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JIS B 7760-1:2004 規格概要
この規格 B7760-1は、振動による人体応答を評価するための,特定の周波数範囲における周波数補正加速度実効値を測定する装置について規定。
JISB7760-1 規格全文情報
- 規格番号
- JIS B7760-1
- 規格名称
- 全身振動―第1部 : 測定装置
- 規格名称英語訳
- Whole-body vibration -- Part 1:Measuring instrumentation
- 制定年月日
- 2004年3月20日
- 最新改正日
- 2018年10月22日
- JIS 閲覧
- ‐
- 対応国際規格
ISO
- ISO/DIS 8041:2003(MOD)
- 国際規格分類
ICS
- 13.160, 17.160
- 主務大臣
- 経済産業
- JISハンドブック
- 計測標準 2019
- 改訂:履歴
- 2004-03-20 制定日, 2008-10-01 確認日, 2013-10-21 確認日, 2018-10-22 確認
- ページ
- JIS B 7760-1:2004 PDF [45]
B 7760-1 : 2004
まえがき
この規格は,工業標準化法第12条第1項の規定に基づき,社団法人日本機械学会(JSME)/財団法人日
本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格(日本産業規格)を制定すべきとの申出があり,日本工業標準調
査会の審議を経て,経済産業大臣が制定した日本工業規格(日本産業規格)である。
現在,振動レベルの測定装置については,JIS C 1510(振動レベル計)及びJIS C 1511(手持工具用振
動レベル計)の二つのJISが制定されており,JIS C 1510は環境振動の測定評価用に用いられているが,
人体振動の測定装置の国際規格制定が進んでおり,我が国においても人体振動の測定装置の制定の必要性
がでてきた。
制定に当たっては,日本工業規格(日本産業規格)と国際規格との対比,国際規格に一致した日本工業規格(日本産業規格)の作成及び日
本工業規格を基礎にした国際規格原案の提案を容易にするために,ISO/DIS 8041 : 2003,Human response to
vibration Measuring instrumentation を基礎として用いたが,従来のJISの経過を考慮し,全身振動測定装
置及び手腕系振動測定装置の二つに分けて制定することとした。また,測定装置とその測定方法などこの
装置に関連するJISは,部制とすることとした。
この規格の一部が,技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の
実用新案登録出願に抵触する可能性があることに注意を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会
は,このような技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の実用新
案登録出願にかかわる確認について,責任はもたない。
JIS B 7760-1 : 2004には,次に示す附属書がある。
附属書1(規定)周波数補正特性の基準値(補正係数)及びその許容値
附属書2(参考)振動校正器の仕様
附属書3(参考)取付方法及び試験方法
附属書4(参考)振動の評価方法
附属書5(参考)時間領域でのディジタルフィルタリングの考え方
附属書6(参考)JISと対応する国際規格との対比表
JIS B 7760 : 2004の規格群には,次に示す部編成がある。
JIS B 7760-1 第1部 : 測定装置
JIS B 7760-2 第2部 : 測定方法及び評価に関する基本的要求
(pdf 一覧ページ番号 1)
――――― [JIS B 7760-1 pdf 1] ―――――
B 7760-1 : 2004
pdf 目 次
ページ
- 序文・・・・[1]
- 1. 適用範囲・・・・[1]
- 2. 引用規格・・・・[1]
- 3. 記号及び定義・・・・[2]
- 3.1 記号・・・・[2]
- 3.2 定義・・・・[2]
- 4. 定格・・・・[3]
- 4.1 使用温度範囲・・・・[3]
- 4.2 使用湿度範囲・・・・[3]
- 4.3 公称周波数範囲・・・・[3]
- 5. 性能・・・・[4]
- 5.1 周波数補正特性・・・・[4]
- 5.2 振動ピックアップの横感度・・・・[4]
- 5.3 クロストーク・・・・[4]
- 5.4 指示値及び表示・・・・[4]
- 5.5 指示特性・・・・[5]
- 5.6 その他の性能・・・・[6]
- 6. 構造・・・・[6]
- 6.1 一般・・・・[7]
- 6.2 振動ピックアップ・・・・[7]
- 6.3 測定レンジ切替器・・・・[7]
- 6.4 周波数補正特性・・・・[7]
- 6.5 補正加速度の演算・・・・[8]
- 6.6 指示機構・・・・[8]
- 6.7 オーバーロード表示・・・・[8]
- 6.8 アンダーレンジ表示・・・・[8]
- 6.9 リセット機構・・・・[8]
- 7. 試験・・・・[8]
- 7.1 試験の状態・・・・[8]
- 7.2 試験方法・・・・[9]
- 8. 表示・・・・[10]
- 8.1 測定装置の本体・・・・[10]
- 8.2 振動ピックアップ・・・・[10]
- 9. 取扱説明書・・・・[11]
- 附属書1(規定)周波数補正特性の基準値(補正係数)及びその許容値・・・・[13]
(pdf 一覧ページ番号 2)
――――― [JIS B 7760-1 pdf 2] ―――――
B 7760-1 : 2004
pdf 目次
ページ
- 附属書2(参考)振動校正器の仕様・・・・[26]
- 附属書3(参考)取付方法及び試験方法・・・・[27]
- 附属書4(参考)振動の評価方法・・・・[30]
- 附属書5(参考)時間領域でのディジタルフィルタリングの考え方・・・・[32]
- 附属書6(参考)JISと対応する国際規格との対比表・・・・[35]
(pdf 一覧ページ番号 3)
――――― [JIS B 7760-1 pdf 3] ―――――
日本工業規格(日本産業規格) JIS
B 7760-1 : 2004
全身振動−第1部 : 測定装置
Whole-body vibration-Part 1 : Measuring instrumentation
序文
この規格は,人体振動の測定装置の規格として2003年に発行されたISO/DIS 8041,Human response
to vibration−Measuring instrumentationを元に,その中の全身振動に関する部分を抽出し,技術的内容を変
更して作成した日本工業規格(日本産業規格)である。また,手腕系振動に関する部分はJIS B 7761-1(手腕系振動―第1
部 : 測定装置)で規定している。
なお,この規格で点線の下線を施してある箇所は,原国際規格(案)を変更している事項である。変更
の一覧表をその説明を付けて,附属書6(参考)に示す。
振動の評価方法及び時間領域でのディジタルフィルタリングの考え方を,参考として原国際規格に追加
し,附属書4及び附属書5に示す。
1. 適用範囲
この規格は,振動による人体応答を評価するための,特定の周波数範囲における周波数補
正加速度実効値を測定する装置(以下,測定装置という。)について規定する。
備考 この規格の対応国際規格を,次に示す。
なお,対応の程度を表す記号は,ISO/IEC Guide 21に基づき,IDT(一致している),MOD
(修正している),NEQ(同等でない)とする。
ISO/DIS 8041 : 2003,Human response to vibration−Measuring instrumentation (MOD)
2. 引用規格
次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成す
る。これらの引用規格のうちで,発行年を付記してあるものは記載の年の版だけがこの規格の規定を構成
するものであって,その後の改正版・追補には適用しない。発行年又は発効年を付記していない引用規格
は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS B 0153 機械振動・衝撃用語
JIS B 7760-2 全身振動―第2部 : 測定方法及び評価に関する基本的要求
備考 ISO 2631-1: 1997,Mechanical vibration and shock−Evaluation of human exposure to whole-body
vibration−Part 1 : General requirementsが,この規格と一致している。
JIS C 1514 オクターブ及び1/Nオクターブバンドフィルタ
備考 IEC 61260: 1995,Electroacoustics−Octave-band and fractional-octave-band filters が,この規格
と一致している。
JIS Z 8131 機械振動及び衝撃−人体暴露−用語
ISO 2631-2 Mechanical vibration and shock−Evaluation of human exposure to whole-body vibration−Part
2 : Vibration in buildings (1Hz to 80Hz)
――――― [JIS B 7760-1 pdf 4] ―――――
2
B 7760-1 : 2004
ISO 2631-4 Mechanical vibration and shock−Evaluation of human exposure to whole-body vibration−Part
4 : Guidelines for the evaluation of the effects of vibration and rotational motion on passenger and crew
comfort in fixed-guideway transport systems
3. 記号及び定義
3.1 記号
この規格で用いる記号は,JIS B 0153及びJIS Z 8131によるほか,次による。
MTVV 最大過渡振動値
VDV 振動暴露量値
N 1/3オクターブバンド数
3.2 定義
この規格で用いる主な用語の定義は,JIS B 0153及びJIS Z 8131によるほか,次による。
a) 周波数帯域制限補正 (band-limiting frequency weighting) 周波数補正特性を構成する要素でハイパス
フィルタ及びローパスフィルタから成る帯域制限フィルタ。
b) 公称周波数範囲 (nominal frequency range) 表1に規定する周波数範囲。
c) 周波数補正加速度値 (frequency weighted acceleration value) 人体の応答特性を反映させた周波数補
正を行った加速度の実効値。m/s2で表す(附属書4参照)。
1) 補正加速度実効値 (time-average weighted acceleration value) 計測時間Tの周波数補正加速度の実
効値。m/s2又はrad/s2で表し,次の式による。
1
1 T2 2
aw aw (t) dt (1)
T 0
ここに, aw(t) : 周波数補正を行った並進又は回転振動加速度の瞬時値
T : 計測時間 (s)
2) 移動加速度実効値 (running r.m.s acceleration value) リニア平均による時間補正特性であって,観
察時点t0における周波数補正加速度の実効値aw (t0)。m/s2で表し,次の式による。
1
1 t0
2 2
aw (t0 ) aw (t) dt (2)
t0
ここに, aw (t) : 周波数補正を行った振動加速度の瞬時値
τ : 移動平均の積分時間 (s)
t : 時間(積分変数)
t0 : 観察時点(瞬時時間)
リニア平均による移動加速度実効値の近似として,指数平均による時間補正特性を用いてもよ
い。この場合は,次の式による。
1
1 t0
2 t t0 2
aw (t0 ) aw (t) xp dt (3)
3) 最大過渡振動値 (MTVV) (maximum transient vibration value) 積分時間1秒のときの移動加速度実
効値 [aw(t0) ] の最大値(m/s2)。
MTVV=max [aw(t0) ] (4)
4) 振動暴露量値 (VDV) (vibration dose value) 補正加速度の瞬時値aw(t)の4乗積分値。m/s1.75で表し,
次の式による。
――――― [JIS B 7760-1 pdf 5] ―――――
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JIS B 7760-1:2004の引用国際規格 ISO 一覧
- ISO/DIS 8041:2003(MOD)
JIS B 7760-1:2004の国際規格 ICS 分類一覧
- 17 : 度量衡及び測定.物理的現象 > 17.160 : 振動,衝撃及び振動の測定
- 13 : 環境.健康予防.安全 > 13.160 : 環境に関わる振動及び衝撃
JIS B 7760-1:2004の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISB0153:2001
- 機械振動・衝撃用語
- JISB7760-2:2004
- 全身振動―第2部:測定方法及び評価に関する基本的要求
- JISC1514:2002
- オクターブ及び1/Nオクターブバンドフィルタ
- JISZ8131:2000
- 機械振動及び衝撃―人体暴露―用語