JIS H 3250:2021 銅及び銅合金の棒

JIS H 3250:2021 規格概要

この規格 H3250は、展伸加工した断面が丸形,正六角形,正方形,長方形及びR付き正六角形の銅及び銅合金の棒について規定。

JISH3250 規格全文情報

規格番号
JIS H3250 
規格名称
銅及び銅合金の棒
規格名称英語訳
Copper and copper alloy rods and bars
制定年月日
1977年5月1日
最新改正日
2021年1月20日
JIS 閲覧
‐ 
対応国際規格

ISO

国際規格分類

ICS

77.150.30
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
‐ 
改訂:履歴
1977-05-01 制定日, 1980-06-01 確認日, 1981-01-15 改正日, 1986-03-01 改正日, 1992-07-01 改正日, 2000-03-20 改正日, 2006-02-20 改正日, 2010-05-20 改正日, 2012-03-21 改正日, 2015-03-20 改正日, 2019-10-21 確認日, 2021-01-20 改正
ページ
JIS H 3250:2021 PDF [31]
                                                                                   H 3250 : 2021

pdf 目 次

ページ

  •  1 適用範囲・・・・[1]
  •  2 引用規格・・・・[1]
  •  3 用語及び定義・・・・[2]
  •  4 名称及び種類の記号・・・・[3]
  •  5 品質・・・・[5]
  •  5.1 外観・・・・[5]
  •  5.2 化学成分・・・・[5]
  •  5.3 機械的性質・・・・[8]
  •  5.4 導電率及び体積抵抗率・・・・[10]
  •  5.5 時期割れ性・・・・[11]
  •  5.6 水素ぜい性・・・・[11]
  •  5.7 脱亜鉛腐食性・・・・[12]
  •  6 寸法及びその許容差・・・・[12]
  •  6.1 寸法・・・・[12]
  •  6.2 寸法の許容差・・・・[12]
  •  6.3 引抜棒の曲がりの許容値・・・・[15]
  •  6.4 引抜棒の角半径の許容値・・・・[16]
  •  7 試験・・・・[17]
  •  7.1 分析試験・・・・[17]
  •  7.2 引張試験・・・・[17]
  •  7.3 硬さ試験・・・・[17]
  •  7.4 導電率試験及び体積抵抗率試験・・・・[17]
  •  7.5 時期割れ試験・・・・[17]
  •  7.6 水素ぜい化試験・・・・[18]
  •  7.7 脱亜鉛腐食試験・・・・[18]
  •  8 検査・・・・[18]
  •  9 表示・・・・[18]
  •  10 報告・・・・[19]
  •  附属書A(規定)脱亜鉛腐食試験方法(浸せき試験方法)・・・・[20]
  •  附属書B(規定)脱亜鉛腐食試験方法(電気化学的方法)・・・・[24]
  •  附属書C(参考)棒の代表寸法・・・・[27]
  •  附属書D(規定)銅及び銅合金の棒の固体発光分光分析方法・・・・[28]

(pdf 一覧ページ番号 1)

――――― [JIS H 3250 pdf 1] ―――――

           H 3250 : 2021

まえがき

  この規格は,産業標準化法第16条において準用する同法第12条第1項の規定に基づき,一般社団法人
日本伸銅協会(JCBA)及び一般財団法人日本規格協会(JSA)から,産業標準原案を添えて日本産業規格
を改正すべきとの申出があり,日本産業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本産業規格
である。これによって,JIS H 3250:2015は改正され,この規格に置き換えられた。
  なお,令和4年1月19日までの間は,産業標準化法第30条第1項等の関係条項の規定に基づくJISマ
ーク表示認証において,JIS H 3250:2015を適用してもよい。
  この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
  この規格に従うことは,次の者の有する特許権等の使用に該当するおそれがあるので,留意する。
      会社名         所在地         特許番号      制定年月               名称
                                                     (西暦)
 サンエツ金属株 富山県高岡市吉久 特許第3966896号 2007.06.08  黄銅材
 式会社         1丁目4番1号     特許第4509801号 2010.05.14  銅合金材料
 三菱伸銅株式会 東京都品川区北品 特許第4951623号 2012.3.16   鉛を超低量含む快削銅合金
 社             川4丁目7番35号
 株式会社キッツ 長野県茅野市宮川 特許第4184357号 2008.9.12   無鉛快削性黄銅合金及びその製造方
 メタルワークス 7377番地                                      法
 株式会社キッツ 千葉県千葉市美浜 特許第4184357号 2008.9.12   無鉛快削性黄銅合金及びその製造方
                 区中瀬1丁目10番                               法
                 1               特許第4397963号 2009.10.30  耐応力腐食割れ性に優れた鉛レス黄
                                                                銅合金
                                  特許第4550154号 2010.7.16   耐応力腐食割れ性に優れた鉛レス黄
                                                                銅合金
                                  特許第5847326号 2015.12.4   黄銅合金と加工部品及び接液部品
 DOWAメタルテ   東京都千代田区外 特許第3824944号 2006.7.7    耐応力腐食割れ性および耐脱亜鉛性
 ック株式会社   神田4丁目14番1                                に優れた銅合金及びその製造方法
                 号
  上記の特許権等の権利者は,非差別的かつ合理的な条件でいかなる者に対しても当該特許権等の実施の
許諾等をする意思のあることを表明している。ただし,この規格に関連する他の特許権等の権利者に対し
ては,同様の条件でその実施が許諾されることを条件としている。
  この規格に従うことが,必ずしも,特許権の無償公開を意味するものではないことに注意する必要があ
る。
  この規格の一部が,上記に示す以外の特許権等に抵触する可能性がある。経済産業大臣及び日本産業標
準調査会は,このような特許権等に関わる確認について,責任はもたない。
  なお,ここで“特許権等”とは,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権をいう。

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――――― [JIS H 3250 pdf 2] ―――――

                                      日本産業規格                            JIS
                                                                              H 3250 : 2021

銅及び銅合金の棒

Copper and copper alloy rods and bars

1 適用範囲

 この規格は,展伸加工した断面が丸形,正六角形,正方形,長方形及びR付き正六角形の銅及び銅合金
の棒(以下,棒という。)について規定する。
    注記1 棒とは,全長にわたって均一な断面をもち,直線状の形状で所定の長さに切断して供給され
            る中実の展伸製品をいう。
    注記2 R付き正六角形とは,正六角形の角を内接円より大きく外接円より小さな径の同芯円で切っ
            た形状をいう。

2 引用規格

  次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの
引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
    JIS H 0321 非鉄金属材料の検査通則
    JIS H 0500 伸銅品用語
    JIS H 0505 非鉄金属材料の体積抵抗率及び導電率測定方法
    JIS H 1012 銅及び銅合金の分析方法通則
    JIS H 1051 銅及び銅合金中の銅定量方法
    JIS H 1052 銅及び銅合金中のすず定量方法
    JIS H 1053 銅及び銅合金中の鉛定量方法
    JIS H 1054 銅及び銅合金中の鉄定量方法
    JIS H 1055 銅及び銅合金中のマンガン定量方法
    JIS H 1056 銅及び銅合金中のニッケル定量方法
    JIS H 1057 銅及び銅合金中のアルミニウム定量方法
    JIS H 1058 銅及び銅合金中のりん定量方法
    JIS H 1059 銅及び銅合金中のひ素定量方法
    JIS H 1061 銅及び銅合金中のけい素定量方法
    JIS H 1065 銅及び銅合金中のセレン定量方法
    JIS H 1068 銅及び銅合金中のビスマス定量方法
    JIS H 1069 銅及び銅合金中のカドミウム定量方法
    JIS H 1072 銅及び銅合金中のアンチモン定量方法
    JIS H 1292 銅合金の蛍光X線分析方法
    JIS K 0116 発光分光分析通則

――――― [JIS H 3250 pdf 3] ―――――

           2
H 3250 : 2021
    JIS K 8085 アンモニア水(試薬)
    JIS K 8150 塩化ナトリウム(試薬)
    JIS K 8622 炭酸水素ナトリウム(試薬)
    JIS R 6253 耐水研磨紙
    JIS Z 2241 金属材料引張試験方法
    JIS Z 2243-1 ブリネル硬さ試験−第1部 : 試験方法
    JIS Z 2243-2 ブリネル硬さ試験−第2部 : 硬さ値表
    JIS Z 2244-1 ビッカース硬さ試験−第1部 : 試験方法
    JIS Z 2244-2 ビッカース硬さ試験−第2部 : 硬さ値表
    JIS Z 8401 数値の丸め方

3 用語及び定義

  この規格で用いる主な用語及び定義は,次によるほか,JIS H 0500,JIS H 1012及びJIS K 0116による。
3.1
無酸素銅
  銅含有率99.96 %以上で,かつ,5.6に規定する品質(水素ぜい性)を満足する銅。
    注記1 りん脱酸銅は,5.6の規定を満足しても,無酸素銅には含まれない。
    注記2 酸素を含む銅は,400 ℃以上の高温で水素ぜい化する特性をもつ。この性質を利用して,水
            素ぜい化試験によって銅に含まれる酸素の有無が判定できる。
3.2
耐脱亜鉛腐食快削黄銅
  銅含有率59 %64 %及び鉛含有率1.00 %4.00 %で,残りが亜鉛及びその他の成分からなる,耐脱亜鉛
腐食性を向上させた快削黄銅。
3.3
鉛レス·カドミウムレス快削黄銅
  鉛含有率0.25 %以下及びカドミウム含有率0.007 5 %以下で,被削性をもつ,銅を主成分とする亜鉛との
合金。
3.4
ビスマス系鉛レス·カドミウムレス快削黄銅
  鉛レス·カドミウムレス快削黄銅に,0.50 %4.00 %のビスマスなどを添加して,被削性を向上させた
銅合金。
3.5
けい素系鉛レス·カドミウムレス快削黄銅
  鉛レス·カドミウムレス快削黄銅に,2.6 %3.4 %のけい素などを添加して,被削性を向上させた銅合
金。
3.6
脱亜鉛深さ
  黄銅の母相から,腐食によって亜鉛が溶出した層の厚さ。脱亜鉛腐食性を評価する指標の一つである。
3.7
侵食深さ

――――― [JIS H 3250 pdf 4] ―――――

                                                                                             3
                                                                                   H 3250 : 2021
  黄銅を電気化学的に腐食したとき,母相から亜鉛が侵食された層の厚さ。脱亜鉛腐食性を評価する指標
の一つである。
3.8
定電流アノード分極
  黄銅をアノードとして,一定の直流電流を印加する分極方法。
3.9
渦電流式導電率計
  金属の導電率が,近接する交流磁場によって生じる金属中の渦電流の大きさ及び分布と相関があること
を利用して,導電率を測定する装置。

4 名称及び種類の記号

  棒の名称,種類の記号,製法及び製法記号は,表1による。表1の製法記号を付与した種類の記号の後
に質別を示す記号を付けて,製品記号とする(表3表5参照)。
  なお,質別を示す記号は,JIS H 0500による。
                                  表1−棒の名称及び種類の記号
     名称    種類の記号  製法   製法  製法記号を付与した          特色及び用途例
                                   記号     種類の記号                  (参考)
 無酸素銅    C 1020 B    押出    E   C 1020 BE a)      導電性·熱伝導性·展延性に優れ,溶接性·
                           引抜    D   C 1020 BD a), b)  耐食性·耐候性がよい。還元性雰囲気中で
                           鍛造    F   C 1020 BF a)      高温に加熱しても水素ぜい化を起こすお
                                                            それがない。
                                                            電気用,化学工業用などに用いる。
 タフピッチ銅 C 1100 B    押出    E   C 1100 BE a)      導電性·熱伝導性に優れ,展延性·耐食性·
                           引抜    D   C 1100 BD a), b)  耐候性がよい。
                           鍛造    F   C 1100 BF a)      電気用,化学工業用などに用いる。
 りん脱酸銅  C 1201 B    押出    E   C 1201 BE         展延性·溶接性·耐食性·耐候性·熱伝導
                           引抜    D   C 1201 BD b)      性がよい。C 1220 Bは,還元性雰囲気中
              C 1220 B    押出    E   C 1220 BE         で高温に加熱しても,水素ぜい化を起こす
                           引抜    D   C 1220 BD b)      おそれがない。C 1201 Bは,C 1220 Bよ
                                                            り導電性がよい。
                                                            電気用,化学工業用などに用いる。
 黄銅        C 2600 B    押出    E   C 2600 BE a)      冷間鍛造性·転造性がよい。
                           引抜    D   C 2600 BD a), c)  機械部品,電気用などに用いる。
              C 2700 B    押出    E   C 2700 BE a)
                           引抜    D   C 2700 BD a), c)
              C 2800 B    押出    E   C 2800 BE a)      熱間加工性がよい。
                           引抜    D   C 2800 BD a), c)  機械部品,電気用などに用いる。
 耐脱亜鉛腐食 C 3531 B    押出    E   C 3531 BE         被削性·耐脱亜鉛腐食性に優れ,展延性も
 快削黄銅                 引抜    D   C 3531 BD c)      よい。
                                                            バルブ,水栓金具,継手,弁棒などに用い
                                                            る。

――――― [JIS H 3250 pdf 5] ―――――

           4
H 3250 : 2021
                              表1−棒の名称及び種類の記号(続き)
     名称    種類の記号  製法   製法  製法記号を付与した          特色及び用途例
                                   記号     種類の記号                  (参考)
 快削黄銅    C 3601 B    引抜    D   C 3601 BD c)      被削性に優れる。C 3601 B及びC 3602 B
              C 3602 B    押出    E   C 3602 BE         は,展延性もよい。
                           引抜    D   C 3602 BD c)      ボルト,ナット,小ねじ,スピンドル,歯
                           鍛造    F   C 3602 BF         車,バルブ,ライター,時計,カメラなど
              C 3603 B    引抜    D   C 3603 BD c)      に用いる。
              C 3604 B    押出    E   C 3604 BE
                           引抜    D   C 3604 BD c), d)
                           鍛造    F   C 3604 BF
              C 3605 B    押出    E   C 3605 BE
                           引抜    D   C 3605 BD c)
 鍛造用黄銅  C 3712 B    押出    E   C 3712 BE         熱間鍛造性がよく,精密鍛造に適する。
                           引抜    D   C 3712 BD c)      機械部品などに用いる。
                           鍛造    F   C 3712 BF
              C 3771 B    押出    E   C 3771 BE         熱間鍛造性及び被削性がよい。
                           引抜    D   C 3771 BD c), d)  バルブ,機械部品などに用いる。
                           鍛造    F   C 3771 BF
 ネーバル黄銅 C 4622 B    押出    E   C 4622 BE         耐食性(特に耐海水性)がよい。
                           引抜    D   C 4622 BD c)      船舶用部品,シャフトなどに用いる。
                           鍛造    F   C 4622 BF
              C 4641 B    押出    E   C 4641 BE
                           引抜    D   C 4641 BD c)
                           鍛造    F   C 4641 BF
 アルミニウム C 6161 B    押出    E   C 6161 BE         強度が高く,耐摩耗性·耐食性がよい。
 青銅                     鍛造    F   C 6161 BF         車両用,機械用,化学工業用,船舶用など
              C 6191 B    押出    E   C 6191 BE         のギヤーピニオン,シャフト,ブッシュな
                           鍛造    F   C 6191 BF         どに用いる。
              C 6241 B    押出    E   C 6241 BE
                           鍛造    F   C 6241 BF
 高力黄銅    C 6782 B    押出    E   C 6782 BE         強度が高く,熱間鍛造性·耐食性がよい。
                           引抜    D   C 6782 BD c)      船舶用プロペラ軸,ポンプ軸などに用い
                           鍛造    F   C 6782 BF         る。
              C 6783 B    押出    E   C 6783 BE
                           引抜    D   C 6783 BD c)
 ビスマス系鉛 C 6801 B    押出    E   C 6801 BE e)      被削性·熱間鍛造性に優れ,展延性もよい。
 レス·カドミ             引抜    D   C 6801 BD c), e)  ボルト,ナット,小ねじ,スピンドル,歯
 ウムレス快削 C 6802 B    押出    E   C 6802 BE e)      車,バルブ,ライター,時計,カメラなど
 黄銅                     引抜    D   C 6802 BD c), e)  に用いる。
                           鍛造    F   C 6802 BF e)
              C 6803 B    押出    E   C 6803 BE e)
                           引抜    D   C 6803 BD c), e)
              C 6804 B    押出    E   C 6804 BE e)
                           引抜    D   C 6804 BD c), e)

――――― [JIS H 3250 pdf 6] ―――――

                                                                                             5
                                                                                   H 3250 : 2021
                              表1−棒の名称及び種類の記号(続き)
     名称    種類の記号  製法   製法  製法記号を付与した          特色及び用途例
                                   記号     種類の記号                  (参考)
 鉛レス·カド C 6810 B    押出    E   C 6810 BE e)      被削性·熱間鍛造性に優れ,展延性もよい。
 ミウムレス快             引抜    D   C 6810 BD c), e)  ボルト,ナット,小ねじ,スピンドル,歯
 削黄銅      C 6820 B    押出    E   C 6820 BE         車,バルブなどに用いる。
                           引抜    D   C 6820 BD c)
 けい素系鉛レ C 6931 B    押出    E   C 6931 BE e)      強度が高く,被削性·熱間鍛造性に優れる。
 ス·カドミウ             引抜    D   C 6931 BD c), e)  ボルト,ナット,小ねじ,スピンドル,歯
 ムレス快削黄 C 6932 B    押出    E   C 6932 BE e)      車,バルブ,ライター,時計,カメラなど
 銅                      引抜    D    C 6932 BD c), e)  に用いる。
 注a) 導電用の棒は,C 1020 B,C 1100 B,C 2600 B,C 2700 B又はC 2800 Bを使用し,その製品記号は,製法記
      号を付与した種類の記号の後にCを付ける(例参照)。
        例 C 1020 BEC
    b) 圧力容器用に使用するC 1020 BD,C 1100 BD,C 1201 BD及びC 1220 BDを圧力容器に使用する場合の製品
      記号は,製法記号を付与した種類の記号の後にVを付ける(例参照)。
        例 C 1020 BDV
    c) 径の許容差が特殊級である引抜棒の製品記号は,製法記号を付与した種類の記号の後にSを付ける。ただし,
      C 2600 BD,C 2700 BD及びC 2800 BDの導電用の棒の製品記号は,Cを付けた後にSを付ける(例参照)。
        例 C 3604 BDS,C 2600 BDCS
    d) フレアナット用のC 3604 BD及びC 3771 BDの製品記号は,製法記号を付与した種類の記号の後にNを付け
      る(例参照)。
        例 C 3604 BDN
    e)    6801 B,C 6802 B,C 6803 B,C 6804 B,C 6810 B,C 6931 B及びC 6932 Bの耐脱亜鉛腐食用の棒の製品記
      号は,製法記号を付与した種類の記号の後にRDを付ける(例参照)。
        例 C 6801 BDRD

5 品質

5.1 外観

  棒の外観は,仕上げが良好かつ均一で,使用上有害な欠陥があってはならない。特に要求がある場合は,
欠陥の基準は受渡当事者間の協定による。

5.2 化学成分

  棒は,7.1によって試験を行い,その化学成分は表2による。

――――― [JIS H 3250 pdf 7] ―――――

   6
    H 3250 : 2021
                                                                                                                                              H3
                                                                                                                                                  2
                                                               表2−棒の化学成分
                                                                                                                                                 25
                                                                                                                                    単位 %
                                                                                                                                                   0 : 2
     種類の    Cu        Pb       Fe       Sn    Zn      Al       Mn        Ni      As       P      Si   Sb    Bi    Cd   Se
                                                                                                                                                       0
      記号
                                                                                                                                                        21
    C 1020 B 99.96以上    −       −       −    −      −       −        −      −      −      −   −    −    −   −
    C 1100 B 99.90以上    −       −       −    −      −       −        −      −      −      −   −    −    −   −
    C 1201 B 99.90以上    −       −       −    −      −       −        −      −    0.004     −   −    −    −   −
                                                                                                     0.014
    C 1220 B 99.90以上    −       −       −    −      −       −        −      −    0.015     −   −    −    −   −
                                                                                                     0.040
    C 2600 B 68.571.5  0.05以下 0.05以下    −   残部a) 0.02以下 0.02以下  0.02以下   −      −      −   −    −    −   −
    C 2700 B 63.067.0  0.05以下 0.05以下    −   残部a) 0.02以下 0.02以下  0.02以下   −      −      −   −    −    −   −
    C 2800 B 59.063.0  0.10以下 0.07以下    −   残部a) 0.03以下 0.03以下  0.05以下   −      −      −   −    −    −   −
                                                               b)                  b)                b)     b)    b)
    C 3531 B 59.064.0 1.004.00 0.80以下    2.30以下 残部a)             −                 −                            −    −   −
                                               c)
    C 3601 B 59.063.0 1.803.70 0.30以下 c)          残部a)   −       −     0.20以下 0.02以下   −      −   −    −    −   −
                                               d)
    C 3602 B 59.063.0 1.803.70 0.50以下 d)          残部a)   −       −     0.20以下 0.02以下   −      −   −    −    −   −
                                               e)
    C 3603 B 57.061.0 1.803.70 0.35以下 e)          残部a)   −       −     0.20以下 0.02以下   −      −   −    −    −   −
                                               d)
    C 3604 B 57.061.0 1.803.70 0.50以下 d)          残部a)   −       −     0.20以下 0.02以下   −      −   −    −    −   −
                                               d)
    C 3605 B 56.060.0 3.504.50 0.50以下 d)          残部a)   −       −     0.20以下 0.02以下   −      −   −    −    −   −
                                     d)       d)
    C 3712 B 58.062.0 0.251.20                      残部a)   −       −     0.20以下 0.02以下   −      −   −    −    −   −
                                     f)       f)
    C 3771 B 57.061.0 1.002.50                      残部a)   −       −     0.20以下 0.02以下   −      −   −    −    −   −
    C 4622 B 61.064.0  0.30以下 0.20以下 0.701.50 残部a)    −       −        −      −      −      −   −    −    −   −
    C 4641 B 59.062.0  0.50以下 0.20以下 0.501.00 残部a)    −       −        −      −      −      −   −    −    −   −
    C 6161 B 83.090.0 g) 0.02以下 2.004.00 g) −    −  7.0010.0 g) 0.502.00 g) 0.502.00 g)
                                                                                             −      −      −   −    −    −   −
    C 6191 B 81.088.0 g)  −   3.005.00 g)  −    −  8.5011.0 g) 0.502.00 g) 0.502.00 g)
                                                                                             −      −      −   −    −    −   −
    C 6241 B 80.087.0 g)  −   3.005.00 g)  −     − 9.0012.0 g) 0.502.00 g) 0.502.00 g)
                                                                                             −      −      −   −    −    −   −
    C 6782 B 56.060.5  0.50以下 0.101.00     −   残部a) 0.202.00 0.502.50      −      −      −      −   −    −    −   −
    C 6783 B 55.059.0  0.50以下 0.201.50     −   残部a) 0.202.00 1.003.00      −      −      −      −   −    −    −   −
    C 6801 B 57.064.0  0.01以下 0.50以下 0.102.50 残部a)    −       −        −      −    0.20以下  −   − 0.504.00 0.007 5 −
                                                                                                                                  以下

――――― [JIS H 3250 pdf 8] ―――――

                                                                                                                                          7
                                                                                                                                H 3250 : 2021
                                                           表2−棒の化学成分(続き)
                                                                                                                                    単位 %
     種類の    Cu        Pb       Fe       Sn    Zn      Al       Mn        Ni      As       P      Si   Sb    Bi    Cd   Se
      記号
    C 6802 B 57.064.0  0.09以下 0.70以下 0.103.00 残部a)    −       −        −      −    0.20以下  −   − 0.504.00 0.007 5 −
                                                                                                                                  以下
                                                               h)                  h)                               h) 0.504.00 0.007 5h)
    C 6803 B 57.064.0  0.01以下 0.50以下 0.102.50 残部a)              −                 −    0.20以下  −
                                                                                                                                   以下
                                                               h)                  h)                               h) 0.504.00 0.007 5h)
    C 6804 B 57.064.0  0.09以下 0.70以下 0.103.00 残部a)              −                 −    0.20以下  −
                                                                                                                                   以下
                                                               i)                  i)                               i)                i)
    C 6810 B 58.064.0  0.25以下 0.20以下 0.502.50 残部a)              −                 −   0.030.20   −          −   0.007 5
                                                                                                                                   以下
    C 6820 B 57.059.0  0.20以下 0.30以下 0.30以下 残部a)   −       −        −      −      −      −   −    −   0.007 5−
                                                                                                                                   以下
    C 6931 B 74.079.0  0.09以下 0.10以下 0.250.70 残部a)    −    0.10以下  0.20以下   −   0.040.15 2.63.4 − 0.05以下 0.007 5  −
                                                                                                                                  以下
    C 6932 B 74.078.0  0.09以下 0.10以下 0.24以下 残部a)   −    0.10以下  0.20以下   −   0.050.20 2.73.4 − 0.05以下 0.007 5  −
                                                                                                                                  以下
     注a) 表中で成分値を規定する元素以外を残部とし,残部は分析しない。
            なお,残部にはZn以外の分析しない元素が含まれる。
       b) 製造業者は,P,Ni,Al,Si及びSbのうち少なくとも1種以上を添加し,それらの合計は,0.01 %1.90 %とする。
       c)   e+Sn=0.50 %以下とする。
       d)   e+Sn=0.80 %以下とする。
       e)   e+Sn=0.60 %以下とする。
       f)   e+Sn=1.00 %以下とする。
       g)   u+Fe+Al+Mn+Ni=99.5 %以上とする。
       h) 製造業者は,Se,Al,Sb及びNiのうち少なくとも1種以上を添加し,それらの合計は,0.02 %0.60 %とする。
       i) 製造業者は,Se,Al,Sb及びNiのうち少なくとも1種以上を添加し,それらの合計は,0.01 %1.80 %とする。
                                                                                                                                              H3 250 : 2021
                                                                                                                                                  2

――――― [JIS H 3250 pdf 9] ―――――

           8
H 3250 : 2021

5.3 機械的性質

  棒は,7.2及び7.3によって試験を行い,その機械的性質は,表3による。
                                      表3−棒の機械的性質
 種類の  質別   製品記号    径又は最小対辺距離       引張試験              硬さ試験
  記号                               mm          引張   耐力a) 伸びa) ビッカース  ブリネル
                                                  強さa)                  硬さa)     硬さa)
                                                  N/mm2  N/mm2    %      HV     HBW10/3 000
C 1020 B  F  C 1020 BE-F b) 6.0以上          195以上   −   25以上    −         −
C 1100 B      C 1100 BE-F b)
C 1201 B      C 1201 BE-F
C 1220 B      C 1220 BE-F
               C 1020 BF-F b) 100以上
               C 1100 BF-F b)
           O  C 1020 BD-O b) 2.0以上 6.0未満 195以上    −   25以上    −         −
               C 1100 BD-O b) 6.0以上 110以下  195以上   −   30以上    −         −
               C 1201 BD-O
               C 1220 BD-O
               C 1020 BDV-O   6.0以上 110以下  195以上   70   30以上    −         −
               C 1100 BDV-O                               以上
               C 1201 BDV-O
               C 1220 BDV-O
          1/2H C 1020 BD-1/2H b)
                               2.0以上 6.0未満 245以上    −   10以上    −         −
               C 1100 BD-1/2H b)
                               6.0以上 25以下   245以上   −   15以上    −         −
               C 1201 BD-1/2H 25を超え 50以下  225以上   −   20以上    −         −
               C 1220 BD-1/2H 50を超え 75以下  215以上   −   25以上    −         −
                               75を超え 110以下 205以上   −   30以上    −         −
           H  C 1020 BD-H b) 2.0以上 25以下   275以上   −     −      −         −
               C 1100 BD-H b) 25を超え 50以下  245以上   −     −      −         −
               C 1201 BD-H    50を超え 75以下  225以上   −     −      −         −
               C 1220 BD-H    75を超え 110以下 215以上   −     −      −         −
C 2600 B  F  C 2600 BE-F b) 6.0以上          275以上   −   35以上    −         −
           O  C 2600 BD-O b) 2.0以上 6.0未満 275以上    −   20以上    −         −
                                6.0以上 75以下  275以上   −   45以上    −         −
          1/2H C 2600 BD-1/2H b) 2.0以上 6.0未満 355以上  −   10以上    −         −
                               6.0以上 50以下   355以上   −   20以上    −         −
           H  C 2600 BD-H b) 2.0以上 20以下   410以上   −     −      −         −
C 2700 B  F  C 2700 BE-F b) 6.0以上          295以上   −   30以上    −         −
           O  C 2700 BD-O b) 2.0以上 6.0未満 295以上    −   20以上    −         −
                                6.0以上 75以下  295以上   −   40以上    −         −
          1/2H C 2700 BD-1/2H b) 2.0以上 6.0未満 355以上  −   10以上    −         −
                               6.0以上 50以下   355以上   −   20以上    −         −
           H  C 2700 BD-H b) 2.0以上 20以下   410以上   −     −      −         −

――――― [JIS H 3250 pdf 10] ―――――

                                                                                             9
                                                                                   H 3250 : 2021
                                  表3−棒の機械的性質(続き)
 種類の  質別   製品記号    径又は最小対辺距離       引張試験              硬さ試験
  記号                               mm          引張   耐力a) 伸びa) ビッカース  ブリネル
                                                  強さa)                  硬さa)     硬さa)
                                                  N/mm2  N/mm2    %      HV     HBW10/3 000
C 2800 B  F  C 2800 BE-F b) 6.0以上          315以上   −   25以上    −         −
           O  C 2800 BD-O b) 2.0以上 6.0未満 315以上    −   20以上    −         −
                                6.0以上 75以下  315以上   −   35以上    −         −
          1/2H C 2800 BD-1/2H b) 2.0以上 6.0未満 375以上  −   10以上    −         −
                               6.0以上 50以下   375以上   −   15以上    −         −
           H  C 2800 BD-H b) 2.0以上 20以下   450以上   −     −      −         −
C 3531 B c)   F  C 3531 BE-F    6.0以上          315以上   −   5以上   75以上       −
               C 3531 BD-F    2.0以上 110以下
C 3601 B c)   O  C 3601 BD-O    1.0以上 6.0未満 295以上    −   15以上    −         −
                               6.0以上 75以下   295以上   −   25以上    −         −
          1/2H C 3601 BD-1/2H 1.0以上 50以下   345以上   −     −    95以上       −
           H  C 3601 BD-H    1.0以上 50以下   450以上   −     −   130以上       −
C 3602 B c)   F  C 3602 BE-F    6.0以上          315以上   −     −    75以上       −
               C 3602 BD-F    1.0以上 110以下
               C 3602 BF-F   100以上
C 3603 B c)   O  C 3603 BD-O    1.0以上 6.0未満 315以上    −   15以上    −         −
                               6.0以上 75以下   315以上   −   20以上    −         −
          1/2H C 3603 BD-1/2H 1.0以上 50以下   365以上   −     −   100以上       −
           H  C 3603 BD-H    1.0以上 50以下   450以上   −     −   130以上       −
C 3604 B  F  C 3604 BE-F c) 6.0以上          335以上   −     −    80以上       −
               C 3604 BD-F c) 1.0以上 110以下
               C 3604 BF-F c) 100以上
           SR C 3604 BDN-SR d) 17,22,24,26,27,
                                                  335以上  −   15以上  70以上       −
                               29,36                                    120以下
C 3605 B c)   F  C 3605 BE-F    6.0以上          335以上   −     −    80以上       −
               C 3605 BD-F    1.0以上 110以下
C 3712 B  F  C 3712 BE-F    6.0以上          315以上   −   15以上    −         −
C 3771 B      C 3771 BE-F
               C 3712 BD-F    4.0以上
               C 3771 BD-F
               C 3712 BF-F    100以上
               C 3771 BF-F
           SR C 3771 BDN-SR d) 17,22,24,26,27,
                                                  315以上  −   15以上  70以上       −
                               29,36                                    120以下
C 4622 B  F  C 4622 BE-F    6.0以上          345以上   −   20以上    −         −
               C 4622 BD-F    6.0以上 110以下  365以上   −   20以上    −         −
               C 4622 BF-F   100以上           345以上   −   20以上    −         −
C 4641 B  F  C 4641 BE-F    6.0以上          345以上   −   20以上    −         −
               C 4641 BD-F    2.0以上 6.0未満 375以上    −   10以上    −         −
                               6.0以上 110以下  375以上   −   20以上    −         −
               C 4641 BF-F   100以上           345以上   −   20以上    −         −

――――― [JIS H 3250 pdf 11] ―――――

           10
H 3250 : 2021
                                  表3−棒の機械的性質(続き)
 種類の  質別   製品記号    径又は最小対辺距離       引張試験              硬さ試験
  記号                               mm          引張   耐力a) 伸びa) ビッカース  ブリネル
                                                  強さa)                  硬さa)     硬さa)
                                                  N/mm2  N/mm2    %      HV     HBW10/3 000
C 6161 B  F  C 6161 BE-F    6.0以上 50以下   590以上   −   25以上    −      130以上
               C 6161 BF-F    6.0以上 270以下
C 6191 B  F  C 6191 BE-F    6.0以上 120以下  685以上   −   15以上    −      170以上
               C 6191 BF-F    6.0以上 270以下
C 6241 B  F  C 6241 BE-F    6.0以上 80以下   685以上   −   10以上    −      210以上
               C 6241 BF-F    6.0以上 100以下
C 6782 B  F  C 6782 BE-F    6.0以上 50以下   460以上   −   20以上    −         −
                               50を超え         400以上   −   20以上    −         −
               C 6782 BD-F    2.0以上 6.0未満 490以上    −   5以上     −         −
                               6.0以上 110以下  490以上   −   15以上    −         −
               C 6782 BF-F   100以上           460以上   −   20以上    −         −
C 6783 B  F  C 6783 BE-F    6.0以上 50以下   510以上   −   15以上    −         −
               C 6783 BD-F    6.0以上 50以下   540以上   −   12以上    −         −
C 6801 B c)   F  C 6801 BE-F    6.0以上          315以上   −   5以上   75以上       −
C 6802 B c)   C 6802 BE-F
C 6803 B c)   C 6803 BE-F
C 6804 B c)   C 6804 BE-F
               C 6801 BD-F    1.0以上 110以下
               C 6802 BD-F
               C 6803 BD-F
               C 6804 BD-F
               C 6802 BF-F   100以上
C 6810 B  F  C 6810 BE-F    8.0以上 110以下  335以上   −   15以上    −         −
               C 6810 BD-F    6.0以上 75以下
C 6820 B  F  C 6820 BE-F    8.0以上 110以下  315以上   −   15以上    −         −
               C 6820 BD-F    6.0以上 80以下   360以上   −   15以上    −         −
          1/2H C 6820 BD-1/2H 2.0以上 40以下   430以上   −   6以上     −         −
C 6931 B c)   F  C 6931 BE-F    6.0以上          450以上   −   5以上   110以上      −
C 6932 B c)   C 6932 BE-F
              C 6931 BD-F     1.0以上 110以下
              C 6932 BD-F
注記 1 N/mm2=1 MPa
注a) 数値は,JIS Z 8401の規則Bによって整数値に丸める。
  b) 導電用棒にも適用する。これに該当する製品記号については,表4及び表5参照。
  c)    3531 B,C 3601 B,C 3602 B,C 3603 B,C 3605 B,C 6801 B,C 6802 B,C 6803 B,C 6804 B,C 6931 B及び
     C 6932 B並びにC 3604 BE-F,C 3604 BD-F及びC 3604 BF-Fは,引張試験又は硬さ試験のうち,いずれか一方
     だけを適用する。
  d)    3604 BDN-SR及びC 3771 BDN-SRの最小対辺距離は,JIS B 8607参照。

5.4 導電率及び体積抵抗率

  導電用に使用する棒は,7.4によって試験を行い,その導電率及び体積抵抗率は,それぞれ表4及び表5
による。ただし,導電率試験及び体積抵抗率試験は,注文者の要求がある場合に適用する。

――――― [JIS H 3250 pdf 12] ―――――

                                                                                            11
                                                                                   H 3250 : 2021
                                     表4−導電用棒の導電率
                                                          単位 %IACS a)
                         種類の記号 質別    製品記号       導電率b)
                         C 1020 B   F  C 1020 BEC-F       100以上
                         C 1100 B       C 1100 BEC-F
                                         C 1020 BFC-F
                                         C 1100 BFC-F
                                     O  C 1020 BDC-O       100以上
                                         C 1100 BDC-O
                                    1/2H C 1020 BDC-1/2H     98以上
                                          C 1100 BDC-1/2H
                                     H   C 1020 BDC-H        97以上
                                          C 1100 BDC-H
                         注a)   ACSとは,国際的に採択された焼鈍標準軟銅のこ
                              とで,その導電率を100 %IACSと規定している。
                           b) 数値は,JIS Z 8401の規則Bによって整数値に丸め
                              る。
                                   表5−導電用棒の体積抵抗率
                                                           単位 μΩ·cm
                         種類の記号 質別     製品記号    体積抵抗率a)
                                                                  0.7
                         C 2600 B    F  C 2600 BEC-F       6.3+
                                                                −0.3
                                      O  C 2600 BDC-O
                                    1/2H C 2600 BDC-1/2H
                                      H  C 2600 BDC-H
                                                                  0.7
                         C 2700 B    F  C 2700 BEC-F       6.5+
                                                                − 0.3
                                      O  C 2700 BDC-O
                                    1/2H C 2700 BDC-1/2H
                                      H  C 2700 BDC-H
                                                                  0.7
                         C 2800 B    F  C 2800 BEC-F       6.4+
                                                                −0.3
                                      O  C 2800 BDC-O
                                    1/2H C 2800 BDC-1/2H
                                      H  C 2800 BDC-H
                         注a) 数値は,JIS Z 8401の規則Bによって小数点以下1
                              桁に丸める。

5.5 時期割れ性

  引抜棒(製法記号D)は,7.5によって試験を行い,表面に割れを生じてはならない。ただし,質別O
の引抜棒及びフレアナット用引抜棒(C 3604 BDN-SR及びC 3771 BDN-SR)並びにC 1020 B,C 1100 B,
C 1201 B,C 1220 B,C 6161 B,C 6191 B及びC 6241 Bの引抜棒には,時期割れ性を適用しない。

5.6 水素ぜい性

  C 1020 Bは,7.6によって試験を行い,結晶粒界に水素ぜい化特有の多数の気泡又は粒界分離を示す組
織が生じてはならない。C 1201 Bは,注文者の要求がある場合に7.6によって試験を行い,結晶粒界に水
素ぜい化特有の多数の気泡又は粒界分離を示す組織が生じてはならない。

――――― [JIS H 3250 pdf 13] ―――――

           12
H 3250 : 2021

5.7 脱亜鉛腐食性

  C 3531 B並びにC 6801 B,C 6802 B,C 6803 B,C 6804 B,C 6810 B,C 6931 B及びC 6932 Bを耐脱亜
鉛腐食用に用いる場合の脱亜鉛腐食性は,7.7によって試験を行い,表6に規定するいずれか一つの評価
判定基準値を満足しなければならない。
  なお,試験方法及び適用する評価判定基準は,受渡当事者間の協定による。
                                表6−脱亜鉛腐食性の評価判定基準
                                                                    単位 μm
                    試験方法名称      試験方法          評価判定基準a)
                                  附属書Aによる。
                   浸せき(漬)試験                最大脱亜鉛深さ200以下
                   方法
                   電気化学的方法 附属書Bによる。  1種 : 最大侵食深さ70以下
                                                    2種 : 最大侵食深さ100以下
                                                     3種 : 最大侵食深さ150以下
                   注a) 数値は,JIS Z 8401の規則Bによって整数値に丸める。

6 寸法及びその許容差

6.1 寸法

  棒の代表寸法を,参考として表C.1及び表C.2に示す。寸法を表示する場合には,小数点以下がゼロで
あれば小数点以下を省略し,整数で表してもよい。

6.2 寸法の許容差

  棒の寸法の許容差は,次による。
a) 径又は対辺距離の許容差 棒の径又は対辺距離の許容差は,表7表10による。
      なお,径とは,丸形では棒の直径をいい,R付き正六角形では,R部に接する外接円の直径をいう。

――――― [JIS H 3250 pdf 14] ―――――

                                                                                            13
                                                                                   H 3250 : 2021
                    表7−フレアナット用以外の引抜棒の径又は対辺距離の許容差
                                                                                単位 mm
           径又は対辺距離                       径又は対辺距離の許容差
                                            丸形                        正六角形
                                  普通級           特殊級               正方形
                                                                          長方形a)
                                                                      R付き正六角形b)
          1以上   3以下          ±0.03            0                  ±0.05
                                                    −0.03
          3を超え 6以下           ±0.04            0                  ±0.06
                                                    −0.04
          6を超え 10以下          ±0.04            0                  ±0.08
                                                    −0.05
          10を超え 20以下         ±0.06            0                  ±0.11
                                                    −0.07
          20を超え 35以下         ±0.08            0                  ±0.18
                                                    −0.08
          35を超え 50以下         ±0.10            0                  ±0.25
                                                    −0.12
         50を超え               ±0.3 % c)          −                ±0.6 % c)
       注a) 長方形の許容差は,短辺及び長辺について適用する。
         b)   付き正六角形の許容差は,R部に接する外接円の径及び対辺距離に適用する。
         c) 百分率表示は,径又は対辺距離に対する割合をいう。
                          表8−フレアナット用引抜棒の対辺距離の許容差
                                                            単位 mm
                                 対辺距離              許容差
                                    17                   0
                                                        −0.11
                            22,24,26,27,29           0
                                                        −0.18
                                    36                   0
                                                        −0.25
                            この表は,C 3604 BDN-SR及びC 3771 BDN-SRに
                          適用する。

――――― [JIS H 3250 pdf 15] ―――――

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JIS H 3250:2021の国際規格 ICS 分類一覧

JIS H 3250:2021の関連規格と引用規格一覧

規格番号
規格名称
JISH0321:1973
非鉄金属材料の検査通則
JISH0500:1998
伸銅品用語
JISH0505:1975
非鉄金属材料の体積抵抗率及び導電率測定方法
JISH1012:2001
銅及び銅合金の分析方法通則
JISH1051:2013
銅及び銅合金中の銅定量方法
JISH1052:2010
銅及び銅合金中のすず定量方法
JISH1053:2009
銅及び銅合金中の鉛定量方法
JISH1054:2002
銅及び銅合金中の鉄定量方法
JISH1055:2003
銅及び銅合金中のマンガン定量方法
JISH1056:2003
銅及び銅合金中のニッケル定量方法
JISH1057:1999
銅及び銅合金中のアルミニウム定量方法
JISH1058:2013
銅及び銅合金中のりん定量方法
JISH1059:2015
銅及び銅合金中のひ素定量方法
JISH1061:2006
銅及び銅合金中のけい素定量方法
JISH1065:2006
銅及び銅合金中のセレン定量方法
JISH1068:2005
銅及び銅合金中のビスマス定量方法
JISH1069:2006
銅及び銅合金中のカドミウム定量方法
JISH1072:1999
銅及び銅合金中のアンチモン定量方法
JISH1292:2018
銅合金の蛍光X線分析方法
JISK0116:2014
発光分光分析通則
JISK8085:2006
アンモニア水(試薬)
JISK8085:2021
アンモニア水(試薬)
JISK8150:2006
塩化ナトリウム(試薬)
JISK8622:2007
炭酸水素ナトリウム(試薬)
JISR6253:2006
耐水研磨紙
JISZ2241:2011
金属材料引張試験方法
JISZ2243-1:2018
ブリネル硬さ試験―第1部:試験方法
JISZ2243-2:2018
ブリネル硬さ試験―第2部:硬さ値表
JISZ2244-1:2020
ビッカース硬さ試験―第1部:試験方法
JISZ2244-2:2020
ビッカース硬さ試験―第2部:硬さ値表
JISZ8401:2019
数値の丸め方

用語・略語,ポリマー・配合剤の試験方法(ポリマー/カーボンブラック/配合剤),ポリマー・配合剤の試験方法(化学試験),ポリマー・配合剤の試験方法(物理試験)

価格 13,090円(税込)本体価格:11,900円

発売年月日:2020-07-31

JIS HB 28-1 ゴム・エラストマー I 2020

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