この規格ページの目次
4
B 8245 : 2004
5.2 ガス充てん口
ガス充てん口の寸法は,図1による。
単位 mm
充てん口がねじ式の場合
充てん口がカップリング式の場合
備考1. 充てん口のねじは,附属書による。
2. 充てん口70°面の許容差は±3°とし,仕上げは滑らかとする。
図 1 ガス充てん口の寸法
5.3 スパナ掛部
スパナ掛部の寸法は,表5による。
――――― [JIS B 8245 pdf 6] ―――――
5
B 8245 : 2004
表 5 スパナ掛部の寸法
単位 mm
容器取付部記号 二面幅 S 許容差
V1 24 +0.1
−0.5
V2 30 +0.1
−0.5
5.4 安全装置
バルブに設ける安全装置は,ばね式とし,その作動圧力は,4.5の規定に適合しなければ
ならない。また,安全弁には,作動圧力をみだりに変更できない措置を施さなければならない。
5.5 グランドナット
バルブの開閉のために,ねじが切られているグランドナットには,緩み止めを施
さなければならない。また,グランドナットのねじが左ねじの場合は,グランドナットの角陵部の中央に
左ねじであることを示すV形の切込みを付ける。
5.6 弁体
弁体は,液化石油ガスの流入,流出及び閉止が容易にできる構造で,ハンドルを全開にした
とき,弁座口径の1/4以上のリフトをもつものでなければならない。また,弁体にOリングを用いてシー
ルする機構のバルブは,その弁体には,開閉軸の回転運動が伝達されないものでなければならない。
6. 外観
バルブの外観は,割れ,使用上有害なきず,さび,まくれ,その他の欠陥がなく,仕上げは良
好でなければならない。また,切りくずなどの異物があってはならない。
7. 材料
バルブの材料は,次による。
a) バルブ本体に使用する材料は,JIS H 3250のC 3771,又はこれと同等以上のものとする。
b) バルブ本体を除く部品に使用する銅合金材料は,次の1)3)のいずれかのものとする。
1) IS H 3250のC 3604又はこれと同等以上のもの。
2) IS H 3250のC 3771又はこれと同等以上のもの。
3) IS H 3100のC 2801又はこれと同等以上のもの。
c) 安全装置及びカップリングに用いるばねに使用する材料は,JIS G 4314のSUS 304又はこれと同等以
上のものとする。
8. 試験及び検査
バルブは,性能,寸法,構造,外観及び材料について,次の分類によって試験及び検
査を行い,4.7. の規定を満足しなければならない。
a) 全数を対象とする試験及び検査
1) バルブの開閉(4.1参照)
2) 気密性(4.4参照) ただし,表2における“カップリング接続部の気密性”は除く。
3) 安全装置の作動(4.5参照)
4) 外観(6.参照)
――――― [JIS B 8245 pdf 7] ―――――
6
B 8245 : 2004
b) 抜取りを対象とする試験及び検査
1) カップリングの着脱性(4.2.1参照)
2) カップリングの自動遮断性(4.2.2参照)
3) バルブ本体の耐圧性(4.3.1参照)
4) カップリング接続部の耐圧性(4.3.2参照)
5) 気密性(表2における“カップリング接続部の気密性”参照)
6) 容器取付部(5.1参照)
7) ガス充てん口(5.2参照)
8) スパナ掛部(5.3参照)
9) 材料(7.参照)
c) 新規の設計製作時及び改造変更時,又は必要に応じて行う試験及び検査
1) 安全装置の吹出し量(4.6参照)
2) 耐振動性(4.7参照)
3) リングの耐摩耗性(4.8参照)
4) カップリングの着脱耐久性(4.9参照)
5) 安全装置(5.4参照)
6) グランドナット(5.5参照)
7) 弁体(5.6参照)
9. 製品の呼び方
バルブの呼び方は,規格番号又は名称,及び容器取付部記号並びにバルブの種類の記
号による。
例 JIS B 8245 V2S,JIS B 8245 V2SC
又は液化石油ガス容器用弁 V2S,液化石油ガス容器用弁 V2SC
10. 表示
バルブには,適切な箇所に,次の事項を表示する。
a) 製造業者名又はその略号
b) 製造年月(例 04-03)
c) 質量又はその略号 (kg) (例 W0.5)
d) 耐圧試験圧力 TP 3.0M (1)
e) バルブの開閉を示す文字及び開閉の方向を示す矢印 (例 あく⇔しまる)
注(1) P3.0Mは耐圧性が3.0 MPaであることを表す。
――――― [JIS B 8245 pdf 8] ―――――
7
B 8245 : 2004
附属書(規定)容器取付部ねじ及び充てん口ねじ
1. 適用範囲
この附属書は,液化石油ガス容器用弁に用いる容器取付部ねじ及び充てん口ねじについて
規定する。
2. 容器取付部ねじ
2.1 ねじの種類 ねじは,3/26テーパねじで,その種類は附属書表1による。
附属書表 1 テーパねじの種類
単位 mm
ねじの呼び 容器取付部記号 基準径 ねじの長さ ねじの形式
JIS B 8245 V1 V1 20.0 22 軸直角
JIS B 8245 V2 V2 28.0 26 軸直角
2.2 準山形 ねじの基準山形は,附属書図1による。
単位 mm
附属書図 1 基準山形
2.3 基準寸法 テーパおねじの基準寸法は,附属書表2による。
附属書表 2 テーパおねじの基準寸法
単位 mm
ねじの呼び 容器取付 ねじ山数 ピッチ
ねじ山の 谷の 基準径の 基準径 小端面
部の記号(25.4 mm 高さ 丸み 位置
外径 有効径谷の径 外径 有効径 谷の径
につき)
n P H1 r l1(約) d3 d5
JIS B 8245 V1 V1 14 1.814 3 1.162 0.249 11.6 20.000 18.838 17.676 18.661 17.499 16.337
JIS B 8245 V2 V2 14 1.814 3 1.162 0.249 13.0 28.000 26.838 25.676 26.500 25.338 24.176
――――― [JIS B 8245 pdf 9] ―――――
8
B 8245 : 2004
2.4 公式 基準寸法の算出に用いる公式は,次による。
P=25.4/n
H=0.959 6 P
H1=0.639 7 P
r=0.137 4 P
3. ガス充てん口ねじ(ねじ式の場合に限る。)
3.1 ねじの種類 ガス充てん口のねじの種類は,左W22.5山14のめねじとする。
3.2 基準山形 基準山形は,附属書図2による。
単位 mm
附属書図 2 基準山形
3.3 基準寸法 基準寸法は,附属書表3による。
附属書表 3 基準寸法
単位 mm
ねじの呼び ねじ山数 ピッチ おねじのおねじ おねじ めねじ
(25.4mm ねじ山のの谷の 外径 有効径 谷の径 谷の径 有効径 内径(参考)
につき) 高さ 丸み
n P H1 r d d2 d1 D D2 D1′(1)
左W22.5山14 14 1.814 3 1.162 0.249 22.500 21.338 20.176 22.500 21.338 20.444
注(1) めねじの内径の欄の数値は,附属書図2のD1′の寸法を示したもので,めねじの内径の許容差に対する基準寸法
としては,めねじ内径D1を使用する。その数値はおねじの谷の径d1と一致する。
備考 おねじの山頂とめねじの谷底との間には,通常多少のすき間を設ける。
3.4 公式 基準寸法の算出に用いる公式は,次による。
P=25.4/n d2=d−H1 D=d
H=0.960 5P d1=d−2H1 D2=d2
H1=0.640 3P D1=d1
r=0.137 3P
D1´=d1+2×0.076 9P
――――― [JIS B 8245 pdf 10] ―――――
次のページ PDF 11
JIS B 8245:2004の国際規格 ICS 分類一覧
- 23 : 一般的に利用される流体システム及びその構成要素 > 23.020 : 流体貯蔵装備 > 23.020.30 : 圧力容器,ガスボンベ
JIS B 8245:2004の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISG4314:2013
- ばね用ステンレス鋼線
- JISH3100:2018
- 銅及び銅合金の板及び条
- JISH3250:2015
- 銅及び銅合金の棒
- JISH3250:2021
- 銅及び銅合金の棒