JIS B 7911:2002 測量機器用三脚 | ページ 2

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単位 mm
図 2 機器と三脚との取付部(続き)
球面脚頭

6.4 脚部

 木製の三脚においては,木部が収縮しても確実に固定することができるように,木部と接合
する金具は,調整できなければならない。

6.5 石突

 石突は,踏み込むためのステップをもたなければならない。石突の先端は,鋼製でなければ
ならない。

6.6 ねじり剛性

 三脚は,機器を使用する際に発生するねじれに対し,変形を永続せずに吸収すること
ができなければならない。ねじり剛性の試験は,次による。
脚を完全に伸ばし,石突の先端が互いに1 m離れるように硬い地盤へ三脚を設置し,石突を確実に踏み
込む。セオドライトを据え,脚頭を水平方向に60 ″ねじる。この場合,ねじりを加える位置は,180°対
向で行う。ねじりを加える前と,解除した後との変化量の許容値は,表2による。
表 2 ねじり剛性
三脚の種類 許容値
L形 10 ″以下
H形 3 ″以下

6.7 荷重下での高さ安定性

 脚頭上面に最大機器重量の2倍の荷重をかけたとき,脚頭面は,石突の先
端に対して0.05 mmを超えて沈下してはならない。
高さの変動は,測微装置付のレベルを用いて,荷重前,荷重時,及び荷重後に水準標尺を観察すること
によって測定するのがよい。

6.8 脚部の材料

 脚部は,金属製,プラスチック製又は木製による。木製は,十分に乾燥させた節のな
い木目のまっすぐな木材を用いる。その他の部分については規定しない。

6.9 腐食からの保護

 構成要素は,すべて耐腐食性材料を用いるか,又は腐食保護を施さなければなら
ない。

――――― [JIS B 7911 pdf 6] ―――――

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なお,脚部は,警告色による腐食保護が望ましい。

7. 工具

 ジョイントのフリクション(6.2を参照)を調整したり,脚の接合部(6.4を参照)の緩みを調整し
たりするのに必要な工具は,三脚とともに供給しなければならない。ただし,工具が一般市販品を利用で
きる場合は,それを省略することができる。

8. 表示

 三脚の一部に,製造業者名又は登録商標を表示しなければならない。

――――― [JIS B 7911 pdf 7] ―――――

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附属書(参考)JISと対応する国際規格との対比表
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JIS B 7911 : 2002 測量機器用三脚 ISO 12858-2 : 1999 光学及び光学機器―測地機器用補助装置―三脚
(I) JISの規定 (II)国際規格番 (III)国際規格の規定 (IV) JISと国際規格との技術的差異の項目(V) JISと国際規格との技術的差異
号 ごとの評価及びその内容 の理由及び今後の対策
表示箇所 : 本体
表示方法 : 点線の下線
項目 内容 項目 内容 項目ごとの 技術的差異の内容
番号 番号 評価
1.適用範囲 測量機器用の伸縮三脚 ISO 12858-2 1. 伸縮三脚及び取 MOD/変更 ISOでは,三脚と取付部と 取付部については,JIS B 7907で規
について規定 付部について規 をまとめて規定している 定しているので一部を除き削除し
定 た。
2.引用規格 JIS B 7907及びJIS用語 2. ISO 2規格を引用 MOD/追加 JIS B 7907を引用してい 規格の構成の違いからで,内容は同
2規格を引用 る。 じである。
3.定義 JIS用語2規格を引用 3. ISO用語1規格を MOD/変更 用語の相違 技術的には全く問題ない。
引用
4.種類 三脚の種類 4. JISに同じ IDT ─ ─
5.重量及び 三脚の質量及び寸法 5. JISに同じ MOD/変更 全長について, 国内の実状,すなわち一般的に身長
寸法 ISOでは,L形1 700 mm が西欧人とは相違するので,東洋人
以上,H形1 800 mm以上。の身長に合わせた。
JISでは,L形1 650 mm以 変更をISOに提案する用意がある。
上,H形1 700 mm以上。
6.機能 三脚各部についての要 6. JISに同じ MOD/変更 6.3 国内で使用の定心か 6.3 JIS B 7907に規定されている
求事項 んの一種に寸法の相違が 定心かんの一種に,寸法が本規定と
ある。 相違しているため,それについては
6.5 ISO石突先端の鋼材 適用しないことを明記。
処理を無硬化,JISでは, 6.5 ISOでは,焼入れ硬化による
硬化処理の規定なし。 もろ(脆)さを危ぐ(惧)している
が,国内の実態を調査した結果で
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は,硬化処理品でも割れの問題はな
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い。
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――――― [JIS B 7911 pdf 8] ―――――

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(I) JISの規定 (II)国際規格番 (III)国際規格の規定 (IV) JISと国際規格との技術的差異の項目(V) JISと国際規格との技術的差異
号 ごとの評価及びその内容 の理由及び今後の対策
表示箇所 : 本体
表示方法 : 点線の下線
項目 内容 項目 内容 項目ごとの 技術的差異の内容
番号 番号 評価
7.工具 工具の供給 7. JISに同じ MOD/変更 ISOでは,調整工具は三脚 使用者側で調達可能なため,合理性
とともに供給。 を考慮し実態に合わせた。
JISでは,一般市販品の場
合は供給義務はなし。
8.表示 商標の表示 8. 商標及び名称の MOD/変更 ISOでは,名称(国際規格番推奨項目であり,JISでは不要なた
表示 号など)の表示を推奨して め,削除した。
いる。
Annex 取付ねじの寸法 MOD/削除 ISOでは,取付ねじの寸法 取付ねじの寸法公差については,
(参考) 公差 公差を附属書(参考)に記載JIS B 7907で規定しているので削
している。 除した。
JISと国際規格との対応の程度の全体評価 : MOD
備考1. 項目ごとの評価欄の記号の意味は,次のとおりである。
― IDT 技術的差異がない。
― MOD/削除 国際規格の規定項目又は規定内容を削除している。
― MOD/追加 国際規格にない規定項目又は規定内容を追加している。
― MOD/変更 国際規格の規定内容を変更している。
2. JISと国際規格との対応の程度の全体評価欄の記号の意味は,次のとおりである。
― MOD 国際規格を修正している。
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――――― [JIS B 7911 pdf 9] ―――――

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B 7911 : 2002
日本工業標準調査会標準部会 計測計量技術専門委員会 構成表
氏名 所属
(委員会長) 杉 浦 賢 財団法人ファナックFAロボット財団
(委員) 井 戸 一 朗 社団法人日本電気計測器工業会
伊 藤 尚 美 社団法人日本計量機器工業連合会
今 井 秀 孝 独立行政法人産業技術総合研究所
大 園 成 夫 東京電機大学
梶 村 皓 二 財団法人機械振興協会
苅 谷 道 郎 株式会社ニコン映像カンパニー
河 野 嗣 男 東京都立科学技術大学
齋 藤 照 博 独立行政法人製品評価技術基盤機構
高 辻 乗 雄 日本精密測定機器工業会
山 田 範 保 環境省大臣官房審議官

JIS B 7911:2002の引用国際規格 ISO 一覧

  • ISO 12858-2:1999(MOD)

JIS B 7911:2002の国際規格 ICS 分類一覧

JIS B 7911:2002の関連規格と引用規格一覧

規格番号
規格名称
JISB7907:2002
測量機器用三脚取付部
JISZ8103:2019
計測用語
JISZ8120:2001
光学用語