03-25 確認日, 2010-10-01 確認日, 2015-10-20 確認
- ページ
- JIS B 7737:1995 PDF [12]
日本工業規格(日本産業規格) JIS
B 7737-1995
釣合い試験機
Balancing machines
1. 適用範囲 この規格は,剛性ロータを支持して,任意の測定面における不釣合いの大きさ及び不釣合
い角度を指示する釣合い試験機(以下,試験機という。)について規定する。
備考1. 重力式釣合い試験機には,回転及び駆動に関する事項を除いてこの規格を適用する。
2. この規格の引用規格を,次に示す。
JIS B 0153 機械振動・衝撃用語
3. この規格の国際対応規格を,次に示す。
ISO 2953 Balancing machines−Description and evaluation
2. 用語の定義 この規格で用いる主な用語の定義は,JIS B 0153によるほか次による。
(1) ロータ 釣合わせの対象となる回転物体。
備考 この規格で用いる“ロータ”の用語は,JIS B 0153で定めた定義とは異なり,ジャーナルのな
い回転物体例えば,はずみ車などにも適用する。
(2) 比不釣合い 静不釣合いの大きさをロータ質量で割った量。これはロータ重心の軸中心線からの偏り
に等しい。
(3) 重力式釣合い試験機 剛性ロータを回転させない状態で支え,静不釣合いの大きさと角度に関する情
報を与える釣合い試験機。
(4) 遠心力式釣合い試験機 ロータを支えて回転させる装置をもち,ロータの不釣合いによる1回転に1
回の振動的な力や運動を測定することのできる釣合い試験機。
(5) 1面釣合い試験機 1面釣合わせを行うための情報を与える重力式又は遠心力式釣合い試験機。
(6) 2面釣合い試験機 2面釣合わせを行うための情報を与える遠心力式釣合い試験機。
(7) ハード形釣合い試験機 支持部・ロータ系の固有振動数より低い使用速度をもつ釣合い試験機。
(8) ソフト形釣合い試験機 支持部・ロータ系の固有振動数より高い使用速度をもつ釣合い試験機。
(9) 横形釣合い試験機 測定運転のときに,ロータの回転軸が水平になるような構造をもつ釣合い試験機。
(10) 立形釣合い試験機 測定運転のときに,ロータの回転軸が鉛直になるような構造をもつ釣合い試験機。
(11) 到達最小不釣合い 釣合い試験機で達成できる最小の残留不釣合い。
(12) 到達最小比不釣合い 釣合い試験機で達成できる最小の残留比不釣合い。
(13) 呼び到達最小不釣合い 釣合い試験機の製造業者が示す到達最小不釣合いの値。
(14) 呼び到達最小比不釣合い 釣合い試験機の製造業者が示す到達最小比不釣合いの値。
(15) 不釣合い低減比 1回の釣合わせによって減った不釣合いの,初期不釣合いに対する比を百分率で表
した値。
(16) 試しおもり ロータの不釣合いに変化を与えるために,ロータに試みに付加する質量。
――――― [JIS B 7737 pdf 1] ―――――
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B 7737-1995
3. 種類 試験機の種類は,次による。
(1) 測定面の数によって2面釣合い試験機(以下,2面試験機という。)と1面釣合い試験機(以下,1面
試験機という。)とに区分する。
(2) 支持部・ロータ系の固有振動数と試験回転速度との大小関係によってハード形釣合い試験機とソフト
形釣合い試験機とに区分する。
(3) 測定運転のときのロータの回転軸の方向によって立形釣合い試験機(以下,立形試験機という。)と横
形釣合い試験機(以下,横形試験機という。)とに区分する。
(4) 測定運転のときにロータを回転させるか回転させないかによって遠心力式釣合い試験機と重力式釣合
い試験機とに区分する。
4. 構造
4.1 ロータを支持する装置 ロータを支持する装置は,ロータが回転するときに,ロータを安全に支持
する構造でなければならない。
4.2 ロータを駆動する装置 ロータを駆動する装置は,ロータを回転させるのに必要なトルクをロータ
に与える構造でなければならない。
4.3 不釣合いを測定する装置 不釣合いを測定する装置は,ロータ上の任意の二つの測定面(1面試験機
では一つの測定面)の不釣合いの大きさと不釣合い角度とを安定に指示する構造でなければならない。
5. 容量及び性能
5.1 容量及び性能の呼び値 試験機の容量及び性能に関して,次の項目について呼び値は適合するもの
でなければならない。
(1) ロータを支持する装置の容量
(2) ロータを駆動する装置の能力
(3) 不釣合い測定性能
5.2 容量及び性能の表し方 容量及び性能の表し方は,次による。
(1) ロータを支持する装置の容量の表し方 ロータを支持する装置の容量の表し方は,次による。
(1.1) 横形試験機の場合
(a) ロータの最大質量 (kg)
(b) ロータの軸受配分最大質量(1) (kg)
(c) ロータの最大直径 (mm)
(d) 軸受間の最大距離 (mm) 及び最小距離 (mm)
(e) 継手フランジ端面から遠い側の軸受までの最大距離(2) (mm)
(f) ロータジャーナルの最大直径 (mm) 及び最小直径 (mm)
注(1) 軸受配分質量ML,MRは,式(1)によって算出する(図1参照)。
b a
ML= MR= (1)
a b a b
ここに, M : ロータの質量
――――― [JIS B 7737 pdf 2] ―――――
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B 7737-1995
図1
(2) ロータを,自在継手で駆動する場合だけに適用する。
備考 ロータの寸法に関して,図2に示すようなロータ寸法制限図を添えることが望ましい。
図2 横形試験機のロータ寸法制限図の一例
備考1. 左架台が右架台に対して対称形でないときは,左右の架台について別々に寸法を示す。
2. ベルト駆動装置を備えるときは,その外郭寸法も記入する。
(1.2) 立形試験機の場合
(a) ロータの最大質量 (kg)
(b) ロータの最大直径 (mm)
(c) ロータの最大高さ (mm)
備考 ロータの寸法に関して,図3に示すようなロータ寸法制限図を添えることが望ましい。
――――― [JIS B 7737 pdf 3] ―――――
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B 7737-1995
図3 立形試験機のロータ寸法制限図の一例
(2) ロータを駆動する装置の性能の表し方 ロータを駆動する装置の性能の表し方は,次による。
(a) ロータを駆動する方法(3)
(b) 原動機の種類,定格及び制御方式
(c) 測定運転の回転速度 (rpm)
(d) 各回転速度においてロータに伝達する定格トルク (N・m) 又は各回転速度まで駆動できるロータの
最大慣性モーメント (kg・m2)
(e) 自在継手の許容伝達トルク(4) (N・m)
(f) ブレーキの方法及びブレーキトルク (N・m)
(g) ロータのベルト掛け部の最大直径(5) (mm) 及び最小直径(5) (mm)
注(3) 自在継手による駆動,ベルト掛けによる駆動など。
(4) ロータを自在継手で駆動する場合だけに適用する。
(5) ロータをベルト掛けで駆動する場合だけに適用する。
備考 製造業者は,ロータの慣性モーメントと,そのロータを回転させることができる最高回転速度
との関係を表,図表又は数式で明示することが望ましい(例 参照)。
例 In2<9.0×106
ここに, I : ロータの慣性モーメント (kg・m2)
n : 回転速度 (rpm)
(3) 不釣合い測定性能の表し方 試験機の不釣合い測定性能の表し方は,次による。
(a) 到達最小不釣合い(6) (g・mm)
(b) 不釣合い低減比 (%)
注(6) 不釣合い (g・mm) は比不釣合い (g・mm/kg= ‰ 地
備考 製造業者は,ロータの不釣合いを測定できる回転速度のロータ質量による制限並びに不釣合い
測定性能の回転速度及びロータ質量に対する関係を,表,図表又は数式によって明示すること
――――― [JIS B 7737 pdf 4] ―――――
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B 7737-1995
が望ましい(例参照)。
例1. Mn2<2.7×108
ここに, M : ロータ質量 (kg)
n : 回転速度 (rpm)
例2. 到達最小比不釣合いの回転速度及びロータ質量に対する関係を示す図表の一例を図4に示
す。
図4
6. 検査
6.1 検定ロータ 試験機の性能検査に用いる検定ロータは,次による。
(1) 検定ロータの材質は鋼とする。
(2) 横形試験機用検定ロータの形状・寸法は,図5による。
――――― [JIS B 7737 pdf 5] ―――――
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JIS B 7737:1995の国際規格 ICS 分類一覧
- 21 : 一般的に使用される機械的システム及び構成要素 > 21.120 : 軸及び継手 > 21.120.40 : 釣合い及び釣合機
JIS B 7737:1995の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISB0153:2001
- 機械振動・衝撃用語