JIS H 3250:2015 銅及び銅合金の棒

JIS H 3250:2015 規格概要

この規格 H3250は、展伸加工した断面が丸形・正六角形・正方形・長方形・R付き正六角形の銅及び銅合金の棒について規定。

JISH3250 規格全文情報

規格番号
JIS H3250 
規格名称
銅及び銅合金の棒
規格名称英語訳
Copper and copper alloy rods and bars
制定年月日
1977年5月1日
最新改正日
2019年10月21日
JIS 閲覧
‐ 
対応国際規格

ISO

国際規格分類

ICS

77.150.30
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
非鉄 2021, 金型 2020
改訂:履歴
1977-05-01 制定日, 1980-06-01 確認日, 1981-01-15 改正日, 1986-03-01 改正日, 1992-07-01 改正日, 2000-03-20 改正日, 2006-02-20 改正日, 2010-05-20 改正日, 2012-03-21 改正日, 2015-03-20 改正日, 2019-10-21 確認
ページ
JIS H 3250:2015 PDF [26]
                                                                                   H 3250 : 2015

pdf 目 次

ページ

  •  1 適用範囲・・・・[1]
  •  2 引用規格・・・・[1]
  •  3 用語及び定義・・・・[2]
  •  4 名称,種類及び記号・・・・[3]
  •  5 品質・・・・[5]
  •  5.1 外観・・・・[5]
  •  5.2 化学成分・・・・[5]
  •  5.3 機械的性質・・・・[6]
  •  5.4 導電率及び体積抵抗率・・・・[9]
  •  5.5 時期割れ性・・・・[10]
  •  5.6 水素ぜい性・・・・[10]
  •  5.7 脱亜鉛腐食性・・・・[10]
  •  6 寸法及びその許容差・・・・[10]
  •  6.1 寸法・・・・[10]
  •  6.2 寸法の許容差・・・・[11]
  •  6.3 引抜棒の曲がりの許容値・・・・[14]
  •  6.4 引抜棒の角半径の許容値・・・・[15]
  •  7 試験・・・・[15]
  •  7.1 分析試験・・・・[15]
  •  7.2 引張試験・・・・[16]
  •  7.3 硬さ試験・・・・[16]
  •  7.4 導電率試験及び体積抵抗率試験・・・・[16]
  •  7.5 時期割れ試験・・・・[16]
  •  7.6 水素ぜい化試験・・・・[16]
  •  7.7 脱亜鉛腐食試験・・・・[16]
  •  8 検査・・・・[17]
  •  9 表示・・・・[17]
  •  10 報告・・・・[17]
  •  附属書A(規定)脱亜鉛腐食試験方法[浸せき(漬)試験方法]・・・・[18]
  •  附属書B(規定)脱亜鉛腐食試験方法(電気化学的方法)・・・・[21]
  •  附属書C(参考)棒の代表寸法・・・・[24]

(pdf 一覧ページ番号 1)

――――― [JIS H 3250 pdf 1] ―――――

H 3250 : 2015

まえがき

  この規格は,工業標準化法第14条によって準用する第12条第1項の規定に基づき,一般社団法人日本
伸銅協会(JCBA)及び一般財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格(日本産業規格)を改
正すべきとの申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業規格(日本産業規格)であ
る。
  これによって,JIS H 3250:2012は改正され,この規格に置き換えられた。
  なお,平成28年3月19日までの間は,工業標準化法第19条第1項等の関係各項の規定に基づくJISマ
ーク表示認証において,JIS H 3250:2012によることができる。
  この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
  この規格に従うことは,次の者の有する特許権等の使用に該当するおそれがあるので,留意する。
    会社名           所在地         工業所有権の   制定年月                  名称
                                        種類       (西暦)
中越合金鋳工株 富山県中新川郡立山 特許第3335002号 2002.08.02 熱間加工性に優れた無鉛快削黄銅合金
式会社         町西芦原新1番地の1
日立アロイ株式 埼玉県加須市内田ヶ 特許第3485502号 2003.10.24 無鉛快削性銅合金材
会社           谷254-2
サンエツ金属株 富山県高岡市吉久1  特許第3966896号 2007.06.08 黄銅材
式会社         丁目4番1号         特許第4509801号 2010.05.14 銅合金材料
三菱伸銅株式会 東京都品川区北品川 特許第3734372号 2005.10.28 無鉛快削性銅合金
社             4丁目7番35号       特許第3917304号 2007.02.16 快削性銅合金
                                  特許第4951623号 2012.3.16  鉛を超低量含む快削銅合金
株式会社キッツ 長野県茅野市宮川   特許第4184357号 2008.9.12  無鉛快削性黄銅合金及びその製造方法
メタルワークス 7377番地           特許第4266039号 2009.2.27  無鉛快削性黄銅合金の製造方法
株式会社キッツ 千葉県千葉市美浜区 特許第3732305号 2005.10.21 耐食性及び熱間加工性並びに耐応力腐食割
               中瀬1丁目10番1                                れ性に優れた銅基合金とその銅基合金の製
                                                             造方法
                                  特許第3761741号 2006.1.20  黄銅とこの黄銅製品
                                  特許第4397963号 2009.10.30 耐応力腐食割れ性に優れた鉛レス黄銅合金
                                  特許第4550154号 2010.7.16  耐応力腐食割れ性に優れた鉛レス黄銅合金
DOWAメタルテ   東京都千代田区外神 特許第3824944号 2006.7.7   耐応力腐食割れ性および耐脱亜鉛性に優れ
ック株式会社   田4丁目14番1号                                た銅合金及びその製造方法
  上記の,特許権等の権利者は,非差別的かつ合理的な条件でいかなる者に対しても当該特許権等の実施
の許諾等をする意思のあることを表明している。ただし,この規格に関連する他の特許権等の権利者に対
しては,同様の条件でその実施が許諾されることを条件としている。
  この規格に従うことが,必ずしも,特許権の無償公開を意味するものではないことに注意する必要があ
る。
  この規格の一部が,上記に示す以外の特許権等に抵触する可能性がある。経済産業大臣及び日本工業標
準調査会は,このような特許権等に関わる確認について,責任はもたない。
  なお,ここで“特許権等”とは,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権をいう。

(pdf 一覧ページ番号 2)

――――― [JIS H 3250 pdf 2] ―――――

                                       日本工業規格(日本産業規格)                             JIS
                                                                              H 3250 : 2015

銅及び銅合金の棒

Copper and copper alloy rods and bars

1 適用範囲

 この規格は,展伸加工した断面が丸形・正六角形・正方形・長方形・R付き正六角形の銅及び銅合金の
棒(以下,棒という。)について規定する。
    注記1 棒とは,全長にわたって均一な断面をもち,真っすぐな状態で供給される中実の展伸製品を
            いう。
    注記2 R付き正六角形とは,正六角形の角を外接円の径未満の円で切った形状をいう。

2 引用規格

  次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの
引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
    JIS B 8607 冷媒用フレア及びろう付け管継手
    JIS H 0321 非鉄金属材料の検査通則
    JIS H 0500 伸銅品用語
    JIS H 0505 非鉄金属材料の体積抵抗率及び導電率測定方法
    JIS H 1051 銅及び銅合金中の銅定量方法
    JIS H 1052 銅及び銅合金中のすず定量方法
    JIS H 1053 銅及び銅合金中の鉛定量方法
    JIS H 1054 銅及び銅合金中の鉄定量方法
    JIS H 1055 銅及び銅合金中のマンガン定量方法
    JIS H 1056 銅及び銅合金中のニッケル定量方法
    JIS H 1057 銅及び銅合金中のアルミニウム定量方法
    JIS H 1058 銅及び銅合金中のりん定量方法
    JIS H 1061 銅及び銅合金中のけい素定量方法
    JIS H 1064 銅中のテルル定量方法
    JIS H 1065 銅及び銅合金中のセレン定量方法
    JIS H 1067 銅中の酸素定量方法
    JIS H 1068 銅及び銅合金中のビスマス定量方法
    JIS H 1069 銅及び銅合金中のカドミウム定量方法
    JIS H 1072 銅及び銅合金中のアンチモン定量方法
    JIS H 1292 銅合金の蛍光X線分析方法
    JIS K 8085 アンモニア水(試薬)
    JIS K 8150 塩化ナトリウム(試薬)

――――― [JIS H 3250 pdf 3] ―――――

2
H 3250 : 2015
    JIS K 8622 炭酸水素ナトリウム(試薬)
    JIS R 6253 耐水研磨紙
    JIS Z 2241 金属材料引張試験方法
    JIS Z 2243 ブリネル硬さ試験−試験方法
    JIS Z 2244 ビッカース硬さ試験−試験方法

3 用語及び定義

  この規格で用いる主な用語及び定義は,次によるほか,JIS H 0500による。
3.1
無酸素銅
  銅含有率99.96 %以上で,かつ,5.6に規定する品質(水素ぜい性)を満足する銅。
  なお,酸素の含有率は規定しない。
    注記 酸素を含む銅は,400 ℃以上の高温で水素ぜい化する特性をもっている。この特性を利用して,
          水素ぜい化試験によって銅に含まれる酸素の有無が判定できる。
3.2
耐脱亜鉛腐食快削黄銅
  銅含有率5964 %,鉛含有率1.04.0 %,残りが亜鉛及びその他の成分からなる,耐脱亜鉛腐食性を向
上させた快削黄銅。
3.3
鉛レス・カドミウムレス快削黄銅
  鉛含有率0.25 %以下,カドミウム含有率0.007 5 %以下で,被削性をもつ銅を主成分とする亜鉛との合金。
3.4
ビスマス系鉛レス・カドミウムレス快削黄銅
  鉛レス・カドミウムレス快削黄銅に,0.54.0 %のビスマスなどを添加して,被削性を改良した銅合金。
3.5
けい素系鉛レス・カドミウムレス快削黄銅
  鉛レス・カドミウムレス快削黄銅に,2.63.4 %のけい素などを添加して,被削性を改良した銅合金。
3.6
脱亜鉛深さ
  黄銅から亜鉛が選択的に溶出し,健全な素地と比べて亜鉛成分が著しく減少して海綿状に銅が残存して
いる部分の深さ,又は亜鉛と銅とが同時に溶出し,溶出銅だけが再析出している部分の深さ。
3.7
侵食深さ
  脱亜鉛深さと溶解腐食深さ(脱亜鉛腐食試験によって,黄銅全体が溶解した深さ)との合計。
3.8
定電流アノード分極
  黄銅をアノードとして,一定の直流電流を印加する分極方法。
3.9
渦電流式導電率計
  金属の導電率が,近接する交流磁場によって生じる金属中の渦電流の大きさ及び分布と相関があること

――――― [JIS H 3250 pdf 4] ―――――

                                                                                              3
                                                                                   H 3250 : 2015
を利用して,導電率を測定する装置。

4 名称,種類及び記号

  棒の名称,種類及び記号は,表1による。表1の記号の後に質別を示す記号を付けて製品記号とする(表
4表8参照)。
                                    表1−名称,種類及び記号
      名称            種類            記号                      特色及び用途例
                合金番号   製法                                    (参考)
 無酸素銅        C 1020    押出  C 1020 BE a)  電気の導電性,熱の伝導性及び展延性に優れ,溶接性,耐
                           引抜                食性及び耐候性がよい。還元性の雰囲気中で高温で加熱し
                                 C 1020 BD a), e)
                           鍛造  C 1020 BF a)  ても水素ぜい化を起こすおそれがない。
                                               電気部品,化学工業用など。
 タフピッチ銅    C 1100    押出  C 1100 BE a)  電気の導電性及び熱の伝導性に優れ,展延性,耐食性及び
                           引抜                耐候性がよい。
                                 C 1100 BD a), e)
                           鍛造  C 1100 BF a)  電気部品,化学工業用など。
 りん脱酸銅      C 1201    押出  C 1201 BE     展延性,溶接性,耐食性,耐候性及び熱の伝導性がよい。
                           引抜  C 1201 BD e)  合金番号C 1220は還元性雰囲気中で高温に加熱しても,
                 C 1220    押出  C 1220 BE     水素ぜい化を起こすおそれがない。合金番号C 1201は,
                           引抜  C 1220 BD e)  C 1220より電気の導電性がよい。
                                               電気部品,化学工業用など。
 黄銅            C 2600    押出  C 2600 BE a)  冷間鍛造性及び転造性がよい。
                           引抜                機械部品,電気部品など。
                                 C 2600 BD a), b)
                 C 2700    押出  C 2700 BE a)
                           引抜  C 2700 BD a), b)
                 C 2800    押出  C 2800 BE a)  熱間加工性がよい。
                           引抜                機械部品,電気部品など。
                                 C 2800 BD a), b)
 耐脱亜鉛腐食    C 3531    押出  C 3531 BE     被削性及び耐脱亜鉛腐食性に優れ,展延性もよい。
 快削黄銅                  引抜  C 3531 BD b)  バルブ,水栓金具,継手,ステムなど。
 快削黄銅        C 3601    引抜  C 3601 BD b)  被削性に優れる。合金番号C 3601及びC 3602は展延性も
                 C 3602    押出  C 3602 BE     よい。ボルト,ナット,小ねじ,スピンドル,歯車,バル
                           引抜  C 3602 BD b)  ブ,ライター,時計,カメラなど。
                           鍛造  C 3602 BF
                 C 3603    引抜  C 3603 BD b)
                 C 3604    押出  C 3604 BE
                           引抜  C 3604 BD b), c)
                           鍛造  C 3604 BF
                 C 3605    押出  C 3605 BE
                           引抜  C 3605 BD b)
 鍛造用黄銅      C 3712    押出  C 3712 BE     熱間鍛造性がよく,精密鍛造に適する。
                           引抜  C 3712 BD b)  機械部品など。
                           鍛造  C 3712 BF
                 C 3771    押出  C 3771 BE     熱間鍛造性及び被削性がよい。
                           引抜                バルブ,機械部品など。
                                 C 3771 BD b), c)
                           鍛造  C 3771 BF

――――― [JIS H 3250 pdf 5] ―――――

4
H 3250 : 2015
                                表1−名称,種類及び記号(続き)
      名称            種類            記号                      特色及び用途例
                合金番号   製法                                    (参考)
 ネーバル黄銅    C 4622    押出  C 4622 BE     耐食性,特に耐海水性がよい。
                           引抜  C 4622 BD b)  船舶用部品,シャフトなど。
                           鍛造  C 4622 BF
                 C 4641    押出  C 4641 BE
                           引抜  C 4641 BD b)
                           鍛造  C 4641 BF
 アルミニウム    C 6161    押出  C 6161 BE     強度が高く,耐摩耗性及び耐食性がよい。
 青銅                      引抜  C 6161 BD b)  車両用,機械用,化学工業用,船舶用などのギヤーピニオ
                           鍛造  C 6161 BF     ン,シャフト,ブッシュなど。
                 C 6191    押出  C 6191 BE
                           引抜  C 6191 BD b)
                           鍛造  C 6191 BF
                 C 6241    押出  C 6241 BE
                           引抜  C 6241 BD b)
                           鍛造  C 6241 BF
 高力黄銅        C 6782    押出  C 6782 BE     強度が高く,熱間鍛造性及び耐食性がよい。
                           引抜  C 6782 BD b)  船舶用プロペラ軸,ポンプ軸など。
                           鍛造  C 6782 BF
                 C 6783    押出  C 6783 BE
                           引抜  C 6783 BD b)
 ビスマス系鉛    C 6801    押出  C 6801 BE d)  被削性及び熱間鍛造性に優れ,展延性もよい。
 レス・カドミウ            引抜                ボルト,ナット,小ねじ,スピンドル,歯車,バルブ,ラ
                                 C 6801 BD b), d)
 ムレス快削黄    C 6802    押出  C 6802 BE d)  イター,時計,カメラなど。
 銅                        引抜  C 6802 BD b), d)
                           鍛造  C 6802 BF d)
                 C 6803    押出  C 6803 BE d)
                           引抜  C 6803 BD b), d)
                 C 6804    押出  C 6804 BE d)
                           引抜  C 6804 BD b), d)
 鉛レス・カドミ  C 6810    押出  C 6810 BE d)  被削性及び熱間鍛造性に優れ,展延性もよい。
 ウムレス快削              引抜                ボルト,ナット,小ねじ,スピンドル,歯車,バルブなど。
                                 C 6810 BD b), d)
 黄銅            C 6820    押出  C 6820 BE
                           引抜  C 6820 BD b)
 けい素系鉛レ    C 6931    押出  C 6931 BE d)  強度が高く,被削性及び熱間鍛造性に優れる。
 ス・カドミウム            引抜                ボルト,ナット,小ねじ,スピンドル,歯車,バルブ,ラ
                                 C 6931 BD b), d)
 レス快削黄銅    C 6932    押出  C 6932 BE d)  イター,時計,カメラなど。
                           引抜  C 6932 BD b), d)
 注記 棒を示す形状記号B(Bar)の後に付した記号Eは押出製法,記号Dは引抜製法及び記号Fは鍛造製法をそ
      れぞれ表す。
 注a) 導電用の棒は,この表の記号の後にCを付ける。
    b) 径の許容差が特殊級である引抜棒は,引抜棒のBDの記号の後にSを付ける。導電用の棒は,Cの後にSを
       付ける。
    c) フレアナット用の棒は,引抜棒のBDの記号の後にNを付ける。フレアナット用の棒は,JIS B 8607に規定
       する第1種及び第2種のフレアナットに適用する正六角形のC 3604 BD及びC 3771 BDで,引抜き後SR処
       理(ひずみ取りのための熱処理でStress Releaseの略)を行ったものをいう。
    d)    6801,C 6802,C 6803,C 6804,C 6810,C 6931及びC 6932の耐脱亜鉛腐食用の棒は,製法記号(E,D
       及びF)の後にRDを付ける。
    e) 圧力容器用に使用する棒は,引抜棒のBDの記号の後にVを付ける。

――――― [JIS H 3250 pdf 6] ―――――

                                                                                              5
                                                                                   H 3250 : 2015

5 品質

5.1 外観

  棒の外観は,仕上げが良好かつ均一で,使用上有害な欠陥があってはならない。
  使用上有害な欠陥は,製造業者の判断による。ただし,判断に疑義がある場合は受渡当事者間の協定に
よってもよい。

5.2 化学成分

  棒は,7.1によって試験を行い,その化学成分は表2及び表3による。
                                       表2−棒の化学成分
                                                                                        単位 %
 合金      Cu        Pb       Fe       Sn     Zn     Al       Mn       Ni          その他
 番号
C 1020  99.96以上    −       −       −     −     −       −       −            −
C 1100  99.90以上    −       −       −     −     −       −       −            −
C 1201  99.90以上    −       −       −     −     −       −       −      P : 0.0040.014
C 1220  99.90以上    −       −       −     −     −       −       −      P : 0.0150.040
C 2600  68.571.5  0.05以下 0.05以下    −   残部b)   −       −       −            −
C 2700  63.067.0  0.05以下 0.05以下    −   残部b)   −       −       −            −
C 2800  59.063.0  0.10以下 0.07以下   −    残部b)   −       −       −            −
                                                                                     a)
C 3531  59.064.0   1.04.0  0.8以下  2.3以下 残部b)   −       −       −
C 3601  59.063.0   1.83.7  0.30以下    −   残部b)   −       −       −          Fe+Sn
                                                                                  0.50以下
C 3602  59.063.0   1.83.7  0.50以下    −   残部b)   −       −       −         Fe+Sn
                                                                                  1.0以下
C 3603  57.061.0   1.83.7  0.35以下    −   残部b)   −       −       −         Fe+Sn
                                                                                  0.6以下
C 3604  57.061.0   1.83.7  0.50以下    −   残部b)   −       −       −         Fe+Sn
                                                                                  1.0以下
C 3605  56.060.0   3.54.5  0.50以下    −   残部b)   −       −       −         Fe+Sn
                                                                                  1.0以下
C 3712  58.062.0  0.251.2     −       −   残部b)   −       −       −         Fe+Sn
                                                                                  0.8以下
C 3771  57.061.0   1.02.5     −       −   残部b)   −       −       −         Fe+Sn
                                                                                  1.0以下
C 4622  61.064.0  0.30以下 0.20以下 0.71.5 残部b)    −       −       −            −
C 4641  59.062.0  0.50以下 0.20以下 0.501.0 残部b)   −       −       −            −
C 6161  83.090.0  0.02以下  2.04.0     −     −  7.010.0 0.502.0 0.502.0 Cu+Fe+Al+Mn+Ni
                                                                                 99.5以上
C 6191  81.088.0     −     3.05.0     −     −  8.511.0 0.502.0 0.502.0 Cu+Fe+Al+Mn+Ni
                                                                                 99.5以上
C 6241  80.087.0     −     3.05.0     −     −   9.012.0 0.502.0 0.502.0 Cu+Fe+Al+Mn+Ni
                                                                                  99.5以上
C 6782  56.060.5  0.50以下 0.101.0     −   残部b) 0.202.0 0.502.5     −            −
C 6783  55.059.0  0.50以下 0.201.5     −   残部b) 0.202.0 1.0 3.0     −            −
注a) 製造業者が別途添加するP,Ni,Al,Si及び/又はSbのうち,添加された元素の合計を0.011.9 %とする。
   b) 分析した元素以外を残部とする。ただし,その中にはZn以外の分析しない元素が含まれる。

――――― [JIS H 3250 pdf 7] ―――――

6
H 3250 : 2015
                        表3−鉛レス・カドミウムレス快削黄銅棒の化学成分
                                                                                        単位 %
 合金     Cu        Bi      Si     Sn       P        Pb     Zn      Fe        Cd       その他
 番号
C 6801 57.064.0 0.54.0      −   0.12.5   0.2以下  0.01以下 残部b) 0.50以下
                                                                          0.007 5以下    −
C 6802 57.064.0 0.54.0      −   0.13.0   0.2以下 0.010.10 残部b) 0.7以下 0.007 5以下    −
                                                                                         a)
C 6803 57.064.0 0.54.0      −   0.12.5   0.2以下 0.01以下 残部b) 0.50以下0.007 5以下
                                                                                         a)
C 6804 57.064.0 0.54.0      −   0.13.0   0.2以下 0.010.10 残部b) 0.7以下 0.007 5以下
                                                                                         a)
C 6810 58.064.0     −      −   0.52.5 0.030.2 0.25以下 残部b) 0.20以下  0.007 5以下
C 6820 57.059.0     −      −   0.3以下    −    0.20以下 残部b) 0.30以下0.007 5以下    −
C 6931 74.079.0 0.05以下 2.63.4 0.30.7 0.040.15 0.09以下 残部b) 0.10以下  0.007 5以下 Mn : 0.1以下
                                                                                    Ni : 0.2以下
C 6932 74.078.0 0.05以下 2.73.4 0.2以下 0.050.2 0.09以下 残部b) 0.10以下  0.007 5以下 Mn : 0.1以下
                                                                                    Ni : 0.2以下
注a) 製造業者が別途添加するSe,Al,Sb,Te及び/又はNiのうち,添加された元素の合計をC 6803,C 6804では
     0.020.6 %とし,C 6810では0.011.8 %とする。
   b) 分析した元素以外を残部とする。ただし,その中にはZn以外の分析しない元素が含まれる。

5.3 機械的性質

  棒は,7.2及び7.3によって試験を行い,その機械的性質は,表4及び表5による。圧力容器用に使用す
る棒は,7.2によって試験を行い,その機械的性質(引張強さ,耐力及び伸び)は,表6による。
                   表4−棒の機械的性質(フレアナット用及び圧力容器用は除く)
  合金番号  質別     製品記号     径又は最小対辺距離の    引張試験             硬さ試験
                                         区分           引張    伸びb)  ビッカース   ブリネル
                                                       強さb)             硬さb)      硬さb)
                                         mm            N/mm2      %        HV      HBW10/3 000
 C 1020      F   C 1020 BE-F c)     6.0 以上          195以上   25以上      −          −
 C 1100          C 1100 BE-F c)
 C 1201          C 1201 BE-F
 C 1220          C 1220 BE-F
                 C 1020 BF-F c)   100 以上
                 C 1100 BF-F c)
             O    C 1020 BD-O c)  2.0 以上   6.0 未満 195以上   25以上      −          −
                  C 1100 BD-O c)
                  C 1201 BD-O     6.0 以上 110 以下   195以上   30以上      −          −
                  C 1220 BD-O
            1/2H C 1020 BD-1/2H c)2.0 以上   6.0 未満 245以上   10以上      −          −
                  C 1100 BD-1/2H c)
                                  6.0 以上 25 以下    245以上   15以上      −          −
                  C 1201 BD-1/2H  25 を超え 50 以下   225以上   20以上      −          −
                  C 1220 BD-1/2H  50 を超え 75 以下   215以上   25以上      −          −
                                  75 を超え 110 以下  205以上   30以上      −          −
             H   C 1020 BD-H c)   2.0 以上 25 以下    275以上     −        −          −
                 C 1100 BD-H c)   25 を超え 50 以下   245以上     −        −          −
                 C 1201 BD-H      50 を超え 75 以下   225以上     −        −          −
                 C 1220 BD-H      75 を超え 110 以下  215以上     −        −          −

――――― [JIS H 3250 pdf 8] ―――――

                                                                                              7
                                                                                   H 3250 : 2015
               表4−棒の機械的性質(フレアナット用及び圧力容器用は除く)(続き)
  合金番号  質別     製品記号     径又は最小対辺距離の    引張試験             硬さ試験
                                         区分           引張    伸びb)  ビッカース   ブリネル
                                                       強さb)             硬さb)      硬さb)
                                         mm            N/mm2      %        HV      HBW10/3 000
 C 2600      F   C 2600 BE-F c)     6.0 以上          275以上   35以上      −          −
             O   C 2600 BD-O c)   2.0 以上   6.0 未満 275以上   20以上      −          −
                                  6.0 以上 75 以下    275以上   45以上      −          −
            1/2H C 2600 BD-1/2H c) 2.0 以上  6.0 未満 355以上   10以上      −          −
                                  6.0 以上 50 以下    355以上   20以上      −          −
             H   C 2600 BD-H c)   2.0 以上 20 以下    410以上     −        −          −
 C 2700      F   C 2700 BE-F c)     6.0 以上          295以上   30以上      −          −
             O   C 2700 BD-O c)   2.0 以上   6.0 未満 295以上   20以上      −          −
                                  6.0 以上 75 以下    295以上   40以上      −          −
            1/2H C 2700 BD-1/2H c) 2.0 以上  6.0 未満 355以上   10以上      −          −
                                  6.0 以上 50 以下    355以上   20以上      −          −
             H   C 2700 BD-H c)   2.0 以上 20 以下    410以上     −        −          −
 C 2800      F   C 2800 BE-F c)     6.0 以上          315以上   25以上      −          −
             O   C 2800 BD-O c)   2.0 以上   6.0 未満 315以上   20以上      −          −
                                  6.0 以上 75 以下    315以上   35以上      −          −
            1/2H C 2800 BD-1/2H c) 2.0 以上  6.0 未満 375以上   10以上      −          −
                                  6.0 以上 50 以下    375以上   15以上      −          −
             H   C 2800 BD-H c)   2.0 以上 20 以下    450以上     −        −          −
 C 3531 a)   F   C 3531 BE-F        6.0 以上          315以上   5以上     75以上        −
                 C 3531 BD-F      2.0 以上 110 以下
 C 3601 a)   O   C 3601 BD-O      1.0 以上   6.0 未満 295以上   15以上      −          −
                                  6.0 以上 75 以下    295以上   25以上      −          −
            1/2H C 3601 BD-1/2H   1.0 以上 50 以下    345以上     −      95以上        −
             H   C 3601 BD-H      1.0 以上 50 以下    450以上     −     130以上        −
 C 3602 a)   F   C 3602 BE-F        6.0 以上          315以上     −      75以上        −
                 C 3602 BD-F      1.0 以上 110 以下
                 C 3602 BF-F        100 以上
  C 3603 a)  O   C 3603 BD-O      1.0 以上  6.0 未満  315以上  15以上       −          −
                                  6.0 以上 75 以下    315以上  20以上       −          −
            1/2H C 3603 BD-1/2H   1.0 以上 50 以下    365以上     −     100以上        −
             H   C 3603 BD-H      1.0 以上 50 以下    450以上     −     130以上        −
  C 3604 a)  F   C 3604 BE-F        6.0 以上          335以上     −      80以上        −
                 C 3604 BD-F      1.0 以上 110 以下
                 C 3604 BF-F       100 以上
  C 3605 a)  F   C 3605 BE-F        6.0 以上          335以上     −      80以上        −
                 C 3605 BD-F      1.0 以上 110 以下
  C 3712     F   C 3712 BE-F        6.0 以上          315以上  15以上       −          −
  C 3771         C 3771 BE-F
                 C 3712 BD-F        4.0 以上
                 C 3771 BD-F
                 C 3712 BF-F       100 以上
                 C 3771 BF-F
  C 4622     F   C 4622 BE-F        6.0 以上          345以上  20以上       −          −
                 C 4622 BD-F      6.0 以上 110 以下   365以上  20以上       −          −
                 C 4622 BF-F       100 以上           345以上  20以上       −          −

――――― [JIS H 3250 pdf 9] ―――――

8
H 3250 : 2015
               表4−棒の機械的性質(フレアナット用及び圧力容器用は除く)(続き)
  合金番号  質別     製品記号     径又は最小対辺距離の    引張試験             硬さ試験
                                         区分           引張    伸びb)  ビッカース   ブリネル
                                                       強さb)             硬さb)      硬さb)
                                         mm            N/mm2      %        HV      HBW10/3 000
 C 4641      F    C 4641 BE-F       6.0 以上          345以上   20以上      −          −
                  C 4641 BD-F     2.0 以上   6.0 未満 375以上   10以上      −          −
                                  6.0 以上 110 以下   375以上   20以上      −          −
                  C 4641 BF-F       100 以上          345以上   20以上      −          −
 C 6161      F    C 6161 BE-F     6.0 以上 50 以下    590以上   25以上      −       130以上
                  C 6161 BD-F
                  C 6161 BF-F
 C 6191      F    C 6191 BE-F     6.0 以上 50 以下    685以上   15以上      −       170以上
                  C 6191 BD-F
                  C 6191 BF-F
 C 6241      F    C 6241 BE-F     6.0 以上 50 以下    685以上   10以上      −       210以上
                  C 6241 BD-F
                  C 6241 BF-F
 C 6782      F    C 6782 BE-F     6.0 以上 50 以下    460以上   20以上      −          −
                                   50 を超え          400以上   20以上      −          −
                  C 6782 BD-F     2.0 以上   6.0 未満 490以上   5以上       −          −
                                  6.0 以上 110 以下   490以上   15以上      −          −
                  C 6782 BF-F       100 以上          460以上   20以上      −          −
 C 6783      F    C 6783 BE-F     6.0 以上 50 以下    510以上   15以上      −          −
                  C 6783 BD-F     6.0 以上 50 以下    540以上   12以上      −          −
 C 6801 a)   F    C 6801 BE-F       6.0 以上          315以上   5以上     75以上        −
 C 6802 a)        C 6802 BE-F
 C 6803 a)        C 6803 BE-F
 C 6804 a)        C 6804 BE-F
                  C 6801 BD-F     1.0 以上 110 以下
                  C 6802 BD-F
                  C 6803 BD-F
                  C 6804 BD-F
                  C 6802 BF-F       100 以上
 C 6810      F    C 6810 BE-F     8.0 以上 110 以下   335以上   15以上      −          −
                  C 6810 BD-F     6.0 以上 75 以下
 C 6820      F    C 6820 BE-F     8.0 以上 110 以下   315以上   15以上      −          −
                  C 6820 BD-F     6.0 以上 80 以下    360以上   15以上      −          −
            1/2H C 6820 BD-1/2H   2.0 以上 40 以下    430以上   6以上       −          −
 C 6931 a)   F    C 6931 BE-F       6.0 以上          450以上   5以上    110以上        −
 C 6932 a)        C 6932 BE-F
                 C 6931 BD-F      1.0 以上 110 以下
                 C 6932 BD-F
 注記 1 N/mm2=1 MPa
 注a) 合金番号C 3531,C 3601,C 3602,C 3603,C 3605,C 6801,C 6802,C 6803,C 6804,C 6931,C 6932及び
      フレアナット用以外のC 3604の棒に硬さを適用した場合には,引張強さ及び伸びは適用しなくてもよい。
    b) 数値は,整数値に丸める。
    c) 導電用棒にも適用する。これに該当する製品記号については,表7及び表8参照。

――――― [JIS H 3250 pdf 10] ―――――

                                                                                              9
                                                                                   H 3250 : 2015
                             表5−フレアナット用引抜棒の機械的性質
      合金番号  質別      製品記号        対辺距離          引張試験          硬さ試験
                                                      引張強さa)   伸びa)  ビッカース硬さa)
                                            mm          N/mm2        %           HV
      C 3604    SR   C 3604 BDN-SR     17,22,24,26,335以上    15以上    70以上120以下
                                       27,29,36
      C 3771    SR   C 3771 BDN-SR     17,22,24,26,315以上    15以上    70以上120以下
                                       27,29,36
      注記 1 N/mm2=1 MPa
      注a) 数値は,整数値に丸める。
                            表6−圧力容器用に使用する棒の機械的性質
      合金番号  質別      製品記号      径又は最小対辺距離            引張試験
                                             の区分        引張強さa)  耐力a)      伸びa)
                                               mm            N/mm2     N/mm2         %
      C 1020     O    C 1020 BDV-O       6.0以上110以下     195以上    70以上     30以上
      C 1100          C 1100 BDV-O
      C 1201          C 1201 BDV-O
      C 1220          C 1220 BDV-O
      注記 1 N/mm2=1 MPa
      注a) 数値は,整数値に丸める。

5.4 導電率及び体積抵抗率

  導電用に使用する棒は,7.4によって試験を行い,その導電率及び体積抵抗率は,それぞれ表7及び表8
による。ただし,注文者の要求がある場合に限って適用する。
                                     表7−導電用棒の導電率
                                                          単位 %IACS a)
                         合金番号  質別      製品記号        導電率b)
                                                            (20 ℃)
                         C 1020     F   C 1020 BEC-F         100以上
                         C 1100         C 1100 BEC-F
                                        C 1020 BFC-F
                                        C 1100 BFC-F
                                    O   C 1020 BDC-O         100以上
                                        C 1100 BDC-O
                                   1/2H C 1020 BDC-1/2H       98以上
                                         C 1100 BDC-1/2H
                                    H    C 1020 BDC-H          97以上
                                         C 1100 BDC-H
                         注a)   ACSとは,国際的に採択された焼鈍標準軟銅のこ
                              とで,その導電率を100 %IACSと規定している。
                           b) 数値は,整数値に丸める。

――――― [JIS H 3250 pdf 11] ―――――

10
H 3250 : 2015
                                   表8−導電用棒の体積抵抗率
                                                           単位 μΩ cm
                          合金番号  質別     製品記号      体積抵抗a)
                                                           (20 ℃)
                                                                0.7
                          C 2600     F   C 2600 BEC-F        3.6+
                                                               −
                                                                0.3
                                     O   C 2600 BDC-O
                                    1/2H C 2600 BDC-1/2H
                                     H   C 2600 BDC-H
                                                                0.7
                                                               −
                          C 2700     F   C 2700 BEC-F        6.5+
                                                                0.3
                                     O   C 2700 BDC-O
                                    1/2H C 2700 BDC-1/2H
                                     H   C 2700 BDC-H
                                                                0.7
                                                               −
                          C 2800     F   C 2800 BEC-F        6.4+
                                                                0.3
                                     O   C 2800 BDC-O
                                    1/2H C 2800 BDC-1/2H
                                     H    C 2800 BDC-H
                          注a) 数値は,小数点以下1桁に丸める。

5.5 時期割れ性

  棒は,7.5によって試験を行ったとき,表面に割れを生じてはならない。ただし,次を除く引抜棒に適用
する。質別Oの引抜棒及びフレアナット用引抜棒並びに合金番号C 1020,C 1100,C 1201,C 1220,C 6161,
C 6191及びC 6241の棒。

5.6 水素ぜい性

  合金番号C 1020及びC 1201の棒は,7.6によって試験を行ったとき,結晶粒界に水素ぜい化特有の多数
の気泡又は粒界分離を示す組織が生じてはならない。ただし,合金番号C 1201の棒については,注文者の
要求がある場合に限って適用する。

5.7 脱亜鉛腐食性

  合金番号C 3531の棒並びにC 6801,C 6802,C 6803,C 6804,C 6810,C 6931及びC 6932で耐脱亜鉛
腐食用に使用する棒の脱亜鉛腐食性は,7.7によって試験を行ったとき,表9で規定するいずれか一つの
評価判定基準値を満足しなければならない。
  なお,試験方法及び適用する評価判定基準は,受渡当事者間の協定による。
                                       表9−評価判定基準
                                                                    単位 μm
                    試験方法名称       試験方法           評価判定基準a)
                                  附属書Aによる。
                   浸せき(漬)試験                 最大脱亜鉛深さ200以下
                   方法
                   電気化学的方法 附属書Bによる。   1種 : 最大侵食深さ70以下
                                                    2種 : 最大侵食深さ100以下
                                                    3種 : 最大侵食深さ150以下
                   注a) 数値は,整数値に丸める。

6 寸法及びその許容差

6.1 寸法

  棒の代表寸法を,参考として附属書Cに示す。ただし,表示上,小数点以下のゼロは省略してもよい。

――――― [JIS H 3250 pdf 12] ―――――

                                                                                             11
                                                                                   H 3250 : 2015

6.2 寸法の許容差

  棒の寸法の許容差は,次による。
a) 径又は対辺距離の許容差 棒の径又は対辺距離の許容差は,表10表13による。
      なお,径とは,丸形の径及びR付き正六角形の径をいう。R付き正六角形の径とは,正六角形の角
    を切った外接円の径をいう。
                             表10−引抜棒の径又は対辺距離の許容差
                                                                                単位 mm
        径又は対辺距離の区分                        各形状の許容差
                                            丸形                     正六角形・正方形
                                  普通級            特殊級        長方形・R付き正六角形a)
          1以上     3以下          ±0.03              0                  ±0.05
                                                     −0.03
          3を超え   6以下          ±0.04              0                  ±0.06
                                                     −0.04
          6を超え  10以下          ±0.04              0                  ±0.08
                                                     −0.05
         10を超え  20以下          ±0.06              0                  ±0.11
                                                     −0.07
         20を超え  35以下          ±0.08              0                  ±0.18
                                                     −0.08
         35を超え  50以下          ±0.10              0                  ±0.25
                                                     −0.12
         50を超え                ±0.3 % b)           −                 ±0.6 % b)
       注記 合金番号C 6161,C 6191及びC 6241の棒は,径又は対辺距離が20 mm以下のものに適用する。
       注a)   付き正六角形の許容差は,外接円の径及び対辺距離に適用する。
         b) 百分率表示は,径又は対辺距離に対する割合を示す。
                         表11−フレアナット用引抜棒の対辺距離の許容差
                                                            単位 mm
                                 対辺距離               許容差
                                    17                    0
                                                        −0.11
                            22,24,26,27,29            0
                                                        −0.18
                                    36                    0
                                                        −0.25
                          注記 この表の許容差は,合金番号C 3604 BDN,及
                               びC 3771 BDNに適用する。

――――― [JIS H 3250 pdf 13] ―――――

12
H 3250 : 2015
                       表12−押出棒及び鍛造棒の径又は対辺距離の許容差A
                合金番号 : C 2600・C 2700・C 2800・C 3531・C 3602・C 3604・C 3605・C 3712・
                         C 3771・C 4622・C 4641・C 6782・C 6783・C 6801・C 6802・C 6803・
                         C 6804・C 6810・C 6820・C 6931・C 6932
                                                                             単位 mm
            径又は対辺距離の区分                  各合金番号の許容差
                                      C 2600                 C 3531,C3602
                                      C 2700                 C 3604,C3605
                                      C 2800                 C 3712,C3771
                                                             C 4622,C4641
                                                             C 6782,C6783
                                                             C 6801,C6802
                                                             C 6803,C6804
                                                             C 6810,C6820
                                                             C 6931,C6932
                                                   (±)で指定する  (+)で指定する
                                                        場合              場合a)
              6以上    25以下          ±0.3            ±0.3             +0.6
             25を超え  30以下        ±1.2 % b)                             0
             30を超え                                  ±1.0 % b)          +2.0 % b)
                                                                             0
           注a) 寸法の許容差を(+)で指定する棒は,押出棒のBE又は鍛造棒のBFの記号の後にT
                を付ける。
             b) 百分率表示は,径又は対辺距離に対する割合を示す。
                       表13−押出棒及び鍛造棒の径又は対辺距離の許容差B
                 (合金番号 : C 1020・C 1100・C 1201・C 1220・C 6161・C 6191・C 6241)
                                                                            単位 mm
           径又は対辺距離の区分                   各合金番号の許容差
                                      C 1020                     C 6161
                                      C 1100                     C 6191
                                      C 1201                     C 6241
                                      C 1220
                                  押出棒・鍛造棒        押出棒            鍛造棒
                                  丸形・正六角形    丸形・正六角形    丸形・正六角形
                                  正方形・長方形        正方形            正方形
              6以上    15以下          ±0.3            ±0.3               −
             15を超え  20以下        ±2.0 % a)
             20を超え  25以下                                            +4.0 % a)
             25を超え                                  ±1.2 % a)        −2.0 % a)
           注a) 百分率表示は,径又は対辺距離に対する割合を示す。
b) 真円度の許容値 断面が丸形の棒の真円度の許容値は,表14表16による。
      なお,真円度とは,断面が丸形の棒の任意断面において測った最大径と最小径との差をいう。

――――― [JIS H 3250 pdf 14] ―――――

                                                                                             13
                                                                                   H 3250 : 2015
                             表14−引抜棒(丸形)の真円度の許容値
                                                                   単位 mm
                          径の区分                  真円度の許容値
                                               普通級            特殊級
                       1以上     3以下        0.03以下         0.015以下
                       3を超え   6以下        0.04以下         0.020以下
                       6を超え  10以下        0.04以下         0.025以下
                      10を超え  20以下        0.06以下         0.035以下
                      20を超え  35以下        0.08以下         0.040以下
                      35を超え  50以下        0.10以下         0.060以下
                      50を超え               0.3 % a)以下          −
                   注記 合金番号C 6161,C 6191及びC 6241の棒は,径が20 mm以下
                        のものに適用する。
                   注a) 百分率表示は,径に対する割合を示す。
                   表15−押出棒(丸形)及び鍛造棒(丸形)の真円度の許容値A
                合金番号 : C 2600・C 2700・C 2800・C 3531・C 3602・C 3604・C 3605・C 3712・
                         C 3771・C 4622・C 4641・C 6782・C 6783・C 6801・C 6802・C 6803・
                         C 6804・C 6810・C 6820・C 6931・C 6932
                                                                    単位 mm
                          径の区分             各合金番号の真円度の許容値
                                               C 2600        C 3531,C3602
                                               C 2700        C 3604,C3605
                                               C 2800        C 3712,C3771
                                                             C 4622,C4641
                                                             C 6782,C6783
                                                             C 6801,C6802
                                                             C 6803,C6804
                                                             C 6810,C6820
                                                             C 6931,C6932
                       6以上    25以下        0.6以下           0.6以下
                      25を超え  30以下       2.4 % a)以下
                     30を超え                                  2.0 % a)以下
                   注a) 百分率表示は,径に対する割合を示す。

――――― [JIS H 3250 pdf 15] ―――――

次のページ PDF 16

JIS H 3250:2015の国際規格 ICS 分類一覧

JIS H 3250:2015の関連規格と引用規格一覧

この規格に関連する JIS ハンドブック

金属材料の試験,非鉄金属材料の試験・検査,原材料,伸銅品,アルミニウム及びアルミニウム合金の展伸材,

マグネシウム合金の展伸材,鉛及び鉛合金の展伸材,チタン及びチタン合金の展伸材,その他の展伸材,粉末や金,鋳物,その他

価格 15,620円(税込)本体価格:14,200円

JIS HB 3 非鉄 2021

Amazon詳細ページへ

※最新の情報は詳細ページでご確認ください。

金型(プレス用/モールド用),関連(プラスチック/プレス),製図,寸法・形状(加工/粗さ),材料・その他(鉄鋼材/熱処理/非鉄金属材)

価格 14,410円(税込)本体価格:13,100円

発売年月日:2020-07-31

JIS HB 68 金型 2020

Amazon詳細ページへ

※最新の情報は詳細ページでご確認ください。

JIS ハンドブックから規格の検索、規格番号や名称が調べて探すことができます。
JIS ハンドブック 一覧 規格 種類別